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一章 本命じゃないくせに嫉妬はやめて!

39、燃やしつくす(ウル視点) ★

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エロです。
触手と一緒にの少し後まであります!


ー  ー  ー  ー  ー















デオを眺めること数時間、俺はようやく落ち着いていた。
少しおかしくなったデオは、先程からほぼ俺の名前しか呼んでいない。
これなら、誰に襲われてもきっと俺の名前をひたすら呼んでくれるはずだよね……。
そのことに満足した俺はデオに近づくと、優しく頬を撫でてあげる。

「デオ、よく耐えたね……何を言ったか覚えて無いかもしれないけど、他の誰かでもいいなんて一度も
言わなかったよ?」
「……ウルのが、欲しっ……」

少し焦点の合わなくなったデオを見て、苦笑する。
おかしくなってしまったところでさえも、可愛いと思えるなんて所詮俺は悪魔だよね。
でも、すぐに戻してあげるから許してよ?

「だいぶおかしくなっちゃってるみたいだから、なおしてあげるね」

俺は指をならし、精神を落ち着かせる魔法を指に集めると一度目を神経に、二度目は体全体に馴染ませるように魔法をかける。
デオはピクリと大きく体を揺らすと、目を見開いた。

「ぁっ!ウル……?」

ちゃんと焦点のあった瞳で俺を見つめてくるデオを見て、やっぱりこっちのが可愛いなんて思ってしまい少し微笑んでしまった。

「デオ、もう大丈夫だよ?」
「えっ?な、何がっ……?」

自分が何をされていたのか、少し忘れているように見えるデオには悪いけど、俺はもう耐えられないとペロリと唇を舐めていた。
俺もずっと我慢していたから、早くデオを食べちゃいたくて仕方がないからね……。
だから、本番はここからだよ。

「デオの望み通り、今からは死んじゃうぐらい気持ちよくしてあげるからね?」

俺は再び魔物を動かして、デオの気持ちいいところをいっぱい可愛がってあげる。

「あっ、え?ひゃっ?ぁあっ、やぁっ!!!」

デオはひたすら喘いでいたけど、俺から見えるそこはいまだ物欲しそうにヒクヒクしている。
すぐに入れても良いけど、デオから誘ってくれないとね……。
そう思っていたのに、どうやらデオは待ちきれないのかすぐに俺の名を呼び、俺を欲してくれたのだ。

「ウルのっ、ウルのがほしぃっ!!!入れて!入れてぐちゃぐちゃにして!!!」
「ちゃんと俺のを求めてくれて嬉しいよ。誰にされそうになっても、俺の以外求めたらだめだからね……?」
「ウルの以外は求めないからぁっ!!は、はやくぅっ!!」
「そんな可愛い顔で言われたら答えない訳にはいかないよねぇっ?」

早く入れたくて、俺はズボンを脱ぐ。
しかしデオは待ちきれないのか腰を揺らしてしてるのが見えて、俺は嬉しくてデオに聞いてしまう。

「そんな腰をいやらしく振るなんて……俺を誘ってる?」
「んっ……そ、そうだ……お、俺は、ウルを誘ってぇ……ぁっぁああ!!?」

そうやって素直なところはズルいよね?
俺が耐えられなくなっちゃうじゃないか!!
理性の飛んだ俺は気がついたらデオの中に、それを突き立てていた。
あまりほぐしていないし奥までいっぺんに入れたのに、デオは痛がるどころか気持ちよさそうに叫んでいる。

「もっとぉっ!!もっと!ウルでおれをいっぱいにして!!じゅぼしゅぼしてぇっ!!!」
「もう、すぐにスイッチ入っちゃったの?ずっと焦らしてたから仕方ないかな……でも、いっぱい、い~っぱい気持ちよくしてあげるね」

どんどん俺のために変態になっているデオの姿を見て、俺はもう本当に愛おしくて仕方がなくなっていた。
だから、気がつけばポツリと本音をこぼしていた。

「……ねぇ、俺はデオのことを、好きになってもいいのかな?」

言ってからハッとした俺は、何を言っているんだとデオを見る。
俺の腰の動きに合わせて喘いでいるデオには、どうやら今の言葉は聞こえてなかったようで安心してしまう。

そして、自分自身に苛立ちを覚えてしまう。
何が好きにってもいいかな、だ。
今まで散々デオに酷いことをしてきたんだから、デオから愛されたいなんて考えたらダメだ。
愛がなくても側にいてくれる、溺れてくれるならそれで良いじゃないか……。

「デオ、俺の挿れられて気持ちいい?」
「ウルっ!あぁっ、ウルっ!!気持ちぃっから……もっと激しくしてぇっ!!」

ほら、デオはこんな俺とのセックスにどんどん溺れていってる。きっともう、俺なしでは生きられないかもしれないね。
でもこれでデオが進化できなかったら、俺はデオに幻滅して突き放すのかな……?
いや、今はそのことを考えるのはやめよう。
目の前の可愛い姿をもっと堪能したいからね。
そう思い、俺はデオの望み通りもっと激しく腰を動かす。

「あぁっ!!?ウルぅ!!!まってぇ、激し過ぎるぅっ!んっぁあ!!」
「何言ってるの?激しくしてってお願いしてきたのはデオでしょ?だからまだまだこれからだよ?」

俺はさらに魔物の動きも活発化させて、さらにデオを追い詰めていく。
激しく責められるデオはもう限界が近いのか、喘ぎ叫んでいる。

「こんなのだめぇえええ!!!」
「ほら、もうイっていいよ?」
「いやぁっ!!むりぃっ!!!!い、イクから!もうイっちゃうからぁあっあああーーーー!!!」
「イっちゃったみたいだね?でもね、まだまだこれからだよ?」

俺はまだ全然イケそうにないし、もっと楽しませてもらわないとね……?

「やぁっ!イっ、イッたからイったばかりだからとめっ、とめてぇええ!!」
「ダメだよ?まだまだ気持ち良くならないと……だって、あんなに欲しいって言ったのはデオのほうなんだから。ちゃんとデオが満足して空っぽになるまで付き合ってあげるね?」

ニコリと笑いかけて、俺は再び腰を動かすのを再開した。
そして俺は、その後もデオをたっぷりと可愛がってあげた。最後の方はデオの顔がだいぶアヘってきていたので、相当気持ちよくなってくれていたんだと思う。

満足した俺は、魔物からデオを解放させるとしっかりと抱きしめる。
お尻からは俺の出した精子がトロリとこぼれ出していて、とても嬉しくなって顔がニヤけてしまう。
だけど、俺にはやる事があった。


目の前には使役を解かれたシーメトレントが、俺の殺気に当てられて少しずつ後退していた。

「確かに手伝ってもらったし、今後使い道はあるかな?なんて思ったけど、やっぱデオに触れた事は許せないんだよね?だからさ……苦しんで朽ちなよ」

俺は指さきで魔方陣を描くと、それをシーメトレントに向けて放り投げる。
その赤い軌跡は、軽く弧を描いてシーメトレントにぶつかると、赤い炎へと早変わりした。

最初は抵抗して暴れ回っていたが、その力もなくなったのか、ゆっくりと燃え尽きるシーメトレントがそこにはいた。
しかしそいつに興味をなくした俺は、満足気にデオの寝顔を見て早く綺麗にしてあげるからねと、その頬を撫でたのだった。
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