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type c 2
しおりを挟む子猫ちゃんはそのまま楽しそうに御主人様の身体にすり寄って、頬から顎、それから首筋へと唇を這わせた。鼻に掛かる声を洩らしながら首筋の匂いを嗅いで、頸動脈に沿うようにして舌を這わせる。御主人様が髪を撫でようとして腕を持ち上げかけたから、それを「触るんじゃねえ」と一言で制した。
鎖骨にキスをして、そのまま御主人様のシャツのボタンを口に咥える。指を使うことなく、ひとつひとつ、順番に、唇と舌と歯を使って器用にボタンを外していく。熱が残るように息を吐きながら、ねっとりと、ゆっくりと外していく。
最中に挑発がてらまた上目遣いに御主人様を見やると、御主人様は御主人様で、さっきまでとは目の色を変えて子猫ちゃんのことを見下ろしてきた。
「子猫のすることじゃあないな」
「子猫なんて柄じゃあねえからな」
「大虎だったか」
「ライオンがいいなあ」
子猫ちゃんはふん、と鼻で笑って、ボタンを外し終えて剥き出しになった御主人様の肌に鼻を押し当てた。わざとすりすりと、まるで子猫が甘えるみたいにして顔を擦り付けると、御主人様は髪がくすぐったいと言って身体を捩らせた。
文句を言われたので子猫ちゃんは御主人様の腹から頭を離し、次はベルトのバックル部分に歯を掛けた。幅の太い、硬いベルトに歯を立てて、息を吐き掛けながらゆっくりとベルトを引っ張るようにして外していく。ベルトを外し終えて出てきたボタン部分も、歯と舌で引っ張って器用に外してしまった。
「おーい、ちんちんそんなにしてたら引っ掛かってチャック下ろせねえだろ」
「悪い、素直に興奮した」
「好き者だねえ、御主人様も」
チャックを噛んで、引っ張るようにして少しずつゆっくり下ろしていく。ジ、ジ、ジ、と音を立ててジッパーが引き下ろされるたび、二人で同じように息を荒げた。現れたパンツの隙間を鼻先で何度か擦ると、中身が先っぽを覗かせる。子猫ちゃんは一度舌舐めずりをしてからその先っぽをぺろりと舐めた。口を器用に使って半分ほど出したそれに舌を這わせる。裏筋を擽るようにして啄んでかられろっと舐め上げると、御主人様の御主人様はさっきよりもまた形を変えた。
「分かりやす」
「黙れハイエナ。指を貸せ」
「指図すんな」
文句を言い合ってもお互い言葉遊びとして受け取って特に気にするでもなく、子猫ちゃんは言われたように御主人様の口の中に指を2本突っ込んだ。
御主人様は子猫ちゃんの頭を押さえつけてさっきよりも深く咥え込ませながら、同時に子猫ちゃんの指をきつく吸った。
「っ、っ、……っ」
子猫ちゃんが喉奥まで御主人様のものを咥え込んでえづく。それでも御主人様は子猫ちゃんの頭から手を退けることはなく、代わりに子猫ちゃんの指をたっぷりと涎まみれにして口から出した。
子猫ちゃんは頭を押さえつけられたままべとべとにされた指を尻に伸ばして、そのままくちくちと穴をほぐし始めた。反対の手は自分のちんちんをもう一度掴みゆるゆるとまた扱き出す。
御主人様がようやく頭から手を離すと、子猫ちゃんは勢い良くその頭を後ろに引いて、げほげほっおえええっと咳き込んでから、「糞が……!」と悪態を吐いた。
「良い様だな」
「そりゃどうも」
穴のまわりがぬるぬるになったので子猫ちゃんは自分の尻から手を離し、その汚れた指で御主人様の腹を押してベッドに押し倒した。それからジーンズとパンツをずりずりと引き下ろして、自分が御主人様の身体を跨いで馬乗りになる。
「へーえ、主人の腹に跨がろうってか」
「ろくな躾も出来ねえ主人は黙ってな」
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