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目指せ!魔法学園
ep11 神の力
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プテラスキングの口内に、ズズズズ~ッと危険なエネルギーの塊が生成され始めた。
その大きさは、さっきのプテラスの比じゃない。
「さあ小僧!やれ」
イナバに言われるまでもない。
もう覚悟は決めたんだ。
神様......俺に力を!!
「〔天照大御神〕」
イナバの言うとおりにやったぞ。
しかもどうせならと、日本の最高神を書いて読み上げたぞ。
さあ、どうなる!?
「あっ、御神札が!」
御神札へなぞられた文字が白光を放ちながらスーッと浮かび上がる。
さらに......
「なっ、なんじゃあれは!?」
村長が空を見上げて仰天。
なんと、プテラスキングの上に、神秘的な光に包まれし神々しい女性の姿がぼんやりと現れた。
「あれってまさか......天照大神様!?」
それは、優美な神御衣を召した女神様。
「これが、俺の魔法!?」
やった自分が一番びっくりしている。
「す、スゴイ......」
やがて貴い女神様はゆっくりと瞼をひらく。
すると、その左眼がピカァッと太陽のように輝く。
そこから、眩いばかりの光を放って燃え盛る小さな太陽が出現した。
「ギィィッ!?」
異変に気づいたプテラスキングは口を閉じて振り返る。
そのとき太陽はさらに燃え盛っていた。
「ギャァァァァァッ!!」
突如、魔鳥獣が悲鳴を上げた。
「!?」
なんだ?
なにが起こっているんだ!?
ん?あれは......!
「魔鳥獣が、熱で溶けている!?」
プテラスキングの巨体が女神様の太陽に焼かれて溶かされている!
「おおお!これは......神の力だ!!」
村長が手を合わせて跪いた。
「いいぞ小僧!集中をとぎらせるなよ!」
「わ、わかった!」
危ない!
思わず口あんぐりで見上げてしまった!
ちゃんと集中するんだ!
このままあの怪物を倒すんだ!
「ギャァァァァァッ!!」
いけ!いけ!いけ!いけぇぇぇ!!
「ギィィィィ......?」
あれ?悲鳴が止まった?
と思ったら、燃え盛る太陽と神々しい女神様は光の霧となってスーッと空へ消えていってしまう。
「ぬぅっ!やはりまだ早かったか!」
何かを察したイナバ。
「しかも最初からあんな強力な神力を行使するのは無理があったか!」
「ど、どういうこと!?」
「お主の魔法が切れたのじゃ!理由は複数あるが...いずれにせよ、まだ早かったということじゃ!」
「今さらなんだよそれ!?」
あわてる俺たちをよそに、魔鳥獣プテラスキングはゆっくりとこちらへ顔を向きなおすと、再び口をバカァッと開いた。
「イナバ!どうすればいい!?次は別の神様でやる!?」
「いや、今のお主ではもう......」
「もう魔法は放てないってこと??」
イナバは静かに頷いた。
......えっ、これって、もう完全に詰んだってこと!?
俺もあんなに凄い魔法が使える!と思って興奮したのに、もう終わり??
「なあイナバ!なにか他に手は!?なあ!」
「クッ......!」
ダメだ。
上空のプテラスキングから危険なエネルギー弾が発射されるのは時間の問題だ。
どこへ逃げても意味がない。
一巻の終わりか。
「ここまでか......」
一同が完全に諦めた時。
何処からピカァァッ!と閃光が瞬く。
その刹那。
ボガァァァァァンッ!!
強烈な爆撃音とともにプテラスキングの巨体がグラァッと揺れると、その躰から煙と火花が舞い上がった。
その大きさは、さっきのプテラスの比じゃない。
「さあ小僧!やれ」
イナバに言われるまでもない。
もう覚悟は決めたんだ。
神様......俺に力を!!
「〔天照大御神〕」
イナバの言うとおりにやったぞ。
しかもどうせならと、日本の最高神を書いて読み上げたぞ。
さあ、どうなる!?
「あっ、御神札が!」
御神札へなぞられた文字が白光を放ちながらスーッと浮かび上がる。
さらに......
「なっ、なんじゃあれは!?」
村長が空を見上げて仰天。
なんと、プテラスキングの上に、神秘的な光に包まれし神々しい女性の姿がぼんやりと現れた。
「あれってまさか......天照大神様!?」
それは、優美な神御衣を召した女神様。
「これが、俺の魔法!?」
やった自分が一番びっくりしている。
「す、スゴイ......」
やがて貴い女神様はゆっくりと瞼をひらく。
すると、その左眼がピカァッと太陽のように輝く。
そこから、眩いばかりの光を放って燃え盛る小さな太陽が出現した。
「ギィィッ!?」
異変に気づいたプテラスキングは口を閉じて振り返る。
そのとき太陽はさらに燃え盛っていた。
「ギャァァァァァッ!!」
突如、魔鳥獣が悲鳴を上げた。
「!?」
なんだ?
なにが起こっているんだ!?
ん?あれは......!
「魔鳥獣が、熱で溶けている!?」
プテラスキングの巨体が女神様の太陽に焼かれて溶かされている!
「おおお!これは......神の力だ!!」
村長が手を合わせて跪いた。
「いいぞ小僧!集中をとぎらせるなよ!」
「わ、わかった!」
危ない!
思わず口あんぐりで見上げてしまった!
ちゃんと集中するんだ!
このままあの怪物を倒すんだ!
「ギャァァァァァッ!!」
いけ!いけ!いけ!いけぇぇぇ!!
「ギィィィィ......?」
あれ?悲鳴が止まった?
と思ったら、燃え盛る太陽と神々しい女神様は光の霧となってスーッと空へ消えていってしまう。
「ぬぅっ!やはりまだ早かったか!」
何かを察したイナバ。
「しかも最初からあんな強力な神力を行使するのは無理があったか!」
「ど、どういうこと!?」
「お主の魔法が切れたのじゃ!理由は複数あるが...いずれにせよ、まだ早かったということじゃ!」
「今さらなんだよそれ!?」
あわてる俺たちをよそに、魔鳥獣プテラスキングはゆっくりとこちらへ顔を向きなおすと、再び口をバカァッと開いた。
「イナバ!どうすればいい!?次は別の神様でやる!?」
「いや、今のお主ではもう......」
「もう魔法は放てないってこと??」
イナバは静かに頷いた。
......えっ、これって、もう完全に詰んだってこと!?
俺もあんなに凄い魔法が使える!と思って興奮したのに、もう終わり??
「なあイナバ!なにか他に手は!?なあ!」
「クッ......!」
ダメだ。
上空のプテラスキングから危険なエネルギー弾が発射されるのは時間の問題だ。
どこへ逃げても意味がない。
一巻の終わりか。
「ここまでか......」
一同が完全に諦めた時。
何処からピカァァッ!と閃光が瞬く。
その刹那。
ボガァァァァァンッ!!
強烈な爆撃音とともにプテラスキングの巨体がグラァッと揺れると、その躰から煙と火花が舞い上がった。
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