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第22話
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自分の魔力や周囲の魔力を感じようとすれば確かに魔力感知の力で魔力を感じる力があった。
「う~ん、範囲や感知能力が減ってるな。」
アンデットオブアナザーワールドの世界で魔力感知を使うよりも、現実世界で使う魔力感知の効果が半減しているように感じる。
これは後でエリーゼはどうなのかを聞いてみる必要がありそうだ。それにセイヴァーオンラインを始めたら、セイヴァーオンラインの運営である救世社へと問い合わせをするのも忘れないようにしよう。
もしこっちの世界でアンデットオブアナザーワールドで手に入れた力を使った影響で不利益があったら大変だし。
これからどうするのかを決めた俺はシャワーから上がると、身体を拭いてリビングに向かう。
「なにやってるんだ?」
『あ、アカメ!これの中がどうなってるのか気になったから見てたのよ!』
リビングの扉を開けて見たのはエリーゼがテレビの中に顔を突っ込んでいる姿だった。
これが生きていた頃にやられていたらテレビが壊されていただろうが、エリーゼが幽霊だからこそテレビの中に顔を入れてテレビの中の部品を見れたのだろう。
「まあいいや。それで聞きたいことがあるんだけどさ。エリーゼはこっちの世界でエリーゼの世界の力を使えるか?」
『ん?使えるわよ。でも、なんだか使いにくいのよね。本来よりも力が半減している感じがするわ。』
「ああ、やっぱり半分しか力が使えないんだ。」
これは別の世界の力は本来の世界よりも発揮することが出来る力が半減してしまうのだろうな。
「エリーゼの世界に行くからオルゴーの中に戻ってくれ。」
『え~、もっとこの世界のことを見てみたいわ!気になるものが一杯あるんだもの!』
これはどうした物かと悩んでしまう。確かにゲームの方も気になるが、ここでエリーゼだけをこの世界に置いておくとどうなるのか分からなくて怖いのもある。
「はぁ、仕方ないな。でもこっちの文字は分からないだろう?それなのに見ているだけで楽しいのか?」
『言葉は分かるから、このテレビ?は不思議で面白いわよ。それに機械?を見るだけで物作りをするアタシとしては楽しいしね。』
「そんな物なのか?まあ、いいや。それじゃあ俺は部屋に行ってるから、何かあったら教えてくれ。」
『分かったわ。』
俺はとりあえず部屋に戻ってセイヴァーオンラインの運営する会社の救世社へと連絡を取ってみることにした。
会社自体の問い合わせメールから今回の事態がなんなのかを質問してみたが、そうして問い合わせた結果がメールで届いた。
我々、救世社としては今回の貴方に起きた事態は想定していたことであります。
今回は聖なる腕輪オルゴーが魂と直結した事で起きた事態です。
この地球で特殊な力を使うこと自体は問題ではありませんが、力を使う際に悪用した場合は法的な処罰ではなく、即刻重罰が下されますので注意してください。
これからも世界の救済をよろしくお願いします。
これが救世社から送られてきたメールの内容だ。なんで救世社がセイヴァーオンラインを通じて世界の救済をしているのかなどの質問には答えてはくれなかった。
こっちの世界で手に入れた力を使っても問題はないそうなのだが、今のところこっちの世界で使っても役立つ力はないのでとりあえずは力の使い方には気を付けておこう。
「そう言えばこれがあったな。」
俺は左腕の聖なる腕輪オルゴーへと視線を向ける。そう言えばオルゴーは物の取り出しが出来たはずだ。
それはまだ試していない。だから、とりあえずオルゴーに物が仕舞えるのかを適当な者を収納可能かを確かめてみた。
「あっ、入るんだ。」
聖なる腕輪オルゴーに手に持ったペンが収納された。取り出すことも可能なのかを調べてみれば、先ほど収納したペンが取り出せた他にオルゴーの中に収納されていた魔導具も取り出すことが出来た。
「う~ん、範囲や感知能力が減ってるな。」
アンデットオブアナザーワールドの世界で魔力感知を使うよりも、現実世界で使う魔力感知の効果が半減しているように感じる。
これは後でエリーゼはどうなのかを聞いてみる必要がありそうだ。それにセイヴァーオンラインを始めたら、セイヴァーオンラインの運営である救世社へと問い合わせをするのも忘れないようにしよう。
もしこっちの世界でアンデットオブアナザーワールドで手に入れた力を使った影響で不利益があったら大変だし。
これからどうするのかを決めた俺はシャワーから上がると、身体を拭いてリビングに向かう。
「なにやってるんだ?」
『あ、アカメ!これの中がどうなってるのか気になったから見てたのよ!』
リビングの扉を開けて見たのはエリーゼがテレビの中に顔を突っ込んでいる姿だった。
これが生きていた頃にやられていたらテレビが壊されていただろうが、エリーゼが幽霊だからこそテレビの中に顔を入れてテレビの中の部品を見れたのだろう。
「まあいいや。それで聞きたいことがあるんだけどさ。エリーゼはこっちの世界でエリーゼの世界の力を使えるか?」
『ん?使えるわよ。でも、なんだか使いにくいのよね。本来よりも力が半減している感じがするわ。』
「ああ、やっぱり半分しか力が使えないんだ。」
これは別の世界の力は本来の世界よりも発揮することが出来る力が半減してしまうのだろうな。
「エリーゼの世界に行くからオルゴーの中に戻ってくれ。」
『え~、もっとこの世界のことを見てみたいわ!気になるものが一杯あるんだもの!』
これはどうした物かと悩んでしまう。確かにゲームの方も気になるが、ここでエリーゼだけをこの世界に置いておくとどうなるのか分からなくて怖いのもある。
「はぁ、仕方ないな。でもこっちの文字は分からないだろう?それなのに見ているだけで楽しいのか?」
『言葉は分かるから、このテレビ?は不思議で面白いわよ。それに機械?を見るだけで物作りをするアタシとしては楽しいしね。』
「そんな物なのか?まあ、いいや。それじゃあ俺は部屋に行ってるから、何かあったら教えてくれ。」
『分かったわ。』
俺はとりあえず部屋に戻ってセイヴァーオンラインの運営する会社の救世社へと連絡を取ってみることにした。
会社自体の問い合わせメールから今回の事態がなんなのかを質問してみたが、そうして問い合わせた結果がメールで届いた。
我々、救世社としては今回の貴方に起きた事態は想定していたことであります。
今回は聖なる腕輪オルゴーが魂と直結した事で起きた事態です。
この地球で特殊な力を使うこと自体は問題ではありませんが、力を使う際に悪用した場合は法的な処罰ではなく、即刻重罰が下されますので注意してください。
これからも世界の救済をよろしくお願いします。
これが救世社から送られてきたメールの内容だ。なんで救世社がセイヴァーオンラインを通じて世界の救済をしているのかなどの質問には答えてはくれなかった。
こっちの世界で手に入れた力を使っても問題はないそうなのだが、今のところこっちの世界で使っても役立つ力はないのでとりあえずは力の使い方には気を付けておこう。
「そう言えばこれがあったな。」
俺は左腕の聖なる腕輪オルゴーへと視線を向ける。そう言えばオルゴーは物の取り出しが出来たはずだ。
それはまだ試していない。だから、とりあえずオルゴーに物が仕舞えるのかを適当な者を収納可能かを確かめてみた。
「あっ、入るんだ。」
聖なる腕輪オルゴーに手に持ったペンが収納された。取り出すことも可能なのかを調べてみれば、先ほど収納したペンが取り出せた他にオルゴーの中に収納されていた魔導具も取り出すことが出来た。
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