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31 商業ギルド
しおりを挟む俺は結局、中級HP、中級MP回復薬を各200本と上級HP、上級MP回復薬を各50本用意した。
「これを商業ギルドの買取窓口まで持っていけば売れるんだよな。自分の店で売ってみたかったけど、最初は大変そうだし普通に売りに行くか。」
俺は地下室から出て商業ギルドへ向かった。
「いらっしゃいませ。今回はどう言った内容でしょうか?」
「えーっとポーションを売りたくてですね、何処に行けばいいのかと思いまして」
「でしたら買い取り窓口はあちらになりますのでそちらでポーションを出して頂ければ買い取り致します。」
「あそこですね。わかりました、失礼します。」
「今回はなんの買い取りでしょうか?」
俺はそう言われたので作ったポーションを全て出す。
「これの買取をお願いします。」
「わ、わかりました。少々お待ちを。
ってこれすべて中級以上の回復薬でどれもこれも最高品質!!どうしたんですかこれ!?」
周りの人達がさっきの声のせいでこちらをみてくる。
「えっと、これは全て私が作りました。なにか問題がありましたか?」
「あなたがこれを!?あなたみたいな若い人がこんな熟練錬金術師が作ったポーションより効果が高い物をこんなに作れるはずはありません!!これをどうしたんですか!?吐いてください!」
「ですからさっきも言った通り私が作ったんです!買い取ってくれるのですか?どうなんですか?」
「だーかーら!あなたの様な若い人が作れる物じゃないって言ってるんです!!」
流石にここまで言っても言われるとイライラするな~。
「あ~もういいです!買い取りは無かった事で構いません!失礼しました!!。」
「ちょ、ちょっと待ってください!!なんで売らないんですか!?あなたは売らなくてもいいんですか!?」
「別に構いませんよ?売る宛なんていくらでもありますから!失礼しますね。」
売る宛なんて全くないけどそう言い切って商業ギルドを出た。
どうしようかなこのポーション。
商人からお店でも買って売ることにしようかな。よしっ!そうと決まれば商人探しだ!
ってことでナビー!よろしく!
『マスター、結局私なのですか?はぁ~困ったマスターです。では案内しますね。』
なんか前より人みたいに喋るようになったな。まあいいや、案内まかせた!
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