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第2話
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転生してから三年経ち家から出て外に始めて出る。今まではこの家の外に出る事はなく会ったことがある人も赤ん坊の頃の俺の事をお世話していたおばさんと俺の事を睨んでくる兄と姉、偶に俺の様子を見にやってくる父親くらいでほとんど部屋の一室で今まで過ごしていた
どうやら今世の俺の母親は俺を産んだ後の産後の肥立ちが悪く亡くなってしまった様で兄と姉はそれで俺の事を恨んでおり父親はそれで俺に必要以上に構わない様だった
まあ、産まれてから一年くらいで前世の意識を取り戻した俺としては構われないのはバレる可能性や面倒がなくて楽でいいが兄と姉が何かしてこないかが問題なくらいだ
部屋から出ることがなかった俺はこの世界に転生してくる時に会ったもの凄い長さの髭の生えているお爺さんの神様から貰った言語知識、魔法の使い方と才能、武術の基本的な知識と才能、病気や体調が悪くならい健康な身体を貰ったので誰も居ない時は魔法の練習をして過ごしているので暇になる時はなかった
「これが異世界の外の世界なんだな。久々に地面を踏んだし外には二年ぶりだな」
いつも部屋の窓から見ていた景色を眺めながら夏の温かな風に当たる
「それにしてもあれ全部麦なのか。まだ青いけどこの一面が黄金色に変わるのか。去年は窓からだったけど近くでそれも見れそうだな今年は」
そうやって家の外に出てすぐの場所で村や麦畑を眺めていると子どもの声が聞こえてきた
「おまえ!なんで家から出て来てるんだよ!」
声の方を見ると金髪茶目の子供がいた。それは兄のケビンでこちらを睨みつけてそこにいた。面倒臭い奴が来たと顔を顰めているとケビンは無視されたと怒鳴ってくる
「聞いているのか!お母さんを殺した人殺し!」
せっかく外に出ていい気分だった俺は気分が悪くなり家に戻りいつも居る部屋に戻る
「ぼくを無視するんじゃない!この人殺しが!」
俺の後をうるさく音を立てながらケビンが追いかけてきて俺の肩を押して来た。ケビンに押されて転びそうになる事なくそのままケビンを無視して部屋に戻った
身体能力を強化する魔法のお陰で三歳の子どもの身体でも七歳のケビンに押されても転ぶ事はなかった。扉を閉めて鍵を掛けると扉の外から騒いでうるさいケビンの声を聞こえてくるがそれを無視して部屋で出来る魔法の練習でもしていく
無視して魔法の練習をしているといつの間にか外からケビンの声が聞こえてこなくなっていた。やっと静かになったと思いながら部屋の窓を見ると夕暮れになっていたので父親が帰ってくるから部屋の前から居なくなったのだろう
「夕食だぞ。部屋で食べるのか」
扉の向こうから父親のそんな声が聞こえてきた。別に食事を一緒に取るとケビンやベルがうるさく騒ぐだろうにこの部屋で食べる方がストレスなく食べられるだろうな
「部屋で食べます」
「そうか……なら部屋の前に置いておくぞ」
「はい」
父親が去るのを索敵魔法を使い確認すると扉を開けて扉の横に置いてあるお盆を取るとそれを机に置いて識別魔法を使用して毒とかが入っていないか確認してから食事にする
食事を食べ終えると水魔法を使い食器を洗うとその水を部屋の角に置いてあるスライムが入っているトイレの中に捨ててその後は食器を風魔法を使い乾かすと扉の前に置いて部屋の鍵を閉めて扉から離れる
夕食の後は魔法の練習をして自身の魔力の質や量を鍛えて過ごしていった。魔法の練習をしていると外から食器を持っていく音がしたがそれを気にすること無く魔法の練習を続けていく。練習を終えて眠る時間になると魔法を使い身体の汚れや口の中の汚れを魔法を使い綺麗にしていくとベットの中に入りベットの周りに物理防御結界と魔法防御結界を魔法で作り出すとようやく眠りに入った
どうやら今世の俺の母親は俺を産んだ後の産後の肥立ちが悪く亡くなってしまった様で兄と姉はそれで俺の事を恨んでおり父親はそれで俺に必要以上に構わない様だった
まあ、産まれてから一年くらいで前世の意識を取り戻した俺としては構われないのはバレる可能性や面倒がなくて楽でいいが兄と姉が何かしてこないかが問題なくらいだ
部屋から出ることがなかった俺はこの世界に転生してくる時に会ったもの凄い長さの髭の生えているお爺さんの神様から貰った言語知識、魔法の使い方と才能、武術の基本的な知識と才能、病気や体調が悪くならい健康な身体を貰ったので誰も居ない時は魔法の練習をして過ごしているので暇になる時はなかった
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いつも部屋の窓から見ていた景色を眺めながら夏の温かな風に当たる
「それにしてもあれ全部麦なのか。まだ青いけどこの一面が黄金色に変わるのか。去年は窓からだったけど近くでそれも見れそうだな今年は」
そうやって家の外に出てすぐの場所で村や麦畑を眺めていると子どもの声が聞こえてきた
「おまえ!なんで家から出て来てるんだよ!」
声の方を見ると金髪茶目の子供がいた。それは兄のケビンでこちらを睨みつけてそこにいた。面倒臭い奴が来たと顔を顰めているとケビンは無視されたと怒鳴ってくる
「聞いているのか!お母さんを殺した人殺し!」
せっかく外に出ていい気分だった俺は気分が悪くなり家に戻りいつも居る部屋に戻る
「ぼくを無視するんじゃない!この人殺しが!」
俺の後をうるさく音を立てながらケビンが追いかけてきて俺の肩を押して来た。ケビンに押されて転びそうになる事なくそのままケビンを無視して部屋に戻った
身体能力を強化する魔法のお陰で三歳の子どもの身体でも七歳のケビンに押されても転ぶ事はなかった。扉を閉めて鍵を掛けると扉の外から騒いでうるさいケビンの声を聞こえてくるがそれを無視して部屋で出来る魔法の練習でもしていく
無視して魔法の練習をしているといつの間にか外からケビンの声が聞こえてこなくなっていた。やっと静かになったと思いながら部屋の窓を見ると夕暮れになっていたので父親が帰ってくるから部屋の前から居なくなったのだろう
「夕食だぞ。部屋で食べるのか」
扉の向こうから父親のそんな声が聞こえてきた。別に食事を一緒に取るとケビンやベルがうるさく騒ぐだろうにこの部屋で食べる方がストレスなく食べられるだろうな
「部屋で食べます」
「そうか……なら部屋の前に置いておくぞ」
「はい」
父親が去るのを索敵魔法を使い確認すると扉を開けて扉の横に置いてあるお盆を取るとそれを机に置いて識別魔法を使用して毒とかが入っていないか確認してから食事にする
食事を食べ終えると水魔法を使い食器を洗うとその水を部屋の角に置いてあるスライムが入っているトイレの中に捨ててその後は食器を風魔法を使い乾かすと扉の前に置いて部屋の鍵を閉めて扉から離れる
夕食の後は魔法の練習をして自身の魔力の質や量を鍛えて過ごしていった。魔法の練習をしていると外から食器を持っていく音がしたがそれを気にすること無く魔法の練習を続けていく。練習を終えて眠る時間になると魔法を使い身体の汚れや口の中の汚れを魔法を使い綺麗にしていくとベットの中に入りベットの周りに物理防御結界と魔法防御結界を魔法で作り出すとようやく眠りに入った
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