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18 ネネside
しおりを挟む~ネネside~
あの空間魔法を持っていて顔がカッコイイ新人さん大丈夫かな?ゴルドさんに捕まってしまいました。またこれで冒険者になりたくなくなる方が増えてしまうかもです。そんな事を考えながらしばらく仕事をしているとビックリした事にあの新人さんがもどってきたのです!
「次の方どう…あ!さっきゴルドさんに絡まれた…ええと…」
「レンと申します。よろしくお願いします!」
はううぅ!この笑顔眩しすぎます!ってそんな事を考えてないで仕事に集中しなければなりません!平常心!平常心!
「は、はい!申し遅れました受付嬢のネネと申します。よろしくお願いします!えっとそれでゴルドさん達はどうされたんですか?まだ戻ってきて居ませんが。」
流石に倒すなんて事は無理ですからどうしたんでしょうか?誰かが止めにでもはいったのでしょうか?そう考えていると思わぬ返答が帰ってきてビックリしました!
「私が試合開始の合図と共に威圧を本気で放ったら気絶しちゃいましてアハハ」
レンさんは笑ってますが凄すぎです!
「えええ!Cランク冒険者に勝ったんですか!」
「あ、これが証拠になるかと。」
「こ、これは!ギルド長の!中を見させてもらいますね」
そう言われて何が出されるのかと思ったらギルド長の印付きの手紙でした!これを持っているということは、ギルド長に会ったと言うことですね!何が書いてあるんでしょう?
そう考えながら手紙を開けると驚いた事にレンさんをDランクにランクアップさせるように書いてあったのです!ギルド登録してから1時間も経ってないのに凄すぎます!
この内容をレンさんに伝えなければ!
「読み終わりました、内容はこうです。これを渡してきた奴のギルドカードをDランクまで上げろというものでした。ですのでギルドカードをランクアップさせるためにギルドカードを出してもらえますか?」
「わかりました、どうぞ。」
ギルドカードを受け取りカウンターの奥の部屋でギルドカードをランクアップさせます!それにしてもレンさんの事を考えると胸の奥がなんというかキューっとします。どうしてでしょうか?こんな事初めてです!
そんな事を考えているとランクアップが終わりレンさんの所へ戻って来ました。
「はい、これでランクアップ完了です。これでレン様はDランク冒険者です!おめでとうございます!ですがもしかしたら最速かもしれませんね!」
「普通はどれ位かかるものなんですか?」
「そうですね個人差はありますが1年半くらいですかね!なので最速です!」
「そんなにかかるんですか!?早いうちになれてよかったな。
そろそろ依頼を見に行ってきますね。」
「はい!いってらっしゃいませ!」
しばらくするとレンさんが戻ってきてスタミナ草とマナ草の採取依頼を持ってきました。
これは比較的に簡単で初心者でもこなせる依頼なので良かったです!
「じゃあ採取依頼行ってきますね!」
「いってらっしゃいませ!」
はううぅ、レンさんが行ってしまいました。早く帰ってこないかな?魔物に襲われていないかな?可愛い女性が寄り付いてこないかな?そんな事を考えていたら後の仕事が手につかずギルド長に言って早めに帰らさせて頂きました。
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