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41 姫の決意
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アルジャンの屋敷での滞在を終え、俺は彼らと別れる。
そして、夜になって。
様々な準備を終えた俺は、姫の屋敷に堂々と侵入した。
『変貌』によって身体能力を強化し、スライムの腕を使い屋根伝いに姫の寝室を目指す。
『気配察知』の能力も使い、俺は難なく彼女の部屋を特定、窓を叩いた。
「え……タクマ様?」
燭台の明かりで読書をしていた姫は、すぐに俺に気づいて窓を開けた。
寝間着姿の姫は年頃の娘らしく見えた。
清らかで美しい娘だ。
「どうぞ入ってください。夜に殿方を招きいれることは良くないのですが、何かあったのですね?」
「随分と信頼してくれるんだな」
「そうですね。タクマ様が亡くなった兄に似ているからかもしれません。少しイジワルで、でも優しそうなところが」
浄化のスキルでも使われた気分だった。
姫と話してると、犯したいとか利用したいとかいった意思が薄れていくように感じる。彼女の清らかな心が、俺の精神を清めてくれているようだった。
俺はどうにか彼女をアルジャンの毒牙から守りたいと思った。
「姫に伝えたいことがある」
「はい、聞きましょう」
「だが、これを伝えたらあんたは俺を疑うかもしれない。というか、怒るかもしれない」
「そうなのですか? でも、聞いてみないことには分からないと思いますが」
「それも分かってる。だから、話そうと思う。その前に、これを使ってからな」
俺は無理を言ってギルドから借りてきた天秤を姫の前に置いた。
「これは冒険者の心を計る為のマジックアイテム、『法の天秤』だ」
一般には報酬を受け取る際など、冒険者が嘘をついて報酬を掠め取ろうとしていないか確認する為に使われるマジックアイテムだ。それを、俺は今日この場で使用する為に、わざわざ姫の部屋に持ち込んだ。
「これでも俺を信用できるかは厳しいかもしれないが、マジックアイテムには複製品を取り締まる為の番号が割り振られているらしい。この偽造防止の番号は同じものを掘ることができないそうだ。もし天秤が疑わしいと思うならば、明日これを持って冒険者ギルドを訪ねてくれれば、いくらか疑いは晴れると思う」
「……そうまでして、私に何かを伝えたいということですね。聞きましょう。あなたの誠意を信じたいと、私は思います」
深呼吸をする。さすがに口の中がカラカラになる。
だが、これを伝える為に俺は今日この場に来たんだ。
「アルジャン公爵はレイナ姫を裏切るつもりだ」
天秤は――傾かなかった。
「今日、アルジャンとの散歩の時に計画を聞かされた。アルジャンはアルニスの誕生日記念パーティーの場であんたの男装を告白し、アルニスによるレオニード暗殺の罪も被せるつもりだ」
「え……?」
姫の表情が驚き、固まっている。
「どうして……。すみません、そんなことをして、彼に何のメリットがあるのでしょう」
「牢に繋いだ姫を……アルジャンは女として見るということだ」
俺が言葉を選んでいる間に、姫は目を瞑って深呼吸をした。そして、自分の身体を抱いた。
「よく分かりました」
「全て信用してくれとは言わない。だけど、警戒だけはして欲しいんだ」
「すみませんでした。こんなことに巻き込んでしまって」
「俺としては、ラグエル大司教を頼るのも手だと思う」
レイナ姫は俺の話を聞いてからずっと俯いている。
信頼できる臣下を疑わなければならない状況が、心に負担を掛けているのだろう。
まるで心が凍りついてしまっているようだ。
心配になった俺は、レイナ姫の固く握りしめた手を握ってしまう。
「……タクマ様」
姫が真っ直ぐに俺を見つめる。
そして、目を瞑った。
(まさか……いや、まさかな)
そう思いつつ、姫の頬に手を添える。
姫は……逃げない。
(いやいやいや、そんなにチョロいわけないだろ)
一国の姫だぞ? ユーザー投票人気ナンバーワンのヒロインが、そんなにチョロいはずないだろ。
進むべきか、退くべきか……。
迷う。姫に顔を近づける。だが、彼女は避けない。
さすがに気配で、今自分がどういう状況になっているかは分かるはずだ。
それでも避けないということは、本当にいいのか……?
いや、もう、駄目でもいい。
俺は我慢できない!
姫に唇を重ねる。
ただ、触れるだけのキスが続く。
三秒くらいしてから、離れた。
姫は恥じるように俯いた。
「初めて殿方に、甘えてしまいました」
ずっと男装をしていた姫だ。
身近に頼れる男などいなかったのだろう。
「最初にお茶会であなたを見た時、思ったより年が近いなって思ったんです」
「そうなのか?」
「……はい。私以外の同年代の子は、皆、恋とか、普通にしているんでしょうね。それが実るか実らないかは別として。でも、私は男にならないといけなかったんです。だから、ずっと、こういう想いは我慢していました。でも……なのに……何だったんでしょうね、今日までの私の時間は……」
チョロいなどと思って姫を馬鹿にしてしまった自分を恥じる。
彼女は、ずっと今の今まで我慢していたのだ。
感情が決壊する、今日と言うその日まで。
「……あんまりじゃないですか」
姫の瞳から涙が零れる。
その涙を、エリスが持たせてくれたハンカチで受け止める。
「タクマ様、アルジャンが私を犯すというのなら、先にあなたが抱いてしまってください。それができないなら、どうか私を……」
「姫……」
「私は……私は……」
不死のルビーが嗤っている気がした。
姫を殺して、幻想級アイテムに変えてしまえと。
ああ、カルマオンラインのプレイヤーだった俺なら、ここで彼女を魔物に変貌させ、難なくドロップアイテムを獲得していたんだろうな。
しかし、もう俺にはそれができない。
彼女の想いを聞いてしまったからだ。
俺は姫の華奢な身体を抱いて、そのままにした。
しばらくそうしていると、姫が俺の胸を借りて泣き始めた。
「うああぁ……」
堰を切ったように泣き始める。
姫の慟哭に胸が抉られるようだった。
「この天秤で、奴らの罪を暴けないか?」
「……タクマ様ぁ」
「一時的に冒険者の身分を与えて、本当のことを話させる。それができれば、きっと一泡吹かせられるはずだ」
姫は俺の胸に頬を寄せた。
彼女の髪を優しく撫でてやる。
「……少し、落ち着きました」
「それは良かった」
「タクマ様には一生分の借りができてしまったかもしれません」
レイナ姫がはにかむ。
ああ、可愛い。やっぱり死んで欲しくないな。
「一生分の借りついでに、良ければ俺の屋敷にこないか? あんたのメイドも連れて、俺の所に逃げ込んだ方が安全なはずだ」
「そうできればありがたいですが、アルジャンを警戒させないでしょうか?」
「それこそ今更だろう。俺の屋敷には聖女の張った邪な者(俺は除く)を遠ざける結界がある。アルジャンもその手下も入ってこれないはずだ」
「魔法の結界ですか。そのなかに居れば安全でしょうね」
「ずっと閉じこもってるわけにはいかないが、当日までの時間稼ぎはできる。その間に、アルジャンへの対抗策を考えよう。聖女や大司教、それに天秤を貸してくれたギルドマスターも信用できると思う。勿論、俺の女達も心から信頼できる仲間だ。姫は一人じゃない。一緒にあいつらを見返してやろう」
「はい……。タクマ様がいてくれて本当に良かったです。希望が見えてきました」
――彼女をスカーレットなんかにさせない。
固い決意と共に、姫を抱きしめる。
「あっ」
見ると姫の顔が真っ赤だ。
「すみません。タクマ様の隠し持っていた棒が私のお腹に当たってしまったみたいで」
「すまない。可憐な寝間着姿に自然に反応してしまって……。帰ったらメイドに処理させるから心配しないでくれ」
「それは、私には手伝えないことなのでしょうか?」
姫が決意を込めた声で尋ねてきた。
「申し訳ないが、姫にはまだ……」
「夜伽の作法は教わっています! 私から逃げないでください! どんな些細なことでもいい、タクマ様に今日のお礼がしたいんです!」
「姫……それじゃあ、手で……頼めるか?」
「シュッシュッてするんですよね?」
ついお願いしてしまった……。レイナ姫の手が、恐る恐るといった様子で伸びてきた。
俺はズボンを脱いで、顔を背ける姫の前に竿を差し向けた。
「やっぱり無理です……あっ」
姫の手を掴んで、添えさせる。
「困りました。もう逃げられません」
劣情が燃え盛る……。
腰の引けた姫の細い手首を掴んで、俺は前後に動かし始めた。
そして、夜になって。
様々な準備を終えた俺は、姫の屋敷に堂々と侵入した。
『変貌』によって身体能力を強化し、スライムの腕を使い屋根伝いに姫の寝室を目指す。
『気配察知』の能力も使い、俺は難なく彼女の部屋を特定、窓を叩いた。
「え……タクマ様?」
燭台の明かりで読書をしていた姫は、すぐに俺に気づいて窓を開けた。
寝間着姿の姫は年頃の娘らしく見えた。
清らかで美しい娘だ。
「どうぞ入ってください。夜に殿方を招きいれることは良くないのですが、何かあったのですね?」
「随分と信頼してくれるんだな」
「そうですね。タクマ様が亡くなった兄に似ているからかもしれません。少しイジワルで、でも優しそうなところが」
浄化のスキルでも使われた気分だった。
姫と話してると、犯したいとか利用したいとかいった意思が薄れていくように感じる。彼女の清らかな心が、俺の精神を清めてくれているようだった。
俺はどうにか彼女をアルジャンの毒牙から守りたいと思った。
「姫に伝えたいことがある」
「はい、聞きましょう」
「だが、これを伝えたらあんたは俺を疑うかもしれない。というか、怒るかもしれない」
「そうなのですか? でも、聞いてみないことには分からないと思いますが」
「それも分かってる。だから、話そうと思う。その前に、これを使ってからな」
俺は無理を言ってギルドから借りてきた天秤を姫の前に置いた。
「これは冒険者の心を計る為のマジックアイテム、『法の天秤』だ」
一般には報酬を受け取る際など、冒険者が嘘をついて報酬を掠め取ろうとしていないか確認する為に使われるマジックアイテムだ。それを、俺は今日この場で使用する為に、わざわざ姫の部屋に持ち込んだ。
「これでも俺を信用できるかは厳しいかもしれないが、マジックアイテムには複製品を取り締まる為の番号が割り振られているらしい。この偽造防止の番号は同じものを掘ることができないそうだ。もし天秤が疑わしいと思うならば、明日これを持って冒険者ギルドを訪ねてくれれば、いくらか疑いは晴れると思う」
「……そうまでして、私に何かを伝えたいということですね。聞きましょう。あなたの誠意を信じたいと、私は思います」
深呼吸をする。さすがに口の中がカラカラになる。
だが、これを伝える為に俺は今日この場に来たんだ。
「アルジャン公爵はレイナ姫を裏切るつもりだ」
天秤は――傾かなかった。
「今日、アルジャンとの散歩の時に計画を聞かされた。アルジャンはアルニスの誕生日記念パーティーの場であんたの男装を告白し、アルニスによるレオニード暗殺の罪も被せるつもりだ」
「え……?」
姫の表情が驚き、固まっている。
「どうして……。すみません、そんなことをして、彼に何のメリットがあるのでしょう」
「牢に繋いだ姫を……アルジャンは女として見るということだ」
俺が言葉を選んでいる間に、姫は目を瞑って深呼吸をした。そして、自分の身体を抱いた。
「よく分かりました」
「全て信用してくれとは言わない。だけど、警戒だけはして欲しいんだ」
「すみませんでした。こんなことに巻き込んでしまって」
「俺としては、ラグエル大司教を頼るのも手だと思う」
レイナ姫は俺の話を聞いてからずっと俯いている。
信頼できる臣下を疑わなければならない状況が、心に負担を掛けているのだろう。
まるで心が凍りついてしまっているようだ。
心配になった俺は、レイナ姫の固く握りしめた手を握ってしまう。
「……タクマ様」
姫が真っ直ぐに俺を見つめる。
そして、目を瞑った。
(まさか……いや、まさかな)
そう思いつつ、姫の頬に手を添える。
姫は……逃げない。
(いやいやいや、そんなにチョロいわけないだろ)
一国の姫だぞ? ユーザー投票人気ナンバーワンのヒロインが、そんなにチョロいはずないだろ。
進むべきか、退くべきか……。
迷う。姫に顔を近づける。だが、彼女は避けない。
さすがに気配で、今自分がどういう状況になっているかは分かるはずだ。
それでも避けないということは、本当にいいのか……?
いや、もう、駄目でもいい。
俺は我慢できない!
姫に唇を重ねる。
ただ、触れるだけのキスが続く。
三秒くらいしてから、離れた。
姫は恥じるように俯いた。
「初めて殿方に、甘えてしまいました」
ずっと男装をしていた姫だ。
身近に頼れる男などいなかったのだろう。
「最初にお茶会であなたを見た時、思ったより年が近いなって思ったんです」
「そうなのか?」
「……はい。私以外の同年代の子は、皆、恋とか、普通にしているんでしょうね。それが実るか実らないかは別として。でも、私は男にならないといけなかったんです。だから、ずっと、こういう想いは我慢していました。でも……なのに……何だったんでしょうね、今日までの私の時間は……」
チョロいなどと思って姫を馬鹿にしてしまった自分を恥じる。
彼女は、ずっと今の今まで我慢していたのだ。
感情が決壊する、今日と言うその日まで。
「……あんまりじゃないですか」
姫の瞳から涙が零れる。
その涙を、エリスが持たせてくれたハンカチで受け止める。
「タクマ様、アルジャンが私を犯すというのなら、先にあなたが抱いてしまってください。それができないなら、どうか私を……」
「姫……」
「私は……私は……」
不死のルビーが嗤っている気がした。
姫を殺して、幻想級アイテムに変えてしまえと。
ああ、カルマオンラインのプレイヤーだった俺なら、ここで彼女を魔物に変貌させ、難なくドロップアイテムを獲得していたんだろうな。
しかし、もう俺にはそれができない。
彼女の想いを聞いてしまったからだ。
俺は姫の華奢な身体を抱いて、そのままにした。
しばらくそうしていると、姫が俺の胸を借りて泣き始めた。
「うああぁ……」
堰を切ったように泣き始める。
姫の慟哭に胸が抉られるようだった。
「この天秤で、奴らの罪を暴けないか?」
「……タクマ様ぁ」
「一時的に冒険者の身分を与えて、本当のことを話させる。それができれば、きっと一泡吹かせられるはずだ」
姫は俺の胸に頬を寄せた。
彼女の髪を優しく撫でてやる。
「……少し、落ち着きました」
「それは良かった」
「タクマ様には一生分の借りができてしまったかもしれません」
レイナ姫がはにかむ。
ああ、可愛い。やっぱり死んで欲しくないな。
「一生分の借りついでに、良ければ俺の屋敷にこないか? あんたのメイドも連れて、俺の所に逃げ込んだ方が安全なはずだ」
「そうできればありがたいですが、アルジャンを警戒させないでしょうか?」
「それこそ今更だろう。俺の屋敷には聖女の張った邪な者(俺は除く)を遠ざける結界がある。アルジャンもその手下も入ってこれないはずだ」
「魔法の結界ですか。そのなかに居れば安全でしょうね」
「ずっと閉じこもってるわけにはいかないが、当日までの時間稼ぎはできる。その間に、アルジャンへの対抗策を考えよう。聖女や大司教、それに天秤を貸してくれたギルドマスターも信用できると思う。勿論、俺の女達も心から信頼できる仲間だ。姫は一人じゃない。一緒にあいつらを見返してやろう」
「はい……。タクマ様がいてくれて本当に良かったです。希望が見えてきました」
――彼女をスカーレットなんかにさせない。
固い決意と共に、姫を抱きしめる。
「あっ」
見ると姫の顔が真っ赤だ。
「すみません。タクマ様の隠し持っていた棒が私のお腹に当たってしまったみたいで」
「すまない。可憐な寝間着姿に自然に反応してしまって……。帰ったらメイドに処理させるから心配しないでくれ」
「それは、私には手伝えないことなのでしょうか?」
姫が決意を込めた声で尋ねてきた。
「申し訳ないが、姫にはまだ……」
「夜伽の作法は教わっています! 私から逃げないでください! どんな些細なことでもいい、タクマ様に今日のお礼がしたいんです!」
「姫……それじゃあ、手で……頼めるか?」
「シュッシュッてするんですよね?」
ついお願いしてしまった……。レイナ姫の手が、恐る恐るといった様子で伸びてきた。
俺はズボンを脱いで、顔を背ける姫の前に竿を差し向けた。
「やっぱり無理です……あっ」
姫の手を掴んで、添えさせる。
「困りました。もう逃げられません」
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