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第1章
第8話 試験の始まり
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ついにこの時が来た。
魔法騎士団入団試験の日がやってきたのである。早朝に目が覚めた出雲は静かに二階にあるリビングに移動をすると、既に祖母が朝食の準備をしている姿がそこにあった。
「もう起きたのかい? まだ寝てて平気だよ?」
「なんか気持ちよく起きたから降りてきたよ。今日が試験だからかもしれないけどね」
冷蔵庫からお茶をコップに入れて一口飲んだ。
椅子に座ってさらにもう一口飲んで、ほっと一息をつく。緊張をしていないからといって、落ち着いているわけではない。試験当日であるので不安が残っているからだ。
「不安かい? 顔に出ているよ」
顔が強張っていたのか、祖母が話しかけてくれる。
椅子に立て掛けている刀を触りながら、不安を感じていることを言うことにした。
「あれだけ訓練をしても、試験の詳細が分からないからさ。やっぱり不安が出て来てね……」
「そういう時はこれまで頑張ってきた自分を褒めて、誰よりも訓練をしたという自信を持てばいいのよ。出雲より下もいれば上もいるわ。その上の人であってもさらに上がいる。今この瞬間まで頑張ったことを誇りに思って試験を受ければいいのよ」
まさカこんなことを言われるとは思わなかった。
祖母がこれほどまでに自身のことを考えていたことや、これまで頑張ったことを誇ればいいと言われるとは思わなかったからだ。
「俺、頑張るよ……必ず合格してくるよ!」
「出雲なら大丈夫。応援をしているわ!」
涙目になって頑張るというと、ティッシュを一枚手渡してくれた。そのティッシュで涙を拭っていると、祖母がカツカレーを目の前に置いてくれる。
「勝負に華麗に勝ってきなさい。出雲ならできるわよ」
「ありがとう……絶対勝つよ!」
拭った涙が再度溢れてくる。
美味しいカツカレーが少ししょっぱいと感じながら完食をした。そして通学鞄の中に受験票などの必要書類や筆記用具を入れて、源十郎からもらった神楽耶を刀を入れる専用の刀袋に入れ持っていくことにした。
「忘れ物はないかい?」
「うん、大丈夫! ありがとう!」
笑顔を祖母に向けると、家を出て魔法騎士団本部に向かうことにした。最寄り駅から電車を乗り継いで、東ノ宮駅に向かうことにする。
東ノ宮はこの国の首都機能が一括集中している地域である。国を治める王の住む超高層ビルに隣接して魔法騎士団本部の建物が作られており、他にも行政機関や司法機関など重要な機関が密集している。
「あまり行かない場所だよな。行くだけで緊張をするよ」
最寄り駅である秋風駅から、電車を乗り継いで一時間。通勤時間に当たってしまい満員電車のキツイ車内を我慢しながら東ノ宮駅に到着をした。
「流石に重要施設や国王がいる場所だ。警備の人や各種機関に勤めている人で溢れているな。俺が行く場所は東口から出て真っ直ぐか」
巨大なターミナル駅となっている東ノ宮駅。そこから東西南北の出入り口がある中で、出雲は東口から出た。
東口には国王が住んでいる高層ビルやコンビニエンスストアに大小様々な企業が見える。各種機関は西口や南口にあるようで、東口には一般企業が多数あるようだ。
「国王のビルって高いなー。ここに王族や王直轄の組織が入っているんだよな。超重要施設って感じだよな」
王族が住むビルは地上五十階、地下十階の縦に長い超高層ビルとなっており、東ノ宮ビルという名前だ。そのビルはガラス張りな部分とそうではない部分に分けられ、最上階に王が住んでいる。
また、厳重に警備をされているビルであるので、不用意に近寄っただけで警備員に止められてしまうことでも有名である。
「あまり近寄らない方がいいな。気を付けよう」
呼び止められて試験時間に遅れないようにするため、ビルを見ずに真っ直ぐ前だけを見た。魔法騎士団の本部はその右側に隣接されるように建設をされている。ビルの形は王族と同じであるが、白色に対して黒色の配色が施されている。
「さて、到着をしたけどまだ誰もいないな。集合時刻一時間前だからか?」
早く到着をしてしまったと思っていたのだが、ビルの前で十分程度待っても誰も来ない。受験者達は迷っているのかと思うが、中に入っていようと決めて歩みを進めることにした。
「中に入るか。既に誰かいるかもしれないからな」
入り口の強化ガラス製の両開きドアを開けて、一階ロビーに入った。
そこには多数の職員と思われる人達が忙しなく動いている姿が目に入る。ある人は書類を持ちながら、またある人は邪魔だと叫びながら走っている人で溢れていた。
「魔法騎士団で働く人はこんなに忙しいのか……でも忙しなく動いている人は事務員って感じがするな。武器とか持っていないし、運営として働いている人達なのかな?」
出雲が思った通り、忙しなく動いている人は魔法騎士団に事務職として採用をされた人達である。多種多様な職種がある中でこの本部は全ての支部の事務仕事を集約しているので多忙を極めている。
「とりあえず受付カウンターに行こうかな。そこで聞けば分かるか」
一階ロビーの中央にある受付カウンターに歩いて行く。
そこには二人の女性が立っており、来館した人達の質問に答えているようだ。
「すみません。聞きたいことがあるんですけど」
「はい。どのようなご用件でしょうか?」
黒い小さな帽子を付けて青い事務服を着ている受付嬢は、出雲に対して何かございますかと続けて聞いてくる。
「あ、今日行われる魔法騎士団の入団試験を受けに来たんですけど、どこに行けばいいか分からなくて」
受付嬢に受験票を見せると、学生が受けに来たと小さく呟いた声が聞こえた。
すぐに申し訳ございませんと謝られたが、やはり学生が受けることは滅多にないらしい。
「あ、大丈夫です。それでどこに行けばいいですか?」
「二階の大会議室に移動をお願いします。そこで説明があります」
「分かりました。ありがとうございます」
頭を下げて周囲を見渡すと、奥に階段があるのが見えたので階段を上って二階に移動をする。一階とは違って、途端に静かなになった。
「二階に来たけど、大会議室ってどこだ?」
周囲を見渡すと、会議室と書かれている部屋が多数あるだけである。
道なりに歩くと目の前に大会議室という看板が掛けられている部屋が現れた。そこが言われた部屋だと思い、出雲は静かに扉を開ける。すると多数並べられた机と椅子があり、そこには誰もいなかった。
「誰もいない? 試験四十分前なのに?」
誰もいないのはおかしいと思いながら、近くにある椅子に座ることにした。
「誰もいない。集合時刻が迫っているのに、誰もいないなんてありえないはず……何かあるのか?」
受験票を見ながら考えていると、突然部屋が暗くなってしまった。
「な、なに!? 何が起きたの!?」
突然のことに戸惑っていると、誰かが部屋の中に入って来る音が聞こえた。神楽耶を取り出そうと考えたが、魔法騎士団本部でしかも試験会場なので、不審な人がいるはずがないと考えたので取り出すのはやめた。
「だ、誰ですか!? 誰かいるんですか!?」
入り口の方向に叫ぶが誰も反応をしない。
誰かが入って来たことは確かなので、これも試験の一部なのかと思ってしまう。仕方がないので、刀袋から神楽耶を取り出して構えることにする。
「これが試験なのか分からないけど、とりあえず何かをするしかない!」
天明流の構えをすると入り口の方から何やら声が聞こえてくるが、何を言っているのかは聞こえない。ただ、出雲の動きに関心をしたような声であることは分かった。
「どこだ! どこにいる!?」
暗い部屋に目が全く慣れない。
気配を感じ取ろうとするが感じない。まさに暗闇に囚われていた。しかし流れに身を任せることなく、天明流の構えをしながら徐々に迫ってきている謎の人物に対処をしようとした。
「来るのか……目と鼻の先にいるみたいだ……」
視覚に頼らずに構え続けると、謎の人物が机に軽く衝突をした音が聞こえた。
「そこか!」
音がした方向に刀を振り下ろすと軽く防がれてしまうが、若い男性の声で良い太刀筋だと褒められた。
「あ、ありがとうございます……」
「だが、まだまだ弱い」
「え?」
その言葉を発した瞬間、腹部に強い衝撃を受けて床に倒れてしまう。
意識が遠くなってくると、部屋が明るくなって若い男女が数人部屋の中に入って来るのが見えた。
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「もう起きたのかい? まだ寝てて平気だよ?」
「なんか気持ちよく起きたから降りてきたよ。今日が試験だからかもしれないけどね」
冷蔵庫からお茶をコップに入れて一口飲んだ。
椅子に座ってさらにもう一口飲んで、ほっと一息をつく。緊張をしていないからといって、落ち着いているわけではない。試験当日であるので不安が残っているからだ。
「不安かい? 顔に出ているよ」
顔が強張っていたのか、祖母が話しかけてくれる。
椅子に立て掛けている刀を触りながら、不安を感じていることを言うことにした。
「あれだけ訓練をしても、試験の詳細が分からないからさ。やっぱり不安が出て来てね……」
「そういう時はこれまで頑張ってきた自分を褒めて、誰よりも訓練をしたという自信を持てばいいのよ。出雲より下もいれば上もいるわ。その上の人であってもさらに上がいる。今この瞬間まで頑張ったことを誇りに思って試験を受ければいいのよ」
まさカこんなことを言われるとは思わなかった。
祖母がこれほどまでに自身のことを考えていたことや、これまで頑張ったことを誇ればいいと言われるとは思わなかったからだ。
「俺、頑張るよ……必ず合格してくるよ!」
「出雲なら大丈夫。応援をしているわ!」
涙目になって頑張るというと、ティッシュを一枚手渡してくれた。そのティッシュで涙を拭っていると、祖母がカツカレーを目の前に置いてくれる。
「勝負に華麗に勝ってきなさい。出雲ならできるわよ」
「ありがとう……絶対勝つよ!」
拭った涙が再度溢れてくる。
美味しいカツカレーが少ししょっぱいと感じながら完食をした。そして通学鞄の中に受験票などの必要書類や筆記用具を入れて、源十郎からもらった神楽耶を刀を入れる専用の刀袋に入れ持っていくことにした。
「忘れ物はないかい?」
「うん、大丈夫! ありがとう!」
笑顔を祖母に向けると、家を出て魔法騎士団本部に向かうことにした。最寄り駅から電車を乗り継いで、東ノ宮駅に向かうことにする。
東ノ宮はこの国の首都機能が一括集中している地域である。国を治める王の住む超高層ビルに隣接して魔法騎士団本部の建物が作られており、他にも行政機関や司法機関など重要な機関が密集している。
「あまり行かない場所だよな。行くだけで緊張をするよ」
最寄り駅である秋風駅から、電車を乗り継いで一時間。通勤時間に当たってしまい満員電車のキツイ車内を我慢しながら東ノ宮駅に到着をした。
「流石に重要施設や国王がいる場所だ。警備の人や各種機関に勤めている人で溢れているな。俺が行く場所は東口から出て真っ直ぐか」
巨大なターミナル駅となっている東ノ宮駅。そこから東西南北の出入り口がある中で、出雲は東口から出た。
東口には国王が住んでいる高層ビルやコンビニエンスストアに大小様々な企業が見える。各種機関は西口や南口にあるようで、東口には一般企業が多数あるようだ。
「国王のビルって高いなー。ここに王族や王直轄の組織が入っているんだよな。超重要施設って感じだよな」
王族が住むビルは地上五十階、地下十階の縦に長い超高層ビルとなっており、東ノ宮ビルという名前だ。そのビルはガラス張りな部分とそうではない部分に分けられ、最上階に王が住んでいる。
また、厳重に警備をされているビルであるので、不用意に近寄っただけで警備員に止められてしまうことでも有名である。
「あまり近寄らない方がいいな。気を付けよう」
呼び止められて試験時間に遅れないようにするため、ビルを見ずに真っ直ぐ前だけを見た。魔法騎士団の本部はその右側に隣接されるように建設をされている。ビルの形は王族と同じであるが、白色に対して黒色の配色が施されている。
「さて、到着をしたけどまだ誰もいないな。集合時刻一時間前だからか?」
早く到着をしてしまったと思っていたのだが、ビルの前で十分程度待っても誰も来ない。受験者達は迷っているのかと思うが、中に入っていようと決めて歩みを進めることにした。
「中に入るか。既に誰かいるかもしれないからな」
入り口の強化ガラス製の両開きドアを開けて、一階ロビーに入った。
そこには多数の職員と思われる人達が忙しなく動いている姿が目に入る。ある人は書類を持ちながら、またある人は邪魔だと叫びながら走っている人で溢れていた。
「魔法騎士団で働く人はこんなに忙しいのか……でも忙しなく動いている人は事務員って感じがするな。武器とか持っていないし、運営として働いている人達なのかな?」
出雲が思った通り、忙しなく動いている人は魔法騎士団に事務職として採用をされた人達である。多種多様な職種がある中でこの本部は全ての支部の事務仕事を集約しているので多忙を極めている。
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「あ、今日行われる魔法騎士団の入団試験を受けに来たんですけど、どこに行けばいいか分からなくて」
受付嬢に受験票を見せると、学生が受けに来たと小さく呟いた声が聞こえた。
すぐに申し訳ございませんと謝られたが、やはり学生が受けることは滅多にないらしい。
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頭を下げて周囲を見渡すと、奥に階段があるのが見えたので階段を上って二階に移動をする。一階とは違って、途端に静かなになった。
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周囲を見渡すと、会議室と書かれている部屋が多数あるだけである。
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入り口の方向に叫ぶが誰も反応をしない。
誰かが入って来たことは確かなので、これも試験の一部なのかと思ってしまう。仕方がないので、刀袋から神楽耶を取り出して構えることにする。
「これが試験なのか分からないけど、とりあえず何かをするしかない!」
天明流の構えをすると入り口の方から何やら声が聞こえてくるが、何を言っているのかは聞こえない。ただ、出雲の動きに関心をしたような声であることは分かった。
「どこだ! どこにいる!?」
暗い部屋に目が全く慣れない。
気配を感じ取ろうとするが感じない。まさに暗闇に囚われていた。しかし流れに身を任せることなく、天明流の構えをしながら徐々に迫ってきている謎の人物に対処をしようとした。
「来るのか……目と鼻の先にいるみたいだ……」
視覚に頼らずに構え続けると、謎の人物が机に軽く衝突をした音が聞こえた。
「そこか!」
音がした方向に刀を振り下ろすと軽く防がれてしまうが、若い男性の声で良い太刀筋だと褒められた。
「あ、ありがとうございます……」
「だが、まだまだ弱い」
「え?」
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