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下地
しおりを挟む我を案内するのは下地の王。
遥か昔竜族とヒト族が交わり産まれた種族竜人族が住まう土地。
その竜人族が先祖ともいえる竜族を崇めるために住み着き国を作ったのだ。
竜人族も竜体になれるが純粋な竜族とは体は二回りほど小さい。ヒト族の血も引いているためどう抗っても竜族には勝てないし魔法も妖精の力を借りないと使えない。
どう抗っても竜族には勝てないし、竜の遺伝子のせいか己より強いものには絶対的に服従になる。
そのため上地に住むには些か問題があり下地に国を作ったのがこの国の始まりだ。
そんな竜人族の王はレイドの子孫でもある。
竜族は強ければ強いほど遥かな時を生きる。竜人族は300年程の寿命だ。その昔レイドがヒト族との間に作った子供が国を作ったから竜人族の王はレイドと念話が出来るのだ。
だから昔ちょっと暇つぶしに下地に降りたらあっという間にレイドがやってきた事もあり連れ戻されたこともあった。
今回は我はレイドに言ってきたからな出迎えがあったのも納得だ。
「こちらにございます」
「おう!」
レイドの子孫の案内でついた部屋のベッドに眠るのは小さき子。
窓から入る太陽の光に輝くブロンドの髪は手触りがよく幼いながらに将来有望そうな顔立ち、竜族や、竜人族は整った顔立ちが多いがヒト族の庇護欲を誘うような軟さはない。
つまり何が言いたいのか
「我これ飼う」
「え?」
「ベッドごともらっていくぞ」
我の居住区にはベッドがないからな。
どうしようか飛んで運ぶには些か面倒くさい。
ならば
「じゃあ行くぞ」
転移魔法だ。
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