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ep45 姉妹丼
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「えっ、フミヒロ様?」
「い、井藤フミヒロ?」
びっくりするアンドロイドふたり。
「トラエの希望は?」
「ワタシの希望、ですか......」
「うん」
「ワタシは......国家の重要な任を帯びた愛国美少女アンドロイド。しかし、ワタシの主人は井藤フミヒロ、貴方です。ワタシは貴方の命で行動します。ですので貴方の命に従うのが、ワタシの希望です」
「トラエは...ネーコのお姉さんなの?それとも妹?」
「......はっ?」
「ネーコがトラエのこと我が姉妹って言ってたから、どっちなのかなって」
「はあ......」
俺の質問にどうやらトラエは面食らったようで、答えあぐねてネーコに視線を送った。
それを受けたネーコが、
「そうですね。トラエは私の妹になります」
トラエの代わりに回答した。
「そういうことです。でも、それがいったいワタシの処分とどう関係が?」
トラエが不思議そうに訊いてきた。
「じゃあトラエもここにいていいよ」
「......えっ?引き続きワタシもこの家に...ですか?」
「もちろん母さんが帰ってきてから改めて確認しなきゃだけどね」
「あの......理由を教えいただいてもよろしいですか?」
「......トラエとネーコが姉妹ってことは、ふたりは家族ってことになるよね?実際、ネーコはトラエのことを気遣っていたようにも思えるし。まあ姉妹喧嘩は凄すぎたけどね。
とにかく......だったらふたりは、一緒にいた方がいいのかなって。よくわからないけど。
そもそもアンドロイドに家族という概念があるのかな?俺なに言ってんだろうね?ハハハ......」
頭をかいて苦笑いする俺を、ネーコが目をまるめて見つめていた。
「フミヒロ様。あなたという人は......」
「お、俺、やっぱり変なこと言ってるかな?」
「フミヒロ様!!」
いきなりネーコが声を張り上げた。
「ネーコ?」
「どうした?」
俺とトラエはきょとんとネーコを見上げた。
「トラエ!立ち上がりなさい!」
唐突にネーコがトラエに命令を下した。
「わかった」
トラエは素直にその場で起立する。
それを見てネーコは後ろからトラエに身を寄せた。
「トラエ。両腕を上げてください」
「こうか?」
「はい。ではイキますよ~」
「?」
「はいぃぃ!!」
まるで匠の技か。
ネーコは一瞬にしてトラエの上衣をバッと剥ぎ取り、金髪美少女アンドロイドの黒色ブラジャー姿がぷるんと露わになる。
「!」
ネーコに負けずとも劣らない豊潤な山脈に俺の目は釘付けとなる。
さらにネーコは、
「こっちもです!」
これまた匠の技で瞬時にトラエのスカートをズルッとずり下げた。
「!!」
ものの数秒でトラエが下着姿となった。
艶っぽく香る黒き上下の下着のみを身に纏う金髪美少女アンドロイドは......控えめに言ってウルトラセクシーだった。
「......はっ、はぁ!?」
一歩遅れて急にわたわたとトラエが恥じらいだした。
「おおおいネーコ!いきなりワタシに何をするんだ!」
「安心してくださいトラエ。私もです!!」
そう叫ぶと同時に今度はネーコがバッと服を脱ぎ捨てた。
これは匠の技というより慣れっこという感じか、ネーコは一息の間に下着姿となる。
「ネーコまで!?」
可憐なる白き上下の下着のみを身に纏う青髪美少女アンドロイドは......もはや安定のかわエロさ。
「さあトラエ。私とともにベッドへ上がるのです」
「はっ?こういうのはネーコの管轄だろ?」
「違いますよトラエ。これも貴女の〔ストロングプログラム〕の一環です」
「いやどう考えても違うだろ」
「トラエ。これは〔夜のストロングプログラム〕です」
「な、なるほど!そういうことか!」
どういうこと?
なんでそこで納得しちゃうんですかトラエさん。
え?なに?
今からなにが始まるの?
「さあトラエ」
「ああ」
ふたりの美少女アンドロイドが俺のベッドにえろっと乗ってきた。
ひとりは黒色下着姿のツンツン金髪娘。
ひとりは白色下着姿のデレデレ青髪娘。
ふたりとも妖艶な女豹のように四つん這いで佇んでいる。
「フミヒロ様」
ネーコがしっとりとくちびるをひらいた。
「な、ななななに??」
「お腹、空きますよね?」
「えっ?急になに??」
「それではおめしあがりください。『姉妹丼』を......」
「なっ!!や、や、ややややヤメろぉぉぉ!!」
「い、井藤フミヒロ?」
びっくりするアンドロイドふたり。
「トラエの希望は?」
「ワタシの希望、ですか......」
「うん」
「ワタシは......国家の重要な任を帯びた愛国美少女アンドロイド。しかし、ワタシの主人は井藤フミヒロ、貴方です。ワタシは貴方の命で行動します。ですので貴方の命に従うのが、ワタシの希望です」
「トラエは...ネーコのお姉さんなの?それとも妹?」
「......はっ?」
「ネーコがトラエのこと我が姉妹って言ってたから、どっちなのかなって」
「はあ......」
俺の質問にどうやらトラエは面食らったようで、答えあぐねてネーコに視線を送った。
それを受けたネーコが、
「そうですね。トラエは私の妹になります」
トラエの代わりに回答した。
「そういうことです。でも、それがいったいワタシの処分とどう関係が?」
トラエが不思議そうに訊いてきた。
「じゃあトラエもここにいていいよ」
「......えっ?引き続きワタシもこの家に...ですか?」
「もちろん母さんが帰ってきてから改めて確認しなきゃだけどね」
「あの......理由を教えいただいてもよろしいですか?」
「......トラエとネーコが姉妹ってことは、ふたりは家族ってことになるよね?実際、ネーコはトラエのことを気遣っていたようにも思えるし。まあ姉妹喧嘩は凄すぎたけどね。
とにかく......だったらふたりは、一緒にいた方がいいのかなって。よくわからないけど。
そもそもアンドロイドに家族という概念があるのかな?俺なに言ってんだろうね?ハハハ......」
頭をかいて苦笑いする俺を、ネーコが目をまるめて見つめていた。
「フミヒロ様。あなたという人は......」
「お、俺、やっぱり変なこと言ってるかな?」
「フミヒロ様!!」
いきなりネーコが声を張り上げた。
「ネーコ?」
「どうした?」
俺とトラエはきょとんとネーコを見上げた。
「トラエ!立ち上がりなさい!」
唐突にネーコがトラエに命令を下した。
「わかった」
トラエは素直にその場で起立する。
それを見てネーコは後ろからトラエに身を寄せた。
「トラエ。両腕を上げてください」
「こうか?」
「はい。ではイキますよ~」
「?」
「はいぃぃ!!」
まるで匠の技か。
ネーコは一瞬にしてトラエの上衣をバッと剥ぎ取り、金髪美少女アンドロイドの黒色ブラジャー姿がぷるんと露わになる。
「!」
ネーコに負けずとも劣らない豊潤な山脈に俺の目は釘付けとなる。
さらにネーコは、
「こっちもです!」
これまた匠の技で瞬時にトラエのスカートをズルッとずり下げた。
「!!」
ものの数秒でトラエが下着姿となった。
艶っぽく香る黒き上下の下着のみを身に纏う金髪美少女アンドロイドは......控えめに言ってウルトラセクシーだった。
「......はっ、はぁ!?」
一歩遅れて急にわたわたとトラエが恥じらいだした。
「おおおいネーコ!いきなりワタシに何をするんだ!」
「安心してくださいトラエ。私もです!!」
そう叫ぶと同時に今度はネーコがバッと服を脱ぎ捨てた。
これは匠の技というより慣れっこという感じか、ネーコは一息の間に下着姿となる。
「ネーコまで!?」
可憐なる白き上下の下着のみを身に纏う青髪美少女アンドロイドは......もはや安定のかわエロさ。
「さあトラエ。私とともにベッドへ上がるのです」
「はっ?こういうのはネーコの管轄だろ?」
「違いますよトラエ。これも貴女の〔ストロングプログラム〕の一環です」
「いやどう考えても違うだろ」
「トラエ。これは〔夜のストロングプログラム〕です」
「な、なるほど!そういうことか!」
どういうこと?
なんでそこで納得しちゃうんですかトラエさん。
え?なに?
今からなにが始まるの?
「さあトラエ」
「ああ」
ふたりの美少女アンドロイドが俺のベッドにえろっと乗ってきた。
ひとりは黒色下着姿のツンツン金髪娘。
ひとりは白色下着姿のデレデレ青髪娘。
ふたりとも妖艶な女豹のように四つん這いで佇んでいる。
「フミヒロ様」
ネーコがしっとりとくちびるをひらいた。
「な、ななななに??」
「お腹、空きますよね?」
「えっ?急になに??」
「それではおめしあがりください。『姉妹丼』を......」
「なっ!!や、や、ややややヤメろぉぉぉ!!」
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