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第82話 1555年(天文二十四年)5月 京、若狭
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東寺で敗戦の報を聞いた三好長慶はすぐさま阿波に使いを出し、軍勢を呼び出した。
五月末には三好康長、そして六月中に三好実休、安宅冬康、十河一存、三好義興が次々と兵庫に上陸し、三好一族は堺で会合を行った。
その間幕府軍は将軍山城を修築し、坂本にいた六角義賢は追加で千の兵を如意ヶ嶽城にいれ籠城体制を整えるのに尽力した。
三好一族は堺で行われた会合で、今回の将軍挙兵について如何に対処すべきか議論を行った。
「…やはり、尼子でございましょう。かの者が朽木に来なければ、上様が兵を挙げるなど考えることすらできなかったでしょう」
実休は尼子という想定外の異分子を脅威と捉えていた。
「殺ってしまいましょう。調子に乗ってる田舎侍は始末するにかぎる」
十河一存は相変わらず強硬だ。
「一存、具体的にどうするのだ?」
「将軍山に登って頭かちわったらいいでしょう」
「そんなに簡単にいく訳がないだろう」
安宅冬康が呆れ顔で話す。
「では兄者、どうするつもりで」
「尼子は動けないようにして如意ヶ嶽に兵を集中する。尼子ではなく上様を叩くのだ。いい感じに二つに別れておる」
「ふん、なんかつまらんな」
「つまるつまらんではない。お前は如意ヶ嶽で暴れればよい」
「へいへい。わかりました」
三好義興は叔父達の議論を目をパチクリさせながらじっと聞いている。
長慶が、口を開いた。
「実休、若狭に向かえ。後瀬山城を落とせずともよい。尼子を退かせるのだ」
なんやかんや意見が飛び交っていたのが長慶の一言でピタリと止んだ。
「はっ、仰せのとおりに」
「他の者は儂に従え。幕府軍を圧迫する。機を見て攻め込むぞ」
皆の顔に喜悦と覇気が浮き上がる。
「よっし、先鋒は俺で決まり。兄上、儂は将軍山にいくぜ」
十河一存が一番槍を志願する。
「では某は如意ヶ嶽にむかいます。上様を懲らしめてご覧に入れましょう」
安宅冬康が続ける。
方針は決まった。
三好長慶は阿波からやってきた二万五千の軍勢を一万と一万五千の二手に分けた。三好長逸、松永久秀に在京している軍の再編成を指示し、再び一万五千の軍が京に揃った。
七月一日、三好長慶を総大将とする一万五千の兵と三好実休を総大将とする一万の軍勢は京に向けて出発した。山崎通りを通り京に入った軍は行く先が分かれる。七月五日、三好実休の軍は京北より北に進む。西の鯖街道(後年、周山街道と呼ばれるのか?)を進み若狭を目指す。巨大な勢力が尼子の領国に攻め込むのは大内の侵攻以来だ。
長慶は三好長逸、松永久秀が揃えた軍を加え三万の大軍を持って北白川に陣を張った。
「大御所様、鳩が来ました」
武田信実は尼子晴久に伝書鳩の到来を告げた。
「義久はなんと」
「三好実休率いる一万の軍勢、西の鯖街道を使い若狭に進軍中。三好長慶率いる三万の軍勢、京の北白川にて陣を敷いたとのこと」
「…さすが三好よの。総勢四万か」
「はっ」
晴久は兵の動員力もさることながら、一気に大軍を投入した三好長慶を評価していた。機を逃しては勝てない。それをよく知っていると晴久は思った。
「さて、どこまで手に入れる腹づもりなのかのう。だが儂がその取り分を減らしてくれよう。代官殿、出陣の準備を」
「はっ!」
その時、近習が入ってきた。
「大御所様、八雲より鳩が参りました」
そう言って小さな紙を差し出す。信実が受け取り、晴久に渡す。折り畳まれた紙を拡げ書かれた文字をなぞる。
晴久は一瞬獰猛な笑みを浮かべ、戦支度に向かった。
三好実休は七月九日、小浜の口田縄まで進んできた。後瀬山城まであと一里と少し。しかし目の前、南川沿いに尼子軍が陣を敷いていた。数はおおよそ五千。逆茂木が三重に造られ兵の進軍を妨げている。
「…待ち構えているとは。物見を放て。伏兵を探せ」
三好康長は実休の下に駆け寄った。
「我らの進軍を知っていたのなら将軍山の尼子は動かん。殿の思惑が外れたならここでいたずらに兵を失うような動きをせず、速やかに退くが上策であろう」
実休は叔父の言を聞きながら、悔しいがここは退くしかないと結論を出した。しかし、我らの動きをいつ知った。これだけの準備が出来るほど早く知るとは…
一刻程して物見が帰ってきた。周囲に伏兵はいない。
「殿は儂が努めよう。死ぬ気は無い故、心配するな」
三好康長が殿を買ってでだ。
「者共、京に戻るぞ」
引き返す三好軍。すると尼子軍も追いかけてきた。しかし追撃するのではなく、見えるか見えないかの距離を保ちながら追ってくる。
南川と久田川の合流地点の手前まで三好軍の先頭がやってきたとき、東の山から弩の矢が放たれ三好軍の頭に落ちてきた。
「伏兵じゃ。盾をかまえよ」
部将の声が響く。
そして後ろから付いてきた尼子軍が駆け足に変わる。一町五段ほど近づき鉄砲を構える。鉄砲玉が三好軍の殿軍を撃ち抜いていく。
「竹束を立てよ!玉を防げ」
三好康長の指示で竹束が並んでいく。すると鉄砲玉と同時に上から矢が落ちてきた。正面と上からの鉄砲と弩による立体遠距離攻撃。尼子の基本戦術が展開される。頭を押さえられ、尻を蹴り上げられ三好軍は動けない。殿軍から崩壊が始まるのは時間の問題だ。
三好康長は次の指示を近習に出す。
「竹束を持って前進する。鉄砲が少し弱まる時がある。その時に駆けるのだ。敵に近づき飛び道具を止めるぞ」
恐れず指揮する将を見て兵たちも気力をふりしぼる。殿軍は間隙をつき一気に前進する。すると鉄砲の射線と弩の落下点にズレが生じる。結果打撃点は拡がり面となる。受ける圧力は減る。
「もう少しじゃ。もう少しで尼子に食らいつけるぞー!」
猛る康長の前で尼子の軍が二つに割れた。中から長槍を構えた足軽が出てきた。
「者共ーいくぞー!!」
熊谷新右衛門の号令一下、足軽たちが駆け足で竹束を持つ三好の兵に突撃する。三好兵は貫かれ次々と倒れていく。
「くっ、なんと巧みな用兵か」
右と左からも長槍を抱えた足軽が動いてくる。殿軍を包み込むつもりだ。
「おのれ、下がるな。持ちこたえよ」
ここで崩れてしまっては本隊に動揺が走る。下手をすれば軍が混乱する。
ダーン!ダーン!ダーン!
三発の銃声がほぼ同時に響いた。
三好康長はもんどり打って倒れた。隣りに居た近習も共に倒れた。
「山城守様。お気を確かに!!!」
別の近習が康長を抱え起こす。右肩が動かない。儂は鉄砲玉を受けたのか。
「ここは一旦下がりましょう。また鉄砲で狙われまする」
近習に担がれるようにして三好康長は下がっていく。頼れる指揮官を失った軍は統率を欠き崩れていく。
殿軍は霧散し尼子軍は三好実休率いる本隊に攻撃の目標を変えた。そして弩から放たれる矢が水平に飛び、後ろから三好の兵に刺さっていく。暫くしてそれは鉄砲玉に変わり先ほどと同じく頭上から矢が落ちていくのであった。
ついに三好本隊は混乱し、潰走を始めた。
尼子軍は口坂本まで三好軍を追い、多くの兵を討ち取った。そして一旦兵を休め次の日七月十日。西の鯖街道を南に向かって進軍を始めた。待ち伏せていた部隊は後瀬山に戻り、同じく十日、若狭街道(一番有名な鯖街道)を南に向かって進む。
尼子軍は京を目指していた。
五月末には三好康長、そして六月中に三好実休、安宅冬康、十河一存、三好義興が次々と兵庫に上陸し、三好一族は堺で会合を行った。
その間幕府軍は将軍山城を修築し、坂本にいた六角義賢は追加で千の兵を如意ヶ嶽城にいれ籠城体制を整えるのに尽力した。
三好一族は堺で行われた会合で、今回の将軍挙兵について如何に対処すべきか議論を行った。
「…やはり、尼子でございましょう。かの者が朽木に来なければ、上様が兵を挙げるなど考えることすらできなかったでしょう」
実休は尼子という想定外の異分子を脅威と捉えていた。
「殺ってしまいましょう。調子に乗ってる田舎侍は始末するにかぎる」
十河一存は相変わらず強硬だ。
「一存、具体的にどうするのだ?」
「将軍山に登って頭かちわったらいいでしょう」
「そんなに簡単にいく訳がないだろう」
安宅冬康が呆れ顔で話す。
「では兄者、どうするつもりで」
「尼子は動けないようにして如意ヶ嶽に兵を集中する。尼子ではなく上様を叩くのだ。いい感じに二つに別れておる」
「ふん、なんかつまらんな」
「つまるつまらんではない。お前は如意ヶ嶽で暴れればよい」
「へいへい。わかりました」
三好義興は叔父達の議論を目をパチクリさせながらじっと聞いている。
長慶が、口を開いた。
「実休、若狭に向かえ。後瀬山城を落とせずともよい。尼子を退かせるのだ」
なんやかんや意見が飛び交っていたのが長慶の一言でピタリと止んだ。
「はっ、仰せのとおりに」
「他の者は儂に従え。幕府軍を圧迫する。機を見て攻め込むぞ」
皆の顔に喜悦と覇気が浮き上がる。
「よっし、先鋒は俺で決まり。兄上、儂は将軍山にいくぜ」
十河一存が一番槍を志願する。
「では某は如意ヶ嶽にむかいます。上様を懲らしめてご覧に入れましょう」
安宅冬康が続ける。
方針は決まった。
三好長慶は阿波からやってきた二万五千の軍勢を一万と一万五千の二手に分けた。三好長逸、松永久秀に在京している軍の再編成を指示し、再び一万五千の軍が京に揃った。
七月一日、三好長慶を総大将とする一万五千の兵と三好実休を総大将とする一万の軍勢は京に向けて出発した。山崎通りを通り京に入った軍は行く先が分かれる。七月五日、三好実休の軍は京北より北に進む。西の鯖街道(後年、周山街道と呼ばれるのか?)を進み若狭を目指す。巨大な勢力が尼子の領国に攻め込むのは大内の侵攻以来だ。
長慶は三好長逸、松永久秀が揃えた軍を加え三万の大軍を持って北白川に陣を張った。
「大御所様、鳩が来ました」
武田信実は尼子晴久に伝書鳩の到来を告げた。
「義久はなんと」
「三好実休率いる一万の軍勢、西の鯖街道を使い若狭に進軍中。三好長慶率いる三万の軍勢、京の北白川にて陣を敷いたとのこと」
「…さすが三好よの。総勢四万か」
「はっ」
晴久は兵の動員力もさることながら、一気に大軍を投入した三好長慶を評価していた。機を逃しては勝てない。それをよく知っていると晴久は思った。
「さて、どこまで手に入れる腹づもりなのかのう。だが儂がその取り分を減らしてくれよう。代官殿、出陣の準備を」
「はっ!」
その時、近習が入ってきた。
「大御所様、八雲より鳩が参りました」
そう言って小さな紙を差し出す。信実が受け取り、晴久に渡す。折り畳まれた紙を拡げ書かれた文字をなぞる。
晴久は一瞬獰猛な笑みを浮かべ、戦支度に向かった。
三好実休は七月九日、小浜の口田縄まで進んできた。後瀬山城まであと一里と少し。しかし目の前、南川沿いに尼子軍が陣を敷いていた。数はおおよそ五千。逆茂木が三重に造られ兵の進軍を妨げている。
「…待ち構えているとは。物見を放て。伏兵を探せ」
三好康長は実休の下に駆け寄った。
「我らの進軍を知っていたのなら将軍山の尼子は動かん。殿の思惑が外れたならここでいたずらに兵を失うような動きをせず、速やかに退くが上策であろう」
実休は叔父の言を聞きながら、悔しいがここは退くしかないと結論を出した。しかし、我らの動きをいつ知った。これだけの準備が出来るほど早く知るとは…
一刻程して物見が帰ってきた。周囲に伏兵はいない。
「殿は儂が努めよう。死ぬ気は無い故、心配するな」
三好康長が殿を買ってでだ。
「者共、京に戻るぞ」
引き返す三好軍。すると尼子軍も追いかけてきた。しかし追撃するのではなく、見えるか見えないかの距離を保ちながら追ってくる。
南川と久田川の合流地点の手前まで三好軍の先頭がやってきたとき、東の山から弩の矢が放たれ三好軍の頭に落ちてきた。
「伏兵じゃ。盾をかまえよ」
部将の声が響く。
そして後ろから付いてきた尼子軍が駆け足に変わる。一町五段ほど近づき鉄砲を構える。鉄砲玉が三好軍の殿軍を撃ち抜いていく。
「竹束を立てよ!玉を防げ」
三好康長の指示で竹束が並んでいく。すると鉄砲玉と同時に上から矢が落ちてきた。正面と上からの鉄砲と弩による立体遠距離攻撃。尼子の基本戦術が展開される。頭を押さえられ、尻を蹴り上げられ三好軍は動けない。殿軍から崩壊が始まるのは時間の問題だ。
三好康長は次の指示を近習に出す。
「竹束を持って前進する。鉄砲が少し弱まる時がある。その時に駆けるのだ。敵に近づき飛び道具を止めるぞ」
恐れず指揮する将を見て兵たちも気力をふりしぼる。殿軍は間隙をつき一気に前進する。すると鉄砲の射線と弩の落下点にズレが生じる。結果打撃点は拡がり面となる。受ける圧力は減る。
「もう少しじゃ。もう少しで尼子に食らいつけるぞー!」
猛る康長の前で尼子の軍が二つに割れた。中から長槍を構えた足軽が出てきた。
「者共ーいくぞー!!」
熊谷新右衛門の号令一下、足軽たちが駆け足で竹束を持つ三好の兵に突撃する。三好兵は貫かれ次々と倒れていく。
「くっ、なんと巧みな用兵か」
右と左からも長槍を抱えた足軽が動いてくる。殿軍を包み込むつもりだ。
「おのれ、下がるな。持ちこたえよ」
ここで崩れてしまっては本隊に動揺が走る。下手をすれば軍が混乱する。
ダーン!ダーン!ダーン!
三発の銃声がほぼ同時に響いた。
三好康長はもんどり打って倒れた。隣りに居た近習も共に倒れた。
「山城守様。お気を確かに!!!」
別の近習が康長を抱え起こす。右肩が動かない。儂は鉄砲玉を受けたのか。
「ここは一旦下がりましょう。また鉄砲で狙われまする」
近習に担がれるようにして三好康長は下がっていく。頼れる指揮官を失った軍は統率を欠き崩れていく。
殿軍は霧散し尼子軍は三好実休率いる本隊に攻撃の目標を変えた。そして弩から放たれる矢が水平に飛び、後ろから三好の兵に刺さっていく。暫くしてそれは鉄砲玉に変わり先ほどと同じく頭上から矢が落ちていくのであった。
ついに三好本隊は混乱し、潰走を始めた。
尼子軍は口坂本まで三好軍を追い、多くの兵を討ち取った。そして一旦兵を休め次の日七月十日。西の鯖街道を南に向かって進軍を始めた。待ち伏せていた部隊は後瀬山に戻り、同じく十日、若狭街道(一番有名な鯖街道)を南に向かって進む。
尼子軍は京を目指していた。
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