4 / 27
第4話
しおりを挟む
そんな大型犬たちが道路の真ん中を歩いていると、一台の車が大型犬の一匹を轢いて、そのまま電信柱にぶつかってしまう。そんな光景を目撃してしまう。
あの轢かれた大型犬は確実に死んだと思って見ていると、轢かれた大型犬はムクっと立ち上がり、毛繕いを始めた。
「あれで、死なないのかよ。」
唖然と見ていると、大型犬の様な生き物たちが電信柱にぶつかりる事故を起こしている車の元に集まっていた。
「おいおい。車に集まって何をする気だ……!?」
脳裏にこれから行なわれるのは、直に目にしたくない光景が起こるのだろうと想像してしまう。
そんな物は見たくはない。俺はカーテンを閉めると、これから起こる可能性が高い想像を頭を振って忘れようと思った。
「あんな生き物が彷徨いている所に01ゴーレムを送って無事では済まないよな。」
首を掲げて見上げて来る01ドール型ゴーレムの頭を撫でて、これからどうするのかを今一度考えていく。
「!そうだ!!今から見せる動画の内容を01ゴーレムが理解する事が出来れば戦えるかも知れない!!」
喧嘩や武術の類いを行なった事のない俺では教えられない戦いの事を01ドール型ゴーレムが学習するなら、そう言った武術に関して01ドール型ゴーレム自体が学習してくれれば良いのだ。
「それなら早く見せないと、いつインターネットが使えない状況になるか分からない!!」
いつも動画を見る時に使っているタブレットを持って来ると、検索を行ない、武術に関係する動画を01ドール型ゴーレムに見せる様に再生を行なう。
「これから映る動画に武術に関係する動画が流れる。それを見て学習してくれ。それで今後の予定が決まる。頼んだぞ。」
01ドール型ゴーレムは了承のジェスチャーと頑張るのジェスチャーを行ない、早速流れ出した武術に関係する動画を見始めた。
01ドール型ゴーレムが武術の学習を行なっている間に、俺はやれる事をやって行こうと動き出した。
黒い光の柱から飛行を行なう生き物が現れていた為、マンションの様な高い建物も危険だと思われる。それに自宅のアパートも危険だ。次元空間でこれから生活するのが一番だろう。
それでも今は情報収集を行なう必要がある為、スマホからインターネットに接続して黒い光の柱から現れる生き物の情報や与えられた祝福の情報を集めていく。
「情報の真偽が分からないな。柱から出て来る生き物。魔物と呼ばれている存在を倒したって人は居るけど……。」
ある人は包丁で刺して魔物を倒して急死に一生だったと言う人。またある人は包丁を刺そうとしたが刺さっても浅かったせいで返り討ちにあって死ぬ人を見たなど様々だ。
他にも魔法で魔物を倒したと言う人が動画まで流していたりと、情報収集で見ていたサイトではデマなのか本当なのか分からない情報だらけだ。
「ん?これは……ッ!渡された祝福の有無でも変わるのか!!」
一つの情報が目に付いて読んでみた。それは騒動が起こってそれほど時間が経っていないのに検証を行なっている人たちの情報だった。
祝福剣術を手に入れた者と祝福棒術を手に入れた者が調べた情報だ。
その人たちは武術家だったそうで魔物と戦ってみたのだそうだ。祝福が剣術の人が刀を振るうと簡単に倒せた魔物が、棒術の祝福が刀を振るっても簡単には倒せなかった。
それに疑問を持ち、練習用の木の棒で棒術の祝福を得た人が魔物と戦うと、これまた簡単に魔物を倒せたと言う。
反対に剣術の祝福持ちが同じ木の棒で魔物と戦った場合は傷一つ付けるのに時間が掛かったそうだ。
そして最後に武器を持たずに素手で魔物と戦ったら、それぞれが合う武器の時よりも時間は掛かったが、合わない武器で戦った時よりも早く魔物を倒せたと、そこには書かれていた。
そして出された結果はこちらの物質は魔物には有効ではないと言う事だった。
それが本当なら現在の軍隊が持つ武器でも倒すのに時間が掛かるか、もしかしたら倒せないなんて事もあるのかも知れない。
出来れば、魔物を銃器で倒せると思いたいが、俺の脳裏には車に轢かれたあの大型犬の姿がよぎる。
この情報を調べた武術家たちは情報の拡散を希望しているが、デマだと馬鹿にされたりしていて、すぐに他の情報に埋もれてしまい見れなくなってしまった。
「多分、この情報は本当だ。祝福が武器にも影響しているんだ。それでこの人たちは倒せたんだよ……これ、俺の場合はどうなんだ?」
俺の祝福はゴーレムマスターと次元空間の二つだ。次元空間は戦闘には使えない。でもゴーレムマスターはどうなんだろう。
01ドール型ゴーレムに包丁を持たせて魔物を倒せるのか。それとも倒せないのか。でも素手でなら、01ドール型ゴーレムも魔物を倒せる可能性が高い。
今、01ドール型ゴーレムに見せている動画は素手の武術に関する動画だ。学習してくれれば、素手での戦闘も出来るだろう。
でも、ゴーレムマスターの武装建造で武器を作るべきなのだろうか。ポイントを消費すれば木材だけど素材から作れるが……。
これは01ドール型ゴーレムと相談して決めるべきかな?武器を使いたくないって言うかも知れないし。
「よし、他に魔物の情報でも調べてみるか!」
出来れば近所の黒い光の柱から現れる魔物の情報はないのかを調べていく。
「もう魔物マップなんて作ってる人も居るのか。まあ、助かるな。」
本当にこう言うのを作るのが速い人は速いんだな。早速見ていくと、この近所の黒い光の柱から現れる魔物の情報が全てではないがあった。
「誰か知らないけど助かった!」
この近所にある黒い光の柱の内、五つの柱から現れる魔物の情報だ。その内の一つに大型犬の魔物の情報もあり、やはりあれは魔物だったのかと確信する。
他にも飛行する魔物は50センチから1メートルサイズの蜂の魔物。ファンタジー物に出て来るオークと思わしき魔物。恐竜のラプトル似の魔物。2メートルのワニの魔物。
この五つの魔物の情報が姿だけだが分かったのは、今後行なう01ドール型ゴーレムの探索にも役立つ情報だ。
それから俺は避難所の場所の確認や近所にあるコンビニやスーパーなどの物資を調達するのに必要な場所を調べてメモを取っていく。
そして、諸々の調べる事を終えた俺は動画を見ている01ドール型ゴーレムの元へと向かった。
……………………………………………………
三つの新作があります
・そうだ、異世界に行こう
・ひきこもりのゴーレムマスター
・異世界大戦
以上の三作です
時間がある方は読んでくれると嬉しいです
あの轢かれた大型犬は確実に死んだと思って見ていると、轢かれた大型犬はムクっと立ち上がり、毛繕いを始めた。
「あれで、死なないのかよ。」
唖然と見ていると、大型犬の様な生き物たちが電信柱にぶつかりる事故を起こしている車の元に集まっていた。
「おいおい。車に集まって何をする気だ……!?」
脳裏にこれから行なわれるのは、直に目にしたくない光景が起こるのだろうと想像してしまう。
そんな物は見たくはない。俺はカーテンを閉めると、これから起こる可能性が高い想像を頭を振って忘れようと思った。
「あんな生き物が彷徨いている所に01ゴーレムを送って無事では済まないよな。」
首を掲げて見上げて来る01ドール型ゴーレムの頭を撫でて、これからどうするのかを今一度考えていく。
「!そうだ!!今から見せる動画の内容を01ゴーレムが理解する事が出来れば戦えるかも知れない!!」
喧嘩や武術の類いを行なった事のない俺では教えられない戦いの事を01ドール型ゴーレムが学習するなら、そう言った武術に関して01ドール型ゴーレム自体が学習してくれれば良いのだ。
「それなら早く見せないと、いつインターネットが使えない状況になるか分からない!!」
いつも動画を見る時に使っているタブレットを持って来ると、検索を行ない、武術に関係する動画を01ドール型ゴーレムに見せる様に再生を行なう。
「これから映る動画に武術に関係する動画が流れる。それを見て学習してくれ。それで今後の予定が決まる。頼んだぞ。」
01ドール型ゴーレムは了承のジェスチャーと頑張るのジェスチャーを行ない、早速流れ出した武術に関係する動画を見始めた。
01ドール型ゴーレムが武術の学習を行なっている間に、俺はやれる事をやって行こうと動き出した。
黒い光の柱から飛行を行なう生き物が現れていた為、マンションの様な高い建物も危険だと思われる。それに自宅のアパートも危険だ。次元空間でこれから生活するのが一番だろう。
それでも今は情報収集を行なう必要がある為、スマホからインターネットに接続して黒い光の柱から現れる生き物の情報や与えられた祝福の情報を集めていく。
「情報の真偽が分からないな。柱から出て来る生き物。魔物と呼ばれている存在を倒したって人は居るけど……。」
ある人は包丁で刺して魔物を倒して急死に一生だったと言う人。またある人は包丁を刺そうとしたが刺さっても浅かったせいで返り討ちにあって死ぬ人を見たなど様々だ。
他にも魔法で魔物を倒したと言う人が動画まで流していたりと、情報収集で見ていたサイトではデマなのか本当なのか分からない情報だらけだ。
「ん?これは……ッ!渡された祝福の有無でも変わるのか!!」
一つの情報が目に付いて読んでみた。それは騒動が起こってそれほど時間が経っていないのに検証を行なっている人たちの情報だった。
祝福剣術を手に入れた者と祝福棒術を手に入れた者が調べた情報だ。
その人たちは武術家だったそうで魔物と戦ってみたのだそうだ。祝福が剣術の人が刀を振るうと簡単に倒せた魔物が、棒術の祝福が刀を振るっても簡単には倒せなかった。
それに疑問を持ち、練習用の木の棒で棒術の祝福を得た人が魔物と戦うと、これまた簡単に魔物を倒せたと言う。
反対に剣術の祝福持ちが同じ木の棒で魔物と戦った場合は傷一つ付けるのに時間が掛かったそうだ。
そして最後に武器を持たずに素手で魔物と戦ったら、それぞれが合う武器の時よりも時間は掛かったが、合わない武器で戦った時よりも早く魔物を倒せたと、そこには書かれていた。
そして出された結果はこちらの物質は魔物には有効ではないと言う事だった。
それが本当なら現在の軍隊が持つ武器でも倒すのに時間が掛かるか、もしかしたら倒せないなんて事もあるのかも知れない。
出来れば、魔物を銃器で倒せると思いたいが、俺の脳裏には車に轢かれたあの大型犬の姿がよぎる。
この情報を調べた武術家たちは情報の拡散を希望しているが、デマだと馬鹿にされたりしていて、すぐに他の情報に埋もれてしまい見れなくなってしまった。
「多分、この情報は本当だ。祝福が武器にも影響しているんだ。それでこの人たちは倒せたんだよ……これ、俺の場合はどうなんだ?」
俺の祝福はゴーレムマスターと次元空間の二つだ。次元空間は戦闘には使えない。でもゴーレムマスターはどうなんだろう。
01ドール型ゴーレムに包丁を持たせて魔物を倒せるのか。それとも倒せないのか。でも素手でなら、01ドール型ゴーレムも魔物を倒せる可能性が高い。
今、01ドール型ゴーレムに見せている動画は素手の武術に関する動画だ。学習してくれれば、素手での戦闘も出来るだろう。
でも、ゴーレムマスターの武装建造で武器を作るべきなのだろうか。ポイントを消費すれば木材だけど素材から作れるが……。
これは01ドール型ゴーレムと相談して決めるべきかな?武器を使いたくないって言うかも知れないし。
「よし、他に魔物の情報でも調べてみるか!」
出来れば近所の黒い光の柱から現れる魔物の情報はないのかを調べていく。
「もう魔物マップなんて作ってる人も居るのか。まあ、助かるな。」
本当にこう言うのを作るのが速い人は速いんだな。早速見ていくと、この近所の黒い光の柱から現れる魔物の情報が全てではないがあった。
「誰か知らないけど助かった!」
この近所にある黒い光の柱の内、五つの柱から現れる魔物の情報だ。その内の一つに大型犬の魔物の情報もあり、やはりあれは魔物だったのかと確信する。
他にも飛行する魔物は50センチから1メートルサイズの蜂の魔物。ファンタジー物に出て来るオークと思わしき魔物。恐竜のラプトル似の魔物。2メートルのワニの魔物。
この五つの魔物の情報が姿だけだが分かったのは、今後行なう01ドール型ゴーレムの探索にも役立つ情報だ。
それから俺は避難所の場所の確認や近所にあるコンビニやスーパーなどの物資を調達するのに必要な場所を調べてメモを取っていく。
そして、諸々の調べる事を終えた俺は動画を見ている01ドール型ゴーレムの元へと向かった。
……………………………………………………
三つの新作があります
・そうだ、異世界に行こう
・ひきこもりのゴーレムマスター
・異世界大戦
以上の三作です
時間がある方は読んでくれると嬉しいです
10
お気に入りに追加
52
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?


のほほん異世界暮らし
みなと劉
ファンタジー
異世界に転生するなんて、夢の中の話だと思っていた。
それが、目を覚ましたら見知らぬ森の中、しかも手元にはなぜかしっかりとした地図と、ちょっとした冒険に必要な道具が揃っていたのだ。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる