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第95話
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今日は授業がない日だ。前日には、クラスメイトたちが冒険者パーティーを組んでダンジョンに行かないかと、誘われたが断りユキたち召喚獣たちとともにダンジョンの攻略に向かう。そして受け付けを済ませるとダンジョンに入る
『んー……ダンジョンです!』
『久しぶりにあるじ様と一緒に戦えますね』
『……頑張る』
「じゃあ行くぞ。みんな」
ダンジョンの広場でユキ、シェーレ、サフィを召喚するとモンスターや罠の索敵をする魔法を発動してから通路を進む
オオネズミが現れるが全員に取っては弱く一撃で倒して進み、前回のダンジョンの授業で見つけた階段を降りて二階に進む
『二階に進んでも弱いです!』
『そうですね、ユキ先輩。一撃で倒せるモンスターしかいませんし』
「まあ、下級ダンジョンだからな。階層が深くなれば強くなるだろう」
『…………居た』
見つかる罠は無い上に現れるモンスターが弱い事から散歩をしているみたいになっている。それに最初は早いもの勝ちで進んでいたので一番早く早撃ちが出来るサフィばかりがモンスターを倒す事になり、今では順番で自身が不得意な闘気か魔力を使いモンスターを討伐して進んでいる
緊張感も無く進んで等々アルたちは十階の階層ボスがいる門までたどり着いた
因みにここまでに現れたモンスターはオオネズミ、リザード、スケルトンと遭遇した
そして門を潜り階層ボスのいる部屋に入る。そこには何も持たないスケルトンが三体と剣を持っているスケルトンが一体いた
「武器を持っていないスケルトンは頼んだ!」
『あっ!ずるいです!』
アルはユキたちに指示出しをすると一人、剣を持つスケルトンに向かっていく
そんなアルにユキは文句を言うがアルの邪魔はせずに指示を出された通りにスケルトンを魔力を使い倒した。他のスケルトンもシェーレとサフィにより遠距離攻撃で倒す。後はスケルトンソルジャーだけになった
アルは闘気の圧縮を維持しながら強化された身体能力でスケルトンソルジャーに迫ると持っている剣を振るい攻撃する
するとスケルトンソルジャーは、攻撃を防ごうとしたが身体強化をしていない状態のアルでも遅いと感じる動きで動いている
そんな動きだったので頭蓋骨から正中線を辿って真っ二つにスケルトンソルジャーをアルは切り裂いた
「よっわっ!下級ダンジョンだとここまで階層ボスでも弱いのか」
階層ボスのあまりの弱さに脱力する。その後、すぐにユキたちに魔石の回収とドロップがないかの確認の指示を出すとアル自身もスケルトンソルジャーから魔石を取り出す
そして現れた宝箱を開ける。その宝箱の中身は何の変哲もない鉄の剣が一本入っていた
「宝箱の中身もしょぼいな」
『あるじ様、何か特殊な効果もないのですか?』
「一応鑑定したけどなかったよ。やっぱり下級ダンジョンだからかな」
収納空間に鉄の剣を仕舞う。ここまで来るまでにアルたちは一つの宝箱を見つけたが、その宝箱から出たアイテムは傷を治す魔法薬だったからだ
『アル、何処まで進むです?』
「今日は二十階層まで行くよ。この下級ダンジョンは三十階層まであるみたいだからね」
『……早く行く』
「そうだな。サフィ」
十一階層に着くと転移水晶を探すとすぐに見つかる事が出来た。転移水晶の登録が終わるとダンジョン探索を進めて行く
転移水晶のあった小部屋から出る。そのまま立ち止まる事なく通路を進んでいく。ここからは罠が出始めたが、それも中級ダンジョンで見つけた、罠よりも簡単な作りですぐに解除できる罠だった。ダンジョンの探索の途中で結界を張って昼食を食べる事にした
「モンスターたちも身体強化を使い始めたな」
『それでも弱いです!』
『身体強化の熟練度もそれほどない様ですからね。二十階層なら戦える様になるのでは?』
『…………アル、おかわり』
「よく食べるな。サフィは」
『私も食べるのです!』
『あるじ様、私もお願いします』
召喚獣たちにおかわりを上げてアル自身は食べ終わると食休みをして食べ終わるのを待った
『んー……ダンジョンです!』
『久しぶりにあるじ様と一緒に戦えますね』
『……頑張る』
「じゃあ行くぞ。みんな」
ダンジョンの広場でユキ、シェーレ、サフィを召喚するとモンスターや罠の索敵をする魔法を発動してから通路を進む
オオネズミが現れるが全員に取っては弱く一撃で倒して進み、前回のダンジョンの授業で見つけた階段を降りて二階に進む
『二階に進んでも弱いです!』
『そうですね、ユキ先輩。一撃で倒せるモンスターしかいませんし』
「まあ、下級ダンジョンだからな。階層が深くなれば強くなるだろう」
『…………居た』
見つかる罠は無い上に現れるモンスターが弱い事から散歩をしているみたいになっている。それに最初は早いもの勝ちで進んでいたので一番早く早撃ちが出来るサフィばかりがモンスターを倒す事になり、今では順番で自身が不得意な闘気か魔力を使いモンスターを討伐して進んでいる
緊張感も無く進んで等々アルたちは十階の階層ボスがいる門までたどり着いた
因みにここまでに現れたモンスターはオオネズミ、リザード、スケルトンと遭遇した
そして門を潜り階層ボスのいる部屋に入る。そこには何も持たないスケルトンが三体と剣を持っているスケルトンが一体いた
「武器を持っていないスケルトンは頼んだ!」
『あっ!ずるいです!』
アルはユキたちに指示出しをすると一人、剣を持つスケルトンに向かっていく
そんなアルにユキは文句を言うがアルの邪魔はせずに指示を出された通りにスケルトンを魔力を使い倒した。他のスケルトンもシェーレとサフィにより遠距離攻撃で倒す。後はスケルトンソルジャーだけになった
アルは闘気の圧縮を維持しながら強化された身体能力でスケルトンソルジャーに迫ると持っている剣を振るい攻撃する
するとスケルトンソルジャーは、攻撃を防ごうとしたが身体強化をしていない状態のアルでも遅いと感じる動きで動いている
そんな動きだったので頭蓋骨から正中線を辿って真っ二つにスケルトンソルジャーをアルは切り裂いた
「よっわっ!下級ダンジョンだとここまで階層ボスでも弱いのか」
階層ボスのあまりの弱さに脱力する。その後、すぐにユキたちに魔石の回収とドロップがないかの確認の指示を出すとアル自身もスケルトンソルジャーから魔石を取り出す
そして現れた宝箱を開ける。その宝箱の中身は何の変哲もない鉄の剣が一本入っていた
「宝箱の中身もしょぼいな」
『あるじ様、何か特殊な効果もないのですか?』
「一応鑑定したけどなかったよ。やっぱり下級ダンジョンだからかな」
収納空間に鉄の剣を仕舞う。ここまで来るまでにアルたちは一つの宝箱を見つけたが、その宝箱から出たアイテムは傷を治す魔法薬だったからだ
『アル、何処まで進むです?』
「今日は二十階層まで行くよ。この下級ダンジョンは三十階層まであるみたいだからね」
『……早く行く』
「そうだな。サフィ」
十一階層に着くと転移水晶を探すとすぐに見つかる事が出来た。転移水晶の登録が終わるとダンジョン探索を進めて行く
転移水晶のあった小部屋から出る。そのまま立ち止まる事なく通路を進んでいく。ここからは罠が出始めたが、それも中級ダンジョンで見つけた、罠よりも簡単な作りですぐに解除できる罠だった。ダンジョンの探索の途中で結界を張って昼食を食べる事にした
「モンスターたちも身体強化を使い始めたな」
『それでも弱いです!』
『身体強化の熟練度もそれほどない様ですからね。二十階層なら戦える様になるのでは?』
『…………アル、おかわり』
「よく食べるな。サフィは」
『私も食べるのです!』
『あるじ様、私もお願いします』
召喚獣たちにおかわりを上げてアル自身は食べ終わると食休みをして食べ終わるのを待った
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