やめて!お仕置きしないで!本命の身代わりなのに嫉妬するの?〜国から逃亡中の王子は変態悪魔に脅される!?〜

ゆきぶた

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一章 本命じゃないくせに嫉妬はやめて!

19、最悪の朝 ☆

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微エロなので一応注意です!

ー  ー  ー  ー  ー












朝起きたらまだウルは帰ってきていなかった。
きっと女性のところに一日中いたのだろうと、その事に胸が痛んでしまう。
そう思っていると、ウルが帰ってきたのか扉がガチャリと開いた。

「あれ、デオもう起きてたの?」
「朝帰りするなんて、女のところにいたのか?」

わかりきったことなのに、どうしても確かめたくなってしまう。

「あー、うん。そうともいえるね……でも、本当に昨日は飲み屋にいただけだよ?」
「別に、俺は疑ってなんて……っ!?う、ウル!なんで、振動を強くっするんだ……!」

俺はただ事実を言っただけなのに、いまだに中に入っているアレの振動をウルが何故か強くしたのだ。
一体何がこいつの癇に障ったのだろうか……?

「え、だって。デオが疑ってるから、ちゃんと話を聞いて欲しくてね」
「き、聞く!聞くから……はぁっ……、弱めてくれっ……」
「じゃあ俺の膝の上に座ってくれる?」

とにかくすぐに弱めて欲しかった俺は、ウルの膝の上に座る。

「っんぁ!!!」
 
座った瞬間に中が圧迫されて、良いところが擦れてしまい俺は声がでてしまう。

「あれ~、デオこんなんで大丈夫なの?」
「ぐぅ……だ、大丈夫。これからは気をつければいいだけだ」
「ふふっ。我慢するデオもいいよね……」

俺が大変な思いをしているのに、ウルは楽しそうに笑っていた。
とにかくこのかっこうも恥ずかしいので、早く終わらせるために俺はウルを急かす。

「それで、ちゃんと話聞くから……」
「じゃあ俺から先に聞くけど、デオは俺がどこに行ってきたと思ったのかな?」
「……花街。って、ぁん!なんで、またっ強くするんだぁ!!」

聞かれたから答えただけなのに、こいつ俺のことそういうオモチャだと思ってないだろうか……。
ウルはハッとすると振動を弱めてくれた。

「あー、ごめんごめん。俺信用されてないな~と思ってね」
「そんなの……いや、また振動強くする気だろ?俺は絶対にいわなっ!まってえっ、また強くすんなぁ、まだ俺ぇ……んっ……なにもいって、ないっのにぃ!」
「だって、デオが疑ってるから悪いんだよ?」
「お、おいぃっ、んっぁ……はぁっ、さらにっ尻をもんでくるなぁっ!」

ただでさえ座っているせいで振動が昨日よりも響いてくるのに、あろうことかウルは俺のお尻を揉み始めたのだ。

「昨日は本当に、知り合いのところに呑みに行っただけなんだよ?」
「ぅうんっ、わかったぁっんっ!わかぁったからぁっ……これ、とめっ!!」
「本当に、デオはわかってくれたのかなぁ?」
「わかったぁって……んっぁ、いってるのにぃ!な、なんでぇっ!?つ、強くするっ、んだぁあっぁん!!」

俺はもう疑ってないと言っているのに、ウルは何故か中の振動をさらに強めたのだ。
そして昨日の夜からこれを入れられている俺は、すぐに限界をむかえそうになっていた。

「ほら……、オモチャでいきなよ」
「いやっだぁっぁああん!!い、いくっいくからぁあぁぁあっーーーーーー!」

目がチカチカしたと思ったときには俺はすでに達しており、パンツのなかがびちょびちょになってしまったのだ。


「うぅ、朝から最悪だ……」

パンツ変えながら俺は嘆く。

「俺は最高の気分だけどね?でもウル、こんなんで本当に今日ギルドに行くつもりなの?」
「うぅ……予定を変えるつもりはない。俺には時間がないから」
「俺は心配だなぁ」
「これを入れたやつが言うな」

全く、コイツは一体何がしたくてこんな事をしたのだろうか……。

「でもこれはお仕置きだからね~。でも、他のやつがいい思いするのは嬉しくないんだよ。だからデオが外に出るなんて言うのは想定外だったんだよ?」
「じゃあ、俺が宿屋にいたらどうするつもりだったんだ?」
「一日中、デオの反応を楽しむつもりだったんだよ!」

まさか、先程みたいな事を一日中!?
流石にそれは俺の体がもたない……。

「なら、やっぱり冒険者ギルドに行くのが正解だったな」
「正解じゃないよ!あそこには獣しかいないんだからね~」
「大丈夫だ。俺みたいなやつをそう言う対象として見てるやつはいないさ」
「デオはわかってないね~、強いからこそ男を組み伏せたいと思う奴らだっているんだよ?」

そんなものなのだろうか?
俺にはよくわからないが、一応用心はしたほうが良いのかもしれない。

「お前の言いたいことはわかった。とりあえずウルから離れなければいいんだろ?」
「まあ、そうなんだけどね~。だけど前みたいに俺が離れる可能性もあるんだから、今度こそ話しかけられても無視しないと駄目だよ?」
「わかった」

そう俺達は決め事をして、冒険者ギルドに向かう事にしたのだった。

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