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第1章
第4話 大罪人だけが悪ではない
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「薄汚い大罪人が姫様に近づくな!」
罵声と共に銀色に輝く剣が迫るが、ノアは身体を捻って軽々と避けた。
雑な振りで軌道が読める攻撃だ。少女と同じ服を着ているので恐らく王国騎士で間違いないのだが、簡単に避けれる雑な攻撃しかしないことに疑問を感じる。
「突然斬りかかってもいいが、そのへなちょこな攻撃はなんだ? 服装からして王国騎士なんだろうが、その程度のレベルなのか?」
「黙れ大罪人! 薄汚いお前が高貴なお方に近づくな!」
高貴なお方に姫様呼び。
赤みを帯びたブロンドの金髪を、背中まで伸ばしている年上の女性が発した言葉だ。大きな紺碧の瞳で睨みつけてくる姿は、さながら主を守る猫のように見える。
「確かに風呂には一週間以上入っていないな」
「そんなことを言っているんじゃない! 犯罪者が近づくなと言っている! こちらにいらっしゃるのはオーレリア王国第三王女、ステラ・オーレリア様だ!」
本当に王女様だったようだ。
しかし、ならなぜ戦場で戦っていたのだろうか。王城にいて悠々自適に暮らせばいいのに。
「まさか本当に王女様だったとは。それで? 何しにここまで来たの?」
「貴様! 愚かな大罪人の分際で馴れ馴れしいぞ!」
ノアの態度にイラついたのか、胸倉を掴んで睨みつけてくる。
そんなに怒るほど変なことを言ったのかと疑問を感じるが、美人な顔を鬼の形相に変化させてまで怒るということは変なことを言ったのだろうと思うしかない。
「変なことを言ったのなら謝るが、王女様が戦場に出ていたのにあんたは何をしていたんだ? 俺が助けなければ死んでいたぞ?」
「そんなことは聞いていない! 嘘をつくな!」
「ステラ様だっけか? ちゃんと説明をした方がいいぞ。じゃないと、堕落した王国騎士が増える一方だ」
「だ、誰が堕落をしているというのだ! 我々は国王陛下を守護する大切な使命がある! それ以外のことはお前達大罪人の仕事だ!」
女性の言葉を聞いたステラが苦虫を嚙み潰した顔をしているのが見える。
よっぽど不愉快だったのだろう。なぜなら横にいる女性に対して「言葉が過ぎます!」と村中に響き渡る程の声量で怒鳴っているからだ。
「ス、ステラ様!? ど、どうして――」
「これまで王国騎士団長に全てを任せてきた結果がこれです。大罪人の方々ばかりに負担を強いて、戦場には王国騎士が出ない。自分達は王都で命令するだけじゃないですか。そんなことをしていて、大罪人の方々によく偉そうにできますね」
まさか、ここまでハッキリと言うなんて想像していなかった。
浮世離れをしていると思っていたが、大罪人を含めた国民を守りたいという芯が通った考えを持っているようだ。
女性の方はというと、ステラの言葉を受け止め切れずに呆然と立ち尽くしている。
「リルさんなんてもう知りません! 一人でお帰りください! 大罪人さん一緒に来てください!」
「そ、そんなステラ様! わ、私も!」
リルと呼ばれた女性は震えながら右手を伸ばすが、既にステラはノアの手を引いてこの場から離れていた。
「薄汚い大罪人の手を握ってもいいのか?」
「そんなことを言わないでください。大罪を犯していても国を守った功労者じゃないですか。拭えない罪だとしても、命を懸けて国民を守っていることには変わりがないです。そんな人を薄汚いなんて言えません」
「そうか。君は今まで見てきた王族とは何か違うようだな」
「あんな人達と一緒にしないでください。あの人達は酷い人間です……いや、人間と呼ぶのも嫌になるほどの邪悪な存在です」
同じ王族に対して辛辣だと思うが、ステラから出た心からの言葉なのだと思うことにした。ここまで辛辣に同じ王族のことを言うということは、よほど非道な行いをしているということだ。
もともと大罪人は人として扱われないので諦めていたが、他は違う。国民あっての国であるため、そもそも邪悪な存在であってはならない。
「大罪人になった時点で国のことは信じていないが、そんなに邪悪な存在なのか?」
「そうよ。奴隷取引をしたり、自分達の私腹を肥やすために罪もない人々を大罪人にして利益を得たりしているの」
歩みを止めて言葉を発したステラの目元から一粒の涙が落ちる。
全てを聞いたわけではないが、一部だけでも酷い。これほどのことをしていても誰も咎めないのは王族という立場が大きい。でなければすぐに咎められるはずだ。
「同じ王族として何もできない自分が悔しいわ……戦場に出て少しでも力になれればと思ったけど、何も変えられなかった……」
嗚咽を上げて泣き始めるステラ。
その姿を見てもノアは何もできない。ただ泣いている姿を見続けるしか思いつかなかったからだ。すると、そんなノアを見かねたのか「そこは慰めろ」とおやっさんが話しかけて来た。
「おやっさん無事だったのか!」
「お前が倒してくれなかったら死んでいただろうよ」
豪快に笑いながら恐ろしいことを言うおやっさんだが、その姿を見たステラは口をおきく開けて驚いているようだ。
さっきから良い表情をするなと思いながら、手をステラの顔の前で振って大丈夫かと何度か声をかけている。
「あ、も、もしかして……光炎の魔導士様ですか!?」
光炎の魔導士と呼ばれていただなんて聞いたことがない。
それに異名は王族から授けられるモノで、名誉なことだと聞いている。国を恨んでいるおやっさんが受け入れるとは、到底思えないことだ。
「その名前で呼ばれるなんて何十年ぶりだろうな。あんたは王族か?」
「第三王女のステラ・オーレリアです」
そう言いながら頭を下げるその姿は、さすが王族とでもいうべきだろうか。
とても綺麗なお辞儀をしていると、礼節を知らないノアでさえ思えるほどだ。おやっさんは久々に聞いたなと、どこか遠い目をしているように見える。
「その名で呼ばれる日がまた来るとは。そうか、第三王女だったか……俺が王国にいた頃はまだ王妃が妊娠初期だったな」
「お話だけお母様から聞いたことがあります。国を数回救った英雄だったとか」
「そんな存在じゃねえさ。結局は国を追われて大罪人になっているからな」
話しを聞いていると、英雄なのになぜ大罪人となったのかが分からない。
何かを盗んだのか、それとも禁忌を犯したのか聞いてみたいものだ。
「おやっさんはどうして大罪人に?」
「ちょ、ちょっと! そういうのは聞いちゃダメよ!」
ステラに怒られてしまった。
そう言われても気になるのは仕方がない。おやっさんには魔法を教わっただけだ。
大罪人になる前のことは聞いたことがないため、ノアは聞く良いチャンスだと思っていたが聞いてはいけないようだ。
「別におやっさんならいいと思うけどな。ここまで知ったらどうして大罪人になったか知りたくないか?」
「そ、そうだけど……他人の秘密を探るのは失礼じゃ……」
遠慮をしているステラを無視し、ノアはおやっさんに聞くことにした。
「おやっさんはさ、どうして大罪人になったの? 英雄だったんでしょ?」
「ま、気になるよな。なんて説明をしたものか……」
顎髭を触り、どのように説明をしたらいいのか悩んでいるようだ。
そこまで考えずにハッキリと言ってくれればいいのにとノアは考えるが、横にいるステラにも分かるように説明をするには仕方がないだろう。
「簡単に言うと、俺の功績が気に入らなかった現国王、そこにいる第三王女様の父親であるブラキス国王が嘘の罪をでっちあげて大罪人にしたんだ」
「そ、そんな……でも、お父様ならやりかねないわ……いつも自分の利益や立場を守ることばかり言っていたから……」
国民を守り、国を指揮する国王が自身の利益のために陥れるだなんて酷い。
どうして周りは何も言わないのか疑問だが、その人達も自分を守るためなのだろうと簡単に想像ができる。
「大罪人以外にも悪が多いってことだな。俺達に罪を押し付けすぎじゃないか?」
「そうだな。だが、俺達が犯した罪は変わらない。国王達の罪を容認しているこの国の現状がおかしいだけだ」
おやっさんからの言葉を聞いているステラは、どこか悲しそうな顔をしている。
当然だろう――実の父親が批判され悪行をしていると聞かされたのだから。ノアの袖を掴んで泣き続けているステラだったが、涙を拭うと吹っ切れたかのような表情に変化していた。
「私が国を変えます! 何も権力がありませんが、必ず変えるとお約束します!」
先ほどまでとは違い、何かを決意した意思が籠っている目をしていた。
さすがは第三王女ステラ・オーレリアだ。王族の責務を果たす道が分かったようだ。
「ま、立ち話も疲れるだろう。破壊された村だが、こっち来てくれないか? いい場所があるんだ」
「光炎の魔導士様の好きな場所ですか!? 楽しみです!」
「異名で呼ぶのはやめてくれ。もう老いぼれなんだから、ヘリスでいいぞ」
少し恥ずかしそうな顔をしているが、どこか抵抗を感じているように見える。
英雄時代のことを思い出すからだと思うが、何か隠していることもありそうだ。おやっさんのことを何も知らなかったと思いながら、ノアはステラと共に歩き始めたのだった。
罵声と共に銀色に輝く剣が迫るが、ノアは身体を捻って軽々と避けた。
雑な振りで軌道が読める攻撃だ。少女と同じ服を着ているので恐らく王国騎士で間違いないのだが、簡単に避けれる雑な攻撃しかしないことに疑問を感じる。
「突然斬りかかってもいいが、そのへなちょこな攻撃はなんだ? 服装からして王国騎士なんだろうが、その程度のレベルなのか?」
「黙れ大罪人! 薄汚いお前が高貴なお方に近づくな!」
高貴なお方に姫様呼び。
赤みを帯びたブロンドの金髪を、背中まで伸ばしている年上の女性が発した言葉だ。大きな紺碧の瞳で睨みつけてくる姿は、さながら主を守る猫のように見える。
「確かに風呂には一週間以上入っていないな」
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本当に王女様だったようだ。
しかし、ならなぜ戦場で戦っていたのだろうか。王城にいて悠々自適に暮らせばいいのに。
「まさか本当に王女様だったとは。それで? 何しにここまで来たの?」
「貴様! 愚かな大罪人の分際で馴れ馴れしいぞ!」
ノアの態度にイラついたのか、胸倉を掴んで睨みつけてくる。
そんなに怒るほど変なことを言ったのかと疑問を感じるが、美人な顔を鬼の形相に変化させてまで怒るということは変なことを言ったのだろうと思うしかない。
「変なことを言ったのなら謝るが、王女様が戦場に出ていたのにあんたは何をしていたんだ? 俺が助けなければ死んでいたぞ?」
「そんなことは聞いていない! 嘘をつくな!」
「ステラ様だっけか? ちゃんと説明をした方がいいぞ。じゃないと、堕落した王国騎士が増える一方だ」
「だ、誰が堕落をしているというのだ! 我々は国王陛下を守護する大切な使命がある! それ以外のことはお前達大罪人の仕事だ!」
女性の言葉を聞いたステラが苦虫を嚙み潰した顔をしているのが見える。
よっぽど不愉快だったのだろう。なぜなら横にいる女性に対して「言葉が過ぎます!」と村中に響き渡る程の声量で怒鳴っているからだ。
「ス、ステラ様!? ど、どうして――」
「これまで王国騎士団長に全てを任せてきた結果がこれです。大罪人の方々ばかりに負担を強いて、戦場には王国騎士が出ない。自分達は王都で命令するだけじゃないですか。そんなことをしていて、大罪人の方々によく偉そうにできますね」
まさか、ここまでハッキリと言うなんて想像していなかった。
浮世離れをしていると思っていたが、大罪人を含めた国民を守りたいという芯が通った考えを持っているようだ。
女性の方はというと、ステラの言葉を受け止め切れずに呆然と立ち尽くしている。
「リルさんなんてもう知りません! 一人でお帰りください! 大罪人さん一緒に来てください!」
「そ、そんなステラ様! わ、私も!」
リルと呼ばれた女性は震えながら右手を伸ばすが、既にステラはノアの手を引いてこの場から離れていた。
「薄汚い大罪人の手を握ってもいいのか?」
「そんなことを言わないでください。大罪を犯していても国を守った功労者じゃないですか。拭えない罪だとしても、命を懸けて国民を守っていることには変わりがないです。そんな人を薄汚いなんて言えません」
「そうか。君は今まで見てきた王族とは何か違うようだな」
「あんな人達と一緒にしないでください。あの人達は酷い人間です……いや、人間と呼ぶのも嫌になるほどの邪悪な存在です」
同じ王族に対して辛辣だと思うが、ステラから出た心からの言葉なのだと思うことにした。ここまで辛辣に同じ王族のことを言うということは、よほど非道な行いをしているということだ。
もともと大罪人は人として扱われないので諦めていたが、他は違う。国民あっての国であるため、そもそも邪悪な存在であってはならない。
「大罪人になった時点で国のことは信じていないが、そんなに邪悪な存在なのか?」
「そうよ。奴隷取引をしたり、自分達の私腹を肥やすために罪もない人々を大罪人にして利益を得たりしているの」
歩みを止めて言葉を発したステラの目元から一粒の涙が落ちる。
全てを聞いたわけではないが、一部だけでも酷い。これほどのことをしていても誰も咎めないのは王族という立場が大きい。でなければすぐに咎められるはずだ。
「同じ王族として何もできない自分が悔しいわ……戦場に出て少しでも力になれればと思ったけど、何も変えられなかった……」
嗚咽を上げて泣き始めるステラ。
その姿を見てもノアは何もできない。ただ泣いている姿を見続けるしか思いつかなかったからだ。すると、そんなノアを見かねたのか「そこは慰めろ」とおやっさんが話しかけて来た。
「おやっさん無事だったのか!」
「お前が倒してくれなかったら死んでいただろうよ」
豪快に笑いながら恐ろしいことを言うおやっさんだが、その姿を見たステラは口をおきく開けて驚いているようだ。
さっきから良い表情をするなと思いながら、手をステラの顔の前で振って大丈夫かと何度か声をかけている。
「あ、も、もしかして……光炎の魔導士様ですか!?」
光炎の魔導士と呼ばれていただなんて聞いたことがない。
それに異名は王族から授けられるモノで、名誉なことだと聞いている。国を恨んでいるおやっさんが受け入れるとは、到底思えないことだ。
「その名前で呼ばれるなんて何十年ぶりだろうな。あんたは王族か?」
「第三王女のステラ・オーレリアです」
そう言いながら頭を下げるその姿は、さすが王族とでもいうべきだろうか。
とても綺麗なお辞儀をしていると、礼節を知らないノアでさえ思えるほどだ。おやっさんは久々に聞いたなと、どこか遠い目をしているように見える。
「その名で呼ばれる日がまた来るとは。そうか、第三王女だったか……俺が王国にいた頃はまだ王妃が妊娠初期だったな」
「お話だけお母様から聞いたことがあります。国を数回救った英雄だったとか」
「そんな存在じゃねえさ。結局は国を追われて大罪人になっているからな」
話しを聞いていると、英雄なのになぜ大罪人となったのかが分からない。
何かを盗んだのか、それとも禁忌を犯したのか聞いてみたいものだ。
「おやっさんはどうして大罪人に?」
「ちょ、ちょっと! そういうのは聞いちゃダメよ!」
ステラに怒られてしまった。
そう言われても気になるのは仕方がない。おやっさんには魔法を教わっただけだ。
大罪人になる前のことは聞いたことがないため、ノアは聞く良いチャンスだと思っていたが聞いてはいけないようだ。
「別におやっさんならいいと思うけどな。ここまで知ったらどうして大罪人になったか知りたくないか?」
「そ、そうだけど……他人の秘密を探るのは失礼じゃ……」
遠慮をしているステラを無視し、ノアはおやっさんに聞くことにした。
「おやっさんはさ、どうして大罪人になったの? 英雄だったんでしょ?」
「ま、気になるよな。なんて説明をしたものか……」
顎髭を触り、どのように説明をしたらいいのか悩んでいるようだ。
そこまで考えずにハッキリと言ってくれればいいのにとノアは考えるが、横にいるステラにも分かるように説明をするには仕方がないだろう。
「簡単に言うと、俺の功績が気に入らなかった現国王、そこにいる第三王女様の父親であるブラキス国王が嘘の罪をでっちあげて大罪人にしたんだ」
「そ、そんな……でも、お父様ならやりかねないわ……いつも自分の利益や立場を守ることばかり言っていたから……」
国民を守り、国を指揮する国王が自身の利益のために陥れるだなんて酷い。
どうして周りは何も言わないのか疑問だが、その人達も自分を守るためなのだろうと簡単に想像ができる。
「大罪人以外にも悪が多いってことだな。俺達に罪を押し付けすぎじゃないか?」
「そうだな。だが、俺達が犯した罪は変わらない。国王達の罪を容認しているこの国の現状がおかしいだけだ」
おやっさんからの言葉を聞いているステラは、どこか悲しそうな顔をしている。
当然だろう――実の父親が批判され悪行をしていると聞かされたのだから。ノアの袖を掴んで泣き続けているステラだったが、涙を拭うと吹っ切れたかのような表情に変化していた。
「私が国を変えます! 何も権力がありませんが、必ず変えるとお約束します!」
先ほどまでとは違い、何かを決意した意思が籠っている目をしていた。
さすがは第三王女ステラ・オーレリアだ。王族の責務を果たす道が分かったようだ。
「ま、立ち話も疲れるだろう。破壊された村だが、こっち来てくれないか? いい場所があるんだ」
「光炎の魔導士様の好きな場所ですか!? 楽しみです!」
「異名で呼ぶのはやめてくれ。もう老いぼれなんだから、ヘリスでいいぞ」
少し恥ずかしそうな顔をしているが、どこか抵抗を感じているように見える。
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