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06 無自覚なお人好し?(紫綺視点)
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■記憶の彼方で紫綺が貴羅に話したもう一人の兄の話を、暁が聞いた時に見せた反応です。
「訊きたいんだけど?」
暁がいきなりそんなことを言ってきた。しかも、わざわざ、五階まで足を運んで来て。手には何故かお盆を持って。
「何が訊きたいんだ?」
「あんたの上の兄って莫迦なの? お子様なの?」
ん? もしかして貴羅から聞いたのか?
「どっちもだが」
「最悪、有り得ない。一滴も同じ血が入ってなくて良かった」
はは……、その気持ち分かる。俺も同じ血を抜きたくなるからな。しかも、俺は両親が同じだ。そっちより、最悪度は半端ないけどな。
「それを訊きに来たのか?」
「そんなわけないでしょう。これ作ったからお裾分け」
渡されたお盆を素直に受け取る。掛けられていた布を暁が取ると出てきたのはケーキのように見えるもの。
「ババロアを使ったケーキ。明日、学校に持って行って、雪兎と食べようと思って」
まあ、器用だな。貴羅は全くお菓子全般は破壊的だと聞いたが。逆に暁はご飯系が苦手だと聞いた。ある意味、バランスが取れてるのか?
「忍にちゃんと食べさせて。ババロア好きだから」
言いたいだけ言って帰ってくあたりが、なんとも言えないな。苦笑いしか出ない。要は心配だから作ったんだろうな。しかも、二人分持ってきてくれるあたりが笑えるが。
■暁は前の日にババロア作ってました(`・ω・´) 少し多めに。更に前の日にプリンを作ってました。マメな奴(。・ω・。)
「訊きたいんだけど?」
暁がいきなりそんなことを言ってきた。しかも、わざわざ、五階まで足を運んで来て。手には何故かお盆を持って。
「何が訊きたいんだ?」
「あんたの上の兄って莫迦なの? お子様なの?」
ん? もしかして貴羅から聞いたのか?
「どっちもだが」
「最悪、有り得ない。一滴も同じ血が入ってなくて良かった」
はは……、その気持ち分かる。俺も同じ血を抜きたくなるからな。しかも、俺は両親が同じだ。そっちより、最悪度は半端ないけどな。
「それを訊きに来たのか?」
「そんなわけないでしょう。これ作ったからお裾分け」
渡されたお盆を素直に受け取る。掛けられていた布を暁が取ると出てきたのはケーキのように見えるもの。
「ババロアを使ったケーキ。明日、学校に持って行って、雪兎と食べようと思って」
まあ、器用だな。貴羅は全くお菓子全般は破壊的だと聞いたが。逆に暁はご飯系が苦手だと聞いた。ある意味、バランスが取れてるのか?
「忍にちゃんと食べさせて。ババロア好きだから」
言いたいだけ言って帰ってくあたりが、なんとも言えないな。苦笑いしか出ない。要は心配だから作ったんだろうな。しかも、二人分持ってきてくれるあたりが笑えるが。
■暁は前の日にババロア作ってました(`・ω・´) 少し多めに。更に前の日にプリンを作ってました。マメな奴(。・ω・。)
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