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ep32 69
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「あ、あいなめ?」
俺と学級委員長さんはキョトンとする。
「シックスナインです」
ネーコは淀みなく答えた。
「ちょっ!!」
たまげる俺。
「し、しっくすないん?六九?え?え?」
安定の純粋ぶりを発揮する学級委員長さん。
「伊野上さんはわからないのですね?ではネーコが伊野上さんに実践して差し上げましょう。フミヒロ様はいったんどいてください」
ネーコはマットから俺をどかして学級委員長さんを寝かせにかかる。
「お、おいネーコ!」
「大丈夫ですよ。フミヒロ様の想像するソレとは違いますから」
「そ、そうなのか?」
不安が残る俺をよそに、ネーコは学級委員長さんをマットに寝かせる。
「あ、仰向けになればいいんですね?」
マジメで優しい学級委員長さんは美少女アンドロイドのなすがまま。
「それでは伊野上さん。私の言うとおりにしてください」
「は、はい。でもこれって、井藤くんのためになるんですか?」
「もちろんです。むしろフミヒロ様の大好物のはず...」
「好物?」
「いえ、なんでもありません。それではイキますよ?」
ネーコは学級委員長さんの足側を向き、彼女の顔にまたがるように膝を下ろした。
「えええ!?」
学級委員長さんは顔を真っ赤にして驚いた。
そりゃそうだ。
彼女の顔面のすぐ上に、ネーコのお股が肉薄しているのだから。
「伊野上さん。これを顔面騎乗と言います。今回は逆向きなのでリバース顔面騎乗ですね」
ネーコは丁寧に説明した。
「そんな説明せんでいい!」
俺は思わずツッコんだ。
「は、はい。覚えておきます」
ためらいながらも相変わらず学級委員会さんはマジメだった。
「ではここから......」
ネーコはゆっくりと上体を倒していく。
すると、今度は学級委員長さんのブルマ部分のすぐ上にネーコの顔面が肉薄した。
「......」
俺は沈黙のままゴクンと唾を飲みこんだ。
晴天のグラウンドの下。
敷かれたマットの上。
キワドイ態勢の女子ふたり......。
いや待ってこれなに!?
「ね、ネーコ!もうそのへんでいいだろ!」
俺はネーコに終了を促した。
「それでは伊野上さん。よろしいですか?」
ネーコは俺の言葉を無視して学級委員長さんに何かの確認を求める。
「え?なにがですか?え?」
学級委員長さんは皆目見当がついていない。
「イキますっ!」
ネーコの股が学級委員長さんの顔面に着陸した。
と同時に、学級委員長さんの股間へネーコの顔面が吸いついた。
「んんん~!!」
手足をバタバタさせる学級委員長さん。
「もうやめろぉぉぉ!!」
俺は慌ててネーコを学級委員長さんから強引にひっぺがした。
完全に想像するソレだった。
「フミヒロ様」
「な、なんだよ!?お前がやったこと、俺が想像したとおりだったぞ!?」
「ミッションコンプリ~ト!国家救済にまた一歩前進!」
「ええ??い、今のも〔セクシープログラム〕だったの!?」
「もちろんです!今のは『目の前に咲き乱れる百合の花園へフミヒロ様が飛び込んで来るのか?』を試すものです!見事にクリアーしましたね!」
「なるほど...って飛び込むかぁぁ!!」
一方、学級委員長さんは、
「わ、わたしと袮絵子さんの......わたしと袮絵子さんの......」
もはやマットの上で朦朧とぐったり横たわっていた。
俺と学級委員長さんはキョトンとする。
「シックスナインです」
ネーコは淀みなく答えた。
「ちょっ!!」
たまげる俺。
「し、しっくすないん?六九?え?え?」
安定の純粋ぶりを発揮する学級委員長さん。
「伊野上さんはわからないのですね?ではネーコが伊野上さんに実践して差し上げましょう。フミヒロ様はいったんどいてください」
ネーコはマットから俺をどかして学級委員長さんを寝かせにかかる。
「お、おいネーコ!」
「大丈夫ですよ。フミヒロ様の想像するソレとは違いますから」
「そ、そうなのか?」
不安が残る俺をよそに、ネーコは学級委員長さんをマットに寝かせる。
「あ、仰向けになればいいんですね?」
マジメで優しい学級委員長さんは美少女アンドロイドのなすがまま。
「それでは伊野上さん。私の言うとおりにしてください」
「は、はい。でもこれって、井藤くんのためになるんですか?」
「もちろんです。むしろフミヒロ様の大好物のはず...」
「好物?」
「いえ、なんでもありません。それではイキますよ?」
ネーコは学級委員長さんの足側を向き、彼女の顔にまたがるように膝を下ろした。
「えええ!?」
学級委員長さんは顔を真っ赤にして驚いた。
そりゃそうだ。
彼女の顔面のすぐ上に、ネーコのお股が肉薄しているのだから。
「伊野上さん。これを顔面騎乗と言います。今回は逆向きなのでリバース顔面騎乗ですね」
ネーコは丁寧に説明した。
「そんな説明せんでいい!」
俺は思わずツッコんだ。
「は、はい。覚えておきます」
ためらいながらも相変わらず学級委員会さんはマジメだった。
「ではここから......」
ネーコはゆっくりと上体を倒していく。
すると、今度は学級委員長さんのブルマ部分のすぐ上にネーコの顔面が肉薄した。
「......」
俺は沈黙のままゴクンと唾を飲みこんだ。
晴天のグラウンドの下。
敷かれたマットの上。
キワドイ態勢の女子ふたり......。
いや待ってこれなに!?
「ね、ネーコ!もうそのへんでいいだろ!」
俺はネーコに終了を促した。
「それでは伊野上さん。よろしいですか?」
ネーコは俺の言葉を無視して学級委員長さんに何かの確認を求める。
「え?なにがですか?え?」
学級委員長さんは皆目見当がついていない。
「イキますっ!」
ネーコの股が学級委員長さんの顔面に着陸した。
と同時に、学級委員長さんの股間へネーコの顔面が吸いついた。
「んんん~!!」
手足をバタバタさせる学級委員長さん。
「もうやめろぉぉぉ!!」
俺は慌ててネーコを学級委員長さんから強引にひっぺがした。
完全に想像するソレだった。
「フミヒロ様」
「な、なんだよ!?お前がやったこと、俺が想像したとおりだったぞ!?」
「ミッションコンプリ~ト!国家救済にまた一歩前進!」
「ええ??い、今のも〔セクシープログラム〕だったの!?」
「もちろんです!今のは『目の前に咲き乱れる百合の花園へフミヒロ様が飛び込んで来るのか?』を試すものです!見事にクリアーしましたね!」
「なるほど...って飛び込むかぁぁ!!」
一方、学級委員長さんは、
「わ、わたしと袮絵子さんの......わたしと袮絵子さんの......」
もはやマットの上で朦朧とぐったり横たわっていた。
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