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第24話

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 両目を失って視覚の無くなったボス鰐の魔物は暴れていたが、ボス鰐が疲れたタイミングで動き出したゴーレムたちの攻撃がボス鰐に命中して行く。

 暴れて疲れたところに攻撃が命中し、ボス鰐の身体は傷付いて行った。だが、攻撃が当たった痛みで近くに居るとバレてしまい、ボス鰐が再び暴れ始める。

 暴れ始めたボス鰐の身体がぶつかって吹き飛ぶゴーレムたち。それでもボス鰐が疲れていたお陰で攻撃が当たったゴーレムたちへのダメージを少ない。

 「このまま弱らせて行けばもう大丈夫だな。倒せそうだ。」

 ボス鰐を倒せると確信した俺はコップに入っていた炭酸ジュースを飲み干し、ゴーレムたちとボス鰐の戦いを見守りながら追加をコップに注いでいく。

 それから疲れて休み始めたタイミングでゴーレムたちはボス鰐に攻撃し、それを数度繰り返してゴーレムたちはボス鰐に勝利するのだった。

 「ゴーレムたち全機、帰って来たら修理だな。」

 ゴーレムマスターでゴーレムたちの損傷を確認を終えると、ボス鰐のドロップアイテムと宝箱のアイテムを回収したゴーレムたちを次元空間の出入り口を開いて向かい入れる。

 帰って来たゴーレムたちは即座にゴーレムボディと武装を修理送りにすると、午後まで休憩する様に指示を出す。

 数機の木材製のゴーレムボディのゴーレムに回収したアイテムを運ぶのを手伝って貰い、俺は自身の生活空間に戻った。

 「そこに置いておいて。お疲れさま。自由時間にして良いよ。」

 手伝ってくれたゴーレムたちを見送ると、早速ボス鰐のドロップアイテムから確認していく。

 ボス鰐のドロップアイテムは牙と皮の2つだ。この牙と皮を素材生成の登録に使えば、きちんと牙と皮の登録は可能ですぐに登録する。どちらもボスの素材だったから中級牙と中級皮への登録だった。

 ボス鰐のドロップアイテムの次は宝箱のアイテムを確認する。宝箱から出て来たのは赤色のポーション、青色のポーション、生産用のレシピが2枚の4つのアイテムが手に入った。

 鑑定用紙を使った結果、生産レシピは魔法薬のレシピと皮製防具のレシピだった。次にポーションを確認する。

 どちらも中級で魔力回復ポーションと状態異常回復ポーションだった。どちらも今のところは必要としていない為、冷蔵庫の中に保管する。

 これで全てのアイテムの確認を終えると、次は異界攻略報酬で手に入れたポイントを使っていく。

 次元空間は新しい空間の空間8を作り出し、この空間ではインターネットが使える様になったので、電気屋で確保した大量のパソコンを繋げて情報収集をして貰おうと思う。

 次に異界攻略報酬で得た残りのポイントを次元空間の出入り口登録の数を増やすのに使用して30個まで登録可能になった。

 これで次元空間のポイントを使うのを止めて、次はゴーレムマスターのポイントを使っていく。

 小型蜂ゴーレムを増やす為に今回手に入れた全てのポイントを消費して製造する。これで小型蜂ゴーレムの数は全部で15機だ。

 全てのゴーレムを合わせてこれで50機もゴーレムを作り出せた。

 今後は異界攻略報酬でコアとゴーレムボディを製造・強化を行ない、その他で手に入れたポイントは自由に使おうと思う。

 そうしてやるべき事を終わらせて、早めの昼食を食べていると、異界の入り口を探索させていた小型蜂ゴーレムの1班が異界に突入した様だ。

 俯瞰視点で確認すると牛の異界の様だ。それも白黒のホルスタインの様な牛だった。倒せば牛肉がドロップするかも知れない。

 小型蜂ゴーレムたちに地上の魔物の居ない位置へと降りて貰うと、早速次元空間の出入り口の登録を行なった。

 そして、この5機を帰還させると新造した新しい5機の小型蜂ゴーレムたちと情報を交換して貰う。

 「これで新しく作った探索用の蜂ゴーレムも使えるな。」

 帰還させた小型蜂ゴーレムたちに休憩するかを聞くと、どうやらまだまだ働らきたい様だ。

 「じゃあお前たち頑張ってくれ。」

 10機の小型蜂ゴーレムを見送ると、食べ掛けの昼ごはんを食べに戻った。

 それから時間は過ぎてウサギの異界、ゴブリンの異界、牛の異界の3つにゴーレムたちを向かわせる。

 ウサギの異界には中型ドールゴーレムと小型犬ゴーレムの10機、ゴブリンの異界には小型ドールゴーレム10機を、牛の異界には中型ドールゴーレム15機を送っている。

 異界の探索を開始すると、まずはウサギの異界を探索するゴーレムたちの映像を見る事にした。

 ウサギの異界は草原の異界で、魔物のウサギは50センチくらいの大きさで空から見た限りでは素早い動きをする魔物だ。

 その為、こちらも素早く動ける小型犬ゴーレムたちを送ったが、果たしてどうなのかを映像で眺めていると、小型犬ゴーレムに首を噛み砕かれてウサギの魔物は倒されていた。

 倒したところは見られていないが、小型犬ゴーレムたちなら倒せる様だ。だが、問題は中型ドールゴーレムたちは倒せるかだ。

 「逃げずに向かって来るのか、これならゴーレムたちも倒せそうだ。」

 真っ直ぐに走ってくるウサギの魔物の動きに合わせて中型ドールゴーレムが槍型武装を突き刺し、棒型武装を振り下ろしていた。

 ウサギの魔物の動きに合わせている為、ウサギの魔物も回避が間に合わない様だ。

 ウサギの異界は問題ない。それなら次はゴブリンの異界の映像を俯瞰視点で見始める。

 ゴブリンの異界は初めての洞窟の異界だ。しかも狭く天井も低い為、向かわせたゴーレムのゴーレムボディは小型のドール型で、武装も小型の剣型武装や棒型武装を使っている。

 そんな小型ドールゴーレムたちは早速ゴブリンたちと遭遇した様だ。

 ゴブリンは5匹、対するゴーレムたちは10機だ。そんなゴブリンとゴーレムの戦いは一方的だった。

 錆びた武器を片手に連携もなしに襲って来るゴブリンに対して、ゴーレムたちは2機1組で連携を取りながら戦った為、苦戦らしい苦戦はしていない。

 その為、俺はゴーレムたちに5機で1班で洞窟内の探索を行なって貰う事にした。

 そうして5機でゴーレムたちは行動をしており、遭遇するゴブリンがゴーレムたちよりも数が多くても普通に余裕を持って倒せる事が分かった。

 これなら問題ないと判断した俺は最後に牛の異界を探索している中型ドールゴーレムたちの映像を確かめていく。
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