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SS
29 コスプレの後……。
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■雪兎→雪
■響也→響
■忍→忍
雪「春名君はあの服着てくれたの?」
忍「着たっていうか、無理矢理服剥かれて、着せられたっていうのが正確かな?」
響「は?!」
忍「そもそも、あんな物紫綺さんに渡したアカが理解出来ない!」
雪「僕もね。嫌だったんだけど、素直に着ないと、春名君みたいに剥かれると思って……」
響「……想像出来るわ」
忍「キョウはあのゴスロリ服着たのか?」
響「着てねぇよ。ユキのサイズだったら、俺は着られねぇし」
雪「でも暁が貴羅さんも何かを注文してたって言ってたけど?」
響「思い出させるな! あれは黒歴史認定だ! ……嫌な予感がすっし」
忍「どう言うこと?」
響「泊まるたびに着せられそうで……」
雪「何を着せられたの?」
響「女物の朱色の長襦袢……」
雪・忍「……」
響「二人して黙るんじゃねぇ!」
忍「似合うかも」
雪「うん。洋より和だよね」
響「似合うわけねぇだろ! 貴羅さん、下着まで奪ったんだぞ!」
忍「流石、節操なし!」
雪「喰べられちゃったの?」
響「……まだ」
忍「わあ、生殺し。キョウやるなぁ」
響「へ? 生殺しって?」
雪「よく我慢してるって、暁は言ってるよ」
忍「だよな。あの人、気に入ったら本当に節操なかったみたいだし。それにさ、望まなくても向こうから寄ってきたみたいだし。来るもの拒まず、去るもの追わずだったらしいから」
雪「想像出来るね」
響「真実味がありすぎじゃねぇ?」
忍「飛弾野さん情報だと、日替わりだったって。定食みたいだよな」
響「……もう少しお預けだ」
雪「誰かに走ったら如何するの?」
響「……その時はその時だろう。逃げるだけだし。元に戻ったって思えばさ」
忍「我慢するんじゃない。あそこまで執着してるの初めて見るし。それ言ったらアカもだけど」
響「……なんか怖いんだよな」
雪「そう?」
忍「我妻は怖くなかったの? 初めての時さ」
雪「あの時は必死だったから。怖いって言うのとは違うよ。怖いって言うなら、離れていかれるかもって、そっちの方だったし」
響「刷り込みって恐ろしいよな」
忍「刷り込み?」
響「俺とユキはさ。小さい時からお袋にそっち方面の知識を植え付けられてんの」
忍「年季入ってる? 何年くらい?」
響「幼稚園の時には始まってたかもしんね」
忍「……よく、貴羅さんを受け入れたな」
響「あ……、それは俺自身も思ってる」
雪「キョウは読んじゃうから、仕方ないと思うの」
忍「分かんないんだけど?」
雪「貴羅さんの内面見ちゃうから、離れられないと思うの」
響「……」
忍「それは逃げようがない。諦めて長襦袢着てあげなよ。それにさ、色っぽい気がするし」
雪「僕もそう思うの。見てみたいけど、命が大切だから、想像だけにしておくの」
忍「貴羅さんなら跡形もなく消し去りそうだもんな」
響「………orz」
■響也→響
■忍→忍
雪「春名君はあの服着てくれたの?」
忍「着たっていうか、無理矢理服剥かれて、着せられたっていうのが正確かな?」
響「は?!」
忍「そもそも、あんな物紫綺さんに渡したアカが理解出来ない!」
雪「僕もね。嫌だったんだけど、素直に着ないと、春名君みたいに剥かれると思って……」
響「……想像出来るわ」
忍「キョウはあのゴスロリ服着たのか?」
響「着てねぇよ。ユキのサイズだったら、俺は着られねぇし」
雪「でも暁が貴羅さんも何かを注文してたって言ってたけど?」
響「思い出させるな! あれは黒歴史認定だ! ……嫌な予感がすっし」
忍「どう言うこと?」
響「泊まるたびに着せられそうで……」
雪「何を着せられたの?」
響「女物の朱色の長襦袢……」
雪・忍「……」
響「二人して黙るんじゃねぇ!」
忍「似合うかも」
雪「うん。洋より和だよね」
響「似合うわけねぇだろ! 貴羅さん、下着まで奪ったんだぞ!」
忍「流石、節操なし!」
雪「喰べられちゃったの?」
響「……まだ」
忍「わあ、生殺し。キョウやるなぁ」
響「へ? 生殺しって?」
雪「よく我慢してるって、暁は言ってるよ」
忍「だよな。あの人、気に入ったら本当に節操なかったみたいだし。それにさ、望まなくても向こうから寄ってきたみたいだし。来るもの拒まず、去るもの追わずだったらしいから」
雪「想像出来るね」
響「真実味がありすぎじゃねぇ?」
忍「飛弾野さん情報だと、日替わりだったって。定食みたいだよな」
響「……もう少しお預けだ」
雪「誰かに走ったら如何するの?」
響「……その時はその時だろう。逃げるだけだし。元に戻ったって思えばさ」
忍「我慢するんじゃない。あそこまで執着してるの初めて見るし。それ言ったらアカもだけど」
響「……なんか怖いんだよな」
雪「そう?」
忍「我妻は怖くなかったの? 初めての時さ」
雪「あの時は必死だったから。怖いって言うのとは違うよ。怖いって言うなら、離れていかれるかもって、そっちの方だったし」
響「刷り込みって恐ろしいよな」
忍「刷り込み?」
響「俺とユキはさ。小さい時からお袋にそっち方面の知識を植え付けられてんの」
忍「年季入ってる? 何年くらい?」
響「幼稚園の時には始まってたかもしんね」
忍「……よく、貴羅さんを受け入れたな」
響「あ……、それは俺自身も思ってる」
雪「キョウは読んじゃうから、仕方ないと思うの」
忍「分かんないんだけど?」
雪「貴羅さんの内面見ちゃうから、離れられないと思うの」
響「……」
忍「それは逃げようがない。諦めて長襦袢着てあげなよ。それにさ、色っぽい気がするし」
雪「僕もそう思うの。見てみたいけど、命が大切だから、想像だけにしておくの」
忍「貴羅さんなら跡形もなく消し去りそうだもんな」
響「………orz」
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