27 / 175
幼女編
25
しおりを挟む
椅子に座りお茶会をスタートさせる
アウラは向かい側に座る。
「宰相から領地視察に行ったと聞いて、用意したんだ」
「ありがとうございます。これ香りが凄くて美味しいですね。茶摘み楽しかったです。摘んだ茶葉をお土産で貰ったので、茶葉を使って今領地の名産品が出来ないか、実験中なのです。」
この紅茶はデネブ街の王家献上用最高級品だ。アウラが今回のお茶会用で出してくれたらしい凄く嬉しい、さすが献上品。とっても香りが良く美味しい。お父様から色々聞いてるみたい。
でも、なんちゃって緑茶まだ言わない、まだ完璧ではないから。
茶器を置いてテーブルの上を見る。一口サンドイッチやチーズが乗ったクラッカー等がある。それにしても王城のシェフ凄い!マカロンみたいなのある。一口食べ私は嬉しくなった。イチゴのマカロンだ。見た目がカラフルで目を楽しませる。
「カーナの為に美味しいお菓子を用意したんだ」
「凄く美味しいです。ありがとうございます。」
アウラも紅茶を飲んで満足そうだ。
「カーナトランプ持って来たの?」
「はい。アウラ様の手紙にあったので」
王城のメイドに預けてあったトランプをメイドに目配せをし、受け取るとテーブルに出した。
ミユキが異世界はトランプがウケる!しかもそれが大人の方がハマる。っと言ってたが子供向け。前世で言う所私達は小学校にさえ上がってない。お茶会来る前に散々考えた。
まず家で散々練習をして前世でマジシャンがマジックをする前、机の上にトランプを綺麗に重ねながら横に伸ばす。余り綺麗には広がらないがそれでも素人目に綺麗に見えるはずだ。
アウラの前でそれをやる。
「おぉー!カーナこれ凄い!」
凄い食いついてる!これでマジシャンもどきが出来れば良いんだけど、生憎知らない。
「アウラ様今日はババ抜きをしましょう。」
「ババ抜き?」
「はい。このカードを一枚づつ交互に配り、配り終わったら、まず自分のカード内で同じ数字を取り出します。それが終ったら、相手のカードを引いて同じ数字があれば抜き取ります。ババが最後の1枚残ったら負けです。」
私はカードを切って模擬1人ババ抜きをする。最後にババが残って残念そうな顔をするのも忘れない。口で説明するよりも、目の前でしてもらうと分かりやすいと思う。分かりましたか?っと聞くと、頷きながらも、アウラの目がランランとしてる。楽しそう
「説明が分かりやすかった。そうかこの遊びは心理戦だね?早速ババ抜きしよう」
「じゃあ先に私がトランプ配るので、次配るのはアウラ様がお願いします。」
「分かった!手元を見てるよ。」
トランプを切っていると、キラキラのブロンドの髪とアイスブルーの瞳が真剣に手元を見ている。そんなアウラを微笑ましく見た。弟もそんな時があり。どんどん成長していく、私を置いて、せめて前世での家族の成長した姿が見たかった。そんな考えカードを切り終わり、カードを配る。前世でしていた雑な切り方では無く、一枚一枚丁寧にトランプを置く。
「アウラ様つかぬ事をお聞きしますが、いつ隣りに来たのですか?」
「えっ今だよ?ダメだった?」
「いいえ私アウラ様のトランプが取れないので助かりました。」
隣りで美少年が微笑んでいる。美少年に負けない様に更に微笑む。なぜ来た?私が行った良かったかな?ババ抜きを不敬罪にならない程度にやらねばと、微笑みながら思っていた。
アウラは向かい側に座る。
「宰相から領地視察に行ったと聞いて、用意したんだ」
「ありがとうございます。これ香りが凄くて美味しいですね。茶摘み楽しかったです。摘んだ茶葉をお土産で貰ったので、茶葉を使って今領地の名産品が出来ないか、実験中なのです。」
この紅茶はデネブ街の王家献上用最高級品だ。アウラが今回のお茶会用で出してくれたらしい凄く嬉しい、さすが献上品。とっても香りが良く美味しい。お父様から色々聞いてるみたい。
でも、なんちゃって緑茶まだ言わない、まだ完璧ではないから。
茶器を置いてテーブルの上を見る。一口サンドイッチやチーズが乗ったクラッカー等がある。それにしても王城のシェフ凄い!マカロンみたいなのある。一口食べ私は嬉しくなった。イチゴのマカロンだ。見た目がカラフルで目を楽しませる。
「カーナの為に美味しいお菓子を用意したんだ」
「凄く美味しいです。ありがとうございます。」
アウラも紅茶を飲んで満足そうだ。
「カーナトランプ持って来たの?」
「はい。アウラ様の手紙にあったので」
王城のメイドに預けてあったトランプをメイドに目配せをし、受け取るとテーブルに出した。
ミユキが異世界はトランプがウケる!しかもそれが大人の方がハマる。っと言ってたが子供向け。前世で言う所私達は小学校にさえ上がってない。お茶会来る前に散々考えた。
まず家で散々練習をして前世でマジシャンがマジックをする前、机の上にトランプを綺麗に重ねながら横に伸ばす。余り綺麗には広がらないがそれでも素人目に綺麗に見えるはずだ。
アウラの前でそれをやる。
「おぉー!カーナこれ凄い!」
凄い食いついてる!これでマジシャンもどきが出来れば良いんだけど、生憎知らない。
「アウラ様今日はババ抜きをしましょう。」
「ババ抜き?」
「はい。このカードを一枚づつ交互に配り、配り終わったら、まず自分のカード内で同じ数字を取り出します。それが終ったら、相手のカードを引いて同じ数字があれば抜き取ります。ババが最後の1枚残ったら負けです。」
私はカードを切って模擬1人ババ抜きをする。最後にババが残って残念そうな顔をするのも忘れない。口で説明するよりも、目の前でしてもらうと分かりやすいと思う。分かりましたか?っと聞くと、頷きながらも、アウラの目がランランとしてる。楽しそう
「説明が分かりやすかった。そうかこの遊びは心理戦だね?早速ババ抜きしよう」
「じゃあ先に私がトランプ配るので、次配るのはアウラ様がお願いします。」
「分かった!手元を見てるよ。」
トランプを切っていると、キラキラのブロンドの髪とアイスブルーの瞳が真剣に手元を見ている。そんなアウラを微笑ましく見た。弟もそんな時があり。どんどん成長していく、私を置いて、せめて前世での家族の成長した姿が見たかった。そんな考えカードを切り終わり、カードを配る。前世でしていた雑な切り方では無く、一枚一枚丁寧にトランプを置く。
「アウラ様つかぬ事をお聞きしますが、いつ隣りに来たのですか?」
「えっ今だよ?ダメだった?」
「いいえ私アウラ様のトランプが取れないので助かりました。」
隣りで美少年が微笑んでいる。美少年に負けない様に更に微笑む。なぜ来た?私が行った良かったかな?ババ抜きを不敬罪にならない程度にやらねばと、微笑みながら思っていた。
0
お気に入りに追加
1,101
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ご褒美人生~転生した私の溺愛な?日常~
紅子
恋愛
魂の修行を終えた私は、ご褒美に神様から丈夫な身体をもらい最後の転生しました。公爵令嬢に生まれ落ち、素敵な仮婚約者もできました。家族や仮婚約者から溺愛されて、幸せです。ですけど、神様。私、お願いしましたよね?寿命をベッドの上で迎えるような普通の目立たない人生を送りたいと。やりすぎですよ💢神様。
毎週火・金曜日00:00に更新します。→完結済みです。毎日更新に変更します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
そんなに聖女になりたいなら、譲ってあげますよ。私は疲れたので、やめさせてもらいます。
木山楽斗
恋愛
聖女であるシャルリナ・ラーファンは、その激務に嫌気が差していた。
朝早く起きて、日中必死に働いして、夜遅くに眠る。そんな大変な生活に、彼女は耐えられくなっていたのだ。
そんな彼女の元に、フェルムーナ・エルキアードという令嬢が訪ねて来た。彼女は、聖女になりたくて仕方ないらしい。
「そんなに聖女になりたいなら、譲ってあげると言っているんです」
「なっ……正気ですか?」
「正気ですよ」
最初は懐疑的だったフェルムーナを何とか説得して、シャルリナは無事に聖女をやめることができた。
こうして、自由の身になったシャルリナは、穏やかな生活を謳歌するのだった。
※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」にも掲載しています。
※下記の関連作品を読むと、より楽しめると思います。
交換された花嫁
秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
「お姉さんなんだから我慢なさい」
お姉さんなんだから…お姉さんなんだから…
我儘で自由奔放な妹の所為で昔からそればかり言われ続けてきた。ずっと我慢してきたが。公爵令嬢のヒロインは16歳になり婚約者が妹と共に出来きたが…まさかの展開が。
「お姉様の婚約者頂戴」
妹がヒロインの婚約者を寝取ってしまい、終いには頂戴と言う始末。両親に話すが…。
「お姉さんなのだから、交換して上げなさい」
流石に婚約者を交換するのは…不味いのでは…。
結局ヒロインは妹の要求通りに婚約者を交換した。
そしてヒロインは仕方無しに嫁いで行くが、夫である第2王子にはどうやら想い人がいるらしく…。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
モブはモブらしく生きたいのですっ!
このの
恋愛
公爵令嬢のローゼリアはある日前世の記憶を思い出す
そして自分は友人が好きだった乙女ゲームのたった一文しか出てこないモブだと知る!
「私は死にたくない!そして、ヒロインちゃんの恋愛を影から見ていたい!」
死亡フラグを無事折って、身分、容姿を隠し、学園に行こう!
そんなモブライフをするはずが…?
「あれ?攻略対象者の皆様、ナゼ私の所に?」
ご都合主義です。初めての投稿なので、修正バンバンします!
感想めっちゃ募集中です!
他の作品も是非見てね!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
異世界で王城生活~陛下の隣で~
遥
恋愛
女子大生の友梨香はキャンピングカーで一人旅の途中にトラックと衝突して、谷底へ転落し死亡した。けれど、気が付けば異世界に車ごと飛ばされ王城に落ちていた。神様の計らいでキャンピングカーの内部は電気も食料も永久に賄えるられる事になった。
グランティア王国の人達は異世界人の友梨香を客人として迎え入れてくれて。なぜか保護者となった国陛下シリウスはやたらと構ってくる。一度死んだ命だもん、これからは楽しく生きさせて頂きます!
※キャンピングカー、魔石効果などなどご都合主義です。
※のんびり更新。他サイトにも投稿しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結・7話】召喚命令があったので、ちょっと出て失踪しました。妹に命令される人生は終わり。
BBやっこ
恋愛
タブロッセ伯爵家でユイスティーナは、奥様とお嬢様の言いなり。その通り。姉でありながら母は使用人の仕事をしていたために、「言うことを聞くように」と幼い私に約束させました。
しかしそれは、伯爵家が傾く前のこと。格式も高く矜持もあった家が、機能しなくなっていく様をみていた古参組の使用人は嘆いています。そんな使用人達に教育された私は、別の屋敷で過ごし働いていましたが15歳になりました。そろそろ伯爵家を出ますね。
その矢先に、残念な妹が伯爵様の指示で訪れました。どうしたのでしょうねえ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる