26 / 175
幼女編
24
しおりを挟む
◆◇◆◇
馬車で帰って、まず自室に戻り、ロッテにお茶を入れて貰う。気持ちが落ち着いたら、ペーパーナイフで封を切り、お父様からの手紙を見ようと思ったが、読める所と読めない所がある。
ロッテに側に来てもらい、一緒に手紙を読んだ
「トゥカーナ嬢、昨日は笑ってしまいすまなかった。お茶会はとても楽しかった。次のお茶会でも、美味しいお菓子を用意する。トゥカーナ嬢と話をしている時間は楽しかった。それとトランプ楽しみにしているよ。お茶会は3日後ならどうだろうか?」
私はこれを見て、楽しかったなら良かったと思い、ロッテに教えて貰いながら、拙い字で手紙の返事を書き、すぐに手配をして出して貰った。
私はロッテに相談をした。
「カードゲームある?あったら見せて欲しいの」
「はいありますよ、少しお待ち下さい。」
ロッテが出て行き、少し考える。
そしてこの世界にもカードゲームがある。
ロッテが帰って来て。豪華な箱にカードが入っていた。この世界のカードゲームをした事は無いが、カードの大きさは前世で言う所のタロットカード位の大きさと厚さだった。混ぜにくそう。それが私の第一印象だった。
私が使う物なので、私の手よりも少し大きいサイズにして、無地のカードを作れないか聞いてみる。
「その大きさなら、庭師が作れますが何枚程作らせますか?」
「54枚欲しいわ無地のカードは明日迄にカードが出来ると嬉しいわ、誰かに絵を書いて欲しいのだけれど、」
私の前世の絵のレベルが歌うお姉さんの画伯レベルか、それ以上だ。今世は行けるのでは?と思いあのノートに絵を書いて見たが、犬を書いたはずなのに、怪獣かな?位の破壊力だった。それにお嬢様は作業してはいけないのだ!っと言い訳をする。
「では庭師にその様に言っておきます。」
ロッテはお茶を入れ替え、庭師の所へと行った。
ロッテが入れてくれた紅茶と、紅茶クッキーを食べて3日後の事を考えてた。
◇◆◇◆
あれから3日過ぎ今日はトランプを持って王太子とのお茶会だ、この3日は本当に忙しかった。まず髪。染める魔法があるらしく、しばらくはお父様に色を隠して貰う。教会の魔力検査をした後、土属性があったら学園に入る前に教えてくれるらしい。侍女も連れて行けないため自分でしなきゃいけない、
そしてトランプはロッテが帰ってた時もう無地カードを手に持っていた。
カードの4種類の絵を形だけをロッテに書いて貰い、私がお茶をゆーっくりと飲んでいる間に、ロッテに書いて貰った。ロッテ絵が上手いのね。私の絵の才能ってどこ行ったんだろ?
まぁこれで54枚のトランプが完成した。ジョーカーの絵を説明したら、アーロンそっくりだった時は笑ったが、
新しい料理と、なんちゃって緑茶の作り方を料理人に教えたり、新しい料理はマヨネーズとシーチキンだ、今回誤算だったのが兄様ハマった
「このマヨネーズ飲める!」
他家族は美味しいが飲めないと笑っていた
料理人達に兄様に出す時は余り量を作らない様に言っておくのも忘れない。この世界に聖魔法があるから、サルモネラ菌は心配は無いが、余り食べるとその味しかしなくなる。
まだ改良点はあるけど、なかなかの出来だと思う。
私が考え事をしている間に、支度も完了した。
お父様の所に行く事にする。
◆
王城に着きお父様と別れる。
前回も思ったのだけど、もう会えないと思ってるのでは?と思う位の悲しい顔をするのはやめて欲しい。私は王城のメイドに案内をされて、お茶会の場所へと案内して貰う。
◆
案内されて来たら、王太子がキラキラの笑顔で待っていた。あれ?私時間を間違えた?オロオロした私に
「楽しみにしてたから、先に来てしまったんだ」
美少年がキラキラと柔らかく笑う。私は一瞬ドキッ!とした。見とれていた。凄く魅力的に思え、王太子の歳を考える。前世の弟くらいの歳だ。
「王太子様お久しぶりです。お茶会にお呼び頂きありがとうございます。」
「トゥカーナ嬢、顔を上げて良いよ。後婚約者なんだから、僕の事はアウラと呼んで欲しいな。」
「分かりました。私の名前長いのでカーナと呼んで下さい。その・・名前は今考えたのですよ?」
私はクスクス笑い王太子改めアウラに更にニッコリ微笑んだ。
「じゃあ誰も呼んで無いんだね?他の人に呼ばせちゃダメだよ。僕とカーナとの秘密ね。」
「はい。アウラ様がそう言うなら。」
私は男の子って秘密好きだよね。と思いながらアウラにエスコートをして貰いお茶会の椅子へと座った。
馬車で帰って、まず自室に戻り、ロッテにお茶を入れて貰う。気持ちが落ち着いたら、ペーパーナイフで封を切り、お父様からの手紙を見ようと思ったが、読める所と読めない所がある。
ロッテに側に来てもらい、一緒に手紙を読んだ
「トゥカーナ嬢、昨日は笑ってしまいすまなかった。お茶会はとても楽しかった。次のお茶会でも、美味しいお菓子を用意する。トゥカーナ嬢と話をしている時間は楽しかった。それとトランプ楽しみにしているよ。お茶会は3日後ならどうだろうか?」
私はこれを見て、楽しかったなら良かったと思い、ロッテに教えて貰いながら、拙い字で手紙の返事を書き、すぐに手配をして出して貰った。
私はロッテに相談をした。
「カードゲームある?あったら見せて欲しいの」
「はいありますよ、少しお待ち下さい。」
ロッテが出て行き、少し考える。
そしてこの世界にもカードゲームがある。
ロッテが帰って来て。豪華な箱にカードが入っていた。この世界のカードゲームをした事は無いが、カードの大きさは前世で言う所のタロットカード位の大きさと厚さだった。混ぜにくそう。それが私の第一印象だった。
私が使う物なので、私の手よりも少し大きいサイズにして、無地のカードを作れないか聞いてみる。
「その大きさなら、庭師が作れますが何枚程作らせますか?」
「54枚欲しいわ無地のカードは明日迄にカードが出来ると嬉しいわ、誰かに絵を書いて欲しいのだけれど、」
私の前世の絵のレベルが歌うお姉さんの画伯レベルか、それ以上だ。今世は行けるのでは?と思いあのノートに絵を書いて見たが、犬を書いたはずなのに、怪獣かな?位の破壊力だった。それにお嬢様は作業してはいけないのだ!っと言い訳をする。
「では庭師にその様に言っておきます。」
ロッテはお茶を入れ替え、庭師の所へと行った。
ロッテが入れてくれた紅茶と、紅茶クッキーを食べて3日後の事を考えてた。
◇◆◇◆
あれから3日過ぎ今日はトランプを持って王太子とのお茶会だ、この3日は本当に忙しかった。まず髪。染める魔法があるらしく、しばらくはお父様に色を隠して貰う。教会の魔力検査をした後、土属性があったら学園に入る前に教えてくれるらしい。侍女も連れて行けないため自分でしなきゃいけない、
そしてトランプはロッテが帰ってた時もう無地カードを手に持っていた。
カードの4種類の絵を形だけをロッテに書いて貰い、私がお茶をゆーっくりと飲んでいる間に、ロッテに書いて貰った。ロッテ絵が上手いのね。私の絵の才能ってどこ行ったんだろ?
まぁこれで54枚のトランプが完成した。ジョーカーの絵を説明したら、アーロンそっくりだった時は笑ったが、
新しい料理と、なんちゃって緑茶の作り方を料理人に教えたり、新しい料理はマヨネーズとシーチキンだ、今回誤算だったのが兄様ハマった
「このマヨネーズ飲める!」
他家族は美味しいが飲めないと笑っていた
料理人達に兄様に出す時は余り量を作らない様に言っておくのも忘れない。この世界に聖魔法があるから、サルモネラ菌は心配は無いが、余り食べるとその味しかしなくなる。
まだ改良点はあるけど、なかなかの出来だと思う。
私が考え事をしている間に、支度も完了した。
お父様の所に行く事にする。
◆
王城に着きお父様と別れる。
前回も思ったのだけど、もう会えないと思ってるのでは?と思う位の悲しい顔をするのはやめて欲しい。私は王城のメイドに案内をされて、お茶会の場所へと案内して貰う。
◆
案内されて来たら、王太子がキラキラの笑顔で待っていた。あれ?私時間を間違えた?オロオロした私に
「楽しみにしてたから、先に来てしまったんだ」
美少年がキラキラと柔らかく笑う。私は一瞬ドキッ!とした。見とれていた。凄く魅力的に思え、王太子の歳を考える。前世の弟くらいの歳だ。
「王太子様お久しぶりです。お茶会にお呼び頂きありがとうございます。」
「トゥカーナ嬢、顔を上げて良いよ。後婚約者なんだから、僕の事はアウラと呼んで欲しいな。」
「分かりました。私の名前長いのでカーナと呼んで下さい。その・・名前は今考えたのですよ?」
私はクスクス笑い王太子改めアウラに更にニッコリ微笑んだ。
「じゃあ誰も呼んで無いんだね?他の人に呼ばせちゃダメだよ。僕とカーナとの秘密ね。」
「はい。アウラ様がそう言うなら。」
私は男の子って秘密好きだよね。と思いながらアウラにエスコートをして貰いお茶会の椅子へと座った。
1
お気に入りに追加
1,101
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
帰国した王子の受難
ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。
取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ご褒美人生~転生した私の溺愛な?日常~
紅子
恋愛
魂の修行を終えた私は、ご褒美に神様から丈夫な身体をもらい最後の転生しました。公爵令嬢に生まれ落ち、素敵な仮婚約者もできました。家族や仮婚約者から溺愛されて、幸せです。ですけど、神様。私、お願いしましたよね?寿命をベッドの上で迎えるような普通の目立たない人生を送りたいと。やりすぎですよ💢神様。
毎週火・金曜日00:00に更新します。→完結済みです。毎日更新に変更します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
そんなに聖女になりたいなら、譲ってあげますよ。私は疲れたので、やめさせてもらいます。
木山楽斗
恋愛
聖女であるシャルリナ・ラーファンは、その激務に嫌気が差していた。
朝早く起きて、日中必死に働いして、夜遅くに眠る。そんな大変な生活に、彼女は耐えられくなっていたのだ。
そんな彼女の元に、フェルムーナ・エルキアードという令嬢が訪ねて来た。彼女は、聖女になりたくて仕方ないらしい。
「そんなに聖女になりたいなら、譲ってあげると言っているんです」
「なっ……正気ですか?」
「正気ですよ」
最初は懐疑的だったフェルムーナを何とか説得して、シャルリナは無事に聖女をやめることができた。
こうして、自由の身になったシャルリナは、穏やかな生活を謳歌するのだった。
※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」にも掲載しています。
※下記の関連作品を読むと、より楽しめると思います。
交換された花嫁
秘密 (秘翠ミツキ)
恋愛
「お姉さんなんだから我慢なさい」
お姉さんなんだから…お姉さんなんだから…
我儘で自由奔放な妹の所為で昔からそればかり言われ続けてきた。ずっと我慢してきたが。公爵令嬢のヒロインは16歳になり婚約者が妹と共に出来きたが…まさかの展開が。
「お姉様の婚約者頂戴」
妹がヒロインの婚約者を寝取ってしまい、終いには頂戴と言う始末。両親に話すが…。
「お姉さんなのだから、交換して上げなさい」
流石に婚約者を交換するのは…不味いのでは…。
結局ヒロインは妹の要求通りに婚約者を交換した。
そしてヒロインは仕方無しに嫁いで行くが、夫である第2王子にはどうやら想い人がいるらしく…。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
モブはモブらしく生きたいのですっ!
このの
恋愛
公爵令嬢のローゼリアはある日前世の記憶を思い出す
そして自分は友人が好きだった乙女ゲームのたった一文しか出てこないモブだと知る!
「私は死にたくない!そして、ヒロインちゃんの恋愛を影から見ていたい!」
死亡フラグを無事折って、身分、容姿を隠し、学園に行こう!
そんなモブライフをするはずが…?
「あれ?攻略対象者の皆様、ナゼ私の所に?」
ご都合主義です。初めての投稿なので、修正バンバンします!
感想めっちゃ募集中です!
他の作品も是非見てね!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
異世界で王城生活~陛下の隣で~
遥
恋愛
女子大生の友梨香はキャンピングカーで一人旅の途中にトラックと衝突して、谷底へ転落し死亡した。けれど、気が付けば異世界に車ごと飛ばされ王城に落ちていた。神様の計らいでキャンピングカーの内部は電気も食料も永久に賄えるられる事になった。
グランティア王国の人達は異世界人の友梨香を客人として迎え入れてくれて。なぜか保護者となった国陛下シリウスはやたらと構ってくる。一度死んだ命だもん、これからは楽しく生きさせて頂きます!
※キャンピングカー、魔石効果などなどご都合主義です。
※のんびり更新。他サイトにも投稿しております。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結・7話】召喚命令があったので、ちょっと出て失踪しました。妹に命令される人生は終わり。
BBやっこ
恋愛
タブロッセ伯爵家でユイスティーナは、奥様とお嬢様の言いなり。その通り。姉でありながら母は使用人の仕事をしていたために、「言うことを聞くように」と幼い私に約束させました。
しかしそれは、伯爵家が傾く前のこと。格式も高く矜持もあった家が、機能しなくなっていく様をみていた古参組の使用人は嘆いています。そんな使用人達に教育された私は、別の屋敷で過ごし働いていましたが15歳になりました。そろそろ伯爵家を出ますね。
その矢先に、残念な妹が伯爵様の指示で訪れました。どうしたのでしょうねえ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる