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第17話
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これが初めから素材生成にある木材ならゴーレムボディも簡単に破壊されていただろうが、吹き飛ばされたゴーレムはすぐに立ち上がると、大きな犬の魔物へと若干ぎこちない動きで向かって行く。
その間にも大きな犬の魔物の攻撃を受けて弾き飛ばされるゴーレムが続出するなか、どんどんと大きな犬の魔物の身体には傷が付いて行き、白い毛並み(今回は前回は黒)は赤く血液で染まっている。
このまま失血死で大きな犬の魔物を倒せる可能性はあるが、今回は前回のリベンジでもある。だから、ゴーレムたちは(特に前回負けたゴーレムは)自身のゴーレムボディが傷付いても向かって行った。
そうしてゴーレムが一機、また一機と破損して動けなくなるなか、01ゴーレムが大きな犬の魔物に突撃し、大きな犬の魔物の胸部に槍型武装を突き刺した。
これまでの戦いのダメージもあってか、大きな犬の魔物の胸部に深く刺さった槍型武装。その槍型武装の石突を狙って02ゴーレムが拳を打ち付ける。
音が聞こえるとしたらズブリッと音がしたのではないかと思うほど大きな犬の魔物の胸部に深く突き刺さった。
これがトドメになり、大きな犬の魔物は地面に倒れると砂へと身体を変えていく。
完全に大きな犬の魔物が砂の山になると、黒い柱があったであろう場所に白い柱が立っていた。
あれはなんだと俯瞰視点で見ていると、祝福を授けられた時の機械音の女性の声が何処からか聞こえてきた。
『世界で初めて異界の攻略を確認しました。異界攻略者にはポイントが譲渡されます。そして、これよりランキングシステムを導入します。ランキング上位者には日の始め、週の始め、月の始めにポイントを譲渡します。皆様、ランキング上位を目指しましょう。』
また声が聞こえて来たと思ったら、今回の謎の声が流れた原因は俺にある様だ。それに魔物の棲家は異界と言う事もここで知らされる。
謎の声が聞こえなくなりランキングを確認する前に、まずはゴーレムたちの帰還が優先だ。
普通の犬の魔物に襲われても、まだ戦えるゴーレムが居るから大丈夫だろうが、それでも損傷しているゴーレムが多い。その為、俺は損傷して自力で動けないゴーレムたちをゴーレムマスターの力で回収する。
その後、動けるゴーレムたちが砂の山を掻き分けてドロップアイテムを回収し、砂の山の中にあった宝箱のアイテムも回収して次元空間へと帰還すると、俺はドロップアイテムを受け取って全てのゴーレムを回収した。
「動けても損傷してはいるな。」
大なり小なり全てのゴーレムが損傷しており、俺はすぐにゴーレムボディの修理を行なった。
そして、新しくゴーレムたちは最低ポイントで製造可能な木材製のゴーレムボディを入れ替えて取り出して行く。
「今日の残りは自由時間だ。各々の好きに過ごして良いぞ。外の探索、又は魔物狩りに行きたいなら言ってくれ。」
ゴーレムたちに今日の残り時間は全て休みにする事を伝えると、ゴーレムたちの希望の空間へと連れて行った。
ペットたちが住む空間、娯楽品の空間、自然環境のある畑の空間へとゴーレムたちをそれぞれの空間へと送ると、俺は異界を攻略した事で増えたランキングを確認する。
「匿名か名前を出すのかを決められるのか。名前を知られたくないから、ここは匿名だな。」
ランキングを開いて最初に現れた設定を決めると、俺は自身がランキングの上位に入ったのかを確認して行くと、すぐに自身のランキングを発見する。
「異界の攻略をしたからか?」
ランキングの1番上に名前を発見した。(匿名は他人が見た時だけ)そしてどうやってランキングが決まるのかを調べてみると、どうやら異界攻略数と戦力に依って決まる様だ。
それなら俺の戦力はゴーレムたちが居る。その分も含めると、かなりの戦力になるのだと思う。
次に貰える毎日、毎週、毎月の貰えるポイントはどれくらい貰えるのかを確認すると、それなりには貰える様だが、ここ数日間の間に得られたポイントを考えると、そこまで多くのポイントは得られないのが分かった。
「まあ、数の暴力で異界を探索して魔物狩りをしているからな。これが1人で戦える祝福だったら、毎回ランキングで貰えるポイントでも喜んでたろうけど。」
そして改めてランキングを確認する。1位の俺と2位の匿名との間にそれなりの差がある事が分かる。
「これは異界攻略をしたかどうかで埋まる差なのか?」
数値としては見れないが棒線グラフとして表されている為、差がはっきりと分かる。
これを見て、やっぱりゴーレムが一機でも多くあればそれだけ戦力差として現れるのだと思う。
それでも一個人としての強さが高ければ、ゴーレムの数が多くてもランキングは抜かされる気がする。
これからはゴーレムの数を増やしながら、ゴーレムボディのレベル上げも選択肢に入れるのが良さそうだ。
そして次に大きな犬の魔物を倒して手に入れたポイントと異界を攻略して手に入れたポイントを確かめた。
「おいおい。これ、凄いポイントが手に入ってるじゃないか!?!」
きっと驚きで目が丸くなっている気がするなか、俺は手に入ったポイントの量に驚いてしまう。
この1週間で手に入れたポイントの10倍はあるポイントが手に入っている。これだけあればやりたい事が出来そうだ。
このポイントを使う前に大きな犬の魔物からドロップしたアイテムと宝箱から現れたアイテムの確認を行なっていく。
「ボスの魔物からドロップしたアイテムがこれか。魔物石以外で2つもドロップしたのは異界のボスだったからなのか?」
異界のボスの大きな犬の魔物からドロップしたアイテムは、大きな牙と大きな毛皮の2つだ。
どちらも素材登録が可能なアイテムだった為、すぐに素材生成の素材として登録する。すると、どちらも中級牙と中級皮の素材に変わった。
どちらもゴーレムボディとしては使えないが、武装建造には使える素材だ。この機会に複合素材の武装や防具の武装の製造をしても良いかも知れない。
と思ったが、素材生成のコストを確認すると物凄くポイントも魔力の籠ったアイテムも消費する事になる事が分かり、まだまだ中級素材を使った武装は作れそうにはなかった。
この事を残念に思いながら次は宝箱から回収したアイテムの確認を行なっていく。
その間にも大きな犬の魔物の攻撃を受けて弾き飛ばされるゴーレムが続出するなか、どんどんと大きな犬の魔物の身体には傷が付いて行き、白い毛並み(今回は前回は黒)は赤く血液で染まっている。
このまま失血死で大きな犬の魔物を倒せる可能性はあるが、今回は前回のリベンジでもある。だから、ゴーレムたちは(特に前回負けたゴーレムは)自身のゴーレムボディが傷付いても向かって行った。
そうしてゴーレムが一機、また一機と破損して動けなくなるなか、01ゴーレムが大きな犬の魔物に突撃し、大きな犬の魔物の胸部に槍型武装を突き刺した。
これまでの戦いのダメージもあってか、大きな犬の魔物の胸部に深く刺さった槍型武装。その槍型武装の石突を狙って02ゴーレムが拳を打ち付ける。
音が聞こえるとしたらズブリッと音がしたのではないかと思うほど大きな犬の魔物の胸部に深く突き刺さった。
これがトドメになり、大きな犬の魔物は地面に倒れると砂へと身体を変えていく。
完全に大きな犬の魔物が砂の山になると、黒い柱があったであろう場所に白い柱が立っていた。
あれはなんだと俯瞰視点で見ていると、祝福を授けられた時の機械音の女性の声が何処からか聞こえてきた。
『世界で初めて異界の攻略を確認しました。異界攻略者にはポイントが譲渡されます。そして、これよりランキングシステムを導入します。ランキング上位者には日の始め、週の始め、月の始めにポイントを譲渡します。皆様、ランキング上位を目指しましょう。』
また声が聞こえて来たと思ったら、今回の謎の声が流れた原因は俺にある様だ。それに魔物の棲家は異界と言う事もここで知らされる。
謎の声が聞こえなくなりランキングを確認する前に、まずはゴーレムたちの帰還が優先だ。
普通の犬の魔物に襲われても、まだ戦えるゴーレムが居るから大丈夫だろうが、それでも損傷しているゴーレムが多い。その為、俺は損傷して自力で動けないゴーレムたちをゴーレムマスターの力で回収する。
その後、動けるゴーレムたちが砂の山を掻き分けてドロップアイテムを回収し、砂の山の中にあった宝箱のアイテムも回収して次元空間へと帰還すると、俺はドロップアイテムを受け取って全てのゴーレムを回収した。
「動けても損傷してはいるな。」
大なり小なり全てのゴーレムが損傷しており、俺はすぐにゴーレムボディの修理を行なった。
そして、新しくゴーレムたちは最低ポイントで製造可能な木材製のゴーレムボディを入れ替えて取り出して行く。
「今日の残りは自由時間だ。各々の好きに過ごして良いぞ。外の探索、又は魔物狩りに行きたいなら言ってくれ。」
ゴーレムたちに今日の残り時間は全て休みにする事を伝えると、ゴーレムたちの希望の空間へと連れて行った。
ペットたちが住む空間、娯楽品の空間、自然環境のある畑の空間へとゴーレムたちをそれぞれの空間へと送ると、俺は異界を攻略した事で増えたランキングを確認する。
「匿名か名前を出すのかを決められるのか。名前を知られたくないから、ここは匿名だな。」
ランキングを開いて最初に現れた設定を決めると、俺は自身がランキングの上位に入ったのかを確認して行くと、すぐに自身のランキングを発見する。
「異界の攻略をしたからか?」
ランキングの1番上に名前を発見した。(匿名は他人が見た時だけ)そしてどうやってランキングが決まるのかを調べてみると、どうやら異界攻略数と戦力に依って決まる様だ。
それなら俺の戦力はゴーレムたちが居る。その分も含めると、かなりの戦力になるのだと思う。
次に貰える毎日、毎週、毎月の貰えるポイントはどれくらい貰えるのかを確認すると、それなりには貰える様だが、ここ数日間の間に得られたポイントを考えると、そこまで多くのポイントは得られないのが分かった。
「まあ、数の暴力で異界を探索して魔物狩りをしているからな。これが1人で戦える祝福だったら、毎回ランキングで貰えるポイントでも喜んでたろうけど。」
そして改めてランキングを確認する。1位の俺と2位の匿名との間にそれなりの差がある事が分かる。
「これは異界攻略をしたかどうかで埋まる差なのか?」
数値としては見れないが棒線グラフとして表されている為、差がはっきりと分かる。
これを見て、やっぱりゴーレムが一機でも多くあればそれだけ戦力差として現れるのだと思う。
それでも一個人としての強さが高ければ、ゴーレムの数が多くてもランキングは抜かされる気がする。
これからはゴーレムの数を増やしながら、ゴーレムボディのレベル上げも選択肢に入れるのが良さそうだ。
そして次に大きな犬の魔物を倒して手に入れたポイントと異界を攻略して手に入れたポイントを確かめた。
「おいおい。これ、凄いポイントが手に入ってるじゃないか!?!」
きっと驚きで目が丸くなっている気がするなか、俺は手に入ったポイントの量に驚いてしまう。
この1週間で手に入れたポイントの10倍はあるポイントが手に入っている。これだけあればやりたい事が出来そうだ。
このポイントを使う前に大きな犬の魔物からドロップしたアイテムと宝箱から現れたアイテムの確認を行なっていく。
「ボスの魔物からドロップしたアイテムがこれか。魔物石以外で2つもドロップしたのは異界のボスだったからなのか?」
異界のボスの大きな犬の魔物からドロップしたアイテムは、大きな牙と大きな毛皮の2つだ。
どちらも素材登録が可能なアイテムだった為、すぐに素材生成の素材として登録する。すると、どちらも中級牙と中級皮の素材に変わった。
どちらもゴーレムボディとしては使えないが、武装建造には使える素材だ。この機会に複合素材の武装や防具の武装の製造をしても良いかも知れない。
と思ったが、素材生成のコストを確認すると物凄くポイントも魔力の籠ったアイテムも消費する事になる事が分かり、まだまだ中級素材を使った武装は作れそうにはなかった。
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