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番外編
ep153 商いの猫娘④
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コーロにぃとユイねぇが不思議そうにステージを見つめる中、ウチが高らかに声を上げる!
「ほな、行くでぇ!イッツ・ショー・タイム!!」
ほんだら一匹の猫が一匹の猫の上に乗って四つ足で立つ。
まずは二階建てのネコバスってところやな。
もちろんこんなもんやないで!
また一匹、また一匹と、次々と猫達が乗っていく!
そして...
「おぉ!こ、これは......」
「す、すごい...」
驚愕するコーロにぃとユイねぇ。
遂に天井まで届くに至った猫達!
「どや!これがキャットタワーや!こっからさらに行くで!せーのっ!」
ウチの掛け声とともに、今度はキャットタワーが斜めに倒れ始める!
「お、おい!」
「大丈夫なの!?」
心配するコーロにぃとユイねぇをよそに、キャットタワーは壁に向かってバーンと倒れた!
と思いきや...
「おぉ!」
「ええ??」
猫達は倒れ様、下の猫は上の猫を、上の猫はさらに上の猫をと、肩車を重ねて鎖のようにタワーを繋げる!
ほんで鞭のようにしなって倒れたタワー頂上の猫がガシッと壁にしがみ付き...完成や!
「これがキャットブリッジや!!さらに...!」
一匹の猫が、キャットブリッジの上をトコトコと歩いていく。
「どや!これがキャットウォークや!!」
ウチは超ドヤ顔でコーロにぃとユイねぇに見栄を切った!
「ほ、本当にすごいわね......」
ひたすら驚くユイねぇ。
「なんだかキャットタワーとかキャットウォークとか、意味が違ってる気がするが......」
なんやようわからんこと言いよるコーロにぃ。
これでいよいよ、次がラストキャットや!
「ほんだら次、最後のヤツ、行くで!」
バラララララッとタワーが崩れると、猫達は皆ステージに集まった。茶トラ親父もおるで!
こっからはもう説明できひん!
とりあえず、何匹かの猫達が二手に分かれてそれぞれ小さいキャットタワーを作る。
次にその二つのキャットタワーを脚にして、胴体となる部分を猫達が重なり合って造る。
この胴となる部分の一番下に茶トラ親父や!
次は、腕となるよう胴の左右にそれぞれ数匹繋がった猫達がぶら下がる。
ほんで最後に首となり顔となり頭となる部分に数匹ほど猫が重なって......完成や!
デデーーーーン!!
「どや!これが、巨大猫型ロボット:ニャンダムや!!」
「おぉ!これが......ニャンライズ制作、機動戦士ニャンダムか!!」
やけに感動するコーロにぃ。
「な、なんなのこれ......」
理解が追いつかないユイねぇ。
「......お、おい!ここバランス取るのムズカシーしすげえキツいぞ!?」
茶トラ親父がプルプル震えながら言った。
「なんや?もうちっと頑張りーや」
「だ、だめだ......もうやべえ」
「おい茶トラ親父!もう少しぐらい...」
「もうギブだぁ!!!」
ニャニャニャニャニャベーーーーン
巨大猫型ロボットはあえなく崩壊した!
「ほな、行くでぇ!イッツ・ショー・タイム!!」
ほんだら一匹の猫が一匹の猫の上に乗って四つ足で立つ。
まずは二階建てのネコバスってところやな。
もちろんこんなもんやないで!
また一匹、また一匹と、次々と猫達が乗っていく!
そして...
「おぉ!こ、これは......」
「す、すごい...」
驚愕するコーロにぃとユイねぇ。
遂に天井まで届くに至った猫達!
「どや!これがキャットタワーや!こっからさらに行くで!せーのっ!」
ウチの掛け声とともに、今度はキャットタワーが斜めに倒れ始める!
「お、おい!」
「大丈夫なの!?」
心配するコーロにぃとユイねぇをよそに、キャットタワーは壁に向かってバーンと倒れた!
と思いきや...
「おぉ!」
「ええ??」
猫達は倒れ様、下の猫は上の猫を、上の猫はさらに上の猫をと、肩車を重ねて鎖のようにタワーを繋げる!
ほんで鞭のようにしなって倒れたタワー頂上の猫がガシッと壁にしがみ付き...完成や!
「これがキャットブリッジや!!さらに...!」
一匹の猫が、キャットブリッジの上をトコトコと歩いていく。
「どや!これがキャットウォークや!!」
ウチは超ドヤ顔でコーロにぃとユイねぇに見栄を切った!
「ほ、本当にすごいわね......」
ひたすら驚くユイねぇ。
「なんだかキャットタワーとかキャットウォークとか、意味が違ってる気がするが......」
なんやようわからんこと言いよるコーロにぃ。
これでいよいよ、次がラストキャットや!
「ほんだら次、最後のヤツ、行くで!」
バラララララッとタワーが崩れると、猫達は皆ステージに集まった。茶トラ親父もおるで!
こっからはもう説明できひん!
とりあえず、何匹かの猫達が二手に分かれてそれぞれ小さいキャットタワーを作る。
次にその二つのキャットタワーを脚にして、胴体となる部分を猫達が重なり合って造る。
この胴となる部分の一番下に茶トラ親父や!
次は、腕となるよう胴の左右にそれぞれ数匹繋がった猫達がぶら下がる。
ほんで最後に首となり顔となり頭となる部分に数匹ほど猫が重なって......完成や!
デデーーーーン!!
「どや!これが、巨大猫型ロボット:ニャンダムや!!」
「おぉ!これが......ニャンライズ制作、機動戦士ニャンダムか!!」
やけに感動するコーロにぃ。
「な、なんなのこれ......」
理解が追いつかないユイねぇ。
「......お、おい!ここバランス取るのムズカシーしすげえキツいぞ!?」
茶トラ親父がプルプル震えながら言った。
「なんや?もうちっと頑張りーや」
「だ、だめだ......もうやべえ」
「おい茶トラ親父!もう少しぐらい...」
「もうギブだぁ!!!」
ニャニャニャニャニャベーーーーン
巨大猫型ロボットはあえなく崩壊した!
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