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二章
142、装置に揺られて ☆
しおりを挟むほぼ機械姦なので一応微エロ?
ー ー ー ー ー
ズブズブ入ってくるそれは、一気に俺の奥まで届いていた。
「ぁあっ!い、いきなりはぁ……そのままはダメだぁって!」
「そう言う割には、すんなり入りましたよ。ディルド自体に特殊なローションは一応塗ってありますけど、それでもこんな簡単に奥まではいきません。やはり普段からやってらっしゃるからですかね?」
「ち、ちが……」
「まぁそれは、どっちでもいいのですけど……あと、乳首も弱そうですしコレをオマケにつけときますね」
そう言うと店員さんは、乳首に重しのついた紐をリボン結びにして取り付けた。
重しのせいで少しでも動くと乳首が伸びてしまい、気持ち良くなってしまいそうだった。
俺が反応しそうになるのを一生懸命抑えていると、店員さんは一本の小瓶を取り出した。
「あとは、この精力剤を飲んでもらえれば暫くは射精し続けられますから、グイッと飲んでもらえます?」
「だ、誰が飲むか……」
「ダメですよ、今飲まないと苦しくなるのはお客さんの方なんですから。それにお口を開けてくれないのでしたら、下のお口から流し込んでもいいんですよ?そうなると一回抜かないといけないのですけど……例え抜いたとしてもお客さんの穴はもうパックリ開いてそうですから、もしかしたらその方が飲ませやすいかもしれませんね~」
俺は尻の穴から入れられる事を想像して顔を青くした。
しかもこの店員さんなら、本当にやりかねないと俺は思ってしまったのだ。
「わ、わかった!口から飲むから下からはやめてくれ……」
「ふふ、最初から素直にそう言ってもらえると助かるんですけどね。はい口を開けてコレを全部飲んで下さいね」
口を開けた俺は、流し込まれる少し甘い液体を全て飲み干した。
本当ならこんな物飲みたくもない。
だけどここまで来たら、付与が終わるまでは帰してもらえないだろう……。
「さあ、これで準備はできましたよ。ふふ、お客さんったら既にバキバキに勃たせて、乳首もビンビンだし……凄く楽しみになってるじゃないですか~」
「こ、これは……薬のせいでっ!」
本当は中に入ってるディルドと乳首だけで感じ始めてるなんて、俺は恥ずかしくて言えなかった。
薬のせいなのもあるだろうけど、流石にこんなのは淫乱過ぎる……。
「それじゃあ、スイッチ入れますね……」
店員さんはこちらに近づいてくると、椅子の後ろにあるスイッチをカチッと押した。
そして乗馬魔導式練習装置はガクン、っと動き始めたのだ。
椅子は上下にガクガクと動き、それに合わせて俺の体は弾む。
そのせいで中をゴリゴリと抉られ、乳首はあちこちへと引っ張られていた。
「ぁあっ!!やぁっ、まってぇ、店員さんコレ止めてぇ!!」
「なに言ってるんですか、まだ始まったばかりですよ?」
「でも、もうイってるからぁー!!止めてぇ!!」
気がつけば俺はもう射精していた。
本当に初めてすぐだと言うのに、薬のせいなのか体はおかしいぐらい気持ちよくなっていた。
そのせいで、俺はイク事が止められない。
「いい感じに出てますけど、お客さんちゃんとバケツに入れないとダメですよ~」
「ぁん、こ、こんなに揺れてるのに……そんなのは無理だぁっ!」
「まあ、そう言われたらそうですよね。仕方がないからアレもつけてあげますよ」
アレ?って何だろうと考える事も出来ずに、俺は精液を飛び散らせていた。
そして戻って来た店員さんは、ホースのような物がついた筒を持ってきたのだ。
「コレをお客さんのちんこにつけて、ホースはバケツに固定してと……はい、できました!精液吸引装置です!」
「なっ、何コレぇ!!?」
「この精液吸引装置は名前の通り、お客さんのちんこをシコシコして精液をバキュームで吸い取ってくれる物です。汚すのが嫌な人用のオナニーのお供ですね」
「こ、これもっ……まさか、動くのか?」
「ええ、勿論です。コレのスイッチも入れますね」
店員さんがボタンを押すと、ガシャガシャという音と共に筒は俺のをしごき始めたのだ。
「まっ、ぁあ!!ぁん、こ、こんなの無理だからぁっ!もう、おかしくなるぅ!!」
「はい、おかしくなって大丈夫ですよ」
ただでさえ既にイってるのに、更に俺の精液を搾り取ろうとするその装置に俺は狂ったように喘ぐしかできなかった。
そして暫くイき続けた俺は流石にもう、何も出なくなっていた。
その為、一旦機械を止めてくれた店員さんはバケツの中を見ながら残念そうに言った。
「う~ん、いい感じなんですけどまだ半分もいってないですね……もう少し酷くしないとまだまだ時間がかかるかもしれません」
「そ、そんな……」
「なので、他にも増やしますけど大丈夫ですか?」
「全然大丈夫じゃない。流石に何も出ないし、これ以上は無理だ……。だから、もうやめにしてくれないか……?」
俺は真剣に言ってるのに、店員さんはニコニコしたまま俺に謝った。
「すみませんね、これはやめられないんですよ。私がやるのは禁呪ですし……普通じゃないんです。それは一度やり出すと癖になって、もうこの衝動は私にも止められないのですよ……。だから、早く私に付与をさせて下さい!私の為にお兄さんも頑張ってもっと精液を出して下さいよ!!」
……やはりこの人は狂ってる。
でもこのままだと、俺もそのうち狂ってしまうだろう。
そして知らない間に、俺はこんな狂った事に同意してしまうかもしれないのだ。
そんなのは嫌なのに、ニコニコした店員さんは再び小瓶を手に持っていた。
「いっぱい出してもらう為に、今度は精力剤だけじゃなくてエネルギー補給剤も飲んでもらいますね。それと体には感度の上がるローションも塗っていきましょう。全身性感帯になれば出る量も増えてスピードアップしますよね?」
「そ、そんなの嫌だっ」
「我儘はダメですよ?はい、じゃあもう一回口を開けて下さいね~」
近づいてくる店員さんに恐怖しながら、俺は口を開く。
……こうしないと店員さんは何するかわからないから、仕方がないんだ。
そして目を瞑った俺は、何故か今更カウンターに置いて来たウルの事を思いだしだのだ。
もしここにウルがいてくれたら、こんな事にならなかった筈なのに……。
そう思った俺は、嫉妬したからってウルに声をかけなかった事を本気で後悔していた。
ごめん、ウル……。
俺が悪かったから……助けに来てくれ!
そう願った瞬間だった。
───バリバリバリバリ!!!
凄い音とともに扉が弾け飛んだのだ。
「全く、扉にまで結界を張るのはやめてほしいよね~?」
「な、何ですか貴方は!?この結界は普通の人間では簡単に壊せない筈ですが……」
「ごめんね、俺は普通の人じゃないんだよね」
そこに現れたのは、本当にウルだった。
「う、ウル……?」
「いやぁ、少し待たせちゃったかな?だけどデオも酷いよね、俺を置いて勝手に行くなんてさ~。それに見たところ、デオは一人でなんだか楽しそうだしね?」
なんかウル、もの凄く怒ってる……?
「そ、それは……」
「まぁ、その話は後でじっくり聞くよ。それに今はコイツを倒してすぐに助けてあげるからね」
ニコリと笑ったウルの目は笑っていなかった。
確かにウルが来てくれた事は嬉しいのに、今の俺は恐怖で冷や汗が止まらなくなっていた。
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