女殺し油煙の地獄~相姦AI狂詩曲~

中井春一郎

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第三章

お兄ちゃんと、いもうと。 ~暴力運転手と謹厳な女教師の爛れた性生活!~

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 剛と美久が暮らす養護院は本棚だけは充実している。

 高校卒業後に自立する先輩が残していく参考書だけでなく、院の支援者が子供達に

読ませたい本を寄贈してくれるのだ。

 内気でノロマな剛も、勉強は大好きである。

 夕食前も、夕食が済んでからも、本棚の前で勉強し、読書する。

 いじめっ子から必死でかばってくれるお兄ちゃんを、美久は大好きだ。

 剛の隣に座って勉強のふりをする。

 邪魔しないようにしながら、時々は教えてもらう。

 お兄ちゃんはとても優しく丁寧に教えてくれるが、あまり熱心には聞いていない。

 教科書の上のお兄ちゃんの指先を見詰め、我慢出来なくなると振り向き、大好きな

お兄ちゃんと目を合わせる。


 美久は十歳の時には、お兄ちゃんのお嫁さんになると決めていた。

 <兄と妹だけど、血のつながりが無いので結婚できるわ>

 <大学進学はとても無理だから高校卒業後は働くけど、そのころにはお兄ちゃんも

もう働いているから、少し貯金がたまると結婚する>

 <その時、妻の美久は二十一歳。夫のお兄ちゃんは二十五歳>

 <きっと、お兄ちゃんは美久とSEXしたくて堪らないだろうけど、中学や高校の

女の子がSEXするのはいけないことだから、美久は我慢して、お兄ちゃんにも我慢

してもらい、高校の卒業式の日にセーラー服姿で処女でなくなる・・・>

 小学生の美久が夢物語を想い描いてボオ~ッとしていると、隣の席でお兄ちゃんは

一心不乱でお勉強中という日々は二年近く続いた。

 
          ★     ★     ★     ★

 
 「まだアソコに毛も生えていないくせに」

 「・・・・」

 「美久がこっそり覗いていたのは知っているぞ。お前のママはアレに夢中でまるで

気付かなかったけどな・・・」

 美久が養護院に送られたのは、運転手に性的虐待を受けていたためである。

 最初にイタズラをされたのは、母親が社会見学の引率で不在の日曜日。

 男はいつになく優しく、美久を遊園地に連れて行ってくれた。

 「すっかり汗をかいたね。晩御飯を作ってあげるから、お風呂に入っておいで」

 美久は大好きな『ぷかぷかプーちゃん』とお風呂で遊んだ。

 でも、お風呂から上がると用意したつもりのパジャマもパンツも見当たらない。

 「????」

 うっかりした自分が悪いから、バスタオルを巻いて急いで自分の部屋に戻ろうと

すると、リビングに入ったところで男に手首をいきなり掴まれた。

 あっというまに丸裸にされる。

 母親に嵌め込んでいるときの男の凄まじさは知っている。

 幼い美久は恐ろしくて声も出せない。

 震えながら、アソコを指でさわられるのも我慢した。

 男が幼児性交に関心が薄く、イタズラを楽しむだけだったのは、まだ不幸中の幸い

という捉え方もあるかもしれないが・・・・・。


 恥ずかしくて母親には告げなかったので、男のイタズラはエスカレートした。

 少女の全裸写真も撮る。

 それを猥褻映像の投稿サイトに送る。

 評判になり、男は図に乗る。

 様々なポーズを、まだ九歳の美久に強いる。

 まだ誰も食べたことのない瑞々しい白桃、それをスッと断ち割る果肉の裂け目を、

指で拡げることまで命じた。

 つぶらな瞳をした可愛い美久の猥褻写真は、男のいい小遣い稼ぎになった。

 しかし評判になり過ぎて秘密サイトは警察の摘発を受け、男も逮捕される。

 露骨な下ネタを専らとする週刊誌が関心を寄せ凄腕のライターを投入した。

 美久は眼を隠しても<美少女戦士セーラームーンちびうさ>の愛くるしさ。

 美久の母親と同棲相手との尋常とは思えない関係も取材により見えてくる。

 面白おかしく書き立ててやれば、読者の覗き趣味を満足させるに違いない。

 『暴力運転手と謹厳な女教師の爛れた性生活!その生贄にされた美少女!』

 母親は娘が気付かないように、声を殺してSEXをしていたつもりだったが

もっと激しく男に責めて欲しく、男の方も三十路のカラダをもっと楽しもうと

趣向を凝らしたラブホテルを利用していたのを、ライターは突き止めた。

 絶対秘密を条件に母親の同僚男性教師がライターに話す。



 「たまたま入ったホテルで鉢合わせをして、お互い慌てました。SMルームもある

ホテルでしてね。ロビーの奥にSM用具のコーナーがあり、それを買うことも、モノ

によってはレンタルすることも出来るようになっていて・・・」

 「ほ~お、先生もそちらの方の御趣味で?」

 「いえ、いえ、私は至ってノーマルですから・・・それより、あの女の話ですよ、

あの女の話ですよ。私たちカップルには全く気付かず楽しそうに物色していました。

赤縄と革手錠を選んだ後、男がこれもどうだ?と掴んでいた手のひらほども無い黒い

布切れを、女の顔の前にかざすと、コックリ頷いてから振り向き顔を赤くしました」

 「縄と手錠は判りますが、その黒いのもSM用ですか?」

 「私は真面目一方なので、最初は何か判りませんでしたが、男は堂々としたもので

『ゴム入りでアソコにピッチリ、しっかり喰い込むからワレメもクッキリだ。これを

穿かせて、赤縄の瘤も喰い込ませてやれば、いい眺めになるよ。連れのお嬢さんも、

こいつと交換したくなるピチピチのお嬢さんだね。きっと黒ゴムパンが似合うよ』と

言いながら、伸ばしては縮めするので、世間にはゴム入りのパンツ好きもいるのかと

驚いた次第です・・・・」

 「なるほど、なるほど。ところで随分と若い娘さんをお連れだったのですね」

 「・・・・・実は教え子でして・・・勿論、在学中はカラダの関係はありません。

彼女が二十歳になってから親しい交際を始めましてね・・・」

 「ほ~お、どんなきっかけで?」

 「いえ、あの、音大の二年生でしたが、たまたま入ったキャバクラでアルバイトを

していましてね。彼女も驚いた顔をしましたが嬉しそうに席についたものですから」

 「それは、それは・・・で、さっそくラブホテルで親しい御交際ですか。羨ましい

限りです・・・で、御交際はいつもSMルームのある、そのホテルで?」

 「いえ、あの・・・・それは、それとして、娘はあの女の教え子でもありますから

二人とも俯いたままでしたが、当方がそういう関係ですので、私が校長に告げ口する

とか、教育委員会に通報するはずはないと、あの女も度胸を決めたようで『お互い、

今日の事は極秘事項に致しましょうね』と、男に尻を撫ぜられながら、SMルームの

方へ消えていきました」

 「・・・そうですか。実は記者も縄師の取材をしたことがありまして、ここだけの

話ですが、モデルさんを縛らせてもらいました。縛りも悪くないですねえ。先生も、

売り場コーナーに行かれた訳ですから、やはり縄なども、お求めで?」

 「いえ、あの、その・・・・私は至ってノーマルですから・・・・・・・・いえ、

その、あの・・・・後学のため・・・首輪をレンタルしてみましたが・・・・」

 「それは、それは・・・首輪をした教え子とラブホテルでお散歩とは羨ましい限り

です・・・娘さんをお縄頂戴になさったかどうかは、云わぬが花、聞かぬが花という

ものですね。先生のこととは判らないように記事にしますので、ご安心を」

 「待ってください、待ってください。私の話ではないですよ。あの女です。まだ、

続きがあります、あります」

 「これは、特ダネを逃がすところでした。詳しくお教えください」

 「・・・私が教え子と入った部屋はたまたまSMルームの隣でして、壁が薄いので

あの女の泣き声が聞えましてね・・・・」

 「それは、刺激されますね・・・じゃあ、壁に耳アリと言う按配で・・・」

 「・・・ええ、思わず壁に耳を当てましてね。連れの娘も興奮したようで聞き耳を

立てていました」

 「二十歳の教え子を乳繰りながらという訳ですね。お姿が眼に浮かぶようです」

 「いえ、いえ。私は至ってノーマルですから・・・・」

 「・・・・・・・・」

 「・・・・いえ、その・・・・いい乳をしているので乳繰りましたが・・・・」

 「そうでしょう。で、乳繰りながらお聞きになったお隣の様子は?」

 「革手錠を持っていったので、後ろ手にして手錠を掛けたのは間違いないですね。

そうすると赤縄の方は、亀甲縛りにすることになるでしょうが・・・・」

 「随分、お詳しいですねえ。私も縄師の取材で亀甲縛りも拝見しましたが、お乳が

プニュウ~となって色っぽいですものね。先生も二十歳のお乳をプニュウ~ですか。

羨ましい限りです」

 「違います、違います・・・私は至ってノーマルですから。それよりもあの女の話

ですよ、あの女の話ですよ・・・」

 「そうでした、そうでした。ゴム入りのパンツはどうしたのでしょう?」

 「そうですねえ~、穿かせたままだと、肝心なものを入れられませんからねえ~、

顔に穿かせて、目隠ししたかもしれませんね。うん、そうでしょう。絶対そうです。

うん。間違いありません」

 同僚教師は、手練れのライターにいいように転がされ、あること、ないこと、さも

見てきたように喋り散らした。

 
 ライターは早速、女子大生キャバ嬢も取材した。

 「・・・・ハリツケの十字架がある部屋に、真面目一方のネガネ先生が入ったから

ビックリしたわ」

 「どうしてハリツケの部屋だと判るの?」

 「だって、記者さんが取材した先生に何度も連れ込まれていたもの」

 「ほ~お。で、ハリツケ遊びはどんな風にやるの?」

 「手枷と足枷で『大』の字にされて、グルグル回されるの」

 「ふむ、ふむ。逃げようが無いから、色々やられる訳だね」

 「勿論よ。メガネの先生もやられたと思うけど、後はそうねえ・・・ハートスパン

キング(アマゾンで3,900)も使われたのは絶対確かよ。いい音が聞こえたもの」

 「それは、どんなものなの?」

 「ハート型のハエ叩きと思えばいいわ。これでお尻を叩かれると赤いハートがつく

訳よ。大きな音がするけど、そんなには痛くは無いのよ。ジ~ンと痺れる感じは嫌い

じゃないわ。どう?記者さんも、私のお尻に赤いハートを浮かべてみたい?御指名を

今度してくれるのなら、あのホテルにお共いたしますわよ・・・・」


 記者が女子大生キャバ嬢のお尻に赤いハートを浮かべたかどうかは定かでないが、

記事の出来栄えに編集長も大満足だったいう。

 記事は全て匿名。母親の勤務先も某有名校である。しかし、読む人が読めば、あの

一家の椿事とすぐに判る。保釈されたタクシー運転手も逃げ出し、男日照りに逆戻り

したことも影響したのか?恥ずかしそうにコソコソしていた母親は、商店街で美久の

猥褻写真を突然まき散らすといった狂態も演じたという・・・・。

 育児放棄され、美久は痩せ細っていった。見かねた民生委員が教育委員会や警察と

相談し、美久を養護院に入れることになったのである。


 身から出た錆とはいえ、母親は転落の人生を歩む。取材を続けたライターは母親が

藤山紀香の仮名で秘密交際倶楽部『艶女交際』の女となった事を突きとめた。

 紀香とライターの情交の有様は『続報・堕ちたあの美人教師に試し乗り!』で詳細

に知ることが出来る。


 『続報・堕ちたあの美人教師に試し乗り!』を目にした養護院長は露骨にして卑猥

極まりない記事に体を震わせ、児童保護の当局や警察に、美久の所在を母親には絶対

明かさないよう、改めて厳重な申し入れを行った。

 また、美久と一緒に登下校することの多いタケシには「知らない叔母さんから声を

かけられても、黙って美久の手を引いて、立ち去るのだよ」と何度も念を押した。


 美久が母親と会うことは無かった。

 二十三歳の美久が、母親が運営をする女性派遣倶楽部『美魔女の館』で、表の顔は

新進のヘアデザイナー、亜理紗という名の春を売る女となる、その日までは・・・・




 

 

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