コントな文学『あたたかい世界へ』

岩崎史奇(コント文学作家)

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コントな文学『あたたかい世界へ』

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定年退職したら妻と娘から生ゴミ扱い。


住宅ローンを払い終えたマイホームで俺は居場所と人権が無くなった。


こんな俺に温かく接してくれるのは暖房付き便座だけになってしまった。


便座に尻と太ももと心を温めてもらい涙が溢れる。


自宅のトイレという小さな世界だけが唯一俺を人間に戻してくれる。


人肌のぬくもり、叶わぬならば・・・


「ウォシュレット、スイッチ ON」


あったかいなぁ…




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