ふたりの時間。【女性向け台本集】

夜々-yoyo-

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【全年齢】星空の下で繋がる想い…【電話】

本編

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(着信音……)

もしもし……？　あ、もしかして寝てた？

ごめん、起こしちゃったかな？

なんでわかったの？

いや、いかにも寝起きの声だったから、

恥ずかしい？

可愛い。

え？

俺も、イケボ？

ありがとう　(照れ)

ん？

今外だよ。

仕事終わって帰ってるところ。

あ、車が通る音とか聞こえた？　

今日はひと駅前で降りて、今、歩いて帰ってる。

うん、気をつけて帰るよ。

君は、今、家？

そっか、そっか。

今日は1日何してた？

勉強とか？

買い物にも行ったんだ。

いくつになっても勉強って必要だからな～

え？

もうヤダ～って、

でも、勉強は君がこれから夢を叶えるためや、

生きるために必要なんだから。

俺だって日々勉強してんだからさ、

一緒に頑張ろ？

うん。

君なら大丈夫って、信じてるから。

やればできる子、だろ？

え？

今日は優しい？

下心とかないし！

……って言うのは嘘かもしれないけど、

だって、いつでも君に好かれてたいんだよ俺は。

君より大人だから、あんまりさ、変なとこも見せたくないし、

何時でもかっこよく居たいんだよ。

ん？

対等でいたい？

確かにそれも大切だと思う。

けど、俺が君と対等でいると、君、俺に甘えてくれなくなる気がして

あぁ、俺に甘えて欲しいの？

俺、結構甘えてる自覚あるんだけど……？

気づいてなかった？

どこがって、だって、こんな時間にでも

君に会いたいなって思って、

君の声が聞きたいなって思ったから

無意識に電話かけてるんだよ？

そう、無意識。

あ、照れた？(笑)

ちょ、急に照れるなって。

俺もなんか、恥ずかしくなってきた……

(ふと、空を見上げながら、)

わぁ、すごいな……

あ、ごめんごめん、

今、外見れる？

うん。

部屋の窓開けて、外見てみ？

(笑う)

いや、残念ながら俺は居ないんだけど、

そうじゃなくて。

いいから、窓開けた？

そしたら、空見てみ？

星がさ、すごく綺麗。

だろ？

あ、お前の方が綺麗だよって言った方がいい？

ごめんごめん、ちょっと調子乗った(笑)

いや、からかってないよ。

君の方が綺麗で可愛いってのはずっと思ってる。

あ、また照れた。

ほら、可愛い。

最近さ、仕事忙しくて、なかなか会う時間作れなくてごめんな。

俺たち、ただでさえ遠距離恋愛だから、

例えば今みたいに、君が勉強嫌だ、

辛いってなっていても隣で励ます事出来ないじゃん。

本当だったら、どんな時でも隣にいて励ましたり

一緒に考えたりするのが1番いいんだよなって思ってて。

多分さ、君に色々我慢させてるだろ？

してない？

(意地悪に)

え、俺は我慢してんだけどなー？

毎日でも君に会いたいし、声が聞きたいし、

次会った時はこんなこと話したいとか、

いろんな所行って、

色んなことしたいなって思ってるんだよ。

君も？

そっか、同じだな。

だから、ごめんな。

謝るな？

自分も会いに行けないから？

まぁ、このご時世だもんな。

なかなか難しいよ。

あのさ、今日、やっとで仕事が落ち着いたんだ。

だから、次は君の時間がある時に俺が合わせるから。

デートでも、家でゆっくりするでも、

君と一緒に居させてよ。

おう、なんでもいいよ？

ほんとに。

何したい？

俺の家でゲーム？

え、でも君ゲーム得意じゃないだろ？

あぁ、俺がゲームしてるの見てるの？

それ面白い？

そっか、わかった。

FPS系とかでもいいの？

あ、それはダメ？画面酔いする？

じゃあ、ああと最近のゲームだと、【ゲームの名前】とか？

それなら一緒にできそうじゃない？

じゃあ、ちょっと考えておく。

うん。

それから？

うん、あー、お昼ご飯は一緒に作るの？

いいよ、何食べたい？

パンケーキ？

オシャレでいいな！

俺も食べたい。

そしたら、俺は君に、君は俺にって感じで作ろうか？

うん。

楽しみにしてる。

レシピ調べてお店並みに作れるように極めとくよ！

その後はどうする？

任せる、か。

じゃあ……

そのあとはさ、(小声で)イチャイチャしようか。

何それ～って、色々含めてこうやって言ったんだよ

色々、って、そこは察しろよ～

ダメ？

ダメじゃない？

じゃあ、覚悟しといて。

なんの？　とぼけんなよ～

わかった？

うん。

やっぱり、こうやってあれしたい、これしたいってちゃんと伝えること大事だな。

これからは我慢せずちゃんと伝えるよ。

だから、君もちゃんと教えて？

どんなことでもいいんだ。

今日あったことでも、今思ってることでも。な？

なぁ、今ずっと空見上げてる？

俺もそうなんだけど、

なんか、ベタだけど、こうやって同じ空見てると

離れて暮らしてるのに一緒にいるような気がして不思議な感じ。

うん。

なぁ、好きだよ。

(笑う)

びっくりした？

急に言わないでって、急だから余計にキュンってるすんじゃん？

急じゃなくてもするの？

じゃあもっと沢山言わないとだな。

好きだよ。

大好きだよ。

うん、ありがとう。

君からの大好きは、俺の生きる力になるから。

大袈裟じゃないよ。

本当に。

ん？

今すぐにでも会いたくなった？

うん、俺も。

君と過ごす1日のこと考えたら、尚更会いたくなった。

どれくらい会いたい？

すっごく？

めちゃんこ？

俺はね、

(軽く微笑む)

……今、君が見てる空から目を真っ直ぐ下ろして前見てみ？

(彼女の家の窓から見える場所まで到着。)

これくらい。

驚いた？？

なに？

すっぴん？

そんなの気にしないし、メイクしてなくても可愛いんだから。

というか、最初に気にするのそこ？

なんか、仕事終わって、

ワンチャン、君に会えないかなって思ったら、

タクシー拾ってた。

明日もまた仕事だって言うのに、これまた無意識に。

それから、君の家、この辺だったかなって思って、

降りた瞬間に電話した。

んー、もし君が家にいなかったらか……

家にいる気がした。

会える気がしたんだよ。

だから、会いに来た。

ちょ、なんで泣くの？？

嬉しすぎて？

良かった。　

こうやって綺麗な星空の下で、

話するのも楽しいし、幸せだけど、

やっぱり近くで寄り添って話したいなって思う。

なぁ、そっちいってもいい？

うん。

じゃあ、さっき計画したお家デートの前に、

今日は久しぶりに会えたから、

いっぱい話して、イチャイチャしようか。

うん。

じゃあ、いったん電話切るよ？

すぐ行くから、ちょっと待ってて。

あ、言い忘れた。

(小声で)

愛してるよ。

(……通話終了音)

【星空の下で繋がる想い】END...

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