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第8話 初めての魔法
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「魔法が浮かびあがった! これは……レイ?」
出雲は浮かびあがった魔法名をレイと呼んだ。雫と美桜にはその文字が読めないので、レイって魔法が出たんだとしか思えなかった。
「その呪文ってなんて書いてあるの?」
美桜が興味津々に目を輝かせて出雲に詰め寄って聞いてくる。出雲は魔法書を手に取って一ページ目に書かれている呪文を読み始める。
「光よ収束し、敵を打てって書いてあるよ」
出雲が説明をすると、まずはその一つの魔法だけだねと美桜が言う。
「魔法は呪文と発動イメージが大切なの。 呪文もただ言うだけじゃ意味がなくて、イメージとマッチしないと発動はしないわ」
そう言われて出雲は頭を抱えて悩んでしまう。自身にどれだけの魔力量があるかも分からないので一度発動したら魔力が無くなるかも知れないが、出雲はそれでも魔法を練習しようと決めた。
「やってみます!」
出雲がそう意気込むと、雫が魔法を発動してみましょうと言う。出雲は魔法書を左手に持ってレイを発動しようとする。
「光よ収束し、敵を打て……レイ!」
出雲がそう叫ぶと、何も起こらなかった。
「何も起こらない!? イメージが足りないのかな?」
出雲はレイのイメージを再度頭の中に思い描くことにした。レイとは光属性の魔法とは。
「俺の考える光属性のレイ……これだ!」
そう叫ぶと目を見開いて呪文を唱えて光属性のレイを発動させようとする。数秒の静寂が流れると、突然出雲の周りに光の小さな球が現れて一つに収束する。その収束した弾は十個ほどにまとまり、出雲の周りに浮かんだ。
「ま、魔法が出来た! 魔法を発動出来た!」
出雲が喜ぶと、雫と美桜も出雲が魔法を扱えたことを喜んでいた。
「やったね出雲! 魔法使えた!」
美桜はそう言いながら出雲に抱き着く。出雲は美桜を抱き返すも、筋力がほぼないに等しいので美桜ごと地面に倒れてしまう。
「ご、ごめん。 力がなくて支えられなかった……」
出雲のその言葉に、美桜は仕方ないから大丈夫と言う。
「今は筋力がなくても仕方ないよ! すぐに鍛えれば筋力つくさ!」
美桜のその励ましに、出雲がありがとうと返す。すると、雫が異世界の出雲さんでも魔法が扱えることが分かりましたねと言い、魔法の鍛錬も行っていきましょうと言う。
「はい! よろしくお願いします!」
出雲が笑顔で言うと雫が任されましたと笑顔で返した。
「ありがとうございます! 絶対試験に合格するぞ!」
右拳を上げて意気込む出雲は、不意に意識が朦朧とし始めてしまう。
「うぐぅ……急にめまいが……」
左手で頭部を抑えながら立ち眩みの様にふらつく出雲に、美桜がすぐに出雲の身体を支えた。
「大丈夫!? 魔力が枯渇した!?」
美桜がそう聞くと出雲は分からないと答えた。
「なんか一気に脱力感が襲ってきて、身体に力が入らなくて……」
出雲が説明をすると、美桜がそれは魔力切れだねと言う。「魔力切れ!? 俺の魔力は一回魔法使っただけで枯渇する程に少ないのか!」
出雲は魔力が少なすぎると泣きそうになっていると、雫が魔力量は増やせますと言う。
「本当!? 魔力は増やせるの!?」
出雲が雫に詰め寄って聞くと、近いですと言いながら出雲の胸に両手を当てて押し返した。
「あ、ごめんなさい」
出雲は謝ると雫が大丈夫ですと言う。
「魔力は筋力や体力と同じで鍛えれば鍛えるだけ増えます。 ただし、鍛えても増える上限は個人個人で違います。 鍛え方も特殊なものから簡単なものまであります」
出雲はそう聞き、難しいものから簡単なものかと呟く。出雲は体力トレーニングと共にできるのがないかと聞くと、雫が簡単なことからやりましょうと提案した。
「わかりました! あ、少し休憩したら治ってきました!」
出雲はそう報告し、美桜と雫が良かったと安堵していた。そして、出雲は夕食の時間まで適度な休憩を入れながら腕立て伏せや腹筋に背筋、そして魔法を放っていく訓練であった。筋力と同じように負荷を与えて回復してまた負荷をかける。この繰り返して倒れながらも魔力量の上限を増やしていく訓練をしていく。ただし、上限や伸び率には個人差があるのでそこは仕方ないと言われている。
それでも出雲は力を使えるようになるために辛い訓練をすることに決めた。今は身体を作って魔法を無理なく扱えるようにすると決心していた。出雲は訓練を開始して三十分して五分の休憩を繰り返していた。どうしても身体が動かなくなってしまい、休憩をしなければならなかった。また、魔法を扱っても一回使うと倒れそうになるため、そこでも辛かった。
しかし、何回か倒れながら魔法を使っていくと一回使用しても倒れることが少なくなってきていた。二回、三回と使用できるようになり、出雲は魔法が連発出来るとガッツポーズをした。
「魔力がこの短期間で上がってる!」
出雲はその場に倒れながら喜んでいた。
「俺は成長してる! 成長してるぞ!」
喜んで声を上げていると、美桜が軽食のおにぎりを三個ランチボックスに入れて持ってきていた。
「大丈夫? キツクない?」
美桜が地面に倒れている出雲を覗き込む形で言うと、出雲は心配してくれてありがとうと返す。
「だんだん魔力量があがってきてる気がする! それに体力も少しずつだけどあがってる気がする!」
出雲が倒れながら言うと、美桜が無理はし過ぎないでねと言う。
「極端に魔力が減って上がってを繰り返すと、魔力酔いをしちゃうからね!」
美桜のその言葉に魔力酔いなんてこともあるのかと納得をする。やりすぎにも注意だなと気をつけようと決めると、起き上がろうとした。しかし、身体が言うことを聞かずに起き上がれなかった。
「ごめん……身体が動かない……」
出雲のその言葉を聞いた美桜は、地面に座って出雲の肩を抱いて起き上がらせようとする。すると、出雲は美桜から良い匂いがすると思いながら抱き起こされた。
出雲は浮かびあがった魔法名をレイと呼んだ。雫と美桜にはその文字が読めないので、レイって魔法が出たんだとしか思えなかった。
「その呪文ってなんて書いてあるの?」
美桜が興味津々に目を輝かせて出雲に詰め寄って聞いてくる。出雲は魔法書を手に取って一ページ目に書かれている呪文を読み始める。
「光よ収束し、敵を打てって書いてあるよ」
出雲が説明をすると、まずはその一つの魔法だけだねと美桜が言う。
「魔法は呪文と発動イメージが大切なの。 呪文もただ言うだけじゃ意味がなくて、イメージとマッチしないと発動はしないわ」
そう言われて出雲は頭を抱えて悩んでしまう。自身にどれだけの魔力量があるかも分からないので一度発動したら魔力が無くなるかも知れないが、出雲はそれでも魔法を練習しようと決めた。
「やってみます!」
出雲がそう意気込むと、雫が魔法を発動してみましょうと言う。出雲は魔法書を左手に持ってレイを発動しようとする。
「光よ収束し、敵を打て……レイ!」
出雲がそう叫ぶと、何も起こらなかった。
「何も起こらない!? イメージが足りないのかな?」
出雲はレイのイメージを再度頭の中に思い描くことにした。レイとは光属性の魔法とは。
「俺の考える光属性のレイ……これだ!」
そう叫ぶと目を見開いて呪文を唱えて光属性のレイを発動させようとする。数秒の静寂が流れると、突然出雲の周りに光の小さな球が現れて一つに収束する。その収束した弾は十個ほどにまとまり、出雲の周りに浮かんだ。
「ま、魔法が出来た! 魔法を発動出来た!」
出雲が喜ぶと、雫と美桜も出雲が魔法を扱えたことを喜んでいた。
「やったね出雲! 魔法使えた!」
美桜はそう言いながら出雲に抱き着く。出雲は美桜を抱き返すも、筋力がほぼないに等しいので美桜ごと地面に倒れてしまう。
「ご、ごめん。 力がなくて支えられなかった……」
出雲のその言葉に、美桜は仕方ないから大丈夫と言う。
「今は筋力がなくても仕方ないよ! すぐに鍛えれば筋力つくさ!」
美桜のその励ましに、出雲がありがとうと返す。すると、雫が異世界の出雲さんでも魔法が扱えることが分かりましたねと言い、魔法の鍛錬も行っていきましょうと言う。
「はい! よろしくお願いします!」
出雲が笑顔で言うと雫が任されましたと笑顔で返した。
「ありがとうございます! 絶対試験に合格するぞ!」
右拳を上げて意気込む出雲は、不意に意識が朦朧とし始めてしまう。
「うぐぅ……急にめまいが……」
左手で頭部を抑えながら立ち眩みの様にふらつく出雲に、美桜がすぐに出雲の身体を支えた。
「大丈夫!? 魔力が枯渇した!?」
美桜がそう聞くと出雲は分からないと答えた。
「なんか一気に脱力感が襲ってきて、身体に力が入らなくて……」
出雲が説明をすると、美桜がそれは魔力切れだねと言う。「魔力切れ!? 俺の魔力は一回魔法使っただけで枯渇する程に少ないのか!」
出雲は魔力が少なすぎると泣きそうになっていると、雫が魔力量は増やせますと言う。
「本当!? 魔力は増やせるの!?」
出雲が雫に詰め寄って聞くと、近いですと言いながら出雲の胸に両手を当てて押し返した。
「あ、ごめんなさい」
出雲は謝ると雫が大丈夫ですと言う。
「魔力は筋力や体力と同じで鍛えれば鍛えるだけ増えます。 ただし、鍛えても増える上限は個人個人で違います。 鍛え方も特殊なものから簡単なものまであります」
出雲はそう聞き、難しいものから簡単なものかと呟く。出雲は体力トレーニングと共にできるのがないかと聞くと、雫が簡単なことからやりましょうと提案した。
「わかりました! あ、少し休憩したら治ってきました!」
出雲はそう報告し、美桜と雫が良かったと安堵していた。そして、出雲は夕食の時間まで適度な休憩を入れながら腕立て伏せや腹筋に背筋、そして魔法を放っていく訓練であった。筋力と同じように負荷を与えて回復してまた負荷をかける。この繰り返して倒れながらも魔力量の上限を増やしていく訓練をしていく。ただし、上限や伸び率には個人差があるのでそこは仕方ないと言われている。
それでも出雲は力を使えるようになるために辛い訓練をすることに決めた。今は身体を作って魔法を無理なく扱えるようにすると決心していた。出雲は訓練を開始して三十分して五分の休憩を繰り返していた。どうしても身体が動かなくなってしまい、休憩をしなければならなかった。また、魔法を扱っても一回使うと倒れそうになるため、そこでも辛かった。
しかし、何回か倒れながら魔法を使っていくと一回使用しても倒れることが少なくなってきていた。二回、三回と使用できるようになり、出雲は魔法が連発出来るとガッツポーズをした。
「魔力がこの短期間で上がってる!」
出雲はその場に倒れながら喜んでいた。
「俺は成長してる! 成長してるぞ!」
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「大丈夫? キツクない?」
美桜が地面に倒れている出雲を覗き込む形で言うと、出雲は心配してくれてありがとうと返す。
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