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丸芋とツノウサギのシチュー(1)
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今日のアナはご機嫌だった。
なぜなら待ちに待った給料日だからだ。
朝から母屋の侍女長の元に行き給料袋を受け取ると、ポケットに手を突っ込み、そのまま異空間倉庫に入れた。
傍目にはポケットにしまっただけに見えるだろう。
絶対に取られない安全な場所にしまうと、ついでに厨房に立ち寄って1週間分の食料をもらう。
季節はもうじき、秋から冬へと移り変わる。
この時期は収穫できる作物の種類が少ない。受け取った籠の中には葉物野菜は無く、芋類が目立つ。
(――というか、芋しかないんだけど…)
甘芋ならともかく、丸芋――アナはじゃがいもと認識している――しかない。それも小粒ばかり。
仕方ないので、近くに置いてあった卵と余っているパンを料理人たちに強請り、いくつか受け取る。
古株の料理長から、見習いに作らせた賄い用の卵サンドがあるからいくつか持って行けと大皿を出されたので、遠慮なく借りた小皿に乗せられるだけ頂いていく。
こっちには成長期で腹ペコのお嬢様が待っているのだ。遠慮などしない。
小皿に積み上げられたそれを見て、「いっそ大皿ごと渡せばよかったか?」と料理長は思った。
アナが戦利品を抱えて厨房を出ると、年嵩の侍女に呼び止められた。
使い古されたタオルが溜まっているので、いるなら持って行けとのこと。
アナが持っていかなければ、それらは縫い合わせて雑巾になる。
離れの屋敷では常に物資が不足しがちなので、貰えるものはゴミ以外なら何でももらう。
使い続けてゴワゴワ――いや、もはや雑巾にしか見えないタオルを使うアナからしたら、母屋で出たお下がりのタオルは柔らかく良い品だ。タオルとしてだけではなく、縫い合わせれば掛け布団やシーツにもなる。
風呂敷の要領で、大判のタオルに小さいタオルをいくつも包み、しっかりと結ぶ。
籠の上にも乗せたいところだが、籠には欲張って積み重ねた卵サンドがあるので難しい。
侍女が目を離した隙に、タオルをいくつか異空間倉庫に入れることも忘れない。
アナはタオルの塊2つを左手で掴み、右手で籠を抱えると母屋を後にした。
同じ敷地内にあるとはいえ、母屋と離れの屋敷にはそれなりに距離がある。
徒歩1、2分、といったところか。
間には手入れをされた樹木や花壇があり視界を遮るため、母屋からは離れの屋敷が直接見えないようになっている。
離れの屋敷に着くと、カナリアが玄関脇の花壇の手入れをしていた。
彼女はアナのお古のお仕着せを着ているため、一見するとただの年若い使用人だ。土いじりをしていても自然だろう。
実は花壇には花ではなく、根菜が植えられている。
少し前に屋敷の裏庭にあるアナの畑をみてカナリアが興味を示したため、カナリア専用の畑として、この花壇で野菜を育てるようになった。
花壇を使っているのは、他にちょうど良い場所がなかったためだ。
カナリアは土いじりで汚れてもいいようにお仕着せを着ている――わけではない。
彼女は離れの屋敷で暮らすようになってからの数年間、親から服をプレゼントされたことがない。
衣食住のうち、カナリアの親が彼女に提供するのは住のみだ。
衣食は、アナに頼っている。
肌着はアナが町に出て、自身の分とまとめて購入してくれたので新品だが、服はほとんど彼女のお古だ。
アナには小さくなったお仕着せが、リメイクされてカナリアの私服となる。
大半が食費に消えざるを得ないアナの給料では、古着だとしても何着も買っていられなかった。
第一優先は食事なのだ。
少しでも食生活を豊かにし、栄養のある物をカナリアに食べさせなくてはいけない。
「ただいま戻りました」
「お帰り、アナ。ずいぶんと大荷物なのね」
「はい。いつもの食材の他に、今日はタオルを手に入れてきました。家の中のものと入れ替えて、古いやつは雑巾にしましょう。それから…」
アナは籠の中をカナリアに見せる。
「賄い用の卵サンドを手に入れたので、お昼に食べましょう」
「やった!」
タオルの包みの片方をカナリアが持ち、2人仲良く屋敷に入った。
「――だいぶ寒くなってきましたね」
キッチンの隅に置かれた2人用のテーブルで、卵サンドにかぶりつくと、アナは窓の外に目をやった。
空はからりと晴れているが、漂う空気は涼しい。
「そうね…。特訓はもう充分なのに、これからの季節は寒さで野営がしにくくなるわね…」
カナリアは赤雉を撃ち落としたことで相当自信がついたらしく、水鉄砲の精度と威力がその後ぐんぐん上昇している。
何より、彼女は水鉄砲を極めれば高級食材をタダで入手できると知ってしまった。食卓を豊かにするため、カナリアは特訓に真剣に取り組んだ。
その結果、魔獣ではないが鳥や野ウサギなどを幾度となく仕留め、彼女達の栄養源になっている。
更に最近では朝晩が冷えるため、洗った髪の毛を早く乾かそうと火と風を同時に扱えるようになった。
アナ曰く「お嬢様はドライヤーを習得した」とのこと。
特訓中は安全のため野営をやめてピクニックにしていたが、水鉄砲とドライヤーを習得し、使用回数の上限を見極めることもできたので、そろそろ野営を再開しようとしていた。だが、今は野営を避けるべき季節にさしかかっている。
「長旅になることを考えたら、冬の野営も経験しておくべきだとは思いますが…。まだ防寒対策が万全ではないので、2人とも風邪で倒れることになりそうで怖いんですよね…」
「防寒対策って、何が足りていないの?」
「保温性の高い毛布と外套。それに贅沢を言うなら、暖房用の魔道具一式が欲しいですね」
「よくアナがお料理するときにやってるみたいに、焚き火をお鍋に入れて、それをテントの中に入れるのはダメなの?」
カナリアは単純に、火がそばにあれば暖かいだろうと考えた。
アナはゆるりと首を振る。
「それはとても危険です。お鍋はとても熱いですからね。もし寝返りをうったときに鍋を蹴飛ばしてしまい、テントや毛布に火が燃え移って火事になったら、2人とも大火傷です」
「う…それは怖いわね…」
「はい、とっても怖いんです。ですので、絶対にやらないでくださいね」
「わかったわ」
火事や火傷は想像できたため、カナリアは素直に頷いた。
アナにとっては煙を吸い込むことや、酸素が不足することなども心配なのだが、うまく説明出来なかったので、ひとまず置いておいた。
「――そうなると、私たちが旅に出られるのは、冬の野営の準備が出来てからじゃないとだめなのよね」
「そうですね。その方が安全だと思います」
出発を春にしたとしても、冬になるまでに気に入った町にたどり着くことは難しいだろう。
流れ着いた町で冬を越すことにしても、トラブルにより町を出て行かざるを得ない場合もあるだろうし、宿泊費が足りずに宿を追い出されることもあるかもしれない。
「魔道具っていくらするの?」
「ピンキリですが、私が欲しいタイプのものですと、最低でも20万はします」
「…それってつまりどのくらい?」
「私のお給料の、だいたい 1年分くらいです」
「わあ…」
「それから、お嬢様が美味しいと言っていた町の焼き立てパンが4000個買えます」
「よ、よんせんこ…」
「2人で毎食一個ずつ食べても、余裕で一年もちますね」
なかなか高価であることがわかった。
全く手が出せないわけではないが、簡単には買えない金額だ。
「えっと…ちなみに目標額まであとどのくらいなのかしら?」
「ようやく半分を超えたところです。この間お嬢様が仕留めてくれた赤雉の羽や内臓がとても良い値段で売れたので、かなりの収入になりました」
「そうなの?――なら、赤雉をもっと仕留められれば、早くお金を集められるってことね」
「それはそうなのですが…。魔獣を狩るのには危険が伴いますので、あまり積極的に行ってほしくはないです…」
「旅に出たら魔獣の群れと遭遇するかもしれないのだから、戦うことに慣れておいた方がいいでしょう?」
お金稼ぎにもなるし、やらなきゃ損よ!
そういってやる気を見せるカナリアは、三つ目の卵サンドを平らげた。
満足そうな顔のカナリアに対し、困った顔で考えるアナ。
カナリアの言うことはもっともなのだが、魔獣の危険性については楽観視できない。
前回はたまたま上手く行ったが、それがずっと続くとは限らない。
(でも、あまりのんびりしてはダメね。お嬢様に婚約のお話が出てくる前に、出発しないといけないわ)
カナリアの婚約が決まれば、彼女は母屋で生活することになるだろう。今までのように自由に外出することはできなくなる。
そうなる前に、どうしても出発しておかなければならない。
(婚約はお嬢様が14歳になってから…。あと4年…いえ、早めに出ることを考えて、 2年以内に準備を整える必要があるわね)
アナの給料では、貯めるのにまだまだ時間がかかる。
節約して今まで以上に生活を切り詰めるよりは、魔獣を倒して素材を売った方が効率が良いだろう。
アナは「狩れそうな魔獣を見つけたら狩る」ことを決めた。
なぜなら待ちに待った給料日だからだ。
朝から母屋の侍女長の元に行き給料袋を受け取ると、ポケットに手を突っ込み、そのまま異空間倉庫に入れた。
傍目にはポケットにしまっただけに見えるだろう。
絶対に取られない安全な場所にしまうと、ついでに厨房に立ち寄って1週間分の食料をもらう。
季節はもうじき、秋から冬へと移り変わる。
この時期は収穫できる作物の種類が少ない。受け取った籠の中には葉物野菜は無く、芋類が目立つ。
(――というか、芋しかないんだけど…)
甘芋ならともかく、丸芋――アナはじゃがいもと認識している――しかない。それも小粒ばかり。
仕方ないので、近くに置いてあった卵と余っているパンを料理人たちに強請り、いくつか受け取る。
古株の料理長から、見習いに作らせた賄い用の卵サンドがあるからいくつか持って行けと大皿を出されたので、遠慮なく借りた小皿に乗せられるだけ頂いていく。
こっちには成長期で腹ペコのお嬢様が待っているのだ。遠慮などしない。
小皿に積み上げられたそれを見て、「いっそ大皿ごと渡せばよかったか?」と料理長は思った。
アナが戦利品を抱えて厨房を出ると、年嵩の侍女に呼び止められた。
使い古されたタオルが溜まっているので、いるなら持って行けとのこと。
アナが持っていかなければ、それらは縫い合わせて雑巾になる。
離れの屋敷では常に物資が不足しがちなので、貰えるものはゴミ以外なら何でももらう。
使い続けてゴワゴワ――いや、もはや雑巾にしか見えないタオルを使うアナからしたら、母屋で出たお下がりのタオルは柔らかく良い品だ。タオルとしてだけではなく、縫い合わせれば掛け布団やシーツにもなる。
風呂敷の要領で、大判のタオルに小さいタオルをいくつも包み、しっかりと結ぶ。
籠の上にも乗せたいところだが、籠には欲張って積み重ねた卵サンドがあるので難しい。
侍女が目を離した隙に、タオルをいくつか異空間倉庫に入れることも忘れない。
アナはタオルの塊2つを左手で掴み、右手で籠を抱えると母屋を後にした。
同じ敷地内にあるとはいえ、母屋と離れの屋敷にはそれなりに距離がある。
徒歩1、2分、といったところか。
間には手入れをされた樹木や花壇があり視界を遮るため、母屋からは離れの屋敷が直接見えないようになっている。
離れの屋敷に着くと、カナリアが玄関脇の花壇の手入れをしていた。
彼女はアナのお古のお仕着せを着ているため、一見するとただの年若い使用人だ。土いじりをしていても自然だろう。
実は花壇には花ではなく、根菜が植えられている。
少し前に屋敷の裏庭にあるアナの畑をみてカナリアが興味を示したため、カナリア専用の畑として、この花壇で野菜を育てるようになった。
花壇を使っているのは、他にちょうど良い場所がなかったためだ。
カナリアは土いじりで汚れてもいいようにお仕着せを着ている――わけではない。
彼女は離れの屋敷で暮らすようになってからの数年間、親から服をプレゼントされたことがない。
衣食住のうち、カナリアの親が彼女に提供するのは住のみだ。
衣食は、アナに頼っている。
肌着はアナが町に出て、自身の分とまとめて購入してくれたので新品だが、服はほとんど彼女のお古だ。
アナには小さくなったお仕着せが、リメイクされてカナリアの私服となる。
大半が食費に消えざるを得ないアナの給料では、古着だとしても何着も買っていられなかった。
第一優先は食事なのだ。
少しでも食生活を豊かにし、栄養のある物をカナリアに食べさせなくてはいけない。
「ただいま戻りました」
「お帰り、アナ。ずいぶんと大荷物なのね」
「はい。いつもの食材の他に、今日はタオルを手に入れてきました。家の中のものと入れ替えて、古いやつは雑巾にしましょう。それから…」
アナは籠の中をカナリアに見せる。
「賄い用の卵サンドを手に入れたので、お昼に食べましょう」
「やった!」
タオルの包みの片方をカナリアが持ち、2人仲良く屋敷に入った。
「――だいぶ寒くなってきましたね」
キッチンの隅に置かれた2人用のテーブルで、卵サンドにかぶりつくと、アナは窓の外に目をやった。
空はからりと晴れているが、漂う空気は涼しい。
「そうね…。特訓はもう充分なのに、これからの季節は寒さで野営がしにくくなるわね…」
カナリアは赤雉を撃ち落としたことで相当自信がついたらしく、水鉄砲の精度と威力がその後ぐんぐん上昇している。
何より、彼女は水鉄砲を極めれば高級食材をタダで入手できると知ってしまった。食卓を豊かにするため、カナリアは特訓に真剣に取り組んだ。
その結果、魔獣ではないが鳥や野ウサギなどを幾度となく仕留め、彼女達の栄養源になっている。
更に最近では朝晩が冷えるため、洗った髪の毛を早く乾かそうと火と風を同時に扱えるようになった。
アナ曰く「お嬢様はドライヤーを習得した」とのこと。
特訓中は安全のため野営をやめてピクニックにしていたが、水鉄砲とドライヤーを習得し、使用回数の上限を見極めることもできたので、そろそろ野営を再開しようとしていた。だが、今は野営を避けるべき季節にさしかかっている。
「長旅になることを考えたら、冬の野営も経験しておくべきだとは思いますが…。まだ防寒対策が万全ではないので、2人とも風邪で倒れることになりそうで怖いんですよね…」
「防寒対策って、何が足りていないの?」
「保温性の高い毛布と外套。それに贅沢を言うなら、暖房用の魔道具一式が欲しいですね」
「よくアナがお料理するときにやってるみたいに、焚き火をお鍋に入れて、それをテントの中に入れるのはダメなの?」
カナリアは単純に、火がそばにあれば暖かいだろうと考えた。
アナはゆるりと首を振る。
「それはとても危険です。お鍋はとても熱いですからね。もし寝返りをうったときに鍋を蹴飛ばしてしまい、テントや毛布に火が燃え移って火事になったら、2人とも大火傷です」
「う…それは怖いわね…」
「はい、とっても怖いんです。ですので、絶対にやらないでくださいね」
「わかったわ」
火事や火傷は想像できたため、カナリアは素直に頷いた。
アナにとっては煙を吸い込むことや、酸素が不足することなども心配なのだが、うまく説明出来なかったので、ひとまず置いておいた。
「――そうなると、私たちが旅に出られるのは、冬の野営の準備が出来てからじゃないとだめなのよね」
「そうですね。その方が安全だと思います」
出発を春にしたとしても、冬になるまでに気に入った町にたどり着くことは難しいだろう。
流れ着いた町で冬を越すことにしても、トラブルにより町を出て行かざるを得ない場合もあるだろうし、宿泊費が足りずに宿を追い出されることもあるかもしれない。
「魔道具っていくらするの?」
「ピンキリですが、私が欲しいタイプのものですと、最低でも20万はします」
「…それってつまりどのくらい?」
「私のお給料の、だいたい 1年分くらいです」
「わあ…」
「それから、お嬢様が美味しいと言っていた町の焼き立てパンが4000個買えます」
「よ、よんせんこ…」
「2人で毎食一個ずつ食べても、余裕で一年もちますね」
なかなか高価であることがわかった。
全く手が出せないわけではないが、簡単には買えない金額だ。
「えっと…ちなみに目標額まであとどのくらいなのかしら?」
「ようやく半分を超えたところです。この間お嬢様が仕留めてくれた赤雉の羽や内臓がとても良い値段で売れたので、かなりの収入になりました」
「そうなの?――なら、赤雉をもっと仕留められれば、早くお金を集められるってことね」
「それはそうなのですが…。魔獣を狩るのには危険が伴いますので、あまり積極的に行ってほしくはないです…」
「旅に出たら魔獣の群れと遭遇するかもしれないのだから、戦うことに慣れておいた方がいいでしょう?」
お金稼ぎにもなるし、やらなきゃ損よ!
そういってやる気を見せるカナリアは、三つ目の卵サンドを平らげた。
満足そうな顔のカナリアに対し、困った顔で考えるアナ。
カナリアの言うことはもっともなのだが、魔獣の危険性については楽観視できない。
前回はたまたま上手く行ったが、それがずっと続くとは限らない。
(でも、あまりのんびりしてはダメね。お嬢様に婚約のお話が出てくる前に、出発しないといけないわ)
カナリアの婚約が決まれば、彼女は母屋で生活することになるだろう。今までのように自由に外出することはできなくなる。
そうなる前に、どうしても出発しておかなければならない。
(婚約はお嬢様が14歳になってから…。あと4年…いえ、早めに出ることを考えて、 2年以内に準備を整える必要があるわね)
アナの給料では、貯めるのにまだまだ時間がかかる。
節約して今まで以上に生活を切り詰めるよりは、魔獣を倒して素材を売った方が効率が良いだろう。
アナは「狩れそうな魔獣を見つけたら狩る」ことを決めた。
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