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異世界の章:第一部 魔物の森編
ep33 戦いの終わり
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......
やがて光は収まる。
皆の視界が戻った時、魔物の森は、森ごとその姿を消していた。
湖も無くなっていた。
エルフォレスと森の魔物達はいない。
そこには、ただ蕭条たる景色が広がっていた。
コーロは顔に覆っていた腕を下げると、ハッとして辺りを見回した。
「え?森が無くなった!?」
「コーロ様!どういうことでしょう!?」とミッチー。
「何が起こったって言うの!?」
ユイリスが驚倒した時、エヴァンスがその視界の中に魔人の姿となったレオルドを見つけ、彼に向かい問いただす。
「おい貴様!一体何をした!?」
レオルドは顔をゆっくり向け、答える。
「ああ?何をしたか?森を閉じたんだよ。エルフォレスも森の魔物達も、森ごと結界の中に閉じこもっちまった。もう二度と出て来られねえ。
これはエルフォレスがあらかじめ準備していた魔法だ。オレは最後のトリガーを引いたに過ぎねえ。いわば、自ら閉じ込められちまったようなもんだ」
「結界内に閉じこもっただと!?出て来られない?(...待てよ?それなら好都合じゃないか?今回の目的が達成されたことになるじゃないか!ククク。これであの厄介な荊の妖精、いや、幻惑の魔女がいなくなったという訳だ。そして、もう一つの目的、勇者の排斥も成功した。今日はもう十分だな)」
エヴァンスはニヤッとすると、討伐軍に向かい高らかに声を上げる。
「皆!魔物の森は消滅した!魔物ごとな!そう、これで、今回の任務は達成なんじゃないか!?」
討伐軍の多くはまだ眠りの中で、森が存在していた時の元の場所に散り散りに倒れていた。(エルフォレスの『妖精の魔睡』は強力なものだった)
眠りから逃れ湖に辿り着いていた数十名の兵士達は、エヴァンスの言葉に「おお!」と快活に勝利の反応をした。
副騎士長マイルスは、もはや疲弊状態のユイリスを目視しながらエヴァンスに確認する。
「エヴァンス様。勇者ユイリスはどうしますか?」
「そうだねえ。じゃあ...」
エヴァンスが言いかけると、兵士達がやにわに騒ぎ始める。
「そ、そうだ!勇者を捕らえろ!」
「裏切り者の勇者を捕らえろ!」
「反逆勇者を捕らえろ!」
その光景を見て、コーロはいてもたってもいられず割って入る。
「いやちょっと待てって!あんたらは気づかなかったんだろうが勇者は悪くないぞ!?勇者を操っていたのはあいつだぞ!?」
コーロはエヴァンスを指さした。
「あ?何言ってんだ?」
「エヴァンス様が勇者を操っていた?」
「それよりもお前は何者だ!?」
兵士達がコーロに不審の念を浴びせていると、エヴァンスが冷静に言い放つ。
「あの男は魔族だよ。人間のナリをしているけどね。彼は僕達を混乱させようとしてるんだ」
コーロは反論する。
「何言ってんだ!?俺は人間だ!それに、あんたの魔法を解いたのは俺だからわかる!」
「じゃあその証拠はあるのかい?」
「そんなの......俺が証拠だ!」
「君はバカなのかい?証拠っていうのは客観的なものでなければ意味がない。それはただの君の主観、つまり思い込みだよ」
「違う!思い込みなんかじゃ......」
「じゃあ客観的な証拠は?」
「そ、それは......」
二人の問答を見て、再び兵士達が騒ぎ出す。
「あの男、なぜ裏切り勇者を庇うのだ?」
「それは奴と裏切り勇者がグルだったって事じゃないか?」
「そうだ!あの男も捕らえろ!」
「裏切り勇者と奴を捕らえろ!」
兵士達の矛先がコーロにも向き始めると、ユイリスが懸命に否定する。
「違う!!彼は関係ない!!」
討伐軍には、すでに何を言っても無駄だった。
「奴らを捕らえろ!」
「裏切り勇者とその仲間を捕らえろ!」
叫びながらコーロとユイリスを捕えようと動き出す兵士達。
その時、エヴァンスとマイルス、そして騒ぐ討伐軍に向かい、レオルドが剥き出しの殺気を帯びた残忍な眼つきで、狂気の形相で激烈に声を荒げた。
「オイ!!テメェら!!これ以上余計なことしてみろ!!今すぐ全員皆殺しにしてやるぞ!!!......だが、これ以上何もしねえなら見逃してやる!!」
そこら一帯、戦慄の真空に飲みこまれたかのように、一瞬で辺りの空気が張り詰める。
彼らに向かって獰猛に忠告したレオルドには、まるで死を司る地獄の魔人かの如く異様な気魄が纏われていた。
そのあまりの圧力に完全に怯む討伐軍。
エヴァンスとマイルスも、赤き魔人の異様な殺気に対し、瞬時に最大の脅威を覚える。
エヴァンスは考えた。
ーーーこの体の芯に響くような威圧感......あの魔人はなんだ!?ただの魔族ではないのか!?
...ん?レオルド?魔人?まさか!?となると......少々厄介だな。
ここはどうするか。状況を整理しよう。
妖精主は封印状態。勇者の排斥も成功した。
もうユイは戻って来ることはできないだろう。彼女はすでに勇者としての力も失いかけている。
そして、アレの実験もできた……。
うん。目的は達成した。今こんな所でこれ以上力を割くのもあれだな。
ただ、あの闇の魔力を持つ男は何者だろうか。実に興味深い。だが......今、ここは退軍するのが無難かーーー
「いや、勇者はもういい!これ以上の戦闘はヤメだ!僕達の任務は成功し、すでに目的は達成されたんだ!」
エヴァンスはマイルスに対し、直ぐに退軍を指示するよう促した。
副騎士長マイルスは、倒れている兵士達を回収し退軍する旨の命令を残りの兵士達に下した。
レオルドの方を警戒しつつ、退軍の態勢に移行する討伐軍。
兵士達は、散り散りに倒れている者達を起こしていく。
すぐに起きる者もいれば、いつまでも眠りに落ちたままの者もいる。
討伐軍は、馬と兵士達を回収し、粛々と退軍を進めていく。
レオルドは、彼らが変な動きをしないか、殺気を滲ませながらギロッと監視していた。
やがて光は収まる。
皆の視界が戻った時、魔物の森は、森ごとその姿を消していた。
湖も無くなっていた。
エルフォレスと森の魔物達はいない。
そこには、ただ蕭条たる景色が広がっていた。
コーロは顔に覆っていた腕を下げると、ハッとして辺りを見回した。
「え?森が無くなった!?」
「コーロ様!どういうことでしょう!?」とミッチー。
「何が起こったって言うの!?」
ユイリスが驚倒した時、エヴァンスがその視界の中に魔人の姿となったレオルドを見つけ、彼に向かい問いただす。
「おい貴様!一体何をした!?」
レオルドは顔をゆっくり向け、答える。
「ああ?何をしたか?森を閉じたんだよ。エルフォレスも森の魔物達も、森ごと結界の中に閉じこもっちまった。もう二度と出て来られねえ。
これはエルフォレスがあらかじめ準備していた魔法だ。オレは最後のトリガーを引いたに過ぎねえ。いわば、自ら閉じ込められちまったようなもんだ」
「結界内に閉じこもっただと!?出て来られない?(...待てよ?それなら好都合じゃないか?今回の目的が達成されたことになるじゃないか!ククク。これであの厄介な荊の妖精、いや、幻惑の魔女がいなくなったという訳だ。そして、もう一つの目的、勇者の排斥も成功した。今日はもう十分だな)」
エヴァンスはニヤッとすると、討伐軍に向かい高らかに声を上げる。
「皆!魔物の森は消滅した!魔物ごとな!そう、これで、今回の任務は達成なんじゃないか!?」
討伐軍の多くはまだ眠りの中で、森が存在していた時の元の場所に散り散りに倒れていた。(エルフォレスの『妖精の魔睡』は強力なものだった)
眠りから逃れ湖に辿り着いていた数十名の兵士達は、エヴァンスの言葉に「おお!」と快活に勝利の反応をした。
副騎士長マイルスは、もはや疲弊状態のユイリスを目視しながらエヴァンスに確認する。
「エヴァンス様。勇者ユイリスはどうしますか?」
「そうだねえ。じゃあ...」
エヴァンスが言いかけると、兵士達がやにわに騒ぎ始める。
「そ、そうだ!勇者を捕らえろ!」
「裏切り者の勇者を捕らえろ!」
「反逆勇者を捕らえろ!」
その光景を見て、コーロはいてもたってもいられず割って入る。
「いやちょっと待てって!あんたらは気づかなかったんだろうが勇者は悪くないぞ!?勇者を操っていたのはあいつだぞ!?」
コーロはエヴァンスを指さした。
「あ?何言ってんだ?」
「エヴァンス様が勇者を操っていた?」
「それよりもお前は何者だ!?」
兵士達がコーロに不審の念を浴びせていると、エヴァンスが冷静に言い放つ。
「あの男は魔族だよ。人間のナリをしているけどね。彼は僕達を混乱させようとしてるんだ」
コーロは反論する。
「何言ってんだ!?俺は人間だ!それに、あんたの魔法を解いたのは俺だからわかる!」
「じゃあその証拠はあるのかい?」
「そんなの......俺が証拠だ!」
「君はバカなのかい?証拠っていうのは客観的なものでなければ意味がない。それはただの君の主観、つまり思い込みだよ」
「違う!思い込みなんかじゃ......」
「じゃあ客観的な証拠は?」
「そ、それは......」
二人の問答を見て、再び兵士達が騒ぎ出す。
「あの男、なぜ裏切り勇者を庇うのだ?」
「それは奴と裏切り勇者がグルだったって事じゃないか?」
「そうだ!あの男も捕らえろ!」
「裏切り勇者と奴を捕らえろ!」
兵士達の矛先がコーロにも向き始めると、ユイリスが懸命に否定する。
「違う!!彼は関係ない!!」
討伐軍には、すでに何を言っても無駄だった。
「奴らを捕らえろ!」
「裏切り勇者とその仲間を捕らえろ!」
叫びながらコーロとユイリスを捕えようと動き出す兵士達。
その時、エヴァンスとマイルス、そして騒ぐ討伐軍に向かい、レオルドが剥き出しの殺気を帯びた残忍な眼つきで、狂気の形相で激烈に声を荒げた。
「オイ!!テメェら!!これ以上余計なことしてみろ!!今すぐ全員皆殺しにしてやるぞ!!!......だが、これ以上何もしねえなら見逃してやる!!」
そこら一帯、戦慄の真空に飲みこまれたかのように、一瞬で辺りの空気が張り詰める。
彼らに向かって獰猛に忠告したレオルドには、まるで死を司る地獄の魔人かの如く異様な気魄が纏われていた。
そのあまりの圧力に完全に怯む討伐軍。
エヴァンスとマイルスも、赤き魔人の異様な殺気に対し、瞬時に最大の脅威を覚える。
エヴァンスは考えた。
ーーーこの体の芯に響くような威圧感......あの魔人はなんだ!?ただの魔族ではないのか!?
...ん?レオルド?魔人?まさか!?となると......少々厄介だな。
ここはどうするか。状況を整理しよう。
妖精主は封印状態。勇者の排斥も成功した。
もうユイは戻って来ることはできないだろう。彼女はすでに勇者としての力も失いかけている。
そして、アレの実験もできた……。
うん。目的は達成した。今こんな所でこれ以上力を割くのもあれだな。
ただ、あの闇の魔力を持つ男は何者だろうか。実に興味深い。だが......今、ここは退軍するのが無難かーーー
「いや、勇者はもういい!これ以上の戦闘はヤメだ!僕達の任務は成功し、すでに目的は達成されたんだ!」
エヴァンスはマイルスに対し、直ぐに退軍を指示するよう促した。
副騎士長マイルスは、倒れている兵士達を回収し退軍する旨の命令を残りの兵士達に下した。
レオルドの方を警戒しつつ、退軍の態勢に移行する討伐軍。
兵士達は、散り散りに倒れている者達を起こしていく。
すぐに起きる者もいれば、いつまでも眠りに落ちたままの者もいる。
討伐軍は、馬と兵士達を回収し、粛々と退軍を進めていく。
レオルドは、彼らが変な動きをしないか、殺気を滲ませながらギロッと監視していた。
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