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一章 本命じゃないくせに嫉妬はやめて!

21、冒険者達に ☆

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モブレっぽい微エロなので一応注意です!

ー  ー  ー  ー  ー










どうやってこの部屋の鍵を手に入れたのかはわからないが、5人の冒険者達が俺の前にいた。

「おい、てめぇがウルのヤローにどうやって取り入ったのか……俺達には何となくわかるんだぜ?」

いきなりよくわからない事を言われて、俺は首を傾げる。
それにウルとの約束で、誰とも話をしないと決めているのだ。
とにかく無視をするに限る。

「それに新人教育も、冒険者仲間の務めだからな」
「うヒヒ、この兄ちゃん結構な美人系だから早めに声をかけて正解だったよね」

下卑た笑いに、俺は嫌気がさしてしまう。
それに先程からこいつらの視線が胸や股間に向かっている気がして仕方がない。

「どうせ、ウルにもその色気をつかって取り入ったんだろ?」

色気?俺に色気なんて無いはずだし、別に取り入った覚えもない。
それなのに、男達は徐々に俺の座っている椅子の周りに集まってきたのだ。

「無視するなんて酷いな」

そう言って俺に手を伸ばそうとした。
だから俺は咄嗟に手を弾いてしまう。

「おお!やっぱこいつ、乳首がメッチャ立ってますよ!!」

そう言われて手を弾いたことで、隠していた胸が見られてしまったことに気がついた。

「てことは、下もか……?おいこいつの両手足を抑えろ」

そう言いうと、残りの四人が俺の体を拘束しようと魔法を唱えたのだ。
俺は咄嗟に魔法を弾こうとするが、武器や防具を外しているこの姿では、流石にできることは少なかった。

そして気がつけば体を椅子に捕らえられ、更には足も上げらるという屈辱的な格好。さらには声が出ないように、口にも布を巻かれていた。

「おお、なかなか良い格好じゃねぇか……それに、思った通り下もビンビンにしてやがるぜこいつ」
「凄い変態っすねぇ……!」
「んんんん~んん!」

変態じゃ無いと言いたいのに、この状況では誰も信じてはくれないだろう。
それにしてもこの国の新人冒険者はこんなことを必ずされるのだろうか?

「じゃあ、これも新人の務めだから。お兄ちゃんも頑張って励もうな」

そう言うと男達は、ニタニタ笑いながらハサミを手にした。
それをどうするのかと驚いて見ていると。
男達は俺の胸周りの服を切り裂いたのだ。

「はい、ツンツン乳首がご開帳……ってこれ!」
「成る程ね~、やっぱりお前は体でウルに媚を売ったんだな?」
 
男達は俺の胸についてるバストアップスライムキットを見て、納得したように頷いた。
しかし俺はこんな物を着けている事を見られてしまったショックで、一瞬思考が停止してしまう。

「ウルの野郎は変態だけど、調教にこんなもの使うなんてな……やっぱ違ぇよな!」
「流石ウルさんです!」

何でウル上げが始まったのか全くわからないけど、とにかく俺が変態に思われてないのならいい。
そして男達は次に俺のズボンを一気に破き去ったのだ。
そしてパンツもパチンと切ってしまった。

「下もお目見えっすよ~」
「すげぇぐちょぐちょじゃねぇか、これはもしかすると……」
「魔力感知ありました!中に間違いなく入れられてます」
「やっぱりか!それはこっちから制御出来るか?」
「やってみましょう!」

そう言うと男は俺の股間に近づき魔法を展開する。
その間に他の男達は、俺の乳首を触り始めたのだ。

「んっ!んん~っ!!」
「お、良い声だすじゃねぇか」
「まだ開発しきってない状態でこれじゃあ、これからが楽しみだろうなぁ~」
「じゃあ、もっと乳首開発してあげましょうよ!」
「んんっ、んっ……んっ~~っ!!」

そして一人の男は俺の右の乳首をキュッとつまんでは、引っ張る。そして他の男が左の乳首を軽く弾いていた。
両方に別々の快感を与えられてしまい、身体を捩ってしまう。

「んっ……ふっ…んん!」
「ああ、早くいれてぇなぁ!」
「俺もっす!!」

ここからチラリと男達をみると、その股間が膨らんでいるのがわかる。
その事に俺は恐怖を覚えていた。

ウルに入れられるのはイルの代わりだからしょうがないと思っていたのに、それ以外の奴らなんて無理だっ!
早くウル、来てくれ……。
そう願うのに、いまだにとびら開く気配はない。

「魔法の解析終わりました。こっちで制御行けますけど、どうします?」
「あー、じゃあ最大出力で。イキ狂ってるとこ鑑賞しようぜ!」
「良いねぇ~!」
「じゃあ、暴れるかもしれないから拘束も最大にしてと……スイッチオン!」

その瞬間、俺の中に信じられない程の振動が駆け抜けた。
その快楽に俺はただ奇声をあげるしかできなかった。

「んっ!?んん~っんふっ!んっ~~!!!!んんんーーーー!!!!」

余りの振動の激しさに、俺の腰まで一緒に揺れてしまう。そしてその快感に俺は何度もイッてしまう。
でも俺にはどうすることもできなくて……。

「おお、これは凄いっすね!」
「こいつがおかしくなる前に止めてやれよ~」
「わかりました。ちょっと調整しますね!」

そして少し弱くなった刺激に、俺の思考が戻ってくる。
そして改めてコイツらを見ると、ギラギラした目をこちらにむけて、すぐにでも俺に入れるつもりなのがわかる。

「よしいい感じだな、さあ新人の務めだから先輩を気持ちよくしてくれよ……」

そう言いながら、男は自分の物をこちらに見せつけながら歩いてくる。
だけど俺は、ウル以外のは入れたく無くて……ギュッと目を閉じて心で叫んでいた。

ウル、俺はお前のものなんだから助けに来てくれよ!!
そう思った瞬間、殺気で部屋の温度が5度ぐらい下がった気がした……。


「あー、君達。俺のものに何してるのかな?」


その声に、俺は扉の方を見る。
そこには俺がずっと来るのを待ち望んだウルの姿があった。
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