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三章までの間話

160、恥ずかしいデート③ ☆

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気がつけば2ヶ月もあいてしまい、すみません!
ここからエロのターンですが、今回は微エロです。
それと懐かしいアイテムを再チャレンジで使いたかったので、再び出してみました。

ー  ー  ー  ー  ー




















突然柔らかい物を胸に押し付けられたせいなのか、ソレが冷たいからなのかわからないが、俺の乳首は既に立っていた。
しかも透けているピンク色のソレのせいで、乳首が更に強調されているように見えてしまい、俺は恥ずかしくて仕方がない。
それなのにウルは顔を赤くする俺を見て満足したのか、更に驚く事を言ったのだ。

「デオ、懐かしいでしょコレ?」
「え……」

懐かしい?それはつまり、以前俺がこれを使った事があるという事になる……それなら、ここは下手な事は言わない方がいいだろう。
そう思って口を閉じた俺は、少しでもコレの効果を知る為にウルの話をよく聞く事にした。

「どうして今?って顔してるけど、これにはちゃんと理由があるんだよ。『バストアップスライムキット』って胸を大きくする為の物でしょ?だからデオの胸が大きくなれば、胸筋が大きくなる事と変わらないと思ったんだけよねぇ~?」
「胸が大きく……?いや待て、全く意味がわからない。胸と胸筋では全然違うだろ?」

ウルの話を聞いて『バストアップスライムキット』とは何なのか、更にわからなくなってしまう。
確かウルは前にもコレを使った事があると言っていたが、記憶無くす前の俺は一体何をしてたんだ?
ウルとこういう事をする度、以前の俺にはそういう趣味があったのではないかと不安になってしまう。

「そう言われてもさー、もう付けちゃったし簡単には取れないから試してもいいよね~?」
「は?」

取れないなんて聞いてない。そう思って文句を言おうとした瞬間、突然胸がムズムズして俺の口から変な声が漏れたのだ。

「ぁんっ……えっ?」
「早速、効果が出始めたみたいだね。まあ、今のデオは乳首だけでもイけるようになってるし、今日中に外せるから安心してよ」
「っあ……、そんな事言われても……全く安心できない。こんなの、すぐに外してやる……んんっ」

ウルの話から考えて、乳首だけでイク事とコレを外す事は何かしら関係があるのだろう。
それなら、この胸を揉まれ乳首を常に弄られているような感覚に集中すれば……恥ずかしい事だが、今の俺なら簡単にイける筈だ。

「んっ、ふ……ぁあっ」
「ふーん、デオってば早くコレを外したいからって俺の許可なくイクつもりなのかな~?」
「っ、イかせてくれないのか……?」
「……全く。デオったらさ~、おねだりするのも本当に上手になったよねぇ。だけどさ、デオは俺の物なんだから俺が良いって言うまで勝手にイったらダメだよ?」
「そ、そうか……」

素直に頷いた俺を見てウルは嬉しそうに笑うと、何故か俺の股間に手を伸ばしたのだ。

「でも、デオのココはもうどうしようもないくらい涎を垂らしてるから……俺の手でイかせてあげる」
「ぁっ、今そこを触られたらっ!」

ウルは俺のを優しく包み込むと、ソレを上下に扱き始めた。

「んっ……」
「乳首だけでイきさえしなければ、それは取れないからね。ほら、もう好きなだけイっていいよ?」
「ぁあっ!やめっ、乳首だけがいいのにぃ……あぁっ、ぁん!あっ、あーーーーー!!」

まだイきたくなかったの俺の体はガクガクと痙攣し、簡単にイってしまう。

「ちゃんと言われた通りできたね~。それじゃあ、次の準備をしよう」

精液を手に浴びたウルは楽しそうにニヤリと笑うと、何故か俺の尻を持ち上げたのだ。

「お、おい……何してっ!」
「デオがデート中に乳首だけでいかないようにする為の準備だよ?」
「っな!?」

つまり俺は、今日一日これを乳首に貼ったままデートしないといけない、という事なのか……?

「乳首だけでイかないようにすれば、コレは外れない。つまり他のところをずっと刺激し続ければいいって事だよねぇ?」
「ほ、他の所も……?」

乳首だけでもキツいというのに他にも何かつけられたら、デートどころではなくなってしまう。
それは困ると思った俺は、ウルの腕を掴んで剥がそうとしたのに、その体はびくともしなかった。

「そんなふうに抵抗しても逆効果だよ。余計に意地悪したくなっちゃうだろ?」
「な、何を……ちょっとまっ……!」
「待たないよ」

そう言うとウルは俺の精液を手に取り、楽しそうに中をほぐし始めたのだ。
そしてすぐに俺の良いところを見つけると、ポケットから青くてプルプルしている物を取り出した。
ソレには長い紐が付いていて、凄く怪しい。

「ジャーン、コレも懐かしいだろ?俺とデオが愛を育む前に使ってたものだし、今のデオに使ったらどんな反応するのか気になったからさ、また買ったんだよ?」
「な、な……」

なんだソレは!?
そう言いたくなるのをグッと堪えた俺は、どうして連続で俺の記憶がない時に使ったアイテムが出てくるんだと、嘆いてしまう。
しかも愛を育む前という事は、両思いになる前に使ったという事になる。

つまり当時の俺は欲求不満の変態だったか、ウルに無理矢理されていた可能性があるのか……?
いや、無理矢理やられてるのに俺がウルを好きになるのも変だ。
正解がどちらだとしても、俺が変態だと言う事は変わらないような気がしてしまい、頭を抱えたくなってしまう。

「デオも、あまりの懐かしさに驚いたみたいだね」
「あ、ああ……」
「それじゃあ、すぐにコレで気持ちよくさせてあげるからね」

青色のプルプルが俺の中にゆっくりと入っていく。
そして俺の一番良い場所に、ウルはそれをグリっと押しつけたのだ。

「んんっ!」
「はい、できた。って、あれ~?どうやらデオの体はコレで終わりじゃないって事を覚えてるのかな。デオのココ、物足りなさそうにヒクヒクしてるね」
「なっ!?そんな訳ないだろ!それに、これ以上はやめてくれっ……」

俺はコレにどんな効果があるのか知らない。
それなのに俺の体が反応しているのはきっと、気持ちいいと思う場所にずっと異物があるのが気になっているだけで、これは俺の意思じゃない筈だ。

「……だからそんなふうにお願いされても、もっとしたくなるだけだって言ったよね?」
「いや待て……もっとしたくなるという事は、その変態的なアイテムはまだ出てくるのか……?」
「それがさ~、残念な事に今日は次で最後のアイテムなんだよねぇ~。もしかして少なかった事にガッカリした?」
「い、いや、全くしてないっ……!」

ホッとしている筈なのに何処か残念に思っている自分もいて、俺は頭を振る。

「口ではそう言ってもデオの体は正直だからね、俺には全部バレてるよ?それにガッカリしなくても今あるアイテムだけで、デオが満足いくぐらい沢山気持ちよくしてあげるから安心してね」

気がつくとウルの手には、いつのまにかディルドが握られていた。
でもそれはウルのよりだいぶ細くて、俺の中に入れてもすぐに落ちてしまいそうなサイズだった。
もしかするとコレも以前使った物かもしれないと思った俺は、迂闊に喋らないようにと口を閉じる。

「あれ、コレはじめて使う奴なんだけど……コレが何かって聞いてくれないのかな?」

どうして、ここにきて懐かしのアイテムではないんだ……。

「まあ、どこからどう見ても普通のディルドだからデオが驚くところなんてなかったのかな?」
「ち、違う。ディルドなのはすぐわかったんだが、サイズが少し意外で……」
「もしかして、細くて残念って思ったのかな?」
「違う、そういう意味では……!」
「大丈夫だよ。俺がデオに使うんだからこんな細くても充分満足させてあげられるし、こうやって中に入れてみれば俺が言ってる意味もすぐにわかるからね~」
「まっ!」

待ってくれ!
そう言いたかったのにウルの手の方が圧倒的に早くて、気がつけば俺の口からは喘ぎ声しか出ていなかった。
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