8 / 26
嫉妬めらめら愛情もりもり 3
しおりを挟む
何か、いい匂いがする。
焼きたての、温かいものだ。
その正体を探ろうとしていると、徐々に思考がすっきりとしてくる。
身体に妙な倦怠感を受けながら、瞼を開いた。そのまま顔を横にずらせば、ローテーブルにはホットサンドとカットフルーツが置かれていた。作り置きだろうか。ベッドから足を下ろしたところで、おはよ~! とガタイの良いメイドが現れた。
「めいくんのスペシャルモーニングだよ」
そう言った手の中には、見たことのないピンクのスープマグがある。考えてみれば、テーブル上のプレートも見たことのないものだ。
何故か、彼がいる。しかし、それよりも違う部分に意識が行った。
「あれ、その格好……」
「すぐに気付いてくれて嬉し~。そう、ご主人クンのために新しく用意したの」
黒い詰め襟の膝丈ワンピースに、フリルに囲われた白いウエストエプロン、薄い黒タイツがこちらを煽るように輝いている。セットを崩さないようにふんわりとヘッドドレスが乗っかっていた。
マグを置いて、ゆったりと一回転した。中には膨らますものが入っているようで、黒タイツの先を確認することは叶わない。
「朝だから、ね?」
身体を横に傾けて、含みのある言い方でこちらを咎めた。
「そ、そっか」
そういうことを先に仕掛けてくるのは、めいくんの方なのに。しかし、毎回流されて、乗っかってしまっている手前、注意を出来る立場でもない。
彼がまだ家にいて、しかもメイド服であるという事実を簡単に受け入れてしまっている自分が怖い。見慣れてしまっているからか、私服のめいくんが想像出来なかった。
彼はこちらに来て、俺の横に腰を掛けた。
「ご主人クン、朝は和食じゃなくてごめんね」
申し訳なさそうにこちらを見ている。特に食事にこだわりがないため、何の謝罪なのかよく分からない。
「いや、むしろ、ご飯作ってくれてありがとう……? それに、昨日のことも……」
「身体を綺麗にしてあげるのも、メイドのお仕事だからね~。和食に出来なかった分、愛情はたっぷり入れてあるよ……!」
一転して、嬉しいでしょ、と顔に描いた。ころころ変わる表情が可愛くて、ヘッドドレスの後ろからふわふわとした頭を撫でる。瞳が忙しなく動き、顔も耳も赤く染まっていった。
彼は思っているよりも分かりやすい。まあ、俺の理解出来ない部分は、全部突拍子もない行動が多いけど……。
「……もっと撫でて良いよ」
「うん、ありがとう」
セットを崩さないように意識しながら、手を動かした。めいくんは徐々に落ち着きを取り戻し、頬の熱を残したままこちらをうっとりと見つめている。
「ご主人クンの手、気持ちい~……」
頭を押しつけて、微笑む。ずっとそうしてあげても良かったのだが、また瞳が慌て始めて、ご飯! と叫んだ。
「ほら、朝ご飯食べないと~! ご主人クンはおれのために健康になる義務があるからね!」
知らぬ間に勝手な決まりが制定されていた。でも、今の彼に言われるとその義務を守りたくなる。
彼はプレートを膝上に乗せ、ホットサンドを俺の口まで運んだ。
「はい、あ~ん」
唇を開くと、半ば無理矢理押し込まれた。噛むと同時に手が離れ、チーズが勿体ないほどに伸びている。作りたてなのか温かく、食パンのカリッとした触感が心地良かった。中に挟まれたハムとチーズの相性は考えるまでもなく抜群で、一人暮らしを始めてから一番美味しい朝食かもしれない。
気になる点があるとすれば、家に食材もホットサンドメーカーも置いてないことだ。
「食器から食材まで、全部おれがご主人クンのために用意したんだ~」
俺の心を見透かしたように、そんな返答が飛んできた。彼も自分で一口食べて、完璧でしょ~と自信満々に言う。
「流石にコンロは借りちゃったけど……。駄目だった?」
首を横に振って、一気に飲み込む。
「いや、それは気にしてないよ」
新しいメイド服も含めて、この量の荷物が紙袋一つに収まっていたとは思えない。一回家に帰って、またここに戻ってきた方が問題だ。
「よかった~」
安堵したように目元が溶けて、その指摘もホットサンドと同じように飲み込んだ。
「ホットサンド、すごく美味しい。作ってくれてありがとう」
「本当は和食にしたかったけど、準備してなかったから簡単なのにしちゃった……。ごめんね」
「ずっと思ってたんだけど、なんで和食?」
聞いたところで、もう一口、とホットサンドが押し込まれた。
「それはもう! ご主人クンの童貞卒業の後祝いに決まってるでしょ~! お赤飯で前祝いしてあげたじゃん!」
思わず咳き込んでしまう。あの赤飯って、そういうことだったの!?
やっぱり、学生証を仕込んだ時点でこういうことをすると全部決まっていたらしかった。
大丈夫~? と不安そうに背中をさすられる。彼の基準はよく分からない。
「め、めいくんは、どうして俺の世話をしたいの?」
なんで関わってくるの、と直接的には言えなかった。その言い方が彼を傷付けると思ったら、自然と柔らかい問い掛けに変わっていた。
さする手を止めず、元々用意されていたような滑らかさで答えられる。
「ご主人クンをお世話したら、いっぱい可愛いって言ってもらえるから!」
呼吸を整えながら、ちらりと彼の表情を盗み見る。含みがあるような薄笑いでもなく、企んでいる時の意地悪な笑みでもなく、無垢な笑顔を浮かべていた。
確かに一方的に世話を焼かれているなとは思う。彼のことを可愛いとも、……まあ思う。でも、その二つがどうして結びついているか分からない。
視線がぶつかって、瞳が求めている言葉をそのまま口にしてみる。
「今日の格好も、俺のためにホットサンドを作ってくれたのも嬉しかった。俺のことを考えて、世話を焼いてくれるめいくんは可愛いね」
「……有クン、ありがと」
素直に受け止めきれなかったのか、目が一瞬ふらついた。しかし、顔を赤らめながらも真正面に止まって、小さく返事をする。
こういう彼は手放しに可愛いと断言できる。
しかし、爛れた関係は良くない。それに、彼に世話をされたことなんてほとんどないのに、そんな話をされるのはやはりおかしい。
今度はスープを飲まされた。優しい素朴な味付けが俺の好みに刺さり、疑問は一緒に胃袋へ流し込まれてしまった。
焼きたての、温かいものだ。
その正体を探ろうとしていると、徐々に思考がすっきりとしてくる。
身体に妙な倦怠感を受けながら、瞼を開いた。そのまま顔を横にずらせば、ローテーブルにはホットサンドとカットフルーツが置かれていた。作り置きだろうか。ベッドから足を下ろしたところで、おはよ~! とガタイの良いメイドが現れた。
「めいくんのスペシャルモーニングだよ」
そう言った手の中には、見たことのないピンクのスープマグがある。考えてみれば、テーブル上のプレートも見たことのないものだ。
何故か、彼がいる。しかし、それよりも違う部分に意識が行った。
「あれ、その格好……」
「すぐに気付いてくれて嬉し~。そう、ご主人クンのために新しく用意したの」
黒い詰め襟の膝丈ワンピースに、フリルに囲われた白いウエストエプロン、薄い黒タイツがこちらを煽るように輝いている。セットを崩さないようにふんわりとヘッドドレスが乗っかっていた。
マグを置いて、ゆったりと一回転した。中には膨らますものが入っているようで、黒タイツの先を確認することは叶わない。
「朝だから、ね?」
身体を横に傾けて、含みのある言い方でこちらを咎めた。
「そ、そっか」
そういうことを先に仕掛けてくるのは、めいくんの方なのに。しかし、毎回流されて、乗っかってしまっている手前、注意を出来る立場でもない。
彼がまだ家にいて、しかもメイド服であるという事実を簡単に受け入れてしまっている自分が怖い。見慣れてしまっているからか、私服のめいくんが想像出来なかった。
彼はこちらに来て、俺の横に腰を掛けた。
「ご主人クン、朝は和食じゃなくてごめんね」
申し訳なさそうにこちらを見ている。特に食事にこだわりがないため、何の謝罪なのかよく分からない。
「いや、むしろ、ご飯作ってくれてありがとう……? それに、昨日のことも……」
「身体を綺麗にしてあげるのも、メイドのお仕事だからね~。和食に出来なかった分、愛情はたっぷり入れてあるよ……!」
一転して、嬉しいでしょ、と顔に描いた。ころころ変わる表情が可愛くて、ヘッドドレスの後ろからふわふわとした頭を撫でる。瞳が忙しなく動き、顔も耳も赤く染まっていった。
彼は思っているよりも分かりやすい。まあ、俺の理解出来ない部分は、全部突拍子もない行動が多いけど……。
「……もっと撫でて良いよ」
「うん、ありがとう」
セットを崩さないように意識しながら、手を動かした。めいくんは徐々に落ち着きを取り戻し、頬の熱を残したままこちらをうっとりと見つめている。
「ご主人クンの手、気持ちい~……」
頭を押しつけて、微笑む。ずっとそうしてあげても良かったのだが、また瞳が慌て始めて、ご飯! と叫んだ。
「ほら、朝ご飯食べないと~! ご主人クンはおれのために健康になる義務があるからね!」
知らぬ間に勝手な決まりが制定されていた。でも、今の彼に言われるとその義務を守りたくなる。
彼はプレートを膝上に乗せ、ホットサンドを俺の口まで運んだ。
「はい、あ~ん」
唇を開くと、半ば無理矢理押し込まれた。噛むと同時に手が離れ、チーズが勿体ないほどに伸びている。作りたてなのか温かく、食パンのカリッとした触感が心地良かった。中に挟まれたハムとチーズの相性は考えるまでもなく抜群で、一人暮らしを始めてから一番美味しい朝食かもしれない。
気になる点があるとすれば、家に食材もホットサンドメーカーも置いてないことだ。
「食器から食材まで、全部おれがご主人クンのために用意したんだ~」
俺の心を見透かしたように、そんな返答が飛んできた。彼も自分で一口食べて、完璧でしょ~と自信満々に言う。
「流石にコンロは借りちゃったけど……。駄目だった?」
首を横に振って、一気に飲み込む。
「いや、それは気にしてないよ」
新しいメイド服も含めて、この量の荷物が紙袋一つに収まっていたとは思えない。一回家に帰って、またここに戻ってきた方が問題だ。
「よかった~」
安堵したように目元が溶けて、その指摘もホットサンドと同じように飲み込んだ。
「ホットサンド、すごく美味しい。作ってくれてありがとう」
「本当は和食にしたかったけど、準備してなかったから簡単なのにしちゃった……。ごめんね」
「ずっと思ってたんだけど、なんで和食?」
聞いたところで、もう一口、とホットサンドが押し込まれた。
「それはもう! ご主人クンの童貞卒業の後祝いに決まってるでしょ~! お赤飯で前祝いしてあげたじゃん!」
思わず咳き込んでしまう。あの赤飯って、そういうことだったの!?
やっぱり、学生証を仕込んだ時点でこういうことをすると全部決まっていたらしかった。
大丈夫~? と不安そうに背中をさすられる。彼の基準はよく分からない。
「め、めいくんは、どうして俺の世話をしたいの?」
なんで関わってくるの、と直接的には言えなかった。その言い方が彼を傷付けると思ったら、自然と柔らかい問い掛けに変わっていた。
さする手を止めず、元々用意されていたような滑らかさで答えられる。
「ご主人クンをお世話したら、いっぱい可愛いって言ってもらえるから!」
呼吸を整えながら、ちらりと彼の表情を盗み見る。含みがあるような薄笑いでもなく、企んでいる時の意地悪な笑みでもなく、無垢な笑顔を浮かべていた。
確かに一方的に世話を焼かれているなとは思う。彼のことを可愛いとも、……まあ思う。でも、その二つがどうして結びついているか分からない。
視線がぶつかって、瞳が求めている言葉をそのまま口にしてみる。
「今日の格好も、俺のためにホットサンドを作ってくれたのも嬉しかった。俺のことを考えて、世話を焼いてくれるめいくんは可愛いね」
「……有クン、ありがと」
素直に受け止めきれなかったのか、目が一瞬ふらついた。しかし、顔を赤らめながらも真正面に止まって、小さく返事をする。
こういう彼は手放しに可愛いと断言できる。
しかし、爛れた関係は良くない。それに、彼に世話をされたことなんてほとんどないのに、そんな話をされるのはやはりおかしい。
今度はスープを飲まされた。優しい素朴な味付けが俺の好みに刺さり、疑問は一緒に胃袋へ流し込まれてしまった。
14
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。
人気アイドルが義理の兄になりまして
雨田やよい
BL
柚木(ゆずき)雪都(ゆきと)はごくごく普通の高校一年生。ある日、人気アイドル『Shiny Boys』のリーダー・碧(あおい)と義理の兄弟となり……?
家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
その溺愛は伝わりづらい!気弱なスパダリ御曹司にノンケの僕は落とされました
海野幻創
BL
人好きのする端正な顔立ちを持ち、文武両道でなんでも無難にこなせることのできた生田雅紀(いくたまさき)は、小さい頃から多くの友人に囲まれていた。
しかし他人との付き合いは広く浅くの最小限に留めるタイプで、女性とも身体だけの付き合いしかしてこなかった。
偶然出会った久世透(くぜとおる)は、嫉妬を覚えるほどのスタイルと美貌をもち、引け目を感じるほどの高学歴で、議員の孫であり大企業役員の息子だった。
御曹司であることにふさわしく、スマートに大金を使ってみせるところがありながら、生田の前では捨てられた子犬のようにおどおどして気弱な様子を見せ、そのギャップを生田は面白がっていたのだが……。
これまで他人と深くは関わってこなかったはずなのに、会うたびに違う一面を見せる久世は、いつしか生田にとって離れがたい存在となっていく。
【続編】
「その溺愛は行き場を彷徨う……気弱なスパダリ御曹司は政略結婚を回避したい」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/962473946/911896785
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?
【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます
猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」
「いや、するわけないだろ!」
相川優也(25)
主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。
碧スバル(21)
指名ナンバーワンの美形ホスト。博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。
「僕の方がぜってー綺麗なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ」
「スバル、お前なにいってんの……?」
冗談? 本気? 二人の結末は?
美形病みホスと平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる