167 / 248
第167話
しおりを挟む
そして、ようやく全ての冒険者育成校や魔法学園、騎士学園、貴族学院の生徒会役員メンバー、クリスタル王国トーナメント大会学生部門を主催する実行委員会の役員が集まり、会談が行なわれる。
「これで全学校が集まりました。今から会談を開催します。」
騎士学園の生徒会長マローネ・ガードがそう言って会談が始まり、会談の発言は生徒会長同士と実行委員会の役員が行なって進んで行く。
まず会談の最初に決めたことは、明日使える訓練所の話からだった。
王都にある学校の場合は、自身の学校で身体を動かすことが出来る。だが、王都まで来た冒険者育成校の面々は訓練することが出来ない。
その為、会談で話し合いが行なわれて、冒険者第三育成校は明日の午前中に冒険者第一育成校の訓練所を借りることになった。
その次は会談でトーナメントで行なわれる試合の順番が決める話し合いが行なわれていく。
試合の順番を決める方法は、前回の初戦の試合の順番で負けた学校の生徒会長が箱に入った番号の書かれた木札を引いていく。
その後は四位、三位、二位、一位の順番で箱の中から番号の書かれた木札を引いて、試合の順番が決まった。
第一試合 第一育成校VS第五育成校
第二試合 貴族学院VS第二育成校
第三試合 騎士学園VS第四育成校
第四試合 魔法学園VS第三育成校
これがクリスタル王国トーナメント大会学生部門の初日の試合の順番だ。
その後も会談は続いて行き、会談は正午を過ぎた頃に終わった。
会談が終わると、クリスタル王国トーナメント大会学生部門を主催する実行委員会の役員は忙しいのか、会談に使った部屋を出て行く。
「昼食はこちらが用意しています。そこで親睦会も兼ねて皆さんで昼食を摂りましょう。構いせんか?」
それぞれの学校の生徒会も騎士学園の生徒会長の言葉に賛同したことで親睦会が行なわれることになった。
そうして、会談を行なった生徒会の面々は、騎士学園の生徒会の後に続き、昼食を食べる為に移動を開始した。
用意された昼食はビュッフェ形式で行なわれる。一年生同士で交流を再度行なうことになった。
そこで、お互いの授業の内容や学内にあるダンジョンなどの話で、流石にどんな戦い方をするのか、得意な戦法、武器は何を使うのかなどは、クリスタル王国トーナメント大会もあるのですることは無かった。
そして、昼食のビュッフェが終わると、それぞれの学校は闘技場から解散することになった。
解散すると、冒険者第三育成校の生徒会は一度、宿に帰る。それから自由時間になる。
その際、王都のスラムには近付かないよう気を付けるように言われると、アルは宿の部屋に戻った。
部屋に戻ったアルは、まだ昼食を食べていないユキたちを召喚していく。
『お腹空いたです!アル!早く、ご飯にするのです!』
『あるじ様、昼食ですか?』
『……ぼくも……お腹……空いた。』
「分かった分かった。今から用意するから、ちょっと待ってて。」
作り置きしている料理を収納空間から取り出してユキたちの前に置いていく。
「みんな、食べていいぞ。」
『『『いただきます』』』
ユキたちが食べ終わるまでの間、これから自由時間をどうするのか、それをアルは一人で考える。
ユキたちが昼食を食べ終わると、召喚獣たちを送還して宿を出て、目的地に向かい出発する。
そして、アルは昼食のビュッフェの時に王都の情報を聞き、そのお陰で今日回る予定をユキたちが昼食を食べている間に決めることが出来た。
それは、アルが生まれ育ったこの大陸であるジュアル大陸にある二つの大神殿の内の一つが、このクリスタル王国の王都にあるからだ。
そのクリスタル王国にある創造神を大々的に祀っている大神殿に、これからアルは向かって行った。
「これで全学校が集まりました。今から会談を開催します。」
騎士学園の生徒会長マローネ・ガードがそう言って会談が始まり、会談の発言は生徒会長同士と実行委員会の役員が行なって進んで行く。
まず会談の最初に決めたことは、明日使える訓練所の話からだった。
王都にある学校の場合は、自身の学校で身体を動かすことが出来る。だが、王都まで来た冒険者育成校の面々は訓練することが出来ない。
その為、会談で話し合いが行なわれて、冒険者第三育成校は明日の午前中に冒険者第一育成校の訓練所を借りることになった。
その次は会談でトーナメントで行なわれる試合の順番が決める話し合いが行なわれていく。
試合の順番を決める方法は、前回の初戦の試合の順番で負けた学校の生徒会長が箱に入った番号の書かれた木札を引いていく。
その後は四位、三位、二位、一位の順番で箱の中から番号の書かれた木札を引いて、試合の順番が決まった。
第一試合 第一育成校VS第五育成校
第二試合 貴族学院VS第二育成校
第三試合 騎士学園VS第四育成校
第四試合 魔法学園VS第三育成校
これがクリスタル王国トーナメント大会学生部門の初日の試合の順番だ。
その後も会談は続いて行き、会談は正午を過ぎた頃に終わった。
会談が終わると、クリスタル王国トーナメント大会学生部門を主催する実行委員会の役員は忙しいのか、会談に使った部屋を出て行く。
「昼食はこちらが用意しています。そこで親睦会も兼ねて皆さんで昼食を摂りましょう。構いせんか?」
それぞれの学校の生徒会も騎士学園の生徒会長の言葉に賛同したことで親睦会が行なわれることになった。
そうして、会談を行なった生徒会の面々は、騎士学園の生徒会の後に続き、昼食を食べる為に移動を開始した。
用意された昼食はビュッフェ形式で行なわれる。一年生同士で交流を再度行なうことになった。
そこで、お互いの授業の内容や学内にあるダンジョンなどの話で、流石にどんな戦い方をするのか、得意な戦法、武器は何を使うのかなどは、クリスタル王国トーナメント大会もあるのですることは無かった。
そして、昼食のビュッフェが終わると、それぞれの学校は闘技場から解散することになった。
解散すると、冒険者第三育成校の生徒会は一度、宿に帰る。それから自由時間になる。
その際、王都のスラムには近付かないよう気を付けるように言われると、アルは宿の部屋に戻った。
部屋に戻ったアルは、まだ昼食を食べていないユキたちを召喚していく。
『お腹空いたです!アル!早く、ご飯にするのです!』
『あるじ様、昼食ですか?』
『……ぼくも……お腹……空いた。』
「分かった分かった。今から用意するから、ちょっと待ってて。」
作り置きしている料理を収納空間から取り出してユキたちの前に置いていく。
「みんな、食べていいぞ。」
『『『いただきます』』』
ユキたちが食べ終わるまでの間、これから自由時間をどうするのか、それをアルは一人で考える。
ユキたちが昼食を食べ終わると、召喚獣たちを送還して宿を出て、目的地に向かい出発する。
そして、アルは昼食のビュッフェの時に王都の情報を聞き、そのお陰で今日回る予定をユキたちが昼食を食べている間に決めることが出来た。
それは、アルが生まれ育ったこの大陸であるジュアル大陸にある二つの大神殿の内の一つが、このクリスタル王国の王都にあるからだ。
そのクリスタル王国にある創造神を大々的に祀っている大神殿に、これからアルは向かって行った。
90
お気に入りに追加
625
あなたにおすすめの小説
無能と言われた召喚士は実家から追放されたが、別の属性があるのでどうでもいいです
竹桜
ファンタジー
無能と呼ばれた召喚士は王立学園を卒業と同時に実家を追放され、絶縁された。
だが、その無能と呼ばれた召喚士は別の力を持っていたのだ。
その力を使用し、無能と呼ばれた召喚士は歌姫と魔物研究者を守っていく。
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
他国から来た王妃ですが、冷遇? 私にとっては厚遇すぎます!
七辻ゆゆ
ファンタジー
人質同然でやってきたというのに、出されるご飯は母国より美味しいし、嫌味な上司もいないから掃除洗濯毎日楽しいのですが!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる