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一章 本命じゃないくせに嫉妬はやめて!
22 何故こうなる? ☆
しおりを挟むエロ要素無いけど物が出てるので一応、微エロ認定しました!
ー ー ー ー ー
ウルが来てくれたのはとても嬉しい。
でも俺のこんな格好ウルに見られたくなかった。
それにこの殺気……俺は約束を守れなかったし、またお仕置きされるのだろうか……。
「ウルさん!!」
「こ、これはウルさんの為にこの新人をもっと調教しようかと……」
「ふーん、俺の為ねぇ~。俺は全く頼んだ覚えないけど?」
「そ、そうですよね!?」
「確かにウルさんには必要ないっすよね……」
男達はなるべくウルから目線を逸らして、誤魔化そうとしているようだった。
だけどウルはニタリと口の端を上げると言ったのだ。
「嘘だったらどうなってるか、わかるよね?」
その赤い瞳がギロリと男達を見つめる。
「う、嘘じゃありません!!」
「ほ、ほらまだ俺達が入れてないのがその証拠ですよ!」
「ふーん、来た時に入れようとしてなかった?」
「あ、あれは俺達のを沢山のかけてあげようかと思っただけっすよ!!ほら、今からはウルさんにここを譲るので、俺達はここで……」
そういうと男達は、逃げるように俺から離れる。
しかし扉にはウルがいるために出ることも出来ない。
「あの、ウルさんそこを退いてくれませんかね……?」
そんなウルは男たちを見ずに、ただ俺を見つめて言ったのだ。
「それはだダメだよ?まだこれから俺とデオがするところを見ていて貰わないと」
「「「へ?」」」
へ?と、俺も言いたかったのに、布のせいで上手く言えない。
見ててもらうって一体どういう?と疑問に思っていると、ウルは男達の方をようやく見て言ったのだ。
「でも君達よかったね~。もし君達がデオの中に入れてたら、全員のブツを切り落とすところだったよ?」
「「「ひぃっ!!」」」
「幸運な君達には、デオが一体誰のものなのかしっかりそこで見てて貰うからね?」
見てもらうってそういう……?
俺の疑問なんて関係なく、ウルは部屋から出られないように結界をはると、男達を無視して俺の前までくる。
そして俺を軽く持ち上げると、向きを逆さまにし俺のお尻を持ち上げた。そのせいで俺は今座るところに頭がある。
見上げると、背もたれの上にウルの顔が見えていた。
「この体勢なら彼らにもしっかり繋がってるところを見てもらえるよ、よかったねデオ」
「ん~ん、んんん~!!」
「うん、デオも見られて嬉しいんだね?」
何もよくないし、嬉しくない!
そんな恥ずかしいところ人に見られたくない……。
そうウルに訴えても全く通じそうにもなかった。
「そのままは流石に痛いけど、ほぐしてる時間はないからね。デオ、少しでも痛くないように魔法かけるよ」
「んっ!?」
ウルは俺に向けて軽く指を回す。微かにピンク色の光が俺の中に入り込んだように見えた。
それなのに、俺は特に何も変わった感じはしない。
「よし、上手くかかったね」
「んん!んん~ん!」
何をかけられたのかわからないが、とにかく俺は口のを外して欲しくてウルに訴える。
「ああ、それ外してほしいんだね?でもごめんね、口のは外してあげたくないんだ。あいつらにデオのの可愛い声まで聞かせてたくないから……」
その言い方だと俺を独占したくて嫉妬しているように思えてしまう。
本当にこの間からウルは一体どうしたんだろう?
俺は身代わりなのに嫉妬するなんておかしい……いや、これもきっとイルに対して言ってるだけだ。
だから俺もいつものように、気持ちよくなれば良いだけ……それだけだ。
そう思っていると、ウルはカチャカチャとズボンからそれを取り出したのだ。
いつもなら凶悪に見えるはずのそれが、何故だろう今は安心できる。
きっと先程そこにいる冒険者達に入れられそうになったせいで、感覚がおかしくなってしまったのかもしれない?
「じゃあ、デオ。入れて良い?」
そう優しく問われたら、頷くしかない。
でもお尻にピトリと当てられたそれを見て、俺は少しだけ不安になってきてしまった。
だって先程ウルがなんの魔法をかけたのか俺は知らない。だからその大きなのをいきなり入れられても、お尻が裂けたりしないだろうか……?
そう思い、俺はドキドキとそのときを待ってしまったのだった。
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