2 / 2
後編
しおりを挟む
えづきそうになるギリギリのところまでくわえたまま頭を揺らしていると、不意に先生が赤ペンから手を離して俺の頭を両手で強く押さえ込んだ。
「ん゛んッ!!」
そのまま喉の奥に吐き出される。
慌てて引き離そうと力を込めると、少しだけ口から零れて床に落ちた。
残りは吐き出そうとする間もなく喉の奥に流れていく。
「げほっ、……出すなら出すって言いなよ……」
喉痛い。
「好きなときにイくって言っただろ。床に落ちたぞ、舐めとるのか?」
「ティッシュで拭くわ!」
誰がそんな犬みたいなことするか。
数滴の汚れを拭き取ってから、座ったままの先生に跨がってみる。
「丸付けは?」
「終わった」
「俺何点だった?」
「お前のクラスのやつじゃない」
「なーんだ」
首に腕を絡めて、先生に抱っこしてもらってキスをする。
先生が俺のベルトを外すから、握らせて俺も上から手を重ねて動かした。
「おい、人の手ぇ使ってオナってんじゃねぇ」
「だって……先生の手のほうが、気持ちいいし……」
「そりゃどうも。前だけでいいのか?」
「え、後ろも触ってくれんの?」
「お前がセックスがしたいって言ったんだろうが。なんだ、後ろも自分ですんのか」
「やってみよっかな、先生もういっこ手ぇ貸してよ」
跨がったままではどうにもならないから、一度降りてから下だけ全部脱いで、もう一度跨がり直した。
「濡らすもんないから痛いかな」
「ならこっちの手使えば。ぬるぬるしてるし。っていうかお前は校内で尻を出すことに躊躇いはないのか」
「いやらしい先生以外誰も見てないから平気だよ。……ん、んぅ……」
自分のものでべとべとになった先生の右手を尻に宛がって、指を一本拝借する。
中指はいとも簡単に潜り込んでいった。
「ん、ん、……っはぁ」
まったく動く気のない先生の指を差し込んだまま軽く腰を揺すっていると、突然先生の指が、俺の意思と無関係に奥まで突っ込んできた。
「あっちょっとせんせっ、いきなり、ちょ、」
「これだと俺が暇だった」
「そんな、いきなり……はげし……っ」
音がしそうなほど大袈裟に動かされる指が気持ちいい。
「声を出すな。煩い」
「ごめ……っ」
前は全然触ってもらえてないけど、それでいい。
後ろの刺激をダイレクトに感じることが出来る。
「二本にしてやるから、ケツだけでイってみるか」
「へ、え? せんせえ、入れてくんないの?」
「俺さっきイったもん」
「あっあっあっ」
でも、無理だよ、俺そんなんやったことない。
それにこのまま出たら先生汚れちゃうよ。
気持ちいいのにイくにイけなくて、快楽が腹の中でぐるぐるとぐろを巻いたみたいになる。
「せんせえ、むりだよ、俺、もうイきたいよぉ」
「仕方がねぇなぁ。ならこっちも貸してやるよ」
左手で包み込まれて、でも俺の手は先生にしがみついてるから自由にはできなくて、困っていると先生がそこにティッシュを宛がって固定した。
「イけるだろ」
前立腺を刺激しているらしい指がぐねぐねと動かされる。
「は、も、むりぃ」
焦らして焦らして、限界まで耐えて出したときみたい。
「あ、でるっ、でる……」
半泣きでイったのはいつ以来だろうか。
身体に力はいんない。
「せんせえ、ちょっと、あの、指ぬいて」
「どうした」
「入ったままだと落ち着かない……」
「ああ、こんな風に?」
「あっ! ちょ! っと……」
イったあとに尚も刺激されると本当に辛い。
下腹の筋肉が痙攣しそうになってる。
「よし、じゃあ職員室帰るわ。鍵閉めるから早く出ろよ」
ずるりと指を引き抜いた先生は、俺を床にポイっと落として自分だけさっさと手を拭いて、身支度を済ませた。
「あとお前、今使ったティッシュ全部トイレのごみ箱に捨ててこい。ここにあったら明日の掃除の時間にバレる」
「ドエスめ……」
ごめんけど俺ちょっと、まだ、立てない。
「ん゛んッ!!」
そのまま喉の奥に吐き出される。
慌てて引き離そうと力を込めると、少しだけ口から零れて床に落ちた。
残りは吐き出そうとする間もなく喉の奥に流れていく。
「げほっ、……出すなら出すって言いなよ……」
喉痛い。
「好きなときにイくって言っただろ。床に落ちたぞ、舐めとるのか?」
「ティッシュで拭くわ!」
誰がそんな犬みたいなことするか。
数滴の汚れを拭き取ってから、座ったままの先生に跨がってみる。
「丸付けは?」
「終わった」
「俺何点だった?」
「お前のクラスのやつじゃない」
「なーんだ」
首に腕を絡めて、先生に抱っこしてもらってキスをする。
先生が俺のベルトを外すから、握らせて俺も上から手を重ねて動かした。
「おい、人の手ぇ使ってオナってんじゃねぇ」
「だって……先生の手のほうが、気持ちいいし……」
「そりゃどうも。前だけでいいのか?」
「え、後ろも触ってくれんの?」
「お前がセックスがしたいって言ったんだろうが。なんだ、後ろも自分ですんのか」
「やってみよっかな、先生もういっこ手ぇ貸してよ」
跨がったままではどうにもならないから、一度降りてから下だけ全部脱いで、もう一度跨がり直した。
「濡らすもんないから痛いかな」
「ならこっちの手使えば。ぬるぬるしてるし。っていうかお前は校内で尻を出すことに躊躇いはないのか」
「いやらしい先生以外誰も見てないから平気だよ。……ん、んぅ……」
自分のものでべとべとになった先生の右手を尻に宛がって、指を一本拝借する。
中指はいとも簡単に潜り込んでいった。
「ん、ん、……っはぁ」
まったく動く気のない先生の指を差し込んだまま軽く腰を揺すっていると、突然先生の指が、俺の意思と無関係に奥まで突っ込んできた。
「あっちょっとせんせっ、いきなり、ちょ、」
「これだと俺が暇だった」
「そんな、いきなり……はげし……っ」
音がしそうなほど大袈裟に動かされる指が気持ちいい。
「声を出すな。煩い」
「ごめ……っ」
前は全然触ってもらえてないけど、それでいい。
後ろの刺激をダイレクトに感じることが出来る。
「二本にしてやるから、ケツだけでイってみるか」
「へ、え? せんせえ、入れてくんないの?」
「俺さっきイったもん」
「あっあっあっ」
でも、無理だよ、俺そんなんやったことない。
それにこのまま出たら先生汚れちゃうよ。
気持ちいいのにイくにイけなくて、快楽が腹の中でぐるぐるとぐろを巻いたみたいになる。
「せんせえ、むりだよ、俺、もうイきたいよぉ」
「仕方がねぇなぁ。ならこっちも貸してやるよ」
左手で包み込まれて、でも俺の手は先生にしがみついてるから自由にはできなくて、困っていると先生がそこにティッシュを宛がって固定した。
「イけるだろ」
前立腺を刺激しているらしい指がぐねぐねと動かされる。
「は、も、むりぃ」
焦らして焦らして、限界まで耐えて出したときみたい。
「あ、でるっ、でる……」
半泣きでイったのはいつ以来だろうか。
身体に力はいんない。
「せんせえ、ちょっと、あの、指ぬいて」
「どうした」
「入ったままだと落ち着かない……」
「ああ、こんな風に?」
「あっ! ちょ! っと……」
イったあとに尚も刺激されると本当に辛い。
下腹の筋肉が痙攣しそうになってる。
「よし、じゃあ職員室帰るわ。鍵閉めるから早く出ろよ」
ずるりと指を引き抜いた先生は、俺を床にポイっと落として自分だけさっさと手を拭いて、身支度を済ませた。
「あとお前、今使ったティッシュ全部トイレのごみ箱に捨ててこい。ここにあったら明日の掃除の時間にバレる」
「ドエスめ……」
ごめんけど俺ちょっと、まだ、立てない。
0
お気に入りに追加
10
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
年上が敷かれるタイプの短編集
あかさたな!
BL
年下が責める系のお話が多めです。
予告なくr18な内容に入ってしまうので、取扱注意です!
全話独立したお話です!
【開放的なところでされるがままな先輩】【弟の寝込みを襲うが返り討ちにあう兄】【浮気を疑われ恋人にタジタジにされる先輩】【幼い主人に狩られるピュアな執事】【サービスが良すぎるエステティシャン】【部室で思い出づくり】【No.1の女王様を屈服させる】【吸血鬼を拾ったら】【人間とヴァンパイアの逆転主従関係】【幼馴染の力関係って決まっている】【拗ねている弟を甘やかす兄】【ドSな執着系執事】【やはり天才には勝てない秀才】
------------------
新しい短編集を出しました。
詳しくはプロフィールをご覧いただけると幸いです。
♡ド田舎×エロショタ×汗だくセックス夏休み♡
霧乃ふー 短編
BL
夏休み。
親戚のいるド田舎に行くことになった俺はそこで美しい少年、結に出会った。
俺は夏休みの間、結の艶かしい肢体を犯して続けた。
そんな夏休みの淫靡な日々♡
団地夫は今日も昼下がりに配達員を欲情させます
沼田桃弥
BL
【ざっくり内容紹介】
終始えっち、おほ・うほありの喘ぎ声多め、おもちゃ責め、メスイキ(微)、産地直送おち○ぽみるく、
イケメンマッチョ配達員×妻と別居中の団地夫。
【詳細なあらすじ】
とりあえず終始えっちするだけのSSです。ぶっ壊れえっちです!苦手な人はご注意を!
最近、自分の配達区域に新しい配達員がやって来た。彼はとても逞しく、色黒で笑顔の時に見せる白い歯が印象的な爽やか青年だった。彼に会うために、最近は色んな物を頼み過ぎて、自分でも何を頼んでいるか分からない。配達時間はいつも昼下がりの14~16時指定。今日も玄関の呼び鈴が鳴る。僕は玄関に駆け足で向かう。玄関を開けたら、いつもの彼が立っていた。いつも誘おうと、わざと胸元が見える服を着ているのに、彼は真面目なのか、今のところ、何もなし。
でも、今日の荷物……アレなんだよね。僕は知らないふりをするけど、彼はどういう反応を見せるかな?僕の噂もきっと他の配達員から聞いてるはずだし……ふふっ、楽しみだな。
ごめんなさい、僕はこんな時間に……彼を雄にします。誰にも迷惑かからないから、良いよね?
◆この作品は「小説家になろう」にも同タイトルで掲載しています
僕の知ってるお兄ちゃんはこんなえっちな事しない!
沼田桃弥
BL
【ざっくり内容紹介】
終始えっち、イケメンリーマン兄×お兄ちゃん大好きな弟、溺愛、らぶえっち、ブラコン、ネクタイ拘束
【詳細なあらすじ】
お母さんが再婚して、僕に出来た初めてのお兄ちゃん。二十八歳で僕と十歳違い。僕よりも背が高くて、何でも出来て、スーツがとっても似合う男女問わず、モテモテな自慢のお兄ちゃん。すらっとした体型に茶髪で、いつもギュッとすると甘いムスクの香水の香りがした。
今日は、僕が遅くに帰ってくると、玄関で大好きなお兄ちゃんが待っていた。今日はお母さんが帰って来ないんだって! まさか、二人きり!?
でも、なんだかお兄ちゃんの元気が無さそう……だから、僕は膝枕をしてあげた!お兄ちゃんの柔らかい髪、綺麗な顔……見ているだけでドキドキする!
え? お兄ちゃん、なんだか様子がおかしい? え、嘘でしょ? 今、お兄ちゃんのお仕置きが始める――。
◆この作品は「小説家になろう」にも同タイトルで掲載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる