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幼女編
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椅子に座りお茶会をスタートさせる
アウラは向かい側に座る。
「宰相から領地視察に行ったと聞いて、用意したんだ」
「ありがとうございます。これ香りが凄くて美味しいですね。茶摘み楽しかったです。摘んだ茶葉をお土産で貰ったので、茶葉を使って今領地の名産品が出来ないか、実験中なのです。」
この紅茶はデネブ街の王家献上用最高級品だ。アウラが今回のお茶会用で出してくれたらしい凄く嬉しい、さすが献上品。とっても香りが良く美味しい。お父様から色々聞いてるみたい。
でも、なんちゃって緑茶まだ言わない、まだ完璧ではないから。
茶器を置いてテーブルの上を見る。一口サンドイッチやチーズが乗ったクラッカー等がある。それにしても王城のシェフ凄い!マカロンみたいなのある。一口食べ私は嬉しくなった。イチゴのマカロンだ。見た目がカラフルで目を楽しませる。
「カーナの為に美味しいお菓子を用意したんだ」
「凄く美味しいです。ありがとうございます。」
アウラも紅茶を飲んで満足そうだ。
「カーナトランプ持って来たの?」
「はい。アウラ様の手紙にあったので」
王城のメイドに預けてあったトランプをメイドに目配せをし、受け取るとテーブルに出した。
ミユキが異世界はトランプがウケる!しかもそれが大人の方がハマる。っと言ってたが子供向け。前世で言う所私達は小学校にさえ上がってない。お茶会来る前に散々考えた。
まず家で散々練習をして前世でマジシャンがマジックをする前、机の上にトランプを綺麗に重ねながら横に伸ばす。余り綺麗には広がらないがそれでも素人目に綺麗に見えるはずだ。
アウラの前でそれをやる。
「おぉー!カーナこれ凄い!」
凄い食いついてる!これでマジシャンもどきが出来れば良いんだけど、生憎知らない。
「アウラ様今日はババ抜きをしましょう。」
「ババ抜き?」
「はい。このカードを一枚づつ交互に配り、配り終わったら、まず自分のカード内で同じ数字を取り出します。それが終ったら、相手のカードを引いて同じ数字があれば抜き取ります。ババが最後の1枚残ったら負けです。」
私はカードを切って模擬1人ババ抜きをする。最後にババが残って残念そうな顔をするのも忘れない。口で説明するよりも、目の前でしてもらうと分かりやすいと思う。分かりましたか?っと聞くと、頷きながらも、アウラの目がランランとしてる。楽しそう
「説明が分かりやすかった。そうかこの遊びは心理戦だね?早速ババ抜きしよう」
「じゃあ先に私がトランプ配るので、次配るのはアウラ様がお願いします。」
「分かった!手元を見てるよ。」
トランプを切っていると、キラキラのブロンドの髪とアイスブルーの瞳が真剣に手元を見ている。そんなアウラを微笑ましく見た。弟もそんな時があり。どんどん成長していく、私を置いて、せめて前世での家族の成長した姿が見たかった。そんな考えカードを切り終わり、カードを配る。前世でしていた雑な切り方では無く、一枚一枚丁寧にトランプを置く。
「アウラ様つかぬ事をお聞きしますが、いつ隣りに来たのですか?」
「えっ今だよ?ダメだった?」
「いいえ私アウラ様のトランプが取れないので助かりました。」
隣りで美少年が微笑んでいる。美少年に負けない様に更に微笑む。なぜ来た?私が行った良かったかな?ババ抜きを不敬罪にならない程度にやらねばと、微笑みながら思っていた。
アウラは向かい側に座る。
「宰相から領地視察に行ったと聞いて、用意したんだ」
「ありがとうございます。これ香りが凄くて美味しいですね。茶摘み楽しかったです。摘んだ茶葉をお土産で貰ったので、茶葉を使って今領地の名産品が出来ないか、実験中なのです。」
この紅茶はデネブ街の王家献上用最高級品だ。アウラが今回のお茶会用で出してくれたらしい凄く嬉しい、さすが献上品。とっても香りが良く美味しい。お父様から色々聞いてるみたい。
でも、なんちゃって緑茶まだ言わない、まだ完璧ではないから。
茶器を置いてテーブルの上を見る。一口サンドイッチやチーズが乗ったクラッカー等がある。それにしても王城のシェフ凄い!マカロンみたいなのある。一口食べ私は嬉しくなった。イチゴのマカロンだ。見た目がカラフルで目を楽しませる。
「カーナの為に美味しいお菓子を用意したんだ」
「凄く美味しいです。ありがとうございます。」
アウラも紅茶を飲んで満足そうだ。
「カーナトランプ持って来たの?」
「はい。アウラ様の手紙にあったので」
王城のメイドに預けてあったトランプをメイドに目配せをし、受け取るとテーブルに出した。
ミユキが異世界はトランプがウケる!しかもそれが大人の方がハマる。っと言ってたが子供向け。前世で言う所私達は小学校にさえ上がってない。お茶会来る前に散々考えた。
まず家で散々練習をして前世でマジシャンがマジックをする前、机の上にトランプを綺麗に重ねながら横に伸ばす。余り綺麗には広がらないがそれでも素人目に綺麗に見えるはずだ。
アウラの前でそれをやる。
「おぉー!カーナこれ凄い!」
凄い食いついてる!これでマジシャンもどきが出来れば良いんだけど、生憎知らない。
「アウラ様今日はババ抜きをしましょう。」
「ババ抜き?」
「はい。このカードを一枚づつ交互に配り、配り終わったら、まず自分のカード内で同じ数字を取り出します。それが終ったら、相手のカードを引いて同じ数字があれば抜き取ります。ババが最後の1枚残ったら負けです。」
私はカードを切って模擬1人ババ抜きをする。最後にババが残って残念そうな顔をするのも忘れない。口で説明するよりも、目の前でしてもらうと分かりやすいと思う。分かりましたか?っと聞くと、頷きながらも、アウラの目がランランとしてる。楽しそう
「説明が分かりやすかった。そうかこの遊びは心理戦だね?早速ババ抜きしよう」
「じゃあ先に私がトランプ配るので、次配るのはアウラ様がお願いします。」
「分かった!手元を見てるよ。」
トランプを切っていると、キラキラのブロンドの髪とアイスブルーの瞳が真剣に手元を見ている。そんなアウラを微笑ましく見た。弟もそんな時があり。どんどん成長していく、私を置いて、せめて前世での家族の成長した姿が見たかった。そんな考えカードを切り終わり、カードを配る。前世でしていた雑な切り方では無く、一枚一枚丁寧にトランプを置く。
「アウラ様つかぬ事をお聞きしますが、いつ隣りに来たのですか?」
「えっ今だよ?ダメだった?」
「いいえ私アウラ様のトランプが取れないので助かりました。」
隣りで美少年が微笑んでいる。美少年に負けない様に更に微笑む。なぜ来た?私が行った良かったかな?ババ抜きを不敬罪にならない程度にやらねばと、微笑みながら思っていた。
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