オセロ

朱井葵

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序章

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いったい誰が決めつけたのだろうか。
誠実。真面目。誰にでも優しい。気配りができる。たまにおっちょこちょい。でも頼りがいがある。家族や友達にも恵まれていて、将来は、いい旦那さんになって、いいお父さんにもなれる。
よく分からなかった。それは、誰の意見で決まった誰なのだろうか。それともそれこそが本当の自分なのだろうか。




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