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6 愛情

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 ネリスの住処を訪ねると、彼女は不機嫌そうな顔をした。
 最近会えていなかったからだろう。

(無事で良かった)

 彼女を『鑑定』してステータスを見ると、俺以外の男とは関係を持っていないようだった。
 俺が王都に来てない間も、一途に愛してくれてたんだろうな。

「なんだよ。ご無沙汰じゃんか」
「久しぶりに顔を見に来た。ギルドとは上手くやれてるか?」
「タクマがくれた情報を売って何とかやれてるよ」

 ゲーム知識を彼女には共有しているからな。
 インターネットなんかないこの世界では、どの魔物がどういう弱点を持っているか、なんて情報が高値で売れたりする。
 俺は王都で妹を養う為に時々仕事をもらう傍ら、ネリスにもゲーム知識を共有してそれを売るようアドバイスを行っていた。俺はネリスから情報料を取らない代わりに、小さな身体で奉仕してもらったりしていた。

 今では会ったらセックスをするのが当然になってしまっており、爛れた関係のネリスは俺を見ただけで準備を始めてくれた。

「メシは食ってきたのか?」
「先にネリスをいただきたいな」
「ほんと好きだよな。四つも下の女で起つとかヤバくね?」

 あいかわらずの貧乳、十代半ばでまだ育ち盛りのネリスだが、その未成熟な果実が俺には堪らない。

「その、セックスする前に聞きたいんだけどさ」
「ん?」
「いつまでこういう関係続けるんだ?」

 唐突だな。しかし、こういう関係が当たり前になってから幾つも時間が過ぎた。

「嫌か? だったら辞めるが」
「そういうんじゃないけど……。結婚とかさ。考えてるのかなって」

 何かを欲しがるようにネリスは俺の手を掴む。
 意を決した表情は、俺に何かを期待しているようでもあった。

 ようするに、ネリスは遠回しにプロポーズを迫ってるんだろう。

「お前を俺だけのモノにしたいが、俺は村での生活があるんだ。今はまだ離れられない」
「じゃあ、あたしが村に嫁ぐよ。そうしたら問題ないか?」
「少し考えさせてくれ」
「うん……んっ」

 自制するつもりだったが、ネリスの愛情が嬉しすぎた。
 俺は彼女の華奢な肩を掴んでキスをする。
 小柄なネリスに上を向かせて、唾液を流すようなキスをする。
 ジタバタしていたネリスをベッドにお姫様抱っこで連れていって、粗末な服を脱がせた。

 そして、俺好みにする為に買ってきた紐でツインテールにする。
 ロリはツインテールに限る。これは俺にとって譲れない一線だ。

「ちょ、急すぎるって……。ちゃんと話をしてくれよ。久しぶりに会ったのにこんなんじゃ……」

 ネリスが涙目になってる。
 これはよくないな……。
 セックスはしたいが無理やり楽しみたいわけじゃない。

 この世界で強姦は重罪だ。証言だけでも状況証拠があれば死罪は固い。
 たがそんなこと以前に、ネリスを泣かせたいとは思わない。

 俺は泣きそうなネリスの頭を抱いて謝罪した。

「ごめんな。久しぶりにネリスに会えて我慢できなかった。ずっと会いたかったんだ。ちゃんと話さないのは俺の悪い癖だな。ネリスが安心できるまで話そうか」

 俺の言葉に安堵して、ネリスがさらに泣きじゃくってしまった。

(……結婚か)

 そりゃ、したいよな。
 活発でツインテールが似合う可愛いネリス。
 抱いてると暖かい気持ちになるし、俺にとっては大事な女だ。

 もうあと数年したら結婚を考えても良いと思っていたが、間の悪いことに妹に告白されたばかりなんだよな。
 とはいえ、ネリスを諦める気持ちは微塵もない。
 迷っていると、ネリスがさらに訴えてきた。

「ずっと傍にいてくれよ。あたし、最近変な奴に目つけられて、こないだレイプされそうになったんだ。お酒飲もうって、強引に腕を掴まれたりして、あたしまだ子供なのにさ」
「何だって?」
「本当だよ。だから、傍に置いて欲しいんだ。怖いよタクマ。あたし、タクマ以外としたくない」
「俺だってお前が他の男とセックスするなんて我慢できない。ネリスは俺の女なんだ」
「あっ」

 強く抱いたらネリスが鳴いた。ああ、こいつ可愛いよな。
 手垢がつくほど抱いてきたロリを他の男に取られるなんて我慢ならない。
 愛着だってあるし、愛情だってある。

「じゃあ、俺のところにくるか? しかし、俺とお前だと年齢差があるよな。せめてネリスがもう少し年を重ねてくれるとありがたいんだが」

 この世界では平均寿命の短さから、結婚適齢期も早くなっている。
 とはいえ、年齢差があるとどうしても白い目では見られる。
 どうしたものかと思っていると、ネリスが決断してくれた。

「あたし、タクマの言いたいこと分かるよ。恋人じゃないフリをして欲しいってことだろ?」
「いや、お前に負担を掛ける訳にはいかない。素直に話すさ」
「いいんだよ。タクマがいつも真剣にあたしのこと考えてくれてるのは分かってるんだ。冒険者をして稼いだお金もくれたりしてさ。お陰で助かったんだ」

 素直に感謝してて可愛いな。
 ネリスを援助することなど俺にとっては当然だったんだが。

「ネリス、すまないがもう限界だ。一度抱いていいか?」
「しょうがないな。いっぱいあたしで気持ちよくなってくれよ」

 小柄なネリスを抱き抱える。胸も薄いし身体は小さいが、最高に気持ちいいんだよな。
 それに背徳感でゾクゾクする。

 俺は丁寧に準備をしてネリスを裸にすると、ベッドに組み伏せて小さな裂け目にペニスを当てがった。

「き、来てくれ」

 言われるまでもない。
 ネリスにたっぷりと口づけをしてから、モノを入れる。
 軽く腰を入れるだけでネリスは一杯になり、可愛い声で鳴いた。

「うあ……もう一杯だよぉ」
「ネリス……ッ」

 全て収まりきらないくらいの穴だが、締め付けがよく腰が震えそうだ。
 身をよじるネリスに興奮しながら、奥の部屋をノックする。
 ネリスの脚を掴んで深々と出し入れするが、軽すぎて全然持ち上げるのが辛くない。

「あっあっ! タクマ! もう入んないって!」
「可愛いな」

 彼女に逃げ場はない。
 ゴリゴリと膣を圧迫しながら、射精感がこみ上げてきたのでピストンを早める。
 彼女の小さな壺からとめどなく愛液が垂れ、何とか俺のピストンに耐えようとしている。
 しかし、ネリスは俺がピストンを加速させると軽くイってしまいあっさり降伏した。

「う゛う゛う゛……。止まってタクマ……あ、あたし、イったからぁ」
「何だって?」

 これからがイイ所なんだ。

「あと少し耐えてくれ」
「あ゛あ゛あ゛あ゛」

 イッてる影響か締まりが更に増した。
 俺は早くイク為にパンパンと音がするほどネリスの中で出し入れした。
 ネリスが俺にしがみついてる。
 彼女の爪が俺の腕に食い込んだが、それよりも締まりの良さに意識が向いてしまう。

 深く早く挿して俺が限界を迎えるのと、ネリスの腰が浮いて痙攣するのは同時だった。
 小さな穴から大量に子種が零れてきた。
 白濁液を出しすぎてネリスがお漏らしをしたみたいだ。

「最高だったぞ」
「ん、タクマぁ」 

 甘えてくるネリスと抱き合うと安心する。
 やっぱりネリスは最高だな。

 そうして最高の時間を楽しんだ俺は、約束通りネリスを宿に連れていくことにした。

 言い訳は……そうだな。

 路地で乱暴されかけてたから連れてきた。
 可哀想だから保護したってところでいいかな。

「あたしのこと、逃げてきた奴隷ってことにしていいよ?」
「いいのか?」
「三年は我慢する。その代わり、三年経ったら奥さんにしてくれよな」
「ああ、もちろんだ。じゃあ、疑われた時の為に書類を作っていいか?」
「うん。なんだか恥ずかしいな。あたし、タクマの奴隷になっちゃうんだ」
「一応言っておくが、俺以外の奴隷になったりしたら大変な目に遭うんだからな? あまり軽く考えるなよ? もちろん、俺はネリスを大事に扱うが」
「分かってるよ。心配してくれてありがとう。タクマ、優しいな」

 ちょっと頭が残念すぎないか……?

 奴隷契約にあっさりサインするとか、俺も大概クズだけど捕まったのが俺で良かったな。
 他の男に騙されてたら玩具にされて売られてたかもしれないぞ。

 俺はネリスを奴隷にすると共に、結婚の約束をした。
 奴隷契約のサインも済ませて、これで俺はネリスを永遠に傍に置けるようになった。

 無論、泣かせるつもりはないからハーレムを目指すつもりだ。一夫多妻なんて貴族にさえなれば珍しくもないしな。

 第一夫人は妹のカナミで、第二夫人をネリスにする。うん、悪くなさそうだ。

 しかし、恋は盲目とは言うがネリスがここまでとは。
 なるべく浮ついた気持ちを継続させた方が良さそうだ。
 今日は久しぶりの再会で夢を見ているが、冷静になったネリスが俺を訴えたりしたら困る。

 俺は寝床を出る前にもう一度ネリスを抱くことにした。
 たっぷりと愛撫して本気でイカせて、とにかく考える暇を与えないようにしたかった。

 やっぱり奴隷はなしとか言い出したら困る。
 俺はネリスと一緒にいたいんだ。

 今後は三人での生活になるが、ネリスのことは大事にしよう。少しでも不審がられたら駄目だ。

(……面倒なことを抱えてしまったかもしれないな)

 かといってネリスを手放すのも怖いから、頑張って三人での生活を成立させようと思った。

 結果から言うとこれは大失敗することになるのだが、この時の俺は本気で薔薇色の未来を夢見ていた。
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