やめて抱っこしないで!過保護なメンズに囲まれる!?〜異世界転生した俺は死にそうな最弱プリンスだけど最強冒険者〜

ゆきぶた

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おまけ ()内は相手キャラ 主にギャグとイチャイチャ

短編 拐われた話7

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新作記念に短編上げてます!最終話はギャグしかないオマケですよ!

─────────────────────








戻ってきた俺は追いやられるように、ライムのところへときていた。

「ライム、怒ってるのか?」
「ええ。その通りです」
「今回は俺の不注意だから!!」
「怒っているのはそこではありません!」
「へ?」

ライムは俺が拐われたことに対して怒ってるわけじゃないの?

「イルレイン様、あなたからいまだに媚薬の匂いがします」
「ひぇ!?」
「というわけで、イルレイン様のそう言ったものの耐性を上げるためのスケジュールを作りました。ご覧下さい」

は?媚薬とかの耐性を上げるためのスケジュール?
ライムが何を言ってるのかよくわからない俺は、とりあえずスケジュールを受け取る。

何故かそこには───。

ライムと魅了耐性を上げる。
ルーディアと媚薬の耐性を上げる。
ダンとよくわからない薬の耐性を上げる。

の、3つが曜日毎に決められていて……。

「なんじゃこりゃあ!!!!!」

と、叫んでしまった。

「イルレイン様、上位種は耐性をドンドン強く出来るのはわかっていますね?」
「あ、ああ。もちろんだけど……」
「なので二度とそんな姿を人前で見せないよう特訓ですよ!本当は全部私一人でやりたかったのでが、1週間に一度では何年かかるかわかりませんからね。仕方がなくあの男にまで役割を振ることになるとは思いませんでした」

いやいや、そうだとしても色々とおかしい!!
え?もうこれ決定事項なの?
いつ、君達話し合ったの?
ライムはもう普通に皆と話せてたりするの?

もうどうなってるのかわからないよ!!

「とりあえず、これはまだ許可を貰っていないのでイルレイン様が聞いてきて下さいね」
「許可貰ってないのかよ!!?」
「どうせOKとしかいってきませんから、いいのですよ」
「よくない!!主に俺がよくないよ!ねぇ!?」

確かに皆喜んで引き受けるのわかるよ、わかるけど俺が納得できないよ!?

「イルレイン様……?」
「ひゃいっ!?」

ライムに凄まれてしまい、俺は舌を噛んでしまう。
迷惑かけたのは俺なのにワガママ言い過ぎただろうか……?

「そういうこと仰られますと、この後大変なことになりますよ?」
「ヒッ、ヒェ……我儘いったこと謝るから、それはそれだけはやめてくれ!!」

前に一度似たようなことをしでかして、大変な目にあったことがある。
あのとき、俺の精神が復活するまで1日ぐらいかかったのだ。
だからまた同じことされたら、今度は1日で帰って来れる自信がない……。

「すぐに謝ったので、今回は許して差し上げましょう。それに今日は別にするつもりはありませんよ?」
「そうなのか?」
「イルレイン様……まさか、期待をしてここまで来て下さったのですか?」
「そんなわけあるか!!?」

確かにそう聞こえるような言い方したけど、俺だってそういうつもりで来たわけじゃない。
ただ、いつもここに来るときはヤるときだから、なんだか何かしなきといけない気がしてしまうだけだ。

「じゃあ、今日はお疲れでしょうからお帰り下さい」
「え、それだけの為に呼ばれたの……?」
「それだけ?やはりイルレイン様は期待しているご様子で?それに媚薬も完全に抜けきっていないところを考えると、このまま返した方が危ない……そう言う事ですね?」
「いや俺はそんなこといってないです!!」
「さあ、遠慮せずに奥のベットまでお連れしますよ?」

そう言うライムに簡単にお姫様抱っこされてしまった俺は、奥のベットへと連れ去られるのだった。
まあ、その後はいつも通りなんか大変だった。

でもそれよりも、明日からのこのスケジュールの方が俺にとっては不安材料だったのだ。



そして次の日、

「イル、聞きましたよ!なんでも私に媚薬の特訓をつけて欲しいとか?そして今日は私の日ですねさあ、いきましょう!!」

と元気にいうルーディアに連れられた俺は、ルーディアの部屋に沢山並べられた媚薬の数にドン引きしてしまうのだった。

「いや、ルーディア。流石に一日の量じゃないよな?」
「いえ、これは今日の分ですよ?毎回少しずつ強くしていきますから、頑張りましょうね!!」

いや、頑張る前に俺が死ぬ!!

そんな嘆きは受け付けられなかったのだった。



そしてまた別の日、

「よう、次は俺の番だって?」

ダンがよく理解していないのか、寝転びながら俺に言ったのだ。

「あんまやる気ないなら助かるけど……」
「うーん、だってよぉ、俺の分野雑だし……薬じゃなくて魔法でいいよな?」
「は?」
「ほいっと……」

そう言ったあと、俺は突然の眠気に襲われた。

「だ、ダン?俺に何の魔法かけた?」
「睡眠魔法。やっぱ眠らされてヤられたら意味ねぇだろ?じゃあ、今から俺にヤられる前に起きる事、ハイスタート!!」

そう言ってダンは俺が完全に寝てしまうまで、なんかいやらしい事をしてきたのだ。
まだましだけど、なんか目が覚めたあと体が痛かった……ダンのやつ寝てる間になにしてんだ!?


そして最後はライム……。

「では魅了かけますね~」

そう言われた俺はすぐに目をトロンとさせた。

「ライム好き!俺をメチャクチャにして?」
「はい、だめです!」
「はっ!!なんて事を俺は口走ってしまったんだ……魅了恐ろしい!!!!」

なんて大変な日々をこれから過ごす事になると思うと、俺はため息が出るのだった。

くそ……これからは絶対に拐われたりしない!!!
そう胸に誓うのだった。












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これで短編は終了です!

一応最後にもう一度だけ報告です!
現在、ウル×デオの新作が上がってます!!

多分もう少ししたらイルも出てきます。
こちらで書けないエロいことされてるイルを、チラリとでも出せたらいいなって思ってます!

そしてそちらが終わるまで、こちらでもたまにギャグ話をあげる予定です。
もう少しだけイル達のその後を見守ってあげて下さい!
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