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68 準々決勝 一試合目
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準々決勝の一試合目はシロナの試合だ。
俺は控室から彼女の戦いを見守る。
圧倒的な強さで勇者を倒した美少女は、観客からも愛されている。
「シロナちゃんがんばってー!」
「負けないでシロナ―!」
シロナは観客にユラユラと手を振ってる。
そして、控室にいる俺の方を見て親指を立てた。
「おやおや、すごい人気ですね」
刀タイプの神器を所持した青年が、にこやかに入場してきた。
「レンヤ様~!」
「こっち見てー!」
レンヤと呼ばれた青年もすごい人気だ。
アイドルっぽいルックスをしており、俺よりもイケメンだと思う。
「本当はこんな大会、興味なかったんですけどね。王様がどうしてもというので参加しました。あなたはトリテアの出身なんですよね? 向こうはどんな国ですか?」
「弱者に優しい国。人と亜人と魔人が共存してるよ」
「なるほど。素晴らしい国ですね。僕も行ってみたいものです」
『聞き耳』のスキルで聞いている限り、悪い男ではなさそうだ。
しかし、底知れない力を感じる。
「両者……礼!」
「よろしくね」
「うん、よろしく」
二人が剣を構える。
「試合始め!」
試合が始まると同時、レンヤはシロナから距離を取った。
「君の剣は僕達みたいに特別製じゃない。だけど、君自身は特別だ。さっきの戦い、ユウマのスキルをどうやってか写し取ったんだよね」
シロナはレンヤの言葉に応えない。
「君は剣聖だ。剣に関係する能力を持ってるんじゃないかな? 例えば、刀身に映った技を模倣するとかさ」
シロナの回答は沈黙。
それを肯定と受け取ったレンヤは自信満々に剣を掲げた。
「残念だけど、僕に君にスキルは通じない。だって、誰も僕を追うことはできないんだ。そうだよね、『極夜』!」
フッと、幻のようにレンヤの姿が消えた。
彼は完全に姿を隠蔽する『極夜』という神器を発動させたんだ。
「どこに消えたんだ! レンヤ……!」
「この辺かなー」
言って、何もない空間にシロナは剣を突き入れた。
「か……ふ……」
血を吹いたレンヤが倒れ込む。
(……は?)
観客も唖然としている。
「なぜ……僕の……場所が……」
「え? 簡単に特定できるよ。気の流れが丸見えだったから」
「なんだそれ……」
「バイバイ」
言って、シロナはレンヤの首を落とした。
なんて容赦がないんだ。
生かそうとか見逃そうとか少しは思わないわけ?
「ハジメー! 二匹減らしたよー!」
(あー、うん。ありがとう。でも、レンヤファンの連中に睨まれてるからあんまり注目させないで欲しい)
シロナは準決勝進出が決定した。
さて、次の俺の相手は……。
「ヒカリ様、負けないでくださいね」
「分かってるってー。アリーシャも俺のこと見ててねー」
「はい……私はいつでもあなたを応援してますよ」
隷属の首輪をつけられた女性がヒカリを応援してる。
あー……。そういや、うちの騎士団長の妻を寝取ったのがヒカリって話だったな。
で、寝取られたのがアリーシャって女だったと。
アリーシャは本位でヒカリと一緒にいるようには見えない。ちょっと時間止めるか。
「おい、アリーシャ」
「ええと、あなた様は……?」
「なんだ。俺のことを知らないのか? まあ、親切な魔法使いと思って欲しいな。夫に頼まれて迎えにきたんだ」
「ガラン様が私を……!?」
時間を止めてることに気づかない程、激しくガランに反応してる。
「なんだ。まだガランを愛してるのか?」
「もちろんです! この男さえいなければ……!」
「どういう状況だったか教えてくれ」
アリーシャは過去の事件を語り始めた。
「あれは、ミナガルデで武闘大会が開かれ、参戦する夫を応援する為にこの国に来た時のことでした。夫は当時、初戦で勇者ヒカリと戦うことになり、負けてしまったのです。親善の為に参戦した夫が酷い目に遭うなどとは、あの時は考えてもいませんでした。ヒカリは夫に勝利したあと、酷い暴行を加え始めたんです。命の危険を感じた私が止めに入ると、彼は私に奴隷になれば夫の命を救うと約束しました。それで私は……」
「愛する男を利用して女を強請るとは許せないな……」
サクラの時と似たシチュエーションだが、俺は別にサクラの恋人に手を出したりしなかったし、彼女の自由意志に基づいた契約で恋人になってもらったのであって、状況は似ているようで全く違う。ヒカリは酷いゲス野郎だな。
「あの、顔色が悪いようですが……」
「いや、気のせいだろう。とりあえず隷属の首輪はこの通り破壊した」
「えっ!?」
手早く破壊してしまった。
「じゃあ、このまま帰るか」
「え、ちょっとあの、助かるんですけど、本当にいいんですか?」
「別に構わないだろ。元々無理を言ってきたのは向こうだしな。夫に会うのは不安か?」
「正直、不安です。だって、彼は私のことなど忘れてるかもしれませんし」
「そんなことないだろ」
そういやあいつ、今どこにいるんだ?
ガランを探知してみると、なんと会場に居た。
帽子を目深に被り、眼鏡をかけて変装しているが、あれはガランだろう。
ヒカリと俺の試合を見に来てたらしい。
せっかくなので転移魔法で控室に呼んでやることにした。
「おい、ガランも来てたのか」
彼の停止状態を解除してやる。
「へ? あれ、ここは……」
「あなた……!」
アリーシャが全力でガランに抱きつく。
「お前……無事だったのか。アリーシャ……!」
「ずっと会いたかった……。会いたかったよぉぉぉ」
「俺もだ。ごめんな。守ってやれなくて。もう離さないから」
うんうん。感動の再会だ。
「あの、ハジメさん。本当にすみませんでした!」
ガランが土下座する。
「俺、初めて会った時の会議で、あなたのことが信用できないとか、勝手なことを言いました。なのに、俺の為に……妻を取り戻してくださって、本当にありがとうございます! 俺……アリーシャを寝取られるんじゃないかって、正直疑ってしまってました」
「こほん。俺は確かに女好きで、さっきは16人目の妻を抱いたところだったが、それでも超えない一線というのはあるんだ」
「え、16人目っすか……」
「そこに注目するな。とにかく、信頼してる臣下の妻を寝取ったりとか、そういうことはしないから仲間にも話しておいてくれ」
「分かりました! この御恩は一生忘れません!」
「よし。じゃあ後は俺が話しつけるから、観覧席で見つからないよう隠れてろ。ヒカリを倒すところ、見ていきたいだろ?」
「はいっ!」
ガランがイキイキしてるな。
俺のことを見る目が輝いてる。
「夫婦仲良くな」
二人を観覧席に転移させる。
さて、ヒカリの野郎には俺の臣民に手を出したツケを払わせてやらないとな。
時間停止を解除し、ハジメに話しかける。
「あれ!? おい、アリーシャどこに行った!」
「お前の手の届かないところに行ったよ」
「あぁ? てめえ、トリテアの勇者か?」
「お前を倒す者だ」
俺は控室から彼女の戦いを見守る。
圧倒的な強さで勇者を倒した美少女は、観客からも愛されている。
「シロナちゃんがんばってー!」
「負けないでシロナ―!」
シロナは観客にユラユラと手を振ってる。
そして、控室にいる俺の方を見て親指を立てた。
「おやおや、すごい人気ですね」
刀タイプの神器を所持した青年が、にこやかに入場してきた。
「レンヤ様~!」
「こっち見てー!」
レンヤと呼ばれた青年もすごい人気だ。
アイドルっぽいルックスをしており、俺よりもイケメンだと思う。
「本当はこんな大会、興味なかったんですけどね。王様がどうしてもというので参加しました。あなたはトリテアの出身なんですよね? 向こうはどんな国ですか?」
「弱者に優しい国。人と亜人と魔人が共存してるよ」
「なるほど。素晴らしい国ですね。僕も行ってみたいものです」
『聞き耳』のスキルで聞いている限り、悪い男ではなさそうだ。
しかし、底知れない力を感じる。
「両者……礼!」
「よろしくね」
「うん、よろしく」
二人が剣を構える。
「試合始め!」
試合が始まると同時、レンヤはシロナから距離を取った。
「君の剣は僕達みたいに特別製じゃない。だけど、君自身は特別だ。さっきの戦い、ユウマのスキルをどうやってか写し取ったんだよね」
シロナはレンヤの言葉に応えない。
「君は剣聖だ。剣に関係する能力を持ってるんじゃないかな? 例えば、刀身に映った技を模倣するとかさ」
シロナの回答は沈黙。
それを肯定と受け取ったレンヤは自信満々に剣を掲げた。
「残念だけど、僕に君にスキルは通じない。だって、誰も僕を追うことはできないんだ。そうだよね、『極夜』!」
フッと、幻のようにレンヤの姿が消えた。
彼は完全に姿を隠蔽する『極夜』という神器を発動させたんだ。
「どこに消えたんだ! レンヤ……!」
「この辺かなー」
言って、何もない空間にシロナは剣を突き入れた。
「か……ふ……」
血を吹いたレンヤが倒れ込む。
(……は?)
観客も唖然としている。
「なぜ……僕の……場所が……」
「え? 簡単に特定できるよ。気の流れが丸見えだったから」
「なんだそれ……」
「バイバイ」
言って、シロナはレンヤの首を落とした。
なんて容赦がないんだ。
生かそうとか見逃そうとか少しは思わないわけ?
「ハジメー! 二匹減らしたよー!」
(あー、うん。ありがとう。でも、レンヤファンの連中に睨まれてるからあんまり注目させないで欲しい)
シロナは準決勝進出が決定した。
さて、次の俺の相手は……。
「ヒカリ様、負けないでくださいね」
「分かってるってー。アリーシャも俺のこと見ててねー」
「はい……私はいつでもあなたを応援してますよ」
隷属の首輪をつけられた女性がヒカリを応援してる。
あー……。そういや、うちの騎士団長の妻を寝取ったのがヒカリって話だったな。
で、寝取られたのがアリーシャって女だったと。
アリーシャは本位でヒカリと一緒にいるようには見えない。ちょっと時間止めるか。
「おい、アリーシャ」
「ええと、あなた様は……?」
「なんだ。俺のことを知らないのか? まあ、親切な魔法使いと思って欲しいな。夫に頼まれて迎えにきたんだ」
「ガラン様が私を……!?」
時間を止めてることに気づかない程、激しくガランに反応してる。
「なんだ。まだガランを愛してるのか?」
「もちろんです! この男さえいなければ……!」
「どういう状況だったか教えてくれ」
アリーシャは過去の事件を語り始めた。
「あれは、ミナガルデで武闘大会が開かれ、参戦する夫を応援する為にこの国に来た時のことでした。夫は当時、初戦で勇者ヒカリと戦うことになり、負けてしまったのです。親善の為に参戦した夫が酷い目に遭うなどとは、あの時は考えてもいませんでした。ヒカリは夫に勝利したあと、酷い暴行を加え始めたんです。命の危険を感じた私が止めに入ると、彼は私に奴隷になれば夫の命を救うと約束しました。それで私は……」
「愛する男を利用して女を強請るとは許せないな……」
サクラの時と似たシチュエーションだが、俺は別にサクラの恋人に手を出したりしなかったし、彼女の自由意志に基づいた契約で恋人になってもらったのであって、状況は似ているようで全く違う。ヒカリは酷いゲス野郎だな。
「あの、顔色が悪いようですが……」
「いや、気のせいだろう。とりあえず隷属の首輪はこの通り破壊した」
「えっ!?」
手早く破壊してしまった。
「じゃあ、このまま帰るか」
「え、ちょっとあの、助かるんですけど、本当にいいんですか?」
「別に構わないだろ。元々無理を言ってきたのは向こうだしな。夫に会うのは不安か?」
「正直、不安です。だって、彼は私のことなど忘れてるかもしれませんし」
「そんなことないだろ」
そういやあいつ、今どこにいるんだ?
ガランを探知してみると、なんと会場に居た。
帽子を目深に被り、眼鏡をかけて変装しているが、あれはガランだろう。
ヒカリと俺の試合を見に来てたらしい。
せっかくなので転移魔法で控室に呼んでやることにした。
「おい、ガランも来てたのか」
彼の停止状態を解除してやる。
「へ? あれ、ここは……」
「あなた……!」
アリーシャが全力でガランに抱きつく。
「お前……無事だったのか。アリーシャ……!」
「ずっと会いたかった……。会いたかったよぉぉぉ」
「俺もだ。ごめんな。守ってやれなくて。もう離さないから」
うんうん。感動の再会だ。
「あの、ハジメさん。本当にすみませんでした!」
ガランが土下座する。
「俺、初めて会った時の会議で、あなたのことが信用できないとか、勝手なことを言いました。なのに、俺の為に……妻を取り戻してくださって、本当にありがとうございます! 俺……アリーシャを寝取られるんじゃないかって、正直疑ってしまってました」
「こほん。俺は確かに女好きで、さっきは16人目の妻を抱いたところだったが、それでも超えない一線というのはあるんだ」
「え、16人目っすか……」
「そこに注目するな。とにかく、信頼してる臣下の妻を寝取ったりとか、そういうことはしないから仲間にも話しておいてくれ」
「分かりました! この御恩は一生忘れません!」
「よし。じゃあ後は俺が話しつけるから、観覧席で見つからないよう隠れてろ。ヒカリを倒すところ、見ていきたいだろ?」
「はいっ!」
ガランがイキイキしてるな。
俺のことを見る目が輝いてる。
「夫婦仲良くな」
二人を観覧席に転移させる。
さて、ヒカリの野郎には俺の臣民に手を出したツケを払わせてやらないとな。
時間停止を解除し、ハジメに話しかける。
「あれ!? おい、アリーシャどこに行った!」
「お前の手の届かないところに行ったよ」
「あぁ? てめえ、トリテアの勇者か?」
「お前を倒す者だ」
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