4 / 39
お兄様、弟でムカムカしすぎ問題
しおりを挟む
僕の手の中で果てたお兄様。ダルそうにしてるから、ちゃんとタオルで下半身を綺麗にしてあげた。
「お前、いつからそんな趣味があったんだ?」
「さあー? 魔女の魔法のせいですかねー?」
ホントは最初からでした! いつか綺麗なお兄様を僕の欲望でドロドロに溶かして気持ちよくしてあげたいなってずっと思ってました。僕がお兄様にくっついて頬をスリスリしてると、不意に頭を抱かれた。
「そうやって可愛くしてるなら傍に置いておいてやる」
「え? 本当?」
「その代わり、俺以外の奴には近づくなよ。お前には利用価値があるからな。どんな輩が集まってくるか分からない」
「分かりました。僕、お兄様と一緒にいます。だから、ちゃんと守って繋ぎとめてくださいね」
「気持ち悪い」
ひどいなぁ! そういうこと言うとさー。知らないよー?
「おい、何毛布に潜って……」
「あむ……」
口に含んで舐めとります。強めに吸って、唾液でクチュクチュ。
滑りが良くなってきたら強めに吸って頭をスイング。
するとあら不思議、お兄様がまた元気になってしまいました!
「こいつ、いい加減に……」
抵抗が口だけになってるね。本当はさー、お兄様も弟とこういう関係になりたかったんじゃないの? 調子に乗った僕がレロレロ楽しく舐めてると、上半身を起こしたお兄様が僕の頭を掴んで道具みたいに扱った。あーんもう、野獣じゃん。
でもいっぱいスッキリした後はギューって抱きしめてもらうよ。
「クソ……」
すっかり僕を使って気持ちよくなったお兄様は、心底不快だという風に文句を言ってる。いつもポーカーフェイスなお兄様が口に出してる時点で負けだと思うのは僕だけ?
「ねえ、気持ちよかった?」
「黙れ」
「もうしてあげないよ?」
「だったら他の女を使うさ」
悔しそうにしながら、それでも僕の肩に腕を回して離さないお兄様。ちょろくて最高に可愛かったよ。でも、そんなこと言っちゃうんだ。
「ねえ、交換条件でいこうよ」
「何がだ」
「僕はお兄様と付き合うから、お兄様も僕だけと付き合ってよ。僕クラスの美少女、この国にいないでしょ。ねえ、弟がこんな身体になった時、正直、ちょっと期待してたんじゃないの? 今ままで散々煮え湯を飲ませた弟を好きにできるかもって……」
お兄様が僕を抱く力が強まる。
分かりやすいなぁ。
もちろん、僕だって恋人になるのが一番嬉しいけど、現実的にそんなの無理だって分かってるからさ。
「いいよ。いっぱいスッキリさせてあげる。いつでも好きな時に犯していいよ。その代わり、僕だけを見てよ。弟を見てムカムカしたそれで、突き刺していいからさ」
耳元で甘く囁いてあげる。お兄様は僕を押し倒してキスをしてきた。
それがシンプルな答えだった。
「お前、いつからそんな趣味があったんだ?」
「さあー? 魔女の魔法のせいですかねー?」
ホントは最初からでした! いつか綺麗なお兄様を僕の欲望でドロドロに溶かして気持ちよくしてあげたいなってずっと思ってました。僕がお兄様にくっついて頬をスリスリしてると、不意に頭を抱かれた。
「そうやって可愛くしてるなら傍に置いておいてやる」
「え? 本当?」
「その代わり、俺以外の奴には近づくなよ。お前には利用価値があるからな。どんな輩が集まってくるか分からない」
「分かりました。僕、お兄様と一緒にいます。だから、ちゃんと守って繋ぎとめてくださいね」
「気持ち悪い」
ひどいなぁ! そういうこと言うとさー。知らないよー?
「おい、何毛布に潜って……」
「あむ……」
口に含んで舐めとります。強めに吸って、唾液でクチュクチュ。
滑りが良くなってきたら強めに吸って頭をスイング。
するとあら不思議、お兄様がまた元気になってしまいました!
「こいつ、いい加減に……」
抵抗が口だけになってるね。本当はさー、お兄様も弟とこういう関係になりたかったんじゃないの? 調子に乗った僕がレロレロ楽しく舐めてると、上半身を起こしたお兄様が僕の頭を掴んで道具みたいに扱った。あーんもう、野獣じゃん。
でもいっぱいスッキリした後はギューって抱きしめてもらうよ。
「クソ……」
すっかり僕を使って気持ちよくなったお兄様は、心底不快だという風に文句を言ってる。いつもポーカーフェイスなお兄様が口に出してる時点で負けだと思うのは僕だけ?
「ねえ、気持ちよかった?」
「黙れ」
「もうしてあげないよ?」
「だったら他の女を使うさ」
悔しそうにしながら、それでも僕の肩に腕を回して離さないお兄様。ちょろくて最高に可愛かったよ。でも、そんなこと言っちゃうんだ。
「ねえ、交換条件でいこうよ」
「何がだ」
「僕はお兄様と付き合うから、お兄様も僕だけと付き合ってよ。僕クラスの美少女、この国にいないでしょ。ねえ、弟がこんな身体になった時、正直、ちょっと期待してたんじゃないの? 今ままで散々煮え湯を飲ませた弟を好きにできるかもって……」
お兄様が僕を抱く力が強まる。
分かりやすいなぁ。
もちろん、僕だって恋人になるのが一番嬉しいけど、現実的にそんなの無理だって分かってるからさ。
「いいよ。いっぱいスッキリさせてあげる。いつでも好きな時に犯していいよ。その代わり、僕だけを見てよ。弟を見てムカムカしたそれで、突き刺していいからさ」
耳元で甘く囁いてあげる。お兄様は僕を押し倒してキスをしてきた。
それがシンプルな答えだった。
12
お気に入りに追加
1,004
あなたにおすすめの小説
ある日、人気俳優の弟になりました。2
樹 ゆき
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。穏やかで真面目で王子様のような人……と噂の直柾は「俺の命は、君のものだよ」と蕩けるような笑顔で言い出し、大学の先輩である隆晴も優斗を好きだと言い出して……。
平凡に生きたい(のに無理だった)19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の、更に溺愛生活が始まる――。
【R18】兄弟の時間【BL】
菊
BL
色々あってニートになった僕、斑鳩 鷹は当たり前だけど両親にめっちゃ将来を心配されまさかの離島暮らしを提案されてしまう。
待ってくれよ! アマゾンが当日配送されないとこなんて無理だし、アニメイトがない世界に住めるか!
斯くて僕は両親が改心すればと家出を決意したが行く宛はなく、行きついたさきはそいつの所だった。
「じゃぁ結婚しましょうか」
眼鏡の奥の琥珀の瞳が輝いて、思わず頷きそうになったけど僕はぐっと堪えた。
そんな僕を見て、そいつは優しく笑うと机に置かれた手を取って、また同じ言葉を言った。
「結婚しましょう、兄さん」
R18描写には※が付いてます。
転生したら弟がブラコン重傷者でした!!!
Lynne
BL
俺の名前は佐々木塁、元高校生だ。俺は、ある日学校に行く途中、トラックに轢かれて死んでしまった...。
pixivの方でも、作品投稿始めました!
名前やアイコンは変わりません
主にアルファポリスで投稿するため、更新はアルファポリスのほうが早いと思います!
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
【完結】婚約破棄された僕はギルドのドSリーダー様に溺愛されています
八神紫音
BL
魔道士はひ弱そうだからいらない。
そういう理由で国の姫から婚約破棄されて追放された僕は、隣国のギルドの町へとたどり着く。
そこでドSなギルドリーダー様に拾われて、
ギルドのみんなに可愛いとちやほやされることに……。
主人公の兄になったなんて知らない
さつき
BL
レインは知らない弟があるゲームの主人公だったという事を
レインは知らないゲームでは自分が登場しなかった事を
レインは知らない自分が神に愛されている事を
表紙イラストは マサキさんの「キミの世界メーカー」で作成してお借りしています⬇ https://picrew.me/image_maker/54346
美少年に転生したらヤンデレ婚約者が出来ました
SEKISUI
BL
ブラック企業に勤めていたOLが寝てそのまま永眠したら美少年に転生していた
見た目は勝ち組
中身は社畜
斜めな思考の持ち主
なのでもう働くのは嫌なので怠惰に生きようと思う
そんな主人公はやばい公爵令息に目を付けられて翻弄される
ある日、人気俳優の弟になりました。
樹 ゆき
BL
母の再婚を期に、立花優斗は人気若手俳優、橘直柾の弟になった。顔良し性格良し真面目で穏やかで王子様のような人。そんな評判だったはずが……。
「俺の命は、君のものだよ」
初顔合わせの日、兄になる人はそう言って綺麗に笑った。とんでもない人が兄になってしまった……と思ったら、何故か大学の先輩も優斗を可愛いと言い出して……?
平凡に生きたい19歳大学生と、24歳人気若手俳優、21歳文武両道大学生の三角関係のお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる