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七曜神の独尊な愛+火曜【87話~126話【~140話】
暑さの陽炎!!
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――妙に蒸し暑い……。
蒸されるような暑さに翠はふっと目が覚めた。
汗でじっとりとした感触は何かと気味が悪く、そのままにして寝れるようなものでもない為に着替えようとむっくり起き出す。
「暑い……。」
タンスの中から着替えの常備一式を取り出すと、汗で湿った衣類を着替え始める。
そんな翠に新たな癖が付きそうな予感。
「寝ている女神様の目の前で堂々と服を脱ぐ様は、実に男らしい。 あ……今この場を見られてると思うとドキドキする……。 って、俺はなんてバカなことしてるんだ。」
よくよく考えるとアホ臭いとわかったのか、すぐに着替えては風呂の脱衣徐にある洗濯カゴに放り込んでは、蒸し暑さで火照った体を冷却しようと台所にある飲み物をいただくことに。
放って置いても世話好きの女神様は洗濯カゴに洗濯物があるとやってくれるから、言わなくても楽なのだ。
「さてと、飲み物だな。 暑っつーい……冷えてるかなー?」
パカッと冷蔵庫を開けると、麦茶がある。
コップに氷を入れて麦茶を注ぐと実に美味しそうであり、一口飲むだけて体の隅々に伝わる冷えた感覚が心地良い。
「ふーっ、これだよこれ! このために生きてるって気がす……あぁ、死んでるんだっけ、俺。」
そんな冗談をかますも、飲めば出るものはある。
尿意を感じつつも抜き足差し足忍び指しで、軋む木の板の縁側を移動してはトイレへと向かう。
――間に合ったみたいだ……。
女神様の寝室の前を通っては音もなくトイレの鍵を掛けて、間に合ったことに安堵し座る。
あいにく女神様しか居ない神社にとって、なおかつも参拝客すらほぼ0なので、男用の立ってするトイレは存在しない。
座りながら用をたしながら端末をいじくる。
「ふぁーぁ……。」
この世界でも通信は繋がり、SNSのアプリも愛染の会社で作っているために暇潰しとインストールできたものだから、この一週間とてネットの友達とも仲良くでき、満足できたただろう。
「よくこんな時間まで起きてられるわな。」
楽しそうにトークは動きっぱなしながらも、夜中の二時と一度浮上するとなかなか抜け出せないのはSNSの悪いところで夜更かしになる原因のひとつ。
ここは見てるだけの辛抱。
「さてと……あん?」
用もたし終えた事で、トイレから出ようとしたとたん、体と顔が紅潮する感覚を覚える。
寝起き直後に感じ取れなかった智美の感覚も伝わっており、きちんと火曜日に移行できたと安堵するも、トイレへと用をたしたのが間違いだったのかもしれない。
蒸されるような暑さに翠はふっと目が覚めた。
汗でじっとりとした感触は何かと気味が悪く、そのままにして寝れるようなものでもない為に着替えようとむっくり起き出す。
「暑い……。」
タンスの中から着替えの常備一式を取り出すと、汗で湿った衣類を着替え始める。
そんな翠に新たな癖が付きそうな予感。
「寝ている女神様の目の前で堂々と服を脱ぐ様は、実に男らしい。 あ……今この場を見られてると思うとドキドキする……。 って、俺はなんてバカなことしてるんだ。」
よくよく考えるとアホ臭いとわかったのか、すぐに着替えては風呂の脱衣徐にある洗濯カゴに放り込んでは、蒸し暑さで火照った体を冷却しようと台所にある飲み物をいただくことに。
放って置いても世話好きの女神様は洗濯カゴに洗濯物があるとやってくれるから、言わなくても楽なのだ。
「さてと、飲み物だな。 暑っつーい……冷えてるかなー?」
パカッと冷蔵庫を開けると、麦茶がある。
コップに氷を入れて麦茶を注ぐと実に美味しそうであり、一口飲むだけて体の隅々に伝わる冷えた感覚が心地良い。
「ふーっ、これだよこれ! このために生きてるって気がす……あぁ、死んでるんだっけ、俺。」
そんな冗談をかますも、飲めば出るものはある。
尿意を感じつつも抜き足差し足忍び指しで、軋む木の板の縁側を移動してはトイレへと向かう。
――間に合ったみたいだ……。
女神様の寝室の前を通っては音もなくトイレの鍵を掛けて、間に合ったことに安堵し座る。
あいにく女神様しか居ない神社にとって、なおかつも参拝客すらほぼ0なので、男用の立ってするトイレは存在しない。
座りながら用をたしながら端末をいじくる。
「ふぁーぁ……。」
この世界でも通信は繋がり、SNSのアプリも愛染の会社で作っているために暇潰しとインストールできたものだから、この一週間とてネットの友達とも仲良くでき、満足できたただろう。
「よくこんな時間まで起きてられるわな。」
楽しそうにトークは動きっぱなしながらも、夜中の二時と一度浮上するとなかなか抜け出せないのはSNSの悪いところで夜更かしになる原因のひとつ。
ここは見てるだけの辛抱。
「さてと……あん?」
用もたし終えた事で、トイレから出ようとしたとたん、体と顔が紅潮する感覚を覚える。
寝起き直後に感じ取れなかった智美の感覚も伝わっており、きちんと火曜日に移行できたと安堵するも、トイレへと用をたしたのが間違いだったのかもしれない。
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