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番外編 チビ悪魔②
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「悲惨なことになっているな」
背後から低い声が聞こえて振り返ると、旦那様がアイスブルーの瞳を冷ややかに光らせて苦笑いしていた。
わたしがリーダーを務めた最初のラスボス戦から五年経ち、マーシェスダンジョンは地下60階の巨大なダンジョンへと成長している。
そして今日は、その地下60階のラスボス戦を見届けるためにダンジョンへと赴いていたはずだが、帰って来たということは無事に討伐が終了したんだろうか。
そのことを尋ねる前に、明るい声が響いた。
「とうさま! メテオだよ♡」
先程と同じ天使の笑顔で父親に手を振るクリストファーがいる。
旦那様は手袋を外しながらゆっくりと前へ進み出て両手を空にかざした。
空が一瞬凍りついたように見えた後、火球が消え去っていつもの青空が広がった。
これは後からエルさんに聞いて知ったことだが、旦那様は宮廷魔術師になれと言われるのが嫌で、学生時代に魔法科の試験でいつもかなり手を抜いていたらしい。
稀代の魔術師と謳われるエルさんはオールマイティーに全ての魔法を失敗することなく無詠唱で発動できるが、攻撃的な魔法に限定すると旦那様には全く敵わなかったんだとか。
「高火力の殲滅魔法を使うあいつはね、悪魔のようだったよ。しかもそれが本気じゃないっていうんだから、本気になったら小さな国をひとつ滅ぼすぐらい楽勝だと思うよ」
そう語るエルさんのことを、大げさなこと言っちゃって! と思っていたが、今ならよくわかる。
この親子にかかれば国どころか、世界を滅ぼすことだって可能かもしれない。
「とうさま、すごい! いまのどうやったの?」
足元にまとわりつくクリストファーを抱き上げた旦那様は、優しい笑顔で愛息の額にキスしながらこちらへ戻って来た。
「それを教える前に、まず庭にたくさん空いた穴を埋めないといけないな。土魔法が得意な母さまに教えてもらって一緒に直そうか」
「うん!」
瓜二つの笑顔がわたしを捉え
「ヴィー」
「かあさま」
と呼ぶ。
しょうがないわねとわたしも釣られて笑った時、お腹の小さな命がポコっと動いた。
魔法で暴れてほどよく疲れたクリストファーの昼寝の寝かしつけは旦那様がしてくれた。
今では、あの初夜の出来事は何だったんだろうと思うほどの愛妻家で子煩悩な旦那様だ。
テラスで旦那様とお茶を飲みながら大きく膨らんできたお腹を撫でる。
二人目を出産したらしばらくは忙しくなるだろうから、こうしてのんびり旦那様とお茶を楽しむ余裕もなくなるかもしれない。
「少々困ったことになったんだ」
そう言って顔をしかめる旦那様だが、声色から察すると大して困っていなさそうだ。
「ダンジョンのことですか?」
「ああ。実は……」
今日のマーシェスダンジョン地下60階のラスボス討伐を完了した後、討伐隊のリーダーがダンジョンの仕様変更で厄介な要望をしたらしい。
わたしが一線を退いてから、マーシェスダンジョンの冒険者たちの顔ぶれも様変わりした。
ロイパーティーは今でもハットリをリーダーに存続しているが、メンバーの半数以上は知らない冒険者だ。
ジ-クさんやユリウスさんは本人のダンジョン攻略よりも若手冒険者の育成に力を入れているらしい。
今日の討伐隊のリーダーを担った冒険者も、わたしの知らない名前だった。
「そいつが『次のラスボス戦は、伝説の冒険者ロイとガチで戦いたい』と要望して、システムがそれを受け入れたんだ」
なんと!
そんなことあるのね!?
マーシェスダンジョンの初代ラスボスだった謎多き冒険者ロイは、もはやレジェンドとしてあれこれ誇張されて語り継がれている存在だ。
「どうするんですか!?」
「どうするも何も、ロイがラスボスを担うのはもう決定だ」
旦那様、口元がニヤついていますよ。
迷惑そうな口ぶりとは裏腹に、さては楽しみなんですね?
「次のラスボス戦は2年後ぐらいか? そこで相談なんだが、クリストファーを参戦させるのはどうかと思ってね」
「え、どっち側に?」
「もちろん、俺と共にラスボス側として」
――――!
「そんな……」
ティーカップをソーサーに戻す手が若干震えてしまう。
「もちろん安全には十分配慮する。せっかくのご指名だから難攻不落のラスボスになってやろうかと思っているんだが、ヴィーが嫌なら……」
旦那様の言葉を途中で遮った。
「そんなのズルいです! わたしも一緒にラスボスやらせてくださいっ!」
2年後。
マーシェスダンジョン地下65階のラスボス「ロイファミリー」は、討伐隊をさんざん手こずらせて何度も撤退に追い込んだ。
特に、手練れの冒険者たちをして「あのチビ、ヤバすぎる!」「無理ゲーだ!」と言わしめたチビ悪魔は、また新たな伝説を生み出すことになるのだが、それはまた別のお話――。
【完】
背後から低い声が聞こえて振り返ると、旦那様がアイスブルーの瞳を冷ややかに光らせて苦笑いしていた。
わたしがリーダーを務めた最初のラスボス戦から五年経ち、マーシェスダンジョンは地下60階の巨大なダンジョンへと成長している。
そして今日は、その地下60階のラスボス戦を見届けるためにダンジョンへと赴いていたはずだが、帰って来たということは無事に討伐が終了したんだろうか。
そのことを尋ねる前に、明るい声が響いた。
「とうさま! メテオだよ♡」
先程と同じ天使の笑顔で父親に手を振るクリストファーがいる。
旦那様は手袋を外しながらゆっくりと前へ進み出て両手を空にかざした。
空が一瞬凍りついたように見えた後、火球が消え去っていつもの青空が広がった。
これは後からエルさんに聞いて知ったことだが、旦那様は宮廷魔術師になれと言われるのが嫌で、学生時代に魔法科の試験でいつもかなり手を抜いていたらしい。
稀代の魔術師と謳われるエルさんはオールマイティーに全ての魔法を失敗することなく無詠唱で発動できるが、攻撃的な魔法に限定すると旦那様には全く敵わなかったんだとか。
「高火力の殲滅魔法を使うあいつはね、悪魔のようだったよ。しかもそれが本気じゃないっていうんだから、本気になったら小さな国をひとつ滅ぼすぐらい楽勝だと思うよ」
そう語るエルさんのことを、大げさなこと言っちゃって! と思っていたが、今ならよくわかる。
この親子にかかれば国どころか、世界を滅ぼすことだって可能かもしれない。
「とうさま、すごい! いまのどうやったの?」
足元にまとわりつくクリストファーを抱き上げた旦那様は、優しい笑顔で愛息の額にキスしながらこちらへ戻って来た。
「それを教える前に、まず庭にたくさん空いた穴を埋めないといけないな。土魔法が得意な母さまに教えてもらって一緒に直そうか」
「うん!」
瓜二つの笑顔がわたしを捉え
「ヴィー」
「かあさま」
と呼ぶ。
しょうがないわねとわたしも釣られて笑った時、お腹の小さな命がポコっと動いた。
魔法で暴れてほどよく疲れたクリストファーの昼寝の寝かしつけは旦那様がしてくれた。
今では、あの初夜の出来事は何だったんだろうと思うほどの愛妻家で子煩悩な旦那様だ。
テラスで旦那様とお茶を飲みながら大きく膨らんできたお腹を撫でる。
二人目を出産したらしばらくは忙しくなるだろうから、こうしてのんびり旦那様とお茶を楽しむ余裕もなくなるかもしれない。
「少々困ったことになったんだ」
そう言って顔をしかめる旦那様だが、声色から察すると大して困っていなさそうだ。
「ダンジョンのことですか?」
「ああ。実は……」
今日のマーシェスダンジョン地下60階のラスボス討伐を完了した後、討伐隊のリーダーがダンジョンの仕様変更で厄介な要望をしたらしい。
わたしが一線を退いてから、マーシェスダンジョンの冒険者たちの顔ぶれも様変わりした。
ロイパーティーは今でもハットリをリーダーに存続しているが、メンバーの半数以上は知らない冒険者だ。
ジ-クさんやユリウスさんは本人のダンジョン攻略よりも若手冒険者の育成に力を入れているらしい。
今日の討伐隊のリーダーを担った冒険者も、わたしの知らない名前だった。
「そいつが『次のラスボス戦は、伝説の冒険者ロイとガチで戦いたい』と要望して、システムがそれを受け入れたんだ」
なんと!
そんなことあるのね!?
マーシェスダンジョンの初代ラスボスだった謎多き冒険者ロイは、もはやレジェンドとしてあれこれ誇張されて語り継がれている存在だ。
「どうするんですか!?」
「どうするも何も、ロイがラスボスを担うのはもう決定だ」
旦那様、口元がニヤついていますよ。
迷惑そうな口ぶりとは裏腹に、さては楽しみなんですね?
「次のラスボス戦は2年後ぐらいか? そこで相談なんだが、クリストファーを参戦させるのはどうかと思ってね」
「え、どっち側に?」
「もちろん、俺と共にラスボス側として」
――――!
「そんな……」
ティーカップをソーサーに戻す手が若干震えてしまう。
「もちろん安全には十分配慮する。せっかくのご指名だから難攻不落のラスボスになってやろうかと思っているんだが、ヴィーが嫌なら……」
旦那様の言葉を途中で遮った。
「そんなのズルいです! わたしも一緒にラスボスやらせてくださいっ!」
2年後。
マーシェスダンジョン地下65階のラスボス「ロイファミリー」は、討伐隊をさんざん手こずらせて何度も撤退に追い込んだ。
特に、手練れの冒険者たちをして「あのチビ、ヤバすぎる!」「無理ゲーだ!」と言わしめたチビ悪魔は、また新たな伝説を生み出すことになるのだが、それはまた別のお話――。
【完】
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