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異世界の章:第一部 西のキャロル編
ep125 暗黒魔導師vs氷の暗殺者
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氷漬けの室内に冷気と闇気が静かに交差する。
......
どちらも動かない。
が、コーロがスッと手を掲げた。
『ダークアロー:クラスター』
魔法を唱えた。
氷の天井一面に無数の闇矢がズラリと並ぶ!
「フロワース!」
コーロは腕をブンと下げた!
無数の闇矢がフロワースめがけ無慈悲に降り注ぐ!
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン!!!
『アイスシールド』
ギィンギィンギィンギィンギィンギィン!!!
フロワースは氷盾の傘で闇矢の豪雨を一粒も通さない!
「この程度たいしたことはない。では次はこちらが......!」
フロワースが攻撃体勢に入ろうとした時、すでにコーロが次撃に移っていた!
『ダークウィップ(暗黒の鞭)』
今度はコーロの左手から伸びた闇の鞭がシュルルル!と一直線に宙を舞う黒蛇の如くフロワースに迫る!
「これは受けてはダメなやつだな...」
フロワースは鞭を飛び越すように前方に跳躍し、そのまま宙からコーロに肉薄せんとす!
が...
「なに!?」
飛び越したはずの闇の鞭が急激に角度を変え、宙に跳んだフロワースを追いかけるように伸びる!
ビシィッ!
グルグル
ギュウゥゥゥ...
闇の鞭はフロワースの片足を捕え、まさしく蛇のようにグルンと巻き付いた!
そのままフロワースはコーロに届く手前の地面に無理矢理引き寄せられダッと着地する。
「捕らえたぞフロワース!『ダークアロー』」
コーロは左手から伸びた闇の鞭でフロワースを捕らえたまま、右手に闇の弓矢を発動する!
絶体絶命のフロワース!
かと思いきや、ニヤッと笑い...
「甘いね貴方は。『アイシクルデス(死氷柱)』」
コーロの背後の地面から、危険な氷の尖りがグインと伸びる!
「!」
背中に危機を察知したコーロは瞬時に『ダークウィップ』『ダークアロー』を解き、
『ダークシャドウ』
闇の影となる!
スカッ
氷の尖りは影のみを貫きコーロをとらえられない。
そのまま霧散したコーロ。
ーーーこのまま奴の死角の入ってそこからーーー
姿を消したコーロは隠密に移動する。
フロワースはその場に静止したまま、コーロの行方をとらえきれていない。
と思いきや、
「!」
フロワースはある一点に向かい鋭くナイフを投げつける!
「え!?『ダークシールド』」
キィン!
誰もいないかに見えた空間に、ナイフを弾く闇の盾を発動したコーロが出現する!
「な、なんでだ!?」
フロワースは薄ら笑いを浮かべる。
「さあ、なぜだろうね?」
疑念が渦巻くコーロ。
ーーーどういうことだ?明らかに狙いすましたように攻撃を......これは早く解決しておかないとマズイ...ならばーーー
フロワースは密かに確信する。
ーーーブラックキャットとの戦いでも使っていた、防御でも攻撃でも力を発揮する彼のあの能力。
もしアレでとらえられなかったら厄介だと思っていたけど、どうやら問題なさそうだ。
あとは彼が気づかないかぎりはこちらが有利になったなーーー
......
どちらも動かない。
が、コーロがスッと手を掲げた。
『ダークアロー:クラスター』
魔法を唱えた。
氷の天井一面に無数の闇矢がズラリと並ぶ!
「フロワース!」
コーロは腕をブンと下げた!
無数の闇矢がフロワースめがけ無慈悲に降り注ぐ!
ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン!!!
『アイスシールド』
ギィンギィンギィンギィンギィンギィン!!!
フロワースは氷盾の傘で闇矢の豪雨を一粒も通さない!
「この程度たいしたことはない。では次はこちらが......!」
フロワースが攻撃体勢に入ろうとした時、すでにコーロが次撃に移っていた!
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今度はコーロの左手から伸びた闇の鞭がシュルルル!と一直線に宙を舞う黒蛇の如くフロワースに迫る!
「これは受けてはダメなやつだな...」
フロワースは鞭を飛び越すように前方に跳躍し、そのまま宙からコーロに肉薄せんとす!
が...
「なに!?」
飛び越したはずの闇の鞭が急激に角度を変え、宙に跳んだフロワースを追いかけるように伸びる!
ビシィッ!
グルグル
ギュウゥゥゥ...
闇の鞭はフロワースの片足を捕え、まさしく蛇のようにグルンと巻き付いた!
そのままフロワースはコーロに届く手前の地面に無理矢理引き寄せられダッと着地する。
「捕らえたぞフロワース!『ダークアロー』」
コーロは左手から伸びた闇の鞭でフロワースを捕らえたまま、右手に闇の弓矢を発動する!
絶体絶命のフロワース!
かと思いきや、ニヤッと笑い...
「甘いね貴方は。『アイシクルデス(死氷柱)』」
コーロの背後の地面から、危険な氷の尖りがグインと伸びる!
「!」
背中に危機を察知したコーロは瞬時に『ダークウィップ』『ダークアロー』を解き、
『ダークシャドウ』
闇の影となる!
スカッ
氷の尖りは影のみを貫きコーロをとらえられない。
そのまま霧散したコーロ。
ーーーこのまま奴の死角の入ってそこからーーー
姿を消したコーロは隠密に移動する。
フロワースはその場に静止したまま、コーロの行方をとらえきれていない。
と思いきや、
「!」
フロワースはある一点に向かい鋭くナイフを投げつける!
「え!?『ダークシールド』」
キィン!
誰もいないかに見えた空間に、ナイフを弾く闇の盾を発動したコーロが出現する!
「な、なんでだ!?」
フロワースは薄ら笑いを浮かべる。
「さあ、なぜだろうね?」
疑念が渦巻くコーロ。
ーーーどういうことだ?明らかに狙いすましたように攻撃を......これは早く解決しておかないとマズイ...ならばーーー
フロワースは密かに確信する。
ーーーブラックキャットとの戦いでも使っていた、防御でも攻撃でも力を発揮する彼のあの能力。
もしアレでとらえられなかったら厄介だと思っていたけど、どうやら問題なさそうだ。
あとは彼が気づかないかぎりはこちらが有利になったなーーー
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