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21 解放
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「ちゃっかり水の魔剣は回収したんだな」
「まあな。クオンにくれてやる理由もない」
それに、あるクエストで『二刀流』のスキルを手に入れると、剣を二つ装備できるようになるからな。水の魔剣の能力は便利だし、手放すつもりはない。
「……クオン」
話に名前が出てきただけで、聖女は考え込むようにしている。
心ここにあらずといった様子だ。
まだ元勇者との別離が響いているらしい。
とはいえ、俺としては何をしてやるつもりもない。
彼女が自分の意思で勝手についてきただけだからな。
俺が心を砕く理由はない。
俺達はクオンと遭遇した場所を離れ、王都の目の前まで来た。
小国だから移動に時間が掛からないのは利点だ。
堂々とした足取りで王都の門へ向かうと、聖女に視線が集まった。
どうやら顔が売れてるらしい。
「失礼ですが、聖女様では? 勇者殿と旅立ったと聞きましたが……」
衛兵に尋ねられる。
ミイナは哀しげに答えた。
「実は聖剣がこの方を勇者に選びました。今日からは彼が聖剣の勇者です」
「なんと、そのようなことが……」
「そういうわけで俺が今日から勇者だ。通してもらうぞ」
「あ、はい! どうぞお通りください!」
立場が変わると人の接し方も変わってくるものだ。
俺は慣れてないので愛想も振りまかずに通ってしまった。
「一度教会へ向かいたいのですが……」
「困ったな。俺達も急ぎの用件があるんだが」
「では用事が済んだら教会へ向かっていただけますか?」
「そういうことなら構わない」
ひとまず冒険者ギルドへ向かう。
既に文が届いていて、俺達はギルドマスターの書斎へ通された。
これは異例なことだな。
ギルドマスターはラスクという髭の生えた大男だった。
どちらかと言えば温和そうで、話せそうな奴だとは思う。
「まずはおめでとう。そして、サルマンドのギルドマスター、ダガスから話は聞いている」
ダガス……。あの眼鏡、そんな名前だったのか。
名前も聞いてなかったな。
「セラのことも聞いている。だが、まずは報酬を渡そう。そこの木箱に詰まった金貨は全てお前達の報酬だ」
思わず生唾が出てしまう。
こんな大金、使い切れるのだろうか。
「……助かる。一人、買いたい女がいたんだ」
「お前は女ばかり連れてるのにまだ買うのか」
うるさい。放っておいて欲しい。
セラが若干気まずそうにした。ミイナは無表情のままだ。
カナミとネリスはアリシアの事情を分かっているので、特に反応もない。
「ところで本題に入る前にそちらの方ですが……聖女ミイナ様ではありませんか?」
「はい。彼が聖剣の主として認められた為、こうして傍で仕えております」
聖女の返答にラスクが目を見開いた。
「何と言うことだ。代替わりが起こるとは……。それも教会の推薦した者でなく一介の冒険者が勇者となると、荒れるぞ」
「知るか。俺が選んだわけじゃない。それよりも、セラの扱いだ。既に俺の奴隷にしてある。何か問題はあるか?」
「あるに決まってるだろう。ダイババの一味は例外なく絞首刑の予定だ。アルジャン公爵から依頼を受けた時点でそのように聞いている」
「こいつはダイババの妹だ。ただの身内まで死刑台に送るつもりか?」
「ここまでの大悪党となると連座制でもおかしくはあるまい」
「連座制は貴族や王族に楯突いた連中に課せられる罪だろう。王子の人気取りにこいつを巻き込む必要はないはずだ」
「お前の考えは分かった……。無駄だと思うが、依頼人には俺から話しておこう」
「勇者が決めたと伝えろ。俺は神に選ばれた勇者。いわば神の代理人だ。神が俺から聖剣を取り上げない限り、俺の言葉は絶対的に正しいと理解しろ」
「あ、ああ……」
言いたい放題言ってギルマスの部屋を出た。
「堂々としてますね」
「次は奴隷商のところへ向かう」
他の女達は俺の振る舞いに慣れているが、ミイナはいちいち驚いている。
義務を果たしたんだから権利を要求するのは当然のことだと思うんだが。
俺達は奴隷市場へ向かい、商人と再会した。
細目のデブ、コマネシオンは健在だ。
しかし、アリシアの姿が見当たらない。
まさか売り飛ばしたんじゃないだろうな?
「アリシアはテントの中ですよ。人目につく場所に置いておくと買わせろとうるさいですからね」
「指一本触れてないだろうな」
「それは勿論です。女などいくらでも手に入りますからな」
クズめ……。今はまだ早いが、いずれ必ず罰を与えてやる。必ずだ。
こいつは俺が最も嫌いなタイプの悪だ。
「金は用意した。すぐに買わせろ」
「承知しておりますよ」
商人と契約書を取り交わし、布切れ一枚のアリシアを預かる。
精神が擦り切れているのか、俺に肩を抱かれても何の反応もしなかった。
「おい、アリシアに何をした。反応がないぞ」
「少し魔法を使ってますが、効果は切れるでしょう」
アリシアを鑑定する。
ステータス上は問題なさそうだ。
ついでにコマネシオンも鑑定しておく。
奴隷商でありながら、戦力値は90。
実力者だ。無駄に強いらしい。
元は魔術師だったのが、落ちぶれて商人にでもなったか。
こんな奴に術を仕込んだ奴はろくでもない師匠だったに違いない。
「他の商品はよろしいので?」
テントの奥を見ると女子供が固まって怯えていた。
知らない顔だから、俺の村以外から連れてきたのだろう。
身なりの良くない少女もいる一方、十八くらいの貴族と見まごうような娘もいる。
俺が見ていることに気づくと、令嬢らしい娘は幼い少女を庇うように抱いた。
なかなか勇気のある娘だ。ただ、その娘を見てコマネシオンがニヤついたのが気になった。
「ああいう娘は高く売れるのですよ。簡単に壊れませんからねぇ。ですが、最後は泣いて許しを乞うのです。どうか暴力はやめてくださいと」
「てめえ……」
思わずコマネシオンの肩を掴む。
「い、いひ、冗談ですよ。お安くしておきますよ?」
「幾らだ。答えろ」
「300枚……」
「違う。全員まとめてだ」
俺の返答にコマネシオンが身震いした。
上客だと判断したのだろう。
「特別価格。五人まとめて、金貨700枚でいかがでしょう。アリシアと並ぶ程の上等な娘達ですよ? そして何より生娘ですからね。まあ小さいのもいるので当然という意見もあるでしょうが将来性が――」
「金はある。全員連れ帰るぞ」
「ちょっと、兄さん……あ、何でもありません」
俺の目を見たカナミが引き下がる。
この世で俺が最も嫌いなことが、望まぬ奴隷だ。
何の悪事も働いてないのに拉致して商品にするなど、許せるものじゃない。
俺は保護した六人を今夜泊まる予定だった宿へ連れていった。
幼い姉妹や年頃の娘など、誰も彼も怯えた目で俺を見ている。
奴隷契約の効力で逃走や抵抗はできないが、もしそうでなかったら全員逃げ出していたに違いない。
俺が男というだけで彼女達は俺を信用できないようだった。
「皆、大丈夫よ。彼は無理やり女を抱くような人じゃないから」
セラが気を利かせて声をかけている。
兄が多くの奴隷売買に関わっていたこともある。
思うところもあるだろう。
まだ信用されたわけではないが、宿で食事と着替えを準備したおかげで、多少の安心は得られた様子だった。
俺は六人の世話を女達に任せて、ミイナと教会へ向かうことにした。
「まあな。クオンにくれてやる理由もない」
それに、あるクエストで『二刀流』のスキルを手に入れると、剣を二つ装備できるようになるからな。水の魔剣の能力は便利だし、手放すつもりはない。
「……クオン」
話に名前が出てきただけで、聖女は考え込むようにしている。
心ここにあらずといった様子だ。
まだ元勇者との別離が響いているらしい。
とはいえ、俺としては何をしてやるつもりもない。
彼女が自分の意思で勝手についてきただけだからな。
俺が心を砕く理由はない。
俺達はクオンと遭遇した場所を離れ、王都の目の前まで来た。
小国だから移動に時間が掛からないのは利点だ。
堂々とした足取りで王都の門へ向かうと、聖女に視線が集まった。
どうやら顔が売れてるらしい。
「失礼ですが、聖女様では? 勇者殿と旅立ったと聞きましたが……」
衛兵に尋ねられる。
ミイナは哀しげに答えた。
「実は聖剣がこの方を勇者に選びました。今日からは彼が聖剣の勇者です」
「なんと、そのようなことが……」
「そういうわけで俺が今日から勇者だ。通してもらうぞ」
「あ、はい! どうぞお通りください!」
立場が変わると人の接し方も変わってくるものだ。
俺は慣れてないので愛想も振りまかずに通ってしまった。
「一度教会へ向かいたいのですが……」
「困ったな。俺達も急ぎの用件があるんだが」
「では用事が済んだら教会へ向かっていただけますか?」
「そういうことなら構わない」
ひとまず冒険者ギルドへ向かう。
既に文が届いていて、俺達はギルドマスターの書斎へ通された。
これは異例なことだな。
ギルドマスターはラスクという髭の生えた大男だった。
どちらかと言えば温和そうで、話せそうな奴だとは思う。
「まずはおめでとう。そして、サルマンドのギルドマスター、ダガスから話は聞いている」
ダガス……。あの眼鏡、そんな名前だったのか。
名前も聞いてなかったな。
「セラのことも聞いている。だが、まずは報酬を渡そう。そこの木箱に詰まった金貨は全てお前達の報酬だ」
思わず生唾が出てしまう。
こんな大金、使い切れるのだろうか。
「……助かる。一人、買いたい女がいたんだ」
「お前は女ばかり連れてるのにまだ買うのか」
うるさい。放っておいて欲しい。
セラが若干気まずそうにした。ミイナは無表情のままだ。
カナミとネリスはアリシアの事情を分かっているので、特に反応もない。
「ところで本題に入る前にそちらの方ですが……聖女ミイナ様ではありませんか?」
「はい。彼が聖剣の主として認められた為、こうして傍で仕えております」
聖女の返答にラスクが目を見開いた。
「何と言うことだ。代替わりが起こるとは……。それも教会の推薦した者でなく一介の冒険者が勇者となると、荒れるぞ」
「知るか。俺が選んだわけじゃない。それよりも、セラの扱いだ。既に俺の奴隷にしてある。何か問題はあるか?」
「あるに決まってるだろう。ダイババの一味は例外なく絞首刑の予定だ。アルジャン公爵から依頼を受けた時点でそのように聞いている」
「こいつはダイババの妹だ。ただの身内まで死刑台に送るつもりか?」
「ここまでの大悪党となると連座制でもおかしくはあるまい」
「連座制は貴族や王族に楯突いた連中に課せられる罪だろう。王子の人気取りにこいつを巻き込む必要はないはずだ」
「お前の考えは分かった……。無駄だと思うが、依頼人には俺から話しておこう」
「勇者が決めたと伝えろ。俺は神に選ばれた勇者。いわば神の代理人だ。神が俺から聖剣を取り上げない限り、俺の言葉は絶対的に正しいと理解しろ」
「あ、ああ……」
言いたい放題言ってギルマスの部屋を出た。
「堂々としてますね」
「次は奴隷商のところへ向かう」
他の女達は俺の振る舞いに慣れているが、ミイナはいちいち驚いている。
義務を果たしたんだから権利を要求するのは当然のことだと思うんだが。
俺達は奴隷市場へ向かい、商人と再会した。
細目のデブ、コマネシオンは健在だ。
しかし、アリシアの姿が見当たらない。
まさか売り飛ばしたんじゃないだろうな?
「アリシアはテントの中ですよ。人目につく場所に置いておくと買わせろとうるさいですからね」
「指一本触れてないだろうな」
「それは勿論です。女などいくらでも手に入りますからな」
クズめ……。今はまだ早いが、いずれ必ず罰を与えてやる。必ずだ。
こいつは俺が最も嫌いなタイプの悪だ。
「金は用意した。すぐに買わせろ」
「承知しておりますよ」
商人と契約書を取り交わし、布切れ一枚のアリシアを預かる。
精神が擦り切れているのか、俺に肩を抱かれても何の反応もしなかった。
「おい、アリシアに何をした。反応がないぞ」
「少し魔法を使ってますが、効果は切れるでしょう」
アリシアを鑑定する。
ステータス上は問題なさそうだ。
ついでにコマネシオンも鑑定しておく。
奴隷商でありながら、戦力値は90。
実力者だ。無駄に強いらしい。
元は魔術師だったのが、落ちぶれて商人にでもなったか。
こんな奴に術を仕込んだ奴はろくでもない師匠だったに違いない。
「他の商品はよろしいので?」
テントの奥を見ると女子供が固まって怯えていた。
知らない顔だから、俺の村以外から連れてきたのだろう。
身なりの良くない少女もいる一方、十八くらいの貴族と見まごうような娘もいる。
俺が見ていることに気づくと、令嬢らしい娘は幼い少女を庇うように抱いた。
なかなか勇気のある娘だ。ただ、その娘を見てコマネシオンがニヤついたのが気になった。
「ああいう娘は高く売れるのですよ。簡単に壊れませんからねぇ。ですが、最後は泣いて許しを乞うのです。どうか暴力はやめてくださいと」
「てめえ……」
思わずコマネシオンの肩を掴む。
「い、いひ、冗談ですよ。お安くしておきますよ?」
「幾らだ。答えろ」
「300枚……」
「違う。全員まとめてだ」
俺の返答にコマネシオンが身震いした。
上客だと判断したのだろう。
「特別価格。五人まとめて、金貨700枚でいかがでしょう。アリシアと並ぶ程の上等な娘達ですよ? そして何より生娘ですからね。まあ小さいのもいるので当然という意見もあるでしょうが将来性が――」
「金はある。全員連れ帰るぞ」
「ちょっと、兄さん……あ、何でもありません」
俺の目を見たカナミが引き下がる。
この世で俺が最も嫌いなことが、望まぬ奴隷だ。
何の悪事も働いてないのに拉致して商品にするなど、許せるものじゃない。
俺は保護した六人を今夜泊まる予定だった宿へ連れていった。
幼い姉妹や年頃の娘など、誰も彼も怯えた目で俺を見ている。
奴隷契約の効力で逃走や抵抗はできないが、もしそうでなかったら全員逃げ出していたに違いない。
俺が男というだけで彼女達は俺を信用できないようだった。
「皆、大丈夫よ。彼は無理やり女を抱くような人じゃないから」
セラが気を利かせて声をかけている。
兄が多くの奴隷売買に関わっていたこともある。
思うところもあるだろう。
まだ信用されたわけではないが、宿で食事と着替えを準備したおかげで、多少の安心は得られた様子だった。
俺は六人の世話を女達に任せて、ミイナと教会へ向かうことにした。
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