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時は過ぎて王国にて。
「メアリよ。今日は俺にいつもの頼む。いつも国王ばかりだったから、溜まりに溜まっているんだ。メアリにされるのは気持ちがよくて、耐えろと言われる方が無理な話だ。早くしてくれ。」
国王の側近は椅子に座ってメアリにある命令をした。
「かしこまりました。」
メアリはそう言うと側近の前に向かい合うように座った。
そして側近を奉仕しようとした時。
「ほう。国王も我との契約を忘れたみたいだな?これはれっきとした契約違反ぞ?」
側近の後ろで呆れたような声がしたと思ったら、「ぶぎゃあ」と声がして、側近が白目をむいて天井を見ている。
メアリは側近の後ろを見ると、そこにはサタンとレオンが立っていた。
「お主がメアリか?リオンが待っておる。一緒に来てもらうぞ。」
サタンがそう言うと、レオンがメアリの隣にやってきて腕を掴んだ。
「リオンはこのことは知っているのですか?」
メアリはサタンに聞くと代わりにレオンが「大丈夫だ。心配するな。」と答えて歩き出した。
それを確認したサタンは、側近に向かって火を放った。
そしてサタンは次の場所に向かった。
なんか外が騒がしい・・・。
ミーヤが寝ていると外の騒がしさで目が覚めた。
そして外を見るとあたりは火の海、魔人が大暴れしていた。
「なにこれ・・・なんで魔人がいるの・・・?」
ミーヤはこの光景が信じられなくて、外を眺めながら茫然としていた。
「お主がミーヤか?リオンとメアリが待っておる。一緒に来てもらおう。」
後ろから声がしてミーヤは振り返った。すると、そこにはサタンがいた。
「どうしてあなたがここにいるの?リオンを生贄として連れ去ったくせに!今度は私を殺すつもりなんでしょ?そうはいかないわ!」
ミーヤはサタンの話など聞く耳もたずで、手に持っていたナイフをサタンに振りかざした。
だが、サタンは簡単に避けてミーヤの後ろに回り、気絶させた。
「これで心置きなくこの国を滅ぼすことが出来るわ。」
サタンはそう言うと、いつの間にかそばにいたレオンにミーヤを託して、国を滅ぼしに行った。
それから王国が壊滅するには時間はかからなかった。
と言っても、サタンが2人の保護に回っている間、エルビノとフェルの2つの部隊が大暴れしていたおかげで、王国きっての特殊部隊も壊滅していた。
「ひぃ~・・・助けてください~~~何でもしますから~~~~うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
国王はサタンの足にしがみ付いて、生き延びようと試みるが無残にも切られてしまう。
「貴様、我との契約を忘れたのか!今更何でもすると言われても許さんぞ!」
サタンは怒りをぶつけるかのように国王に言い放ち、国王を切りつけた。
「ふっ・・・無様なものだ。我にばれないとでも思ったか。馬鹿な人間め。」
サタンは死んでいる国王に向かって言い放つと、その場を後にした。
「サタン様。サタン様の言いつけ通り2人は安全な場所へ避難させました。」
レオンがサタンに報告するとサタンは不敵な笑みをして一言。
「さて、最後の仕上げをするぞ」
その後イグラン王国は瞬く間に国は滅んでいった。
これも全部エルビノが作戦を立ててくれたおかげだ。
後で報酬を倍にしてやらねばな。
サタンは素敵な笑みを浮かべ、心の中でエルビノに礼を言った。
魔王国に帰ったサタンは、もう休んでいるリオンの部屋に行った。
そして寝ているリオンのそばに行くと、そっと頭に手を置いて頭を撫でた。
「リオンよ、はよ我のもとに来い。」
小声でつぶやくと、サタンは部屋から出て行った。
「メアリよ。今日は俺にいつもの頼む。いつも国王ばかりだったから、溜まりに溜まっているんだ。メアリにされるのは気持ちがよくて、耐えろと言われる方が無理な話だ。早くしてくれ。」
国王の側近は椅子に座ってメアリにある命令をした。
「かしこまりました。」
メアリはそう言うと側近の前に向かい合うように座った。
そして側近を奉仕しようとした時。
「ほう。国王も我との契約を忘れたみたいだな?これはれっきとした契約違反ぞ?」
側近の後ろで呆れたような声がしたと思ったら、「ぶぎゃあ」と声がして、側近が白目をむいて天井を見ている。
メアリは側近の後ろを見ると、そこにはサタンとレオンが立っていた。
「お主がメアリか?リオンが待っておる。一緒に来てもらうぞ。」
サタンがそう言うと、レオンがメアリの隣にやってきて腕を掴んだ。
「リオンはこのことは知っているのですか?」
メアリはサタンに聞くと代わりにレオンが「大丈夫だ。心配するな。」と答えて歩き出した。
それを確認したサタンは、側近に向かって火を放った。
そしてサタンは次の場所に向かった。
なんか外が騒がしい・・・。
ミーヤが寝ていると外の騒がしさで目が覚めた。
そして外を見るとあたりは火の海、魔人が大暴れしていた。
「なにこれ・・・なんで魔人がいるの・・・?」
ミーヤはこの光景が信じられなくて、外を眺めながら茫然としていた。
「お主がミーヤか?リオンとメアリが待っておる。一緒に来てもらおう。」
後ろから声がしてミーヤは振り返った。すると、そこにはサタンがいた。
「どうしてあなたがここにいるの?リオンを生贄として連れ去ったくせに!今度は私を殺すつもりなんでしょ?そうはいかないわ!」
ミーヤはサタンの話など聞く耳もたずで、手に持っていたナイフをサタンに振りかざした。
だが、サタンは簡単に避けてミーヤの後ろに回り、気絶させた。
「これで心置きなくこの国を滅ぼすことが出来るわ。」
サタンはそう言うと、いつの間にかそばにいたレオンにミーヤを託して、国を滅ぼしに行った。
それから王国が壊滅するには時間はかからなかった。
と言っても、サタンが2人の保護に回っている間、エルビノとフェルの2つの部隊が大暴れしていたおかげで、王国きっての特殊部隊も壊滅していた。
「ひぃ~・・・助けてください~~~何でもしますから~~~~うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
国王はサタンの足にしがみ付いて、生き延びようと試みるが無残にも切られてしまう。
「貴様、我との契約を忘れたのか!今更何でもすると言われても許さんぞ!」
サタンは怒りをぶつけるかのように国王に言い放ち、国王を切りつけた。
「ふっ・・・無様なものだ。我にばれないとでも思ったか。馬鹿な人間め。」
サタンは死んでいる国王に向かって言い放つと、その場を後にした。
「サタン様。サタン様の言いつけ通り2人は安全な場所へ避難させました。」
レオンがサタンに報告するとサタンは不敵な笑みをして一言。
「さて、最後の仕上げをするぞ」
その後イグラン王国は瞬く間に国は滅んでいった。
これも全部エルビノが作戦を立ててくれたおかげだ。
後で報酬を倍にしてやらねばな。
サタンは素敵な笑みを浮かべ、心の中でエルビノに礼を言った。
魔王国に帰ったサタンは、もう休んでいるリオンの部屋に行った。
そして寝ているリオンのそばに行くと、そっと頭に手を置いて頭を撫でた。
「リオンよ、はよ我のもとに来い。」
小声でつぶやくと、サタンは部屋から出て行った。
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