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36 ミイナ陥落(上)
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「タクマ、少し相談があるのですが」
「なんだ?」
残党を全て始末し、ようやく手が空いたところでミイナに捕まった。
帰って仮眠を取る前に話をしたいようだ。
「メナンドの持っていた黄金の果実ですが、実は以前に一度、見かけたことがあるんです」
「なんだと?」
ミイナを連れて人気のない森の方へ移動する。
「見かけたと言っても実物を見たわけではありません。ただ、教会の目録に含まれていました。半年前、クオン達と旅に出るにあたって役立ちそうなものがないか確認作業をしていたのですが、そのなかにラッキーシードというものがありました」
「あれ程の価値あるアイテムをあんな奴に渡すとは……」
俺の手に渡っていれば有効活用できたのにな……。
過ぎたことを後悔しても仕方ないが。
「ありがとう。貴重な情報を聞けた」
「教会も一枚岩ではありませんので。勇者を快く思わない者がいるのかもしれません」
「そんなことを言っていいのか?」
「分かりませんが、事実のようですから」
頭のなかで下手人の名を思い浮かべる。
「実は、皆には言ってないが……」
言おうか迷う。しかし、ミイナは信頼できる仲間だ。
話してしまった方がいいだろう。
「俺には、『鑑定』という力があるんだ」
「それは、勇者の特技なのでしょうか?」
「分からないが、俺がこっちの世界に渡ってきた時に得た力だ。この鑑定の力はマジックアイテムの効果を調べたりできるんだが、それ以外にも人間に使用することで、何か重大な情報を持っていると分かるようになるんだ」
「え……?」
ミイナが何故か顔を赤らめている。
「では、その……バレていたということでしょうか?」
「ん? ああ、まあな」
メナンドに俺の暗殺を命じた下手人については既に分かっている。
「そうでしたか。誤解しないで欲しいのですが、私のことを情のない女だと思わないでください。ただ、一緒に旅をするなかで、タクマの知らなかった一面を知る度に、私は……」
ん……?
「気づけばクオンとタクマを比べなくなっていました。ただ、これが恋心かどうかは、私もまだ分かってないんです。だから、その」
「何でいきなり告白してるんだ?」
「えっ……」
親切心で止めてやる。
「ああ、いくら俺でも無意味に仲間のことを鑑定したりはしないぞ。頭の中を覗かれて気分がいいはずがないからな」
「……っ! タクマっていつもそうですね! 私のこと何だと思ってるんですか!?」
「勝手について来てる聖女だと思ってるが……」
「ひどい! 私は勇者様に尽くす為に生まれてきたのに……!」
「それはお前が洗脳されてるだけだろ。別に他の生き方だって出来るのに大司教に操られてるだけだ」
「…………ッ!?」
前から言いたかったことを言えてスッキリした。
「一応伝えておくが、俺はミイナのことを信用してる。この『鑑定』のことは誰にも話してないんだ。話すと警戒されるからな」
「私にだけ……」
「聖女だから信頼してるんじゃない。ミイナだから、信頼して話したんだ。村で俺の為に怒ってくれたこと、嬉しかった。俺やカナミの為に怒ってくれた他人はミイナが初めてだった」
ミイナに近づき、その肩に手を乗せる。
「女として見ろっていうことならそうする。だけど、そうなったら俺は我慢できなくなる。ミイナを……抱きたくなるからな。だから、仲間として見てきたんだ。それに、クオンに申し訳ない気持ちもあった。お前の心がクオンに向いてることも理解してたからだ」
「クオンの名前は出さないで……。私は……。その、確かめていいですか?」
「確かめるって、何をだ?」
「私がタクマを愛しているか、確かめたいんです」
難儀な性格だな……。
「キスでもするか?」
「それはまだ恥ずかしいです。なので、ちょっと失礼しますね」
ミイナが俺のズボンを脱がす。何をしてるんだこの聖女は……。
「誤解しないでください。私も初めてです。でも、前にネリスがあなたにしていたのを見たので……ん……レロ」
し、信じられない。
ミイナがペニスを掴み、口に含んだ。
そのまま竿を扱いている。
唾液でベトベトにしながら、おっかなびっくり舐めている。
「歯を当てないように……しゃぶってくれ」
俺の最低なお願いに、ミイナは何も言わずに行動で示す。
ヌルヌルと口内に入れたミイナは、ゆっくりと頭を振り始めた。
「レロ……ん……ん……ちゅ……じゅりゅりゅりゅ」
暖かくて最高だ……。
あのミイナが下品な音を立ててチンポ汁を吸ってる。
ミイナにさせているという現実が、あまりに倒錯的で堪らなくなる。
俺はついに我慢できなくなって、ミイナの頭を掴んだ。そして、自分のペースでペニスをしごき始めた。
「んっ……んっ……ん~~~~ッ!」
「気持ちいい……」
「レロ……レロォ」
ミイナが苦しくなって鼻で息をしている。
涙目で睨まれるが、もう出さないと落ち着くこともできない。
ミイナは早くイかせて楽になりたかったのか、俺の腰の動きに合わせて口をすぼめ、チュポチュポと音を立てながら口マンコの締めつけを良くした。息の合ったプレイが続き、俺はグチュグチュと卑猥な音を立てるミイナの口内で達した……。
「ん……ん……ん……ふぁ……はぁ」
ミイナは俯きながら手で口元を隠し、全て飲み込んだ。
「ん……。こんなに酷いことをされても不快感はなかったです。また試していいですか?」
冗談だろ? 立ち上がったミイナを抱きしめ、口づけをした。
行為して間もない、口もゆすいでいないミイナを奪う。
「あ……。う、好きです」
「俺も、愛してる。ミイナのことが好きだ」
ミイナが恥ずかしそうに俺の首に顔を伏せた。
「なんだ?」
残党を全て始末し、ようやく手が空いたところでミイナに捕まった。
帰って仮眠を取る前に話をしたいようだ。
「メナンドの持っていた黄金の果実ですが、実は以前に一度、見かけたことがあるんです」
「なんだと?」
ミイナを連れて人気のない森の方へ移動する。
「見かけたと言っても実物を見たわけではありません。ただ、教会の目録に含まれていました。半年前、クオン達と旅に出るにあたって役立ちそうなものがないか確認作業をしていたのですが、そのなかにラッキーシードというものがありました」
「あれ程の価値あるアイテムをあんな奴に渡すとは……」
俺の手に渡っていれば有効活用できたのにな……。
過ぎたことを後悔しても仕方ないが。
「ありがとう。貴重な情報を聞けた」
「教会も一枚岩ではありませんので。勇者を快く思わない者がいるのかもしれません」
「そんなことを言っていいのか?」
「分かりませんが、事実のようですから」
頭のなかで下手人の名を思い浮かべる。
「実は、皆には言ってないが……」
言おうか迷う。しかし、ミイナは信頼できる仲間だ。
話してしまった方がいいだろう。
「俺には、『鑑定』という力があるんだ」
「それは、勇者の特技なのでしょうか?」
「分からないが、俺がこっちの世界に渡ってきた時に得た力だ。この鑑定の力はマジックアイテムの効果を調べたりできるんだが、それ以外にも人間に使用することで、何か重大な情報を持っていると分かるようになるんだ」
「え……?」
ミイナが何故か顔を赤らめている。
「では、その……バレていたということでしょうか?」
「ん? ああ、まあな」
メナンドに俺の暗殺を命じた下手人については既に分かっている。
「そうでしたか。誤解しないで欲しいのですが、私のことを情のない女だと思わないでください。ただ、一緒に旅をするなかで、タクマの知らなかった一面を知る度に、私は……」
ん……?
「気づけばクオンとタクマを比べなくなっていました。ただ、これが恋心かどうかは、私もまだ分かってないんです。だから、その」
「何でいきなり告白してるんだ?」
「えっ……」
親切心で止めてやる。
「ああ、いくら俺でも無意味に仲間のことを鑑定したりはしないぞ。頭の中を覗かれて気分がいいはずがないからな」
「……っ! タクマっていつもそうですね! 私のこと何だと思ってるんですか!?」
「勝手について来てる聖女だと思ってるが……」
「ひどい! 私は勇者様に尽くす為に生まれてきたのに……!」
「それはお前が洗脳されてるだけだろ。別に他の生き方だって出来るのに大司教に操られてるだけだ」
「…………ッ!?」
前から言いたかったことを言えてスッキリした。
「一応伝えておくが、俺はミイナのことを信用してる。この『鑑定』のことは誰にも話してないんだ。話すと警戒されるからな」
「私にだけ……」
「聖女だから信頼してるんじゃない。ミイナだから、信頼して話したんだ。村で俺の為に怒ってくれたこと、嬉しかった。俺やカナミの為に怒ってくれた他人はミイナが初めてだった」
ミイナに近づき、その肩に手を乗せる。
「女として見ろっていうことならそうする。だけど、そうなったら俺は我慢できなくなる。ミイナを……抱きたくなるからな。だから、仲間として見てきたんだ。それに、クオンに申し訳ない気持ちもあった。お前の心がクオンに向いてることも理解してたからだ」
「クオンの名前は出さないで……。私は……。その、確かめていいですか?」
「確かめるって、何をだ?」
「私がタクマを愛しているか、確かめたいんです」
難儀な性格だな……。
「キスでもするか?」
「それはまだ恥ずかしいです。なので、ちょっと失礼しますね」
ミイナが俺のズボンを脱がす。何をしてるんだこの聖女は……。
「誤解しないでください。私も初めてです。でも、前にネリスがあなたにしていたのを見たので……ん……レロ」
し、信じられない。
ミイナがペニスを掴み、口に含んだ。
そのまま竿を扱いている。
唾液でベトベトにしながら、おっかなびっくり舐めている。
「歯を当てないように……しゃぶってくれ」
俺の最低なお願いに、ミイナは何も言わずに行動で示す。
ヌルヌルと口内に入れたミイナは、ゆっくりと頭を振り始めた。
「レロ……ん……ん……ちゅ……じゅりゅりゅりゅ」
暖かくて最高だ……。
あのミイナが下品な音を立ててチンポ汁を吸ってる。
ミイナにさせているという現実が、あまりに倒錯的で堪らなくなる。
俺はついに我慢できなくなって、ミイナの頭を掴んだ。そして、自分のペースでペニスをしごき始めた。
「んっ……んっ……ん~~~~ッ!」
「気持ちいい……」
「レロ……レロォ」
ミイナが苦しくなって鼻で息をしている。
涙目で睨まれるが、もう出さないと落ち着くこともできない。
ミイナは早くイかせて楽になりたかったのか、俺の腰の動きに合わせて口をすぼめ、チュポチュポと音を立てながら口マンコの締めつけを良くした。息の合ったプレイが続き、俺はグチュグチュと卑猥な音を立てるミイナの口内で達した……。
「ん……ん……ん……ふぁ……はぁ」
ミイナは俯きながら手で口元を隠し、全て飲み込んだ。
「ん……。こんなに酷いことをされても不快感はなかったです。また試していいですか?」
冗談だろ? 立ち上がったミイナを抱きしめ、口づけをした。
行為して間もない、口もゆすいでいないミイナを奪う。
「あ……。う、好きです」
「俺も、愛してる。ミイナのことが好きだ」
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