13 / 18
第2章 運命は巡る
第13話 お気に入りの店
しおりを挟む
「美味しいな……この村は魔人族の村なんだよね?」
「そうよ。この村はルスト村って呼ばれているわ。初代村長の名前から決めたらしいわよ」
ルスト村と聞いて、出雲はその名前に全く心当たりがなかった。
配達の仕事をしていた際には大和国以外の話など聞いたことがないため、全てが新しいことばかりである。
「大和国以外のことはわからないな……」
「君は大和国から来たの!? あの国って凄く大きくていつか行ってみたいわ!」
大和国と聞いた瞬間に、レナは大はしゃぎをしてしまう。
「そんなに大和国に行きたいの?」
「この村よりも人が沢山いて、色々なものがあるんでしょ!? 行ってみたいわ!」
あれもしたいこれもしたいとレナが早口で話していると、出雲はいつか行った時に案内をするよと微笑しながら言う。
「本当!? 絶対よ!」
「ああ。約束するよ」
その言葉を聞いたレナは、出雲に青白い紋様が描かれている茶器にお茶を注いで手渡した。
「これは?」
「この村で作っているお茶よ。凄い美味しいから飲んでみて」
出雲は茶器に注がれたお茶を一口飲むと、美味しいと自然に声を発していた。
奥深さを感じる味に、飲んだ後にもわかるお茶の香りで心が満たされるようであった。
「どう? 美味しいでしょ?」
「凄い美味しい! 何杯でも飲めるよ!」
「飲みすぎるとトイレに行きたくなるから注意をしてね」
レナはもう一杯お茶を注ぐと、自身も飲み始めた。
「そういや、まだ服を着てなかったね。あっちに服が置いてあるから着てね」
レナが教えてくれた先を見ると、そこには無地の黒色のTシャツと青色の長ズボンが置いてあった。
「先生が目が覚めた時に着るようにと、用意をしてくれていたの。会った時に感謝をするといいわね」
「わかった。ありがとう」
出雲は静かにベットから立つと、用意をされていた服を着た。
サイズはちょうど自身の体格に合っているようで、難なく着ることが出来た。
「され、この村を案内するわね。村は活気で溢れてて良い村よ!」
「そうなの? 楽しみだな」
レナの後に続いて診療所を出ようとすると、ドアが開いた。
誰かが診療所に入ってきたようで、レナはその人を見ると先生と言葉を発していた。
「おや? また来たのか?」
先生と呼ばれた医師がレナを見ていると、その後ろにいる出雲の姿に気が付いた。
「目が覚めたのか!? 意外と早かったな。少しそこで待っててくれ」
医師は2人をその場で留めると、奥の事務所に向かった。
「何かあったのかな?」
「前に何か言っていたような……」
レナが何かを思い出そうとしていると事務所から医師が戻り、一枚の紙を出雲に手渡す。
「これは?」
「それは今回の費用の明細書だよ。君に支払ってもらう料金さ」
「そんな!? しかもこんな大金なんて持ってないし、世界共通通貨なんてどうやって……」
世界共通通貨はこの世界の国々で設定をしている通貨とは別に、どの国でも使用が可能な通貨である。
大和国の通貨が円であるのなら、世界共通通貨はセタという通貨名である。通貨を交換をする場所は各国々に設置されており、そこで自国の通貨をセタやその国で使用をしている通貨と交換をすることが可能となっている。
「ま、この国ではセタを基本としているから仕事をして稼ぐといいよ。気長に待っているから安心していいぞ」
「あ、ありがとうございます……」
出雲は紙に書かれている500万セタを見て、どれくらい働かないとダメなんだと落胆をしていた。
「ここで働くと、1日5000セタかな? 返済に時間が必要だね……」
「5000セタしかもらえないのか……」
ため息をついている出雲を見たレナは、とりあえず外に出ようと言う。
そうだねと小さな声で出雲は返答をすると、村は活気に溢れているからねと励まそうとしていた。
「そうだね。借金もあるし、この村で体を癒していくしかないか」
「その意気だよ!」
2人は顔を見合わせて診療所を出ると、日の光が出雲を襲う。
久しぶりの太陽の日差しだったので、眩しかったのか出雲は目を手で覆った。
「眩しい……日の光がこんなに眩しいなんて……」
「1週間も寝ていたから仕方ないよ! こっちこっち!」
診療所は村の東側にあったようで、そこは草花に囲まれている静かな場所であった。すぐ側には巨木があり、そこには木の実が実っているのが見える。
レナは診療所から右側に移動をし、村の中心部に行くようである。
「こっちには村で1番栄えている商店街があるわよ! 早く来て!」
「今行くよ!」
突然走り出したレナを追いかける形で、出雲は走り出す。
どうしてレナがここまでしてくれるのかわからないが、今はこれでいいかと出雲は笑顔で追いかける。
「ここよ! 結構人いるでしょ! 服から食器まで幅広く売っている商店街よ! この村にはここ以外にも商店街はあるけど、この商店街程大きくないから、ここに来ると良いわよ!」
「そっか、ありがとう」
周囲を見渡しながらありがとうと言うと、商店街を歩いている人達がレナに挨拶をしていた。
「レナちゃんおはようー」
「レナお姉ちゃんおはよう!」
「おう! 今日も元気みたいだな!」
大人から子供まで、男女問わずレナに話しかけていた。
レナは話しかけてきた全員に挨拶をすると、ごめんねと出雲に言った。
「大丈夫だよ。凄い人気なんだね」
「私が村長の娘だからってだけよ。それに嫌っている人もいるみたいだしね」
「そうなのか? 俺にはレナ自身の魅力で人気があると思うけどな」
ありがとうと出雲を見て行ったレナは、こっちに良いお店があるのよと手を握って連れて行く。商店街を5分程度歩くと、木製で造られた趣がある店が見えてきた。
「ここが私のおすすめのお店よ! ここのお茶や菓子が美味しいのよ!」
「そうなんだ。興味あるなー」
出雲が店の中を外から見ていると、レナが入りましょうと声をかける。
「俺お金を持っていないよ? 大丈夫なの?」
「私が払うから安心をして。さ、入りましょう」
その言葉と共に2人は店内に入っていく。店内は木製の椅子や机が多くあり、さながら森の中にあるカフェといった感じである。店内の角には観葉植物が多数置かれ、壁には木製の時計が設置してあり、落ち着く雰囲気を感じる。
またカウンターには1人の初老の男性が食器を拭いている最中であり、レナを見るといらっしゃいと低い声で歓迎をした。
「こんにちはマスター! また来たわ!」
「結構な頻度で来るね。そんなに気に入ったのかい?」
カウンターの席に座るレナを見て出雲はその左隣に座った。
カフェのマスターはいつものでいいかいとレナに話しかける。
「うん! こっちの人にも同じのをお願い」
「かしこまりました」
マスターはその言葉を発すると、お茶を作り始めた。
「マスターの作るお茶は美味しいのよ! 独自に作っている茶葉から作る絶品のお茶よ! 是非飲んでよ!」
カフェのマスターよりも商品に詳しいレナは、出雲にお茶を勧め続ける。
「わかったわかった! そのお茶をもらうよ!」
「そうこなくっちゃ! マスター! そのお茶もう1つ!」
レナが元気な声で注文をすると、マスターがかしこまりましたと落ち着いた声色で言う。
「このカフェは落ち着いた良い雰囲気だね。俺のいた町にはなかったかな」
「そうなのよ! このカフェは最高よ! この村で1番のカフェなんだから!」
レナが胸を張って出雲に良い点を説明していると、マスターがお待たせしましたとお茶を2人の前に置いた。
「良い香りでしょ? これはマスターが独自に栽培をしている香芳という茶葉から作ったお茶よ。香りや味も風味も良い全部が最高品質なお茶よ!」
「私の説明がいらないね。レナ君が言ったように、私が独自に作った茶葉のお茶だ。是非飲んでみてくれ」
出雲は凄いと言いながらお茶の香りを楽しんでいた。
「落ち着く……悩みなんて吹き飛ぶようだ……味も濃すぎないしさっぱりもし過ぎないで飲みやすい……何杯でも飲める!」
「好きになったみたいね! 良かったわ!」
お茶を一気に飲み干した出雲を見たレナが、そういや名前を聞いてなかったわねと話しかけた。
「君の名前を教えて! まだ聞いてなくてごめんね!」
謝りながら出雲に名前を聞いてなかったことをレナが謝った。
「気にしなくていいよ。色々バタついていたからね」
「ありがとう!」
満点の笑顔をレナが見せる。
その笑顔を見た出雲は、元気な子だなとレナのことを思っていた。
「俺の名前は黒羽出雲だよ。改めてよろしくね」
「私の名前は柊レナよ。こちらこそよろしくね!」
出雲はいつまでかわからないが、ここで生きていくしかないと考えていた。
魔族と人族の子孫である魔人族。レナは悪い人ではないし、他の魔人族の人達も良い人に出雲には見えている。
「そうよ。この村はルスト村って呼ばれているわ。初代村長の名前から決めたらしいわよ」
ルスト村と聞いて、出雲はその名前に全く心当たりがなかった。
配達の仕事をしていた際には大和国以外の話など聞いたことがないため、全てが新しいことばかりである。
「大和国以外のことはわからないな……」
「君は大和国から来たの!? あの国って凄く大きくていつか行ってみたいわ!」
大和国と聞いた瞬間に、レナは大はしゃぎをしてしまう。
「そんなに大和国に行きたいの?」
「この村よりも人が沢山いて、色々なものがあるんでしょ!? 行ってみたいわ!」
あれもしたいこれもしたいとレナが早口で話していると、出雲はいつか行った時に案内をするよと微笑しながら言う。
「本当!? 絶対よ!」
「ああ。約束するよ」
その言葉を聞いたレナは、出雲に青白い紋様が描かれている茶器にお茶を注いで手渡した。
「これは?」
「この村で作っているお茶よ。凄い美味しいから飲んでみて」
出雲は茶器に注がれたお茶を一口飲むと、美味しいと自然に声を発していた。
奥深さを感じる味に、飲んだ後にもわかるお茶の香りで心が満たされるようであった。
「どう? 美味しいでしょ?」
「凄い美味しい! 何杯でも飲めるよ!」
「飲みすぎるとトイレに行きたくなるから注意をしてね」
レナはもう一杯お茶を注ぐと、自身も飲み始めた。
「そういや、まだ服を着てなかったね。あっちに服が置いてあるから着てね」
レナが教えてくれた先を見ると、そこには無地の黒色のTシャツと青色の長ズボンが置いてあった。
「先生が目が覚めた時に着るようにと、用意をしてくれていたの。会った時に感謝をするといいわね」
「わかった。ありがとう」
出雲は静かにベットから立つと、用意をされていた服を着た。
サイズはちょうど自身の体格に合っているようで、難なく着ることが出来た。
「され、この村を案内するわね。村は活気で溢れてて良い村よ!」
「そうなの? 楽しみだな」
レナの後に続いて診療所を出ようとすると、ドアが開いた。
誰かが診療所に入ってきたようで、レナはその人を見ると先生と言葉を発していた。
「おや? また来たのか?」
先生と呼ばれた医師がレナを見ていると、その後ろにいる出雲の姿に気が付いた。
「目が覚めたのか!? 意外と早かったな。少しそこで待っててくれ」
医師は2人をその場で留めると、奥の事務所に向かった。
「何かあったのかな?」
「前に何か言っていたような……」
レナが何かを思い出そうとしていると事務所から医師が戻り、一枚の紙を出雲に手渡す。
「これは?」
「それは今回の費用の明細書だよ。君に支払ってもらう料金さ」
「そんな!? しかもこんな大金なんて持ってないし、世界共通通貨なんてどうやって……」
世界共通通貨はこの世界の国々で設定をしている通貨とは別に、どの国でも使用が可能な通貨である。
大和国の通貨が円であるのなら、世界共通通貨はセタという通貨名である。通貨を交換をする場所は各国々に設置されており、そこで自国の通貨をセタやその国で使用をしている通貨と交換をすることが可能となっている。
「ま、この国ではセタを基本としているから仕事をして稼ぐといいよ。気長に待っているから安心していいぞ」
「あ、ありがとうございます……」
出雲は紙に書かれている500万セタを見て、どれくらい働かないとダメなんだと落胆をしていた。
「ここで働くと、1日5000セタかな? 返済に時間が必要だね……」
「5000セタしかもらえないのか……」
ため息をついている出雲を見たレナは、とりあえず外に出ようと言う。
そうだねと小さな声で出雲は返答をすると、村は活気に溢れているからねと励まそうとしていた。
「そうだね。借金もあるし、この村で体を癒していくしかないか」
「その意気だよ!」
2人は顔を見合わせて診療所を出ると、日の光が出雲を襲う。
久しぶりの太陽の日差しだったので、眩しかったのか出雲は目を手で覆った。
「眩しい……日の光がこんなに眩しいなんて……」
「1週間も寝ていたから仕方ないよ! こっちこっち!」
診療所は村の東側にあったようで、そこは草花に囲まれている静かな場所であった。すぐ側には巨木があり、そこには木の実が実っているのが見える。
レナは診療所から右側に移動をし、村の中心部に行くようである。
「こっちには村で1番栄えている商店街があるわよ! 早く来て!」
「今行くよ!」
突然走り出したレナを追いかける形で、出雲は走り出す。
どうしてレナがここまでしてくれるのかわからないが、今はこれでいいかと出雲は笑顔で追いかける。
「ここよ! 結構人いるでしょ! 服から食器まで幅広く売っている商店街よ! この村にはここ以外にも商店街はあるけど、この商店街程大きくないから、ここに来ると良いわよ!」
「そっか、ありがとう」
周囲を見渡しながらありがとうと言うと、商店街を歩いている人達がレナに挨拶をしていた。
「レナちゃんおはようー」
「レナお姉ちゃんおはよう!」
「おう! 今日も元気みたいだな!」
大人から子供まで、男女問わずレナに話しかけていた。
レナは話しかけてきた全員に挨拶をすると、ごめんねと出雲に言った。
「大丈夫だよ。凄い人気なんだね」
「私が村長の娘だからってだけよ。それに嫌っている人もいるみたいだしね」
「そうなのか? 俺にはレナ自身の魅力で人気があると思うけどな」
ありがとうと出雲を見て行ったレナは、こっちに良いお店があるのよと手を握って連れて行く。商店街を5分程度歩くと、木製で造られた趣がある店が見えてきた。
「ここが私のおすすめのお店よ! ここのお茶や菓子が美味しいのよ!」
「そうなんだ。興味あるなー」
出雲が店の中を外から見ていると、レナが入りましょうと声をかける。
「俺お金を持っていないよ? 大丈夫なの?」
「私が払うから安心をして。さ、入りましょう」
その言葉と共に2人は店内に入っていく。店内は木製の椅子や机が多くあり、さながら森の中にあるカフェといった感じである。店内の角には観葉植物が多数置かれ、壁には木製の時計が設置してあり、落ち着く雰囲気を感じる。
またカウンターには1人の初老の男性が食器を拭いている最中であり、レナを見るといらっしゃいと低い声で歓迎をした。
「こんにちはマスター! また来たわ!」
「結構な頻度で来るね。そんなに気に入ったのかい?」
カウンターの席に座るレナを見て出雲はその左隣に座った。
カフェのマスターはいつものでいいかいとレナに話しかける。
「うん! こっちの人にも同じのをお願い」
「かしこまりました」
マスターはその言葉を発すると、お茶を作り始めた。
「マスターの作るお茶は美味しいのよ! 独自に作っている茶葉から作る絶品のお茶よ! 是非飲んでよ!」
カフェのマスターよりも商品に詳しいレナは、出雲にお茶を勧め続ける。
「わかったわかった! そのお茶をもらうよ!」
「そうこなくっちゃ! マスター! そのお茶もう1つ!」
レナが元気な声で注文をすると、マスターがかしこまりましたと落ち着いた声色で言う。
「このカフェは落ち着いた良い雰囲気だね。俺のいた町にはなかったかな」
「そうなのよ! このカフェは最高よ! この村で1番のカフェなんだから!」
レナが胸を張って出雲に良い点を説明していると、マスターがお待たせしましたとお茶を2人の前に置いた。
「良い香りでしょ? これはマスターが独自に栽培をしている香芳という茶葉から作ったお茶よ。香りや味も風味も良い全部が最高品質なお茶よ!」
「私の説明がいらないね。レナ君が言ったように、私が独自に作った茶葉のお茶だ。是非飲んでみてくれ」
出雲は凄いと言いながらお茶の香りを楽しんでいた。
「落ち着く……悩みなんて吹き飛ぶようだ……味も濃すぎないしさっぱりもし過ぎないで飲みやすい……何杯でも飲める!」
「好きになったみたいね! 良かったわ!」
お茶を一気に飲み干した出雲を見たレナが、そういや名前を聞いてなかったわねと話しかけた。
「君の名前を教えて! まだ聞いてなくてごめんね!」
謝りながら出雲に名前を聞いてなかったことをレナが謝った。
「気にしなくていいよ。色々バタついていたからね」
「ありがとう!」
満点の笑顔をレナが見せる。
その笑顔を見た出雲は、元気な子だなとレナのことを思っていた。
「俺の名前は黒羽出雲だよ。改めてよろしくね」
「私の名前は柊レナよ。こちらこそよろしくね!」
出雲はいつまでかわからないが、ここで生きていくしかないと考えていた。
魔族と人族の子孫である魔人族。レナは悪い人ではないし、他の魔人族の人達も良い人に出雲には見えている。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。

転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる