32 / 248
第32話
しおりを挟む
解体したシマハクチョウを収納空間に仕舞いシェーレのハサミをよく見てみると衝撃波を放ったハサミとシマハクチョウの首を切断したハサミでは少し違いがある様に見える
普通のオオガニと比べて衝撃波を放った方のハサミは分厚くなっており切断した方のハサミは薄くなり鋭利なっている
「シェーレ、普通のオオガニと違ってハサミの形が変わっているけどなんでかわかるか?」
『ハサミですか?』
『確かに違うです』
俺に言われてユキも改めてシェーレの二つのハサミを観察して違いがあるのに気が付いた様だ
『そんなに違いますか?』
「違うな」
『違うです』
『同族と遭遇してもそれほど一緒に居ませんからね。気が付きませんでした』
シェーレも自身のハサミを観察し始めた。収納空間きらオオガニのハサミを出してシェーレに見せる
『言われると確かに違いますね。何故なのでしょうか?』
『そんな事もわからないのです?』
「ユキはなんで違うのか分かったのか?」
『そうです。ウサギ先輩』
そんなの簡単だと言わんばかり後ろ足で立ち上がり胸を張っているユキの方を見る
『後輩ガニの攻撃方法です。後輩ガニの分厚くなっているハサミは衝撃波を放ってハサミが大きくなって薄くなっているハサミの方で切断していたのです』
「なるほど使い続けてハサミの形が変わったのか」
『確かに毎回使うのは用途は変えたりしていませんね』
進化しなくても成長で身体が通常種と変わっている個体もいるのか。才能があるモンスターは通常種とは違うところがあるのかもな
「シェーレの違いも分かった事だしルーツの町まで行くぞ。夕方までには着いていたいからな」
『わかったです』
『分かりました』
陸上の敵をユキが水中の敵をシェーレが率先して倒していきながら昼食を食べる為のお昼休憩の時間を取る
いつも通り結界を張ってテーブルと椅子を出して昼食の用意を始める
「シェーレは何を食べるんだ?」
『私ですか?なんでも食べることが出来ますよ』
「そうか分かった」
ユキとシェーレの分の昼食を皿の上に盛っていき二人の前に置く
「二人とも先に食べていていいぞ」
『わかったです。先に食べているです』
『いいのですか?』
「俺もすぐに食べるからいいぞ」
『分かりました』
俺に言われてすぐにがっついて食べているユキと対象的なシェーレはもう一度俺に言われてから食事を始めた
俺も火をつけて今日倒したモンスターの素材の内食べる事ができる部位を焼いて食べていく
焼いたカジリウオやシマハクチョウ、ヤリガエルも美味しかったがなによりもオオガニのハサミが一番美味しかった
つい食べ過ぎるくらいお腹いっぱい食べてしまったが片付けをして収納空間に仕舞った
「ユキ、起きないと置いて行くぞ」
『ウサギ先輩はだらしないウサギみたいですね』
『う、うーん……なんです?』
おかわりをしてお腹が膨れて腹を見せて寝ているユキを揺すって起こす
「ほら、ルーツの町に行くんだから起きる」
『これならすぐにウサギ先輩を追い越せそうですね』
『追い越されないです!』
ユキが起きたのを確認すると複製した地図を見て進む方向を確認してから結界を解いてルーツの町を目指して進んでいく
「シェーレが仲間に加わってから水中のモンスターを倒すのが楽になったな」
『認めたくないですけど確かに楽になったです』
『水中ならウサギ先輩にも負けない自信がありますからね』
シェーレを褒めているとユキも確かに水中からのモンスターに対して楽になったのを感じているのか肯定している
シェーレが水中から持って来てくれたドロウンウィードを根っこごと収納空間に収納していく
シェーレを仲間にする前は水中にいるモンスターには水魔法や雷魔法なんかを使用して倒してから魔法を使って回収していたが強化魔法でシェーレを強化して水中に送り込むだけで水中のモンスターはシェーレに蹂躙されて倒されていった
普通のオオガニと比べて衝撃波を放った方のハサミは分厚くなっており切断した方のハサミは薄くなり鋭利なっている
「シェーレ、普通のオオガニと違ってハサミの形が変わっているけどなんでかわかるか?」
『ハサミですか?』
『確かに違うです』
俺に言われてユキも改めてシェーレの二つのハサミを観察して違いがあるのに気が付いた様だ
『そんなに違いますか?』
「違うな」
『違うです』
『同族と遭遇してもそれほど一緒に居ませんからね。気が付きませんでした』
シェーレも自身のハサミを観察し始めた。収納空間きらオオガニのハサミを出してシェーレに見せる
『言われると確かに違いますね。何故なのでしょうか?』
『そんな事もわからないのです?』
「ユキはなんで違うのか分かったのか?」
『そうです。ウサギ先輩』
そんなの簡単だと言わんばかり後ろ足で立ち上がり胸を張っているユキの方を見る
『後輩ガニの攻撃方法です。後輩ガニの分厚くなっているハサミは衝撃波を放ってハサミが大きくなって薄くなっているハサミの方で切断していたのです』
「なるほど使い続けてハサミの形が変わったのか」
『確かに毎回使うのは用途は変えたりしていませんね』
進化しなくても成長で身体が通常種と変わっている個体もいるのか。才能があるモンスターは通常種とは違うところがあるのかもな
「シェーレの違いも分かった事だしルーツの町まで行くぞ。夕方までには着いていたいからな」
『わかったです』
『分かりました』
陸上の敵をユキが水中の敵をシェーレが率先して倒していきながら昼食を食べる為のお昼休憩の時間を取る
いつも通り結界を張ってテーブルと椅子を出して昼食の用意を始める
「シェーレは何を食べるんだ?」
『私ですか?なんでも食べることが出来ますよ』
「そうか分かった」
ユキとシェーレの分の昼食を皿の上に盛っていき二人の前に置く
「二人とも先に食べていていいぞ」
『わかったです。先に食べているです』
『いいのですか?』
「俺もすぐに食べるからいいぞ」
『分かりました』
俺に言われてすぐにがっついて食べているユキと対象的なシェーレはもう一度俺に言われてから食事を始めた
俺も火をつけて今日倒したモンスターの素材の内食べる事ができる部位を焼いて食べていく
焼いたカジリウオやシマハクチョウ、ヤリガエルも美味しかったがなによりもオオガニのハサミが一番美味しかった
つい食べ過ぎるくらいお腹いっぱい食べてしまったが片付けをして収納空間に仕舞った
「ユキ、起きないと置いて行くぞ」
『ウサギ先輩はだらしないウサギみたいですね』
『う、うーん……なんです?』
おかわりをしてお腹が膨れて腹を見せて寝ているユキを揺すって起こす
「ほら、ルーツの町に行くんだから起きる」
『これならすぐにウサギ先輩を追い越せそうですね』
『追い越されないです!』
ユキが起きたのを確認すると複製した地図を見て進む方向を確認してから結界を解いてルーツの町を目指して進んでいく
「シェーレが仲間に加わってから水中のモンスターを倒すのが楽になったな」
『認めたくないですけど確かに楽になったです』
『水中ならウサギ先輩にも負けない自信がありますからね』
シェーレを褒めているとユキも確かに水中からのモンスターに対して楽になったのを感じているのか肯定している
シェーレが水中から持って来てくれたドロウンウィードを根っこごと収納空間に収納していく
シェーレを仲間にする前は水中にいるモンスターには水魔法や雷魔法なんかを使用して倒してから魔法を使って回収していたが強化魔法でシェーレを強化して水中に送り込むだけで水中のモンスターはシェーレに蹂躙されて倒されていった
244
お気に入りに追加
625
あなたにおすすめの小説
無能と言われた召喚士は実家から追放されたが、別の属性があるのでどうでもいいです
竹桜
ファンタジー
無能と呼ばれた召喚士は王立学園を卒業と同時に実家を追放され、絶縁された。
だが、その無能と呼ばれた召喚士は別の力を持っていたのだ。
その力を使用し、無能と呼ばれた召喚士は歌姫と魔物研究者を守っていく。
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
他国から来た王妃ですが、冷遇? 私にとっては厚遇すぎます!
七辻ゆゆ
ファンタジー
人質同然でやってきたというのに、出されるご飯は母国より美味しいし、嫌味な上司もいないから掃除洗濯毎日楽しいのですが!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる